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130 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 00:58:11.27 ID:RvvJ5+Hl0
唯「最近澪ちゃんがおかしい?」

律「そうなんだよ」
梓「どういうことですか?」
紬「何々? 私にも聞かせて?」

律「実はな・・・澪が最近怖がらなくなったんだよ」

唯梓紬「・・・は?」
律「だから、怖い話や痛い話をしても怖がらなくなったんだよ」
唯「なあんだ、そんなことか~♪」
梓「安心しました」
紬「澪ちゃんも成長したんだね」
律「いやっ、おかしいだろ? あの超絶怖がりの澪がだぞ?」
梓「確かにそれは変ですね。ようく考えると・・・」
律「だろ?」
唯「そうかな?」
律「唯も私が怖い話をしようとした時に、澪が耳を押えて「見えない聞こえない」って言ってたの何度も見ただろ?」
唯「うん」
律「それが、最近全然そういう反応してこないんだよ」
唯「それは変だね、うん、変だよ」


132 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:09:27.48 ID:RvvJ5+Hl0
律「唯もそう思うだろ? しかも、いつも誰かと話してるようなんだよ」
紬「誰かって?」
律「わからないんだ。でも、確かに誰かと話をしてる気がするんだよ、前も・・・」

澪『お母さん言うな!!』

律「・・て叫んでたし」
唯「な~にそれ?」
梓「あ母さんですか?」
律「そう、なぜか『お母さん』なんだよ、おかしいだろ?」
紬「うん、でも、澪ちゃんが『お母さん』て言われるところを想像しても違和感ないよね?」
律「それもそうだけど・・・」

ガチャッ・・・

和「あ、みんないるみたいね」
唯「和ちゃんどうしたの?」
律「あれ? 部活に必要な書類はだしたはずなんだけど・・・?」
和「今日来たのはそう言うことではないの、澪について言って置きたいことがあって・・」
律「それなら、さっきみんなで話してたんだ」
和「そう、なら、話は早いわね・・・澪を夜中なんだけど、知らない人たちと一緒にいる所を見かけたのよ」
唯律「何だって!!」


133 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:27:22.66 ID:RvvJ5+Hl0
梓「どういうことですか? 和先輩」
和「うん、どう人達かって言うと・・夜中の11時くらいで、暗くてあまりよく見えなかったけど、澪を含めて5人で歩いてる姿を見たの。その中の一人が『オレンジ頭』をしてたから、よく覚えてるわ」
唯「それって、まさか・・」
唯律梓「非行!!」
和「ううん、違う違う。多分非行ではないと思うの。澪以外の4人中3人が女の子で、みんなバラバラの制服着てたから」
紬「制服?」
和「うん、多分高校生くらいかな?」
律「そうかー・・・ところで澪は?」
和「今日は用があるみたいだから、すぐに帰ったわよ」
律「もう!! 澪のやつ、仕方ない。明日澪に直接きくか?」
梓「そうですね」
唯「うん、そうしよう!!」
和「じゃあ、練習始めようよ」
唯律梓「お~!!」



136 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:11:48.39 ID:RvvJ5+Hl0
~数時間後~

律「やべやべ、つい練習に夢中になっちゃったよ。あっ、もう七時だ早く帰らないと」
タッタッタッタッ・・・

 ・・・シャン・・・

律「何だ? 今なんか音が・・・?」
 ・・ガシャン・・・・
律「何だこの音は?」
ガシャン・・ガシャン・・・

律「え? 何だこれ・・・・・・・・・鎧!?」

ガシャシャン・・
律「やばい・・逃げなきゃ・・」
ズルッ・・
律「うわぁっ!! 痛たた・・はっ・・」
ガシャン・・・ギギギィ・・
律(や・・やられる!!)

「伏せろ!!」


137 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:35:59.88 ID:RvvJ5+Hl0
律「え?」

ズバァァァッッ!!

 ・・ズ・・ズズズゥ・・ドズゥゥン・・・

?「危なかったな、大丈夫?」
律「え?・・み・・澪・・?」
澪「り・・律!!」
律「澪ここで何をしてたんだ? てか、その格好・・」
澪「ごめん、約束で言えないんだ」
律「や・・約束って何だよ! ていうか、さっきのは何だったんだ!!」
澪「ごめん・・本当にごめんね・・」
律「澪・・・・・わかった、約束なら仕方ないな。それより、もう帰ろう・・帰って明日、軽音部来て練習しようよ」
澪「・・・ごめん・・それも出来ないんだ・・」
律「・・・え・・?・・・何でだよ・・・?」
澪「だって・・だって・・私はもう・・・」

澪「人じゃ無いから・・」


138 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:00:45.87 ID:RvvJ5+Hl0
律「は?・・どういう・・」
澪「律も見ただろ? あの鎧が私の一撃で崩れるところを・・」
律「見たけど・・だからと言って・・」
澪「『能力者』って言うらしいんだ。今の私のような生き物は」
律「『能力者』?」
澪「うん、詳しくは教えてあげられないけど・・能力者になるとね、死ねなくなるんだって」
律「死ねなくなる・・・?」
澪「そう・・死ねないの。だから、何て説明すればいいかわからないけど、私はもう律や唯達のもとには戻れないんだ」
律「何でだよ・・死ねないからって、私や唯達と澪は友達だろ? 仲間だろ? そんな悲しいこと言うなよ・・」
澪「ごめん・・でも、私はもう人という理から外れちゃったから、人である律達のもとには、軽音部にはもう戻ることは出来ないんだ」
律「そんな・・・」
澪「律一つお願いがあるんだ・・いいかな?」
律「うん、いいに決まってるだろ・・?」

澪「律・・私を忘れて・・最初からいないものだと思って・・・」


139 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:12:06.48 ID:RvvJ5+Hl0
律「な・・何言ってんだよ・・澪のこと忘れるわけないだろ・・」
澪「お願い忘れて・・そうすれば・・唯や・・ムギや・・和や・・梓や・・律が悲しまなくてすむから・・私が最初からいなければ・・みんな悲しまなくて・・笑顔でいられるから・・・」
律(え・・泣いて・・る・・・)
澪「・・・・唯達にもそう伝えて・・今までありがとう・・とても楽しかったよ・・さようなら・・」

タッタッタッタッ・・・

律「待って!! みお・・澪おおおおおおおおおおおお!!!!!!」


なめたん「澪ちゃん澪ちゃん」
澪「ん~?」
なめたん「どうしたの泣いてるよ? 怖い夢でも見た?」
澪「ううん・・少し昔を見てたみたい・・」
なめたん「昔?」
澪「うん、そう・・・昔」

~おわり~