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604 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 16:24:12.90 ID:TnxqnSvvO
今日家に帰ると、珍しく憂がいなかった。
私の部屋に行くと、机の上に書き置きがあった。
『私は純ちゃんと、梓ちゃんのお見舞いに行って来ます。お夕飯までには帰ると思うけど、もし遅くなりそうだったら連絡するね!』
そういえば、あずにゃん昨日から病気で休んでるんだった。
あずにゃん大丈夫かなあ…そうだ!私もお見舞い行ってあげよう!
私は服を着替えると、あずにゃんの家に向かった。

梓(こんな姿、誰にも見せられない…)
私は困っていた。
今の私は、どこからどう見ても猫そのもの。
いや、猫人間って言った方が正しいかも。
こんな姿で外に出るわけにもいかず、昨日から仮病を使って学校を休んでいる。
だから、そのうち誰かがお見舞いに来るんじゃないかと心配している。
憂純「こんにちわー」
梓母「いらっしゃーい。わざわざお見舞いに来てくれてありがとうね」
心配してた通りになってしまった。
どうしよう…!


605 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 16:48:22.65 ID:TnxqnSvvO
純「やっほー梓。お見舞い来てやったわよ」
憂「夏風邪ひいちゃったの?大丈夫?」
梓「うん。今は平気」
純「てかこっちむきなよ。顔見ただけでうつる病気なんてないんだし」
ふいに純が私を掴んで自分の方に転がす。
梓「あっ……」
純「えっ…梓…?」
憂「梓…ちゃん?」
見られちゃった…とうとう…。
純「あ、あははは…な、何よ、そのコスプレ。に、似合ってないわよ…」
梓「コスプレじゃないわよ…」
私は憂達に触らせて確かめさせた。
純「嘘…でしょ?」
憂(可愛い…ってそうじゃなくて!)
憂「一体どうしたの?その格好」
梓「…昨日、目が覚めたらこうなってたの…」
純「せめて、耳と尻尾だけなら、何とか誤魔化せるんだろうけど…」
そんな事を話していると、誰かが部屋に近づいてくる。
唯「あずにゃ~ん!お見舞い…来た…よ…?」
最悪だ。
まさか、唯先輩にまでこの姿を見られるなんて。
憂「お姉ちゃん…!」
純「せ、先輩…!」


608 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 17:28:18.45 ID:TnxqnSvvO
私を見つめたまま固まっている唯先輩。
ああ、そんなに見つめないで!
しばらくすると、ふらふらした足取りで唯先輩が近づいてくる。
ああ、それ以上来ないで!
唯「かわいい~!」だきっ
梓純(…はい?)
らしいといえばらしいけど…なんて呑気な…。
純「なんで順応出来んの?」
憂「あははは…」
元々、半分猫扱いだから違和感ないのかなあ…。
嬉しいような、悲しいような…。

次の日

私はあずにゃんの現状をみんなに伝える為、学校に急ぐ。
律「お~す唯、そんな急いでどしたん?」
唯「みんな、大変なの!あずにゃんがあずにゃんになっちゃったの!」
澪「いや、そのままだろそれ」
唯「あう~えっと~そうじゃなくて~…」
紬「梓ちゃんが猫になっちゃったって事かしら?」
唯「おお、それだよムギちゃん!」
律澪「はあ!?何だよそれ!?」


615 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 17:53:55.98 ID:TnxqnSvvO
律「うわあ…マジで猫だな…」
澪(意外と可愛い…)
梓「なんで来ちゃうんですか~!」シクシク
紬「だってえ、心配だったんだもの~」ニコニコ
梓「心配してたって顔じゃないです!」
今日は部活をお休みにして、みんなであずにゃんの家に来た。
澪「でも、どうしてこんな事になったんだろうな?」
律「一昨日、なんか変わった事とかなかったか?変な奴に会ったとか、変な物を拾ったとか」
梓「変わった事…ですか…」
あずにゃんはおでこに手を当てて考える。
ああ、抱きしめたいくらい可愛いけど、邪魔しちゃダメだよね。
梓「…そういえば、変な夢を見ました。みなさんが動物になってて、機械人間と戦ってる夢を…」
律「なるほど…理由は分からんけど、梓だけ夢の通りの姿になっちゃった訳か」
澪「わ、私は何の動物だったの!?」ワクワク
律「んな事聞いてどうすんだよ?」
澪「いいだろ別に!で、何だったの!?教えて梓!」ワクワク


617 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 18:23:52.23 ID:TnxqnSvvO
次の日

りっちゃんからの電話で目が覚める。
唯「おふぁ~。どしたのこんな朝早くに」
律『唯、今すぐ鏡で自分を見てみろ』
唯「ほえ?どして?」
律『いいから!見てみろって!』
なんかやけに焦ってるなあ、りっちゃん。
私はりっちゃんの言うとおり鏡を見た。
…あれ?
え~っと…。
私は目をこすっ…。
唯「てえええええ!?」
手が、いや体全部がワンちゃんになってる~!
憂「どうしたのお姉…」
私の大声に驚いた憂が駆けつけ、私の姿を見て固まる。
唯「どうしよ憂!?私ワンちゃんになっちゃったよ~!」
律『お~い、電話電話』
はっ!そうだった!
まだ電話中だった。
律『ったく、急にデカい声出すなよ…気持ちは分かるけどさ』
唯「ごめんりっちゃん。…ねえ、もしかしてりっちゃんや他のみんなも人間じゃなくなってるの?」
律『まーな。…とりあえず、この後みんなで集まろうって話になってる』
唯「えっ、でも、人に見つかったらマズいよ~」


620 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 18:49:29.12 ID:TnxqnSvvO
律『それなら心配ねーよ。ムギが車で迎えに来るってさ。』
唯「そっかぁ、とりあえずひと安心」
電話を終えて、着替えてから憂に事情を説明していると、家に黒服の人が訪ねてくる。
黒服「平沢唯様ですね?琴吹家の者です。お迎えにあがりました」
唯「じゃあ憂、行ってくるね」
憂「うん。気をつけてね。…お姉ちゃんを、お願いします」
黒服の人は頷くと、私を車まで案内する。

琴吹邸

ムギちゃんちに着いてしばらくすると、みんなもムギちゃんちの車に乗ってやって来る。
律「いや~、リムジンなんて初めて乗ったよ!やっぱなんか違うよな!」
唯「おお、りっちゃんおさるさんなんだね~!」
律「唯は犬か~。ムギが狐ってのはちょっと意外だな」
梓「でも、なんか分かる気もします…」
紬「うふふ、みんな可愛いわ~」
唯「あれ?ねえりっちゃん、澪ちゃんは?」
りっちゃんは苦笑いしながら入り口の方を指差す。


626 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 20:10:47.88 ID:TnxqnSvvO
唯「お~い澪ちゃ~ん、こっち来なよ~!」
澪「やだ!みんな絶対からかうもん!」
律「大丈夫だって!みんな似たようなもんだし、からかうわけねーだろ?むしろ組み合わせが反則だろ」
紬「そうそう。すごく可愛いわよ」
澪「そ、そうかな?」チョコチョコ
りっちゃん達に促され、澪ちゃんが入ってくる。
おお、うさちゃん…かわいい~!
私は思わず澪ちゃんに抱きつく。
珍しくあずにゃんも一緒になって抱きつく。
澪「ちょっ、2人とも!…もう!」カアア
梓「はっ!すいません、つい!」

応接間

律「さて、現在我々が置かれている状況を確認しておこう」
唯「私達みんな、朝起きたら動物になってました、りっちゃん隊長!」
梓「ここまでは、私が見た夢の通りになっちゃいましたね…」
紬「このまま行くと、私達は機械人間と戦う事になりそうね~」
澪「そんな事にならない様祈るしかないか…」


630 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/27(日) 20:41:43.94 ID:TnxqnSvvO
……?
あれ?今何か聞こえたような…。
唯「ねえねえ、今物音しなかった?」
律「え?なんも聞こえなかったぞ?」
梓「ムギ先輩の家の人なんじゃないですか?」
紬「うちの中、結構人がいるから、誰かが部屋の外を通ったんじゃないかしら」
澪「…いや、外からだよ。そうだよな、唯?」
唯「澪ちゃんも聞こえてたんだ。そうそう、なんか、機械みたいな…」
そこまで言ってから気づく。
もしかして、機械人間…!
私は澪ちゃんと顔を見合わせる。
澪ちゃんは頷いてから言う。
澪「まさか、全部梓の夢の通りになるなんてな…」
律「おいおい、2人だけで納得してないで説明しろよ!」
梓「まさか、物音の正体が機械人間…とかですか?」
紬「そのまさか…みたいですわ」
窓から外を見てムギちゃんが言う。
私達も外を見る。
するとそこには、何体もの機械人間達がうろついていた!


491 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/09/30(水) 22:53:35.74 ID:/QKlL8CzO
りっちゃんは、あずにゃんの方を向いた。
律「なあ梓」
梓「何ですか?」
律「あたしら、あいつらと戦うんだよな?」
窓の外に見える機械人間を指差して言うりっちゃん。
梓「夢の通りだとしたら、そうなりますね」
律「で、どうやって戦うんだ?」
おお、言われてみれば。
梓「……すいません、戦い方は…分からないです…」
律「マジかよ…。しかたねー、ムギ、なんか武器になるもの…」
?「必要ない。という」
突然、男の声が応接間に響く。
澪「ひっ!聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない!」
紬「誰ですか!?一体どこにいらっしゃるの!?」
みんなで部屋全体を見回しても、何かがいるようには見えない。
?「コレは失敬。という」
その声がした直後、入口の扉の一部がぐにゃりと歪み、そこにカメレオンのような姿の人物が現れる。
?「申し遅れた。自分、名は斎(いつき)。という」


109 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 22:52:06.56 ID:uFr1wUzDO
紬「武器が必要ないって、どういう事でしょうか?」
斎「うむ、説明しよう。キミ達には、動物の姿になったと同時に芽生えた『能力』がある。その『能力』が武器となるのだ。という」
律「『能力』?例えばどんな?」
斎「ふむ、そうだな。例えば…」
斎さんは近くにあるイスをあずにゃんに向けて投げ飛ばした!
梓「きゃあ!」
唯「あずにゃん危ない!」
私はとっさにイスに向けてお相撲さんの突っ張りみたいに右手を突き出した!
すると、イスは何かに突き飛ばされたように吹っ飛び、私の目の前の壁にぶつかった。
唯「ほえ?なにいまの?」
律「え~と……如来神掌?」
斎「いんや。キミのは、攻撃を飛ばす能力だ。という」
梓「攻撃を……」
澪「飛ばす?」
斎「うむ。そこから自分を、殴る素振りしてみ。という」
私はよく分からずに言われた通りにする。
え~と、斎さんに向けてパーンチ!
斎「ふべし!」
斎さんはそう叫びながら扉に叩きつけられる。


110 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 22:56:28.17 ID:uFr1wUzDO
「ぐっ……コレがあずにゃん君にイスを投げたお返しか……という」
澪「いや、自分で殴らせたんじゃないか」
律「ん~、つまり唯の能力は、遠くの相手にも攻撃出来る能力って事か」
斎「うむ、そんな感じ。という」
梓「他のみなさんはどんな能力なんですか?」
うんうん、気になる気になる!
さすがあずにゃん!ナイス質問!
斎「そんじゃ、説明するよん。という」
それから斎さんは、みんなの能力を1人ずつ説明していった。
澪ちゃんの能力は、近くにあるものを武器に変える能力。
なんか武器によって体の色も変わってた。
……『くーが』って何?
りっちゃんの能力は、小さな分身を作り出して攻撃させる能力。
だけど、りっちゃんの分身なだけあって、みんな勝手に動いちゃってた。
ていうか、まんま孫悟空じゃん。
ムギちゃんの能力は火とか風とかを操る能力。
魔法使いさんみたい!いつもいろんなお菓子を持ってくるムギちゃんにピッタリだね!


112 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 23:18:29.38 ID:uFr1wUzDO
唯「ね~ね~、あずにゃんの能力は?」
斎「正直分からん。という」
梓「分からんって!」
律「なんていい加減な……」
澪「お前が言うな」
斎「あずにゃん君の能力は、今のところ未知数。どんな能力になるかは、これからの彼女次第だ。という」
紬「つまり、この中の誰よりも強い力を秘めているって事かしら?」
斎「多分。という」
唯「いいな~あずにゃん。私にあずにゃんのパワーを分けて~!」
梓「ひゃあ!?」
私はあずにゃんに抱きつこうとしたけど、ビンタで拒否されちゃった。
う~ん、やっぱり怖いのかなあ?
梓「あ、すいません、つい」
唯「そういえば、斎さんのはどんな能力なの?」
斎「光を操る能力。姿を見えなく出来る。という」
澪「見たまんまの能力だな」
律「……うっし!」
りっちゃんはそう言って立ち上がる。
律「んじゃ早速、機械人間どもをやっつけに行こーぜ!」
斎「いんや、待ちたまえ。という」


114 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 23:50:12.77 ID:uFr1wUzDO
律「なんだよ~!せっかく人がやる気になった時に!」
紬「まあまあ、話を聞きましょう」
りっちゃんは不満そうな顔をしながら座り直す。
斎「すまんね。……そもそも、キミ達が何故動物化したのか、あいつらが何なのかってのを話しとこうと思ったんだ。という」
澪「あ、それちょっと気になってたんだよな」
斎さんは、まず機械人間達について語り出した。
斎「ヤツらの名は『ガガ』。元々は自分がいた世界の存在だ。という」
梓「という事は、斎さんやあいつらは異世界から来たって事ですか」
斎「そう言う事。……ある時から、ヤツらは異世界への侵攻を始めた。今までの世界の人間は、自分達とは違う大きな力を持っていた。という」
律「魔法とか錬金術みたいな力か?」
斎「そんな感じ。……そのお陰で、他の世界ではガガを退ける事が出来た。でも、この世界にはそういう力を持った人が極端に少なかった。という」
紬「その数少ない力を持った人が私達だった、という訳ですね」


125 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 00:15:57.99 ID:fIoYTWVyO
斎「うむ。ところが、そのままではキミ達は力を使う事が出来ない事が分かってね。それで、最も強い力を持ったあずにゃん君の夢を通じて、キミ達を動物化させたんだ。という」
澪「そういう事だったのか。でも、動物化させれば力が使えるようになるっていう保証はあったのか?」
斎「自分達の長がそう予言した。長の予言は必ず当たる。という」
律「なんでガガ達は急に異世界の侵攻なんか始めたんだ?それまでは大人しかったんだろ?」
斎「うむ……それについては、自分の世界の者達が調べてくれている。自分は、1つでも多くの世界をガガ達から守る為に戦っているんだ。という」
唯「この世界に斎さんの仲間はどれくらいいるの?」
斎「自分達は戦える者が少なくてね。自分以外はあと2人いるよ。という」
律「その2人ってどんな奴なんだ?」
斎「2人とも純粋に戦闘能力が高い。ワシ女とカラス女だ。という」
紬「両方鳥さんなんだ~」


128 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 00:52:34.90 ID:fIoYTWVyO
梓「その2人は今どこにいるんですか?」
斎「キミ達以外にも、力を持った者の存在が確認されたんで、その人達を捜しに行ってる。という」
澪「達って、何人かいるって事か?」
斎「うむ。何人かは分からんけど。という」
唯「知ってる人だといいな~」
梓(……まさか……ね)
あずにゃんは、何かを考えるような、難しい顔をする。
律「おし!話も終わったとこで、今度こそガガをやっつけにいくぞー!」
唯澪紬梓「おー!」
私達は、応接間を飛び出し、ガガのいる所へと走り出す!

一方。

憂「あれ?これ……私!?」

純「見ただけでうつる病気……あったんだ……」

聡「うおおお!なんじゃこりゃあ!」

ある家の上空
ワシ女「能力持ち、発見した。ような」

別の家の上空
カラス女「こっちも発見~。なんて」


231 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/12(月) 03:25:13.09 ID:WywZftOyO
私達は、ムギちゃんちの周りにいるガガに向かっていく。
澪ちゃんは近くにあった鉄パイプを剣に変えてガガに斬りかかる!
澪「たあああ!!」
うわお!真っ二つ!澪ちゃんすご~い!
律「負けてられっか!行くぜチビ共!」
チビ律達「おー!」
梓「私もやるです!」
りっちゃんは分身達やあずにゃんと一緒にガガの中に飛び込み、乱闘を繰り広げる!
紬「さあ、私達も攻撃しましょ!」
ムギちゃんは手のひらに炎を生み出し、ガガに向かって投げつける!
私は澪ちゃんの背後から襲いかかろうとするガガを真空張り手で吹っ飛ばす!
澪「ありがと、唯」
唯「うんたんショット!」
律「なんだそりゃ」
唯「技の名前!」
梓(なんで出した後で言うんだろう……)
そうして私達は、近くにいるガガ達を一掃した。
斎「ふむ。初めて戦う割には上出来だね。という」
澪「なんとなく戦い方が頭に浮かんで来たからかな」
律「人生は戦いの連続だからな!」
梓「どんな人生なんですか……」


232 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/12(月) 03:56:58.27 ID:WywZftOyO
そういえば、憂大丈夫かな?ガガがうちを襲ってなきゃいいけど……。
その時、りっちゃんが急に走り出した。
澪「おい律!どこに……あの方向は!」
澪ちゃんはりっちゃんの行く方を見て、りっちゃんが走り出した理由に気づいたみたい。
澪「私は律を追いかける!みんなは唯の家に行くんだ!」
梓「私も行きます!」
紬「気を付けてね!」
私達は二手に別れ、それぞれの目的地へと向かう。

唯の家

家には、憂の友人である純も来ていた。
純「憂も動物になってる……」
憂「純ちゃんも……ど、どうしてこんな事に……」
?「その件、僕から説明する。ような」
2人は声のした方を見る。
憂「あの、あなたは?」
?「僕の名は、薺(なずな)な。ような」
純「私達のこの状態について知ってる風な口振りでしたけど、早く説明してもらえますか?」
薺「了解した。ような」
薺は、憂達の身に起きた事、この世界に今起きている事を説明した。


98 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 18:23:57.25 ID:5RO8SQxuO
久しぶりに来た気がする
さて、アニマル・ウォーズの続きでも



一通り説明を終えた時、薺が何かに気づいたように顔を見上げる。
薺「ムッ!何者か、この家に接近している!ような」
そう言うと薺は、家の外に飛び出していく。
純「まさか、さっき言ってたガガってやつ!?」
憂(お姉ちゃんだと思うけどなあ…)

唯(もうちょっとで家に着くよ!憂、無事でいて!)
私とムギちゃんと斎さんは、私の家の近くまで来ていた。
そこに、鳥に似た姿をした女の人が現れ、私達の前に立ちはだかる。
薺「止まれ!この先には……」
斎「やあ薺。その様子だと、能力持ちを見つけたようだね。という」
薺「斎!……という事は、その子達、先に目覚めた能力持ち?」
斎「そう言う事。という」

一方

あたしは全速力で自分ちを目指す。
澪「お~い、律ー!」
梓「律先輩~!」
あたしを呼ぶ声に振り返ると、後ろから澪と梓が追いかけてきていた。
律「おお、来てくれたのか2人とも!」


101 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 18:39:32.37 ID:5RO8SQxuO
澪「全く、せめて理由を言ってから動けよ。急ぎたい気持ちは分かるけどさ」
律「悪い悪い。聡がヤバいって思ったら、自然と体が動いてたんだ」
梓「……彼氏ですか?」ニヤニヤ
律「んなわけね~だろ!弟だ弟!」
家の近くまで来た時、戦闘中と思える騒音が聞こえてきた。
おいおいマジかよ!
聡「だりゃあああ!!」
そこに聡の叫び声が響く。
見ると、狸人間がデカいハンマーを振りかざしてガガと戦っている。
ああ、聡が狸か……なんか納得。
聡「おい姉ちゃん!見てないで手伝ってくれよ!」
おお、そうだった!
あたし達は聡に加勢する。
そこに、斎さんの仲間と思われるカラス女が現れる。
カラス女「てっつだうよ~ん☆なんて」
な、なんか軽い奴だな……っていうか、語尾になんかしら付けるのは動物人間の癖かなんかなんだろうか?
まあ、今は目の前の敵に集中するか!


115 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 19:46:25.21 ID:5RO8SQxuO

戦いを終え、とりあえず家の中に入るあたし達。
カラス女「わたしは茅(かや)だよ~。よろしくねん☆なんて」
いやだから軽いって!
なんてツッコミはさておき、聡に今の状況を説明する。
律「聡、お前自分の能力が分かってるみたいだったけど、なんでだ?」
聡「だってさ、姉ちゃんに連絡しようとして携帯持ったら……」
そう言って自分の部屋を指差す聡。
そこには、人間並みの大きさに巨大化した携帯やらシャーペンやらがあった。
ああ、あれじゃ気づかない方が変だな……。
澪「持ったものを巨大化させる能力か……」
梓「小さくは出来ないの?」
聡「い、いえ、やってないから分からないです。(なんか小さくて可愛いなあ、梓さん……)」
律「梓に惚れたのかな~聡君?」ニヤニヤ
聡「なっ!?そっそんなんじゃねーよ!」カアア
茅「早速ち~さくしてみよ~ぜ!さとりん☆」
聡「さとりんって……」


120 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 20:20:58.37 ID:5RO8SQxuO
聡は携帯を小さくする為に携帯に近づく。
そして聡が携帯に触ると、携帯は元のサイズに戻った。
その時、梓の携帯に唯から電話が来る。
唯『りっちゃ~ん、そっちは大丈夫?こっちはね~、憂がリスさんで純ちゃんがハムちゃんなんだよ~!』
梓「とりあえず2人とも無事って事ですね、良かったあ」
あたしは梓から携帯を借り、またムギの家で合流しようと約束して、梓に携帯を返す。

琴吹邸

私達は憂と純ちゃんと薺さんを、りっちゃん達は聡くんと茅さんを連れてムギちゃんちに集まった。
律「なんか、一層賑やかになったな」
聡(やべー、女の人だらけで緊張してきた……)ドキドキ
澪(憂ちゃん可愛いなあ……)
斎「さて、これからどうするかを考えようか。という」
薺「考え、なかったの!?ような」
茅「たは~☆つまり無念無想!なんて」
梓「いや、それは違うと思いますけど」


124 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 20:58:02.91 ID:5RO8SQxuO
唯からの電話のりっちゃん→あずにゃんに修正



唯「とりあえず、ガガのアジトを探すってのはどうかな?」
紬「手がかりなしで探すのは時間がかかるんじゃないかしら?」
唯「う~ん、それもそっか」
律「ならさ、ガガを尾行してみるってのはどうだ?」
澪「そういう事だったら斎さんがやってるんじゃないか?」
斎「うむ。ガガの来る方向を逆にたどったけど、アジトらしい場所にはたどり着けなかったよ。という」
紬「という事は、ガガは何らかの方法で転送されて来るって事ですね?」
斎「そうなるね。という」
う~、はなしがむずかしくてついていけないよ~……。
梓「じゃあ、転送を止める事が出来れば、ガガはもうこの世界には来ないんですね?」
私は皆さんに、ひとつの作戦を提案する。
梓「まずは、恐らく複数あるガガの転送ポイントを特定して、そこを攻めて転送出来なくするんです。そうすれば、アジトから派兵せざるをえなくなるはずです。」


127 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 21:38:30.69 ID:5RO8SQxuO
律「ローラー作戦ってやつか!んじゃまずは転送ポイントってのを探さねーとな!」
茅「なるほど~☆そういう事なら任せて~!なんて」
薺「探すのは、得意技な。ような」
斎「うむ。では早速行くとしよう。という」
そういうと斎さん達は、転送ポイントを探しに街に繰り出した。
澪「そういえば、憂ちゃん達はどんな能力なんだ?」
憂「えっと、私はテレパシーみたいな能力です」
純「私はコピー能力ってとこですかね」
梓「コピー?」
純は唯先輩の肩に触ると、遠くの椅子めがけてパンチをした。
すると、椅子が吹き飛んで壁に叩きつけられる。
律「なるほど、触った人の能力をコピー出来るのか」
純「まあ、直前に触った人のだけですけどね」
澪「って事は……」
澪先輩は純の手を握ると、近くにあったほうきを渡す。
ほうきは純が持ったと同時に、槍に姿を変えた。
唯「カカシ先生~!」
律「写輪眼ならぬ写輪腕ですか!」
純「よく分かんないですけど、多分そんな感じです」


128 : ◆PzD3ftv2xo :2009/10/18(日) 21:48:31.93 ID:5RO8SQxuO
律「うし!んじゃあたし達も調べに行こうぜ!」
唯「チーム分けしようよ!りっちゃんと聡くんと澪ちゃんとムギちゃんがチームAね!」
澪「いや、勝手に決めるなよ!それでいいけど」
梓「じゃあ、私と唯先輩と憂と純がチームBですね」
澪「それじゃあ純ちゃんは私の能力をコピーしておくといいな。そっちは戦闘向けの能力が少ないから」
純「そうですね」
そうして私達も、斎さん達に続いてそれぞれ転送ポイントを探しに街へ繰り出した。

続く