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190 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 22:10:30.31 ID:II/RIJOO0
【和のメガネ】

2回ほどのノックの後、和は音楽室のドアを開いた。

「失礼します」
「あっ!のどかちゃんっ」
「…って、ここにいるの唯だけ?」
「うん、みんなはまだ来てないよ」
「そう…じゃぁ、ちょっとお邪魔するわね」

和は音楽室に入り、唯の前に座った。

「のどかちゃん、今日も生徒会の用事?」
「えぇ、会計報告のことでちょっと来たのよ」

和は音楽室に軽音部の会計報告の提出を催促しに来たのだった。


195 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 22:14:45.84 ID:II/RIJOO0
「かいけーほうこくってなに?」
「この部活で使ってたお金のリスト…とでも言えばいいのかしら」
「よくわかんないやっ」

唯は顔を横にしてテーブルにくっつけた。
和がつぶやく。

「唯は昔から、お金のこととかには興味ないもんね」
「うん…あんまり使わないからかな」
「あら、いいことじゃない。節約してるの?」

和がカバンから何かの用紙を取り出しながら尋ねる。

「ううん。憂が買い物とか全部してくれるんだ」
「そう…」

いつもの調子で和は答えた。


202 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 22:20:46.23 ID:II/RIJOO0
ふと、唯は和のメガネに目をやった。

「そう言えば、のどかちゃんっていつもメガネだよね」
「えぇ、いつもかけてるわ」

そう言って和はメガネを外した。

「あれ、はずしちゃうの?」
「最近、デスクワークが激しくてね。結構目が疲れるのよ」

和は目薬を取りだした。
唯はじっと和の顔を見つめる。


204 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/22(土) 22:24:56.49 ID:II/RIJOO0

「なんか、メガネかけてないのどかちゃんって、新鮮…」
「あら、そう?」

そう言いながら、和は目薬を目にさした。
和は目をパチパチさせる。

「ふぅ…スッキリしたわ…って唯、何してるの」

唯は和のメガネをかけていた。

「どう、似合う~?」
「あら、中々じゃない。唯もたまにはメガネにしてみたら?」
「そうかなぁ」

その時、音楽室のドアがガチャッと開き、澪が入ってきた。
振り返る唯。思わず2人の目が合う。思わず澪が一言。

「か、かわいいな…」
「ほらね」

和がつぶやく。

「のどかちゃんの言うとおりだぁ」

唯はうれしそうに和に抱きついた。

Fin