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このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 3』というスレに投下されたものです
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253346269/l50

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:31:38 ID:58B/Mntt
私はいつから唯先輩を好きになったんだろう…
初めて会ったときから?それとも合宿のとき?

こんにちは。中野梓です。

何を隠そう私は唯先輩の虜になってしまったのです。でも、そんなこと言えるわけもなく、
唯先輩にスキンシップされても他の先輩がいると恥ずかしさでつい離れてしまいます。


部室

ガチャ
唯「おぉ~まだあずにゃんだけなんだぁ~」

梓「そうみたいですね」

唯「あずにゃん?」

梓「何ですか?」

唯「ぎゅー」

梓「先輩、やめてくださいよ~」


いつも通り唯先輩は柔らかいなぁ。今は2人っきりだし、これくらい大丈夫だよね。
あぁ、幸せ…


ガチャ
律「おいーっす…おぉ、お二人さん仲良いですなぁ~」

唯「えへへ~」
梓「先輩っ、離れてください!」ドン

唯「ドテッ」

ああ、いつもの悪い癖が出ちゃった。ちょっと強くやりすぎたかな…でも、いつも先輩はここから更に…
…あれ?

唯「…あずにゃん、ごめんね。嫌だったよね。」

梓「いやいや、今のはですね…」

唯「りっちゃん、今日調子悪いから帰るね」タタッ

律「ちょっ、唯!」


バタン

どうしよう、やってしまった。そして私は唯先輩が泣いていたのを見逃さなかった。本当ならここで私が追いかけるべきだが、体が動かなかった。
結局この日は、唯先輩抜きで練習したが私は練習が手につかず凡ミスを連発した。先輩達は心配したが、「大丈夫ですよ、調子が悪いだけです」と返した。
学校を出ても唯先輩のことが頭から離れず、夕飯もろくに食べれなかった。でも唯先輩のことだから明日は何もなかったかのように来てくれるはず…
そのときは私から謝ろう。
220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:34:26 ID:58B/Mntt
翌日の放課後
ガチャ
梓「こんにちは~」

律「やっと梓も来たか~」
紬「梓ちゃんの分の紅茶も淹れるわね」

梓「あれっ、唯先輩はまだなんですね」

律「あ、聞いてなかったか?唯は今日学校休んでるぞ?」


嘘だ、あの唯先輩が…もしかして私のせい??いやいや、まさか唯先輩があれだけで学校を休むなんて思えないし。
きっと風邪かなんかだ。私は平静を装って続ける。

梓「えっ、そうなんですか?風邪か何かですか?」

律「それがな、ただ『休む』としか言わないんだ」

梓「そうですか…」

私の中でどんどん悪い予感が大きくなってゆく。でも、もし勘違いだったらと思うと恥ずかしくて、いざ行動を起こすことはできなかった。
素直になれない自分がもどかしかった。


澪「まぁ唯の事だから明日になったらケロッとして来るんじゃないか?」
梓「だといいですけど…」


▽唯視点
 『離れてください!』

自室で唯はその梓の言葉を思い出してはため息をつく。
体から力が抜けてしまい、学校まで休んでしまった。

「あずにゃん、ごめんね…」ポロポロ

私は入部希望として部室に来たあずにゃんを見た瞬間から彼女に惹かれていった。
いつしかそれは恋だと気づいた。少しでもあずにゃんに触れていたいと、スキンシップの頻度も増えていった。

「あずにゃん、嫌だったんだね。今まで無理してくれてたんだね。嫌われちゃったな…」
「これからどうすればいいんだろう…」
221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:35:41 ID:58B/Mntt
夕飯
憂「お姉ちゃん、風邪大丈夫?」

唯「少しは良くなったよ。憂の看病のお陰だよ~」

憂「もう、お姉ちゃんったらぁ」


私は憂の前では精一杯元気と笑顔を振りまいた。
いつもいろいろやってくれる憂に心配かけたくないもん。

唯「ごちそうさまでした~」

憂「お姉ちゃん?」

唯「な~に、憂?」

憂「なにか辛いことあったの?」

唯「(!!)どうして?」

憂「ご飯食べてるとき、時々暗い顔してたよ」


さすがは憂だ。どうやら私は笑顔を振りまいたつもりだったけど顔に出ていたらしい。憂にだったら相談しても良いよね?


唯「憂?もしもだよ、もしも自分が好きな人に嫌われちゃったら憂はどうする?」

憂「う~ん、原因が自分だったらまず謝ると思うよ。」

唯「そうだよね。やっぱり謝らなきゃね。 憂、ありがとう!」タタタッ

憂「おっ、お姉ちゃん?(何があったか分からないけど、頑張って!)」



翌日放課後
ガチャ
梓「こんにちは~ って私が最初か。」

今日は唯先輩来てくれるかな?今日も休みだったらすぐに先輩の家に行って謝ろう。
で、あわよくば想いを伝えられたら良いな。

いつもだったら「部室に一人」という状況はのんびりできる快適な空間だが
今日はそうは行かない。試合前のような緊張感が梓を襲う。
222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:37:39 ID:58B/Mntt
ガチャ
扉が開く音と共に、おそるおそると唯が入ってきた。

梓「もう、昨日はどうしたんですか?心p…」

唯「抱きついたりしちゃってこの間はごめんね、あずさちゃん。嫌だったんだよね。」


そう言うと、先輩は泣き崩れてしまった。”あずさちゃん”?そんな寂しいこと言わないでくださいよ。
私は子猫のようにうずくまっている唯先輩をそっと抱きしめた。


唯「(!)あず・・・さちゃん?」

梓「"あずさちゃん"なんて呼ばないでくださいよ。寂しいですよ。」

唯「えっ、抱きつかれるのもあだ名も嫌だったんじゃ…」

梓「"あずにゃん"でいいですよ。むしろその方が良いです。抱きつかれるのも…嫌いじゃないですよ」

唯「ふぇ?」

梓「私こそこの間はすみませんでした。急に律先輩が入って来て、恥ずかしくなっちゃって。
  本当は、抱きつかれるのも好きだったっていうか、その…ええと…」

唯「あず…にゃん?」

梓「私は唯先輩が好きです!大好きです!」

唯「…!」

梓「だから泣かないでください。先輩には笑顔のほうが似合ってますよ。」

唯「えへへ、そうかなぁ。」

梓「そうですよ。」


私は唯先輩をそれまでより強く抱きしめた。この状態でどれくらいの時間が経っただろうか。
聞こえるのはグラウンドの方から聞こえる音と2人の鼓動だけ。


梓「これで、仲直りですね」

唯「そうだね。あの、あずにゃん?」

梓「何ですか?」

唯「あのね、私もその…あずにゃんのことが… …ひゃん!」


私は先輩が言い終える前にやさしく先輩の唇をふさいだ。
ただでさえふわふわした先輩だけあり、その唇はとろける様に柔らかく、そして甘かった。
223 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:39:03 ID:58B/Mntt
唯「んっ…  ぁん…  」プハー


かなり長くの時間こうしていたので、呼吸が苦しくなってきた2人は
名残惜しそうに唇を離した


梓「続きは言わなくて良いですよ、唯。」ハァハァ

唯「…!今私のこと"唯"って…」

梓「ダメですか?」

唯「ダメじゃないよぅ。でも…」

梓「ならいいじゃないですか。 唯?」

唯「…なに?」

梓「もう一回しよっか」

唯「…」コクリ

2人はいつまでも貪るように唇を求めた。



その頃
澪「ははっ、そうなのかww」
律「そうなんだよwwで、キャベツ太郎がさ…」

澪「あれ?なんでムギが部室の前で立ってるんだ?」

律「お~い、ムギ~」

紬「……」ポタポタ




FIN




すばらしい作品をありがとう