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362 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:02:10.48 ID:UU0f1QAZ0
【けいおん×春合宿】

第1話「合宿決定」

コンサートの前座、ホームページ作り。今年に入ってから軽音部は大忙しだった
だが、今はもう3月の下旬。明日で学校も終わりである

音楽室の窓辺で、律はなんとなく外を見ていた。温かい日差しが気持ちいい

「あぁ・・・もう春か・・・」

唯が近づいてきた

「どうしたの?りっちゃん」

「春だよな・・・・」

「それは私の頭の中がってこと?」
363 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:03:09.75 ID:UU0f1QAZ0
「唯、お前の頭の中は『ギ―太でいっぱい!』だろ」

「そうだったね★テヘッ!」

と、返してみたものの、律はそのまま窓の外を見続けている

「・・・りっちゃん元気ないね」
「あたしたちもう3年になるんだぞ。3年生・・・・」

そう言って、また律は窓の外を向いてしまった
唯はテーブルに戻って行った。ムギがちょうどティータイムの用意を終えたところだった

「りっちゃん隊長!紅茶が入ったでごわす!」
「そうか・・・今行く」

ムギ、澪、唯、梓が座っているテーブルに向かって、律がふらふらと歩いてきた

「どうしたんだ・・・律らしくもない」

澪が心配そうに律の顔を覗き込む
364 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:04:46.60 ID:UU0f1QAZ0
「なぁ澪・・・・」
「なんだ律」
「・・・なんでもない」
「なんでもないことはないだろ」
「じゃぁ、抱きしめて」
「・・・・は?」
「寂しき乙女を抱いてくだされ」
「・・・ホントにどうしたんだ?」

澪だけでなく4人全員が律を不安そうに見つめていた

「もしかして5月病!?」

ムギが思いついたように口にした

「今はまだ3月ですよ、ムギ先輩」
「じゃぁ3月病か」

澪はそう言いながら律のおでこに手を当てた

「・・・熱は無いみたいだし」
「澪の手、あったかい」
「そうか、よしよし」

澪は律の頭を軽くなでてやった

「りっちゃんだけずるい~」
「はいはい」

開いていた手で澪は唯の頭もなでてやった

366 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:15:40.78 ID:3QE87zvk0
突然、律が口を開いた

「なぁ、春休みはみんな何するんだ?」
「う~ん、また新しい歌詞でも考えようかなぁ」
「とくにありせんわ」
「家でアイスいっぱい食べるぅ。あと、ギ―太とたくさん遊ぶっ」
「私も家でギターの練習でもしようかなって思ってます」

みんなの返事を聞き、律がはぁ、と息をもらした

「みんなといっしょにいたいなぁ」

しばしの沈黙が続いた。そして、その沈黙を澪の言葉が破った


「春合宿。するか」
「みおっ!愛してるっ!」

澪の言葉を聞くや否や律の目に火がともり、澪に抱きついた

「あっ、こらっ!」
「いいじゃんいいじゃん、ちょっとだけ」
367 :ギー助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/10(月) 08:18:30.75 ID:3QE87zvk0
こうして軽音部の春合宿が決まった
温かい春の陽気。その中でさっきと変らず5人はまた、うとうとしながら紅茶をすすり始めたのだっ


「ムギちゃんがいれてくれた紅茶はやっぱりおいしいや」
「そんな、照れちゃいますよ」
「あ、ミルキャラコーヒークッキーとるなよ、唯」
「ごめ~ん、じゃこれ食べちゃお」
「唯先輩!私のムギチョコ入りぱふぱふチョコパイ取らないでくださいっ」
「ぶひ~っ、あずにゃんまでっ!」
「唯先輩はお菓子食べすぎなんですよっ。もう10個も食べてるじゃないですか」
「だってぇ、食べても太らないし~」

4人が声をそろえて

「うらやましい」

と言ったのはいうまでもない