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114 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/04(日) 23:20:25.52 ID:mhKdnBPG0
ネタが思いつかないのでバトルSSを。
ちなみに、妙音は『みょん』と呼びます。

大河と妙音が駆け付けた時にはすでに戦いが終結した後だった。

梓「遅かったじゃないですか?」
空中でそう嘲笑うかのようなしぐさを見せる梓と、その少し下の地面に倒れこんでいる澪、それが何を示しているのかは明白だった。
大河「澪!!」
思わず叫ぶ大河と
妙音「これはあなたがやったのですか?」
と質問する妙音。対する梓はと言うと
梓「ああ、澪先輩ですか? バカですよね、人が少し後輩面をしたらもう先輩面して・・・ふふふ、おかげで殺り安かったですよ」
大河「てめー!!」
思わず梓にとびかかろうとする大河を妙音が止める。止めるのを見て梓が続ける
梓「今大河さんを止めたのは賢明な判断ですよ。大河さんと妙音さんの二人では私を倒すことなんてでき無いですよ」
大河「何だと? じゃあ・・・試してみるか?」
大河の挑発に対して梓はこう返す
梓「試してみましょう・・・と言いたいところですが、生憎そんな時間はありませんし、二人を時間をかけて倒すのは面倒ですので、圧倒させてもらいますよ?」
そう返した梓は、右手に持っていた赤いギターを水平にかまえて呟く

梓「蹴散らせ・・・・・‛‛群豹‚‚」


116 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/05(月) 00:04:47.29 ID:ZD0Nu2Yc0
梓の言葉に、ギターは二丁の真っ赤な拳銃に姿を変えた、梓は頭に黒い猫のような耳が生え、腰に三本の黒い尾が生えるその姿は「黒い化け猫」である。その姿に
大河「化け猫かよ・・・?」
と思わずツッコム大河に横から
妙音「・・・・・・・・あなたも同じ猫でしょう?・・・・・」
と言う言葉が漏れた。
梓はおもむろに赤い二丁拳銃を両手に持ち、大河と妙音の二人に銃口を向けた。
それを確認した大河が手にした木刀を上空に掲げ叫ぶ

大河「‛‛炎虎‚‚!!」

その瞬間、大河の木刀の刃先に紅蓮の炎がともり、巨大化していく。梓はそれを見て、二人に叫び、両手の拳銃の引き金を引く
梓「いきますよ!!」
ドンドンドンと乾いた音が響く、ほぼ掃射である。大河は
大河「はぁぁッッ!!」
と叫び巨大化した紅蓮の炎を投げつけるように飛ばす、紅蓮の炎の塊は掃射に近い量の弾丸を片っ端から溶かしていくが、溶かしていけばいくほど小さくなっていく、そして、梓の手前で消えるほんの一瞬で
大河「喰らえっ!!」
紅蓮の炎のすぐ後ろに身を隠してた大河があらわれ梓に切りつける、対する梓は大河の攻撃を二丁の拳銃で受け止め気づく、真下から妙音が攻撃してきたことに。
梓「がっ・・!!」
妙音の真下からの飛び蹴りを受け、真上に吹っ飛ぶ梓を見て大河が呟く
大河「ああ・・・もうちょっとうまくいくと思ってたんだが・・」
しかし、妙音は別のものに気を取られてることに気づいた大河は、妙音と同じ方向、真上を見て驚愕する
大河「何だありゃ?」
そこには、多くの黒い『獅子』を従えた梓がいた。


117 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/05(月) 00:24:50.77 ID:ZD0Nu2Yc0
驚愕する二人を見て、黒い獅子の群れの中央に立つ梓が言った。
梓「・・・ふう・・この姿は、できれば見せたくなかったのですが、仕方がありませんね」
そう言うと、驚きを隠せない二人の方に右手をさして命じた。
梓「・・・・・かかれ!!」

その瞬間、黒い獅子の群れが唸り声を発しながら襲いかかって来た。

大河「おいおいおい・・・やばいだろ? これ!?」
そう叫ぶ大河の横で、妙音も叫ぶ
妙音「‛‛鎖闇‚‚!!」
妙音の言葉に、刀が右手に漆黒の鎖となって巻きついた。それを妙音は確認すると、横の大河に言う
妙音「さあ、いきますよ!!」
大河「おう!!」
こうして、黒い獅子の群れとの奮闘が始まった。


120 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/05(月) 00:50:42.67 ID:ZD0Nu2Yc0
黒い獅子の群れとの戦いが始まった。
大河は出した紅蓮の炎を木刀にまとわせ、襲いかかってくる獅子に切りかかる。
切られた獅子が崩れるように消えていく姿に変な感じを覚えつつ、大河はさらに切りつけていく。
妙音は巻きつけた黒い鎖をブンブンと振り回しながら、周囲の黒い獅子達にたたきつけていく。そして、叩きつけられた黒い獅子十数頭が崩れるように消えていった。これを見た大河が妙音に叫ぶ
大河「おい、こいつら、あの拳銃の銃弾ない。炎の塊だ!!」
そう叫んだ時だった、黒い獅子数頭が大河の木刀と、妙音の鎖に噛みつき
大河「ちっ・・!!」
妙音「しまった!!」
大爆発を起こした。辺り一面が白い煙に包まれ、煙が消えたところには、片膝をついた大河と、服に焦げ目がついた妙音がいた。
二人の姿を確認した梓が言う
梓「降伏するなら、見逃して上げますよ?」
その言葉に、妙音は無言で右手に鎖を巻きつけ、大河は両手で木刀を握り返しながら言った
大河「・・・・・なめるな」
梓(やっぱり・・この程度の攻撃じゃ決定打にはならないか)
そう梓が考えたその時だった。

梓の胸に銀色の杭のようなものが突き刺さった。

梓「な・・・?」
突然の出来事に驚く梓の目に、銀色の杭のようなものを持ち、顔に白い仮面をつけた小さい少女が写った。

~続く~

183 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/08(木) 00:03:44.17 ID:VKNHSNf60
【大河と妙音が駆け付けた時にはすでに戦いが終結した後だった。】
の続きです。
タイトル長いorz・・・・・。

梓(な・・・一体何が・・・?)
一瞬視界がぐらつきかけたが、なんとか持ちこたえて杭のようなものを持った少女の方を見る。梓は一瞬その少女は澪かと思ったが、どうやら違うようだ。
銀色の杭のようなものを持った少女は、背は140㎝くらいで小学生にも見えなくもない外見に、髪の毛は赤色でツインテールにしてある。明らかに澪では無かった。
しかし、大河と妙音は少女の姿を見てあきれたように言った。
大河「・・・・・やっぱりお前かよ・・」
妙音「相変わらず、奇襲が好きなのですね?」
二人の言葉に杭のようなものを持った少女が答える。
少女「う~ん・・・私は奇襲は嫌いな方だし、得意でも無いと思うんだけど・・・?」
そう言いながら、少女は顔につけていた白い仮面を取る。
梓「・・・!?・・・」
少女の仮面の下の素顔を見て、梓が驚愕した。
そこにいたのは澪だった。いや、正確に言うと、身長も、髪の毛の色も、髪型も違うのに、顔立ちは澪そっくりなのである。
まるで、小学生くらいの澪を見てる感じだった。
驚愕の色を隠せない梓に澪は言う。
澪「・・・・・でも、梓も不意討ちして来たから、これでおあいこだな」

戦いは続く。


195 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/08(木) 01:04:30.25 ID:VKNHSNf60
 >>183の続きです。
澪の能力は『召喚士』である。と言っても召喚士は大きく分けて二つの種類がある。

『召喚型』
『寄生型』

これら二種類の違いは、呼び出し方と戦い方である。
まず、『召喚型』はその名の通り召喚士と契約した契約者を召喚士の意思で呼び出し、その戦闘の一部またはほとんどを契約者にゆだねることが多い。また、契約者の知能は人間以下が多く、召喚士はさながら『猛獣使い』のようである。
一方の『寄生型』は、召喚士自らの身体、精神世界、または、別次元に契約者を‛‛住まわせる‚‚のである。戦い方は『ユニゾン(融合)』するものが多く、見た目は『仮装大会』のようである。また、契約者の多くが自分の意思で出てくることが多い。
『召喚型』と『寄生型』の決定的な違いは契約者の頭脳で、知能が人間以下が多い『召喚型』とは違い、『寄生型』は見た目も中身も人間そっくりなものが多く、中には元々‛‛人間だった‚‚ものが契約者になったという例も少なくない。
ただし、数では圧倒的に『召喚型』方が多く、『寄生型』は希少なのである。
澪はその『寄生型』の召喚士であり、すでに三体もの契約者を自身の中に住まわせている。
澪が梓の奇襲からの防御と不意打ちに使用したのは契約した三体の内の二人目‛‛色彩の加速少女‚‚ノダミキである。
澪が梓に説明する。
澪「コイツは、私に力を与えてくれるのだけど、そのかわり私が戦う時の身長や髪の毛の色、髪型はコイツが決めるんだよ」
説明したついでに澪がこう呟くと
澪「・・ま、私としては身長はもう少し、高くしてくれた方が戦いやすいんだけどね・・」
ノダ(な・・失敬な。背が低ければそれだけ相手の懐に潜りやすくなるんだよ!!)
と言う反論が聞こえてきた。
(はいはい)と澪は反論を受け流した。
梓「初めて見ましたよ、『寄生型』の召喚士なんて・・」
澪「まあ・・梓は初めてだろうな、お前に見せたのはこれではじめてだし・・」
そう澪は言うと、改めて梓の方に向き直るとこう言った。
澪「さて、梓ここからが本当の戦いだ・・」

~続く~


182 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/12(月) 00:24:17.45 ID:yUn0pc300
「本当の戦いだ」・・・澪のこの言葉に梓は別の思いをしていた、すなわち
梓(・・・・・やっぱり、澪先輩はすごい・・)
こう思っていたのだった。
実を言うと梓は澪が不意打ちを受け、下の地面に倒れこんだ時にわずかながら違和感のようなものを感じていたのだ、まるで何か別のものを切っている感じであった。
しかし、梓はその違和感の真相に気づくことができなかった。だから、澪の不意打ちという一撃をくらってしまったのである。
梓の方を改めて見据えた澪は心の中で二体目の契約者に指示を出す
澪(ノダ、ユニゾン(融合)を解いてくれ)
ノダ(はいは~い♪)
と言う声が聞こえた、すると澪の体に変化が起きる、小学生のような身長が伸び、顔立ちが変わり、髪がツインテールの赤髪からロングの黒髪に変わり、梓の記憶にある澪へと戻って行った。
ユニゾン(融合)を解いた澪に梓は(なぜこのタイミングで解いたんだ?)と疑問に思っていたが、それを察したような澪が話す
澪「ごめん梓、梓には悪いけど元の姿のままで戦わせてもらうよ。梓も今の私と戦う為に一人で来たんだろ?」


187 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/12(月) 00:32:43.07 ID:yUn0pc300
まったくの図星だった。梓も今の、元の姿の澪と戦う為にたった一人で来たのであった。
梓「そうですよ・・・」
梓はそう言い静かに二丁の拳銃の銃口を澪に向け引き金を引く、ドンドンドンと三回の発砲音が聞こえた。しかし、澪はその三回もの発砲を全て手にした杭のようなもので防いでいた。それを確認した梓は
梓「やっぱり、ダメですか・・・ならば・・」
そう言った梓の背後に無数の黒い獅子の群れが現れた。
大河「気をつけろ澪、そいつら噛みついて爆発するぞ!!」
大河が澪に叫ぶ、澪は心の中で指示を出した。その指示を聞いたのは一人目の契約者である。
澪(霊夢・・あれだけでお願い)
霊夢(はいはい・・)
という声が聞こえたが身の体に変化はない、代わりに澪の背後に何枚ものお札ぐらいの大きさの紙が出てきた。その紙には何かが書かれているが読むことができない。それを合図に梓が黒い獅子の群れに指示を出した。
梓「・・・・・・かかれ!!」
指示を聞いた獅子の群れが唸り声をあげながら澪に突撃していく、澪も負けじと何枚もの紙を飛ばす。
獅子と紙がぶつかると、風船が割れたような音がして獅子も紙も両方消滅していく、と梓に動きが見られた。突然梓の前に群れとは違う巨大な獅子が現れる、その大きさはさっきの黒い獅子達一頭の大きさの数倍ほどであり、唸り声はそれ以上の大きさであった。
今度は数倍の大きさの黒い獅子が襲いかかって来た、さすがにこの大きさの獅子には澪の紙は通じず当たったそばから弾かれるか消滅した。澪は紙を出すのをやめてまっすぐその巨大な黒い獅子を見て言った

澪「縛道の八十一・・・・・『断空』」

ドォォォン!!という大爆発が起き、白い煙が覆いつくした。


200 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/12(月) 01:09:49.27 ID:yUn0pc300
「な・・!?」
と言う言葉が梓から聞こえた。
あの巨大な黒い獅子は大爆発を起こした、だが、そこには傷も焦げ目すらついてない澪が立っていた。その澪の前には透明なガラスのような『幕』が立ちふさがっていた。
そして、そのガラスのような『幕』にひびがはいり、ガシャーン!!というガラスが割れたような音がして崩れていった。
驚きの表情をしている梓に澪が呟いた
澪「ふぅ・・私は『防御魔術』は苦手だけどこの技だけ必死に覚えて良かったよ・・」
その言葉を聞いて急に梓にさっきとは違う、『悔しい』という気持ちがわいてきて前に律に言われたことを思い出した

律「澪は私たち、他者のがんばりを簡単に『打ち砕いて、上に向かう』」

その通りだった。梓が必死になって覚えた今の技もほとんど、いや、全然ダメージを与えることができずに防がれてしまった。しかも、あんなガラスのような薄い『幕』に。
梓は思い出していた、いつも自分や律が必死に頑張って結果を出しても、澪や唯はさらにその数倍上にいた。悔しかった。自分が一生懸命に頑張っても澪と唯はその上にいる、一向に差が縮まらない。いや、広がってしまう。
その『悔しさ』が梓の口からこぼれでた。
梓「認めてくださいよ・・・・いい加減私の方が強いことを認めろ!!」
そして梓の前にあの大爆発を起こした獅子とは比べ物にならない巨大な双頭の黒獅子が現れた。その獅子の二つの頭から同時に咆哮が周囲に轟いた。
妙音「この大きさは・・・」
大河「やばい、こんなんが爆発したら『断空』なんかじゃ防げない」
そう呟く大河と妙音と違い澪は
澪「だから、お前は弱いんだ」
そう言い、片手で持っていた杭のようなものを両手で持ち、真上・・正確には左斜め上にかまえて、振り下ろした。その瞬間風を切ったような音がして

梓の体左斜め上から下に、赤い線が入った。


207 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/12(月) 01:42:43.40 ID:yUn0pc300
梓「がっ・・」
その赤い線が入ったすこし後になって梓の口と赤い線から、大量の血があふれ出てきた。そして、今澪に襲いかかろうとした相当の黒獅子は左斜め上に細い空間できて、爆発を起こさずに崩れ去った。
梓「・・いっ・・一体何が・・?」
何が起こっているのか、わからない梓に澪は
澪「梓、私は・・・」
と言いかけた時であった。突然澪の前に小さい人形が現れた、しかも一体や二体では無い、何百単位という数の人形である。
その人形はみな同じ顔をしていて、手には、剣、刀、斧、ハンマー、槍、鉈、ナイフ、弓、銃、盾などみなが違った武器を持っていた。その人形達が梓を取り囲むように広がる、まるで梓を守るように。
そして、梓の横に澪と同年代くらいの少女が現れて、梓に注意した
?「まったくあんたは、あれだけあいてが死んだか確認しろと言ったのに・・」
すると、そこから数歩離れたところからも
?「弱者が長々と話しているからそうなったんだ」
今度は鎧のようなものを着て、顔を仮面で覆った男が現れた。すると、梓はその二人の『人物』に
梓「・・・・・すいません。アリス先輩、桜先輩」
息も苦しそうに、謝罪する。アリスと言われた少女が致命傷を負った梓を抱えて言った
アリス「しょうがないわね、ここは引くわよ」
梓は「はい・・」と一言だけ言い、気絶したのか意識を失った。
澪「待て!!」
と言い澪が梓達の方に向かってゆくと、突然梓やアリス達ばかりか、何百という人形達までもを覆い隠さんばかりにピンク色の花びらのようなものが津波のようになだれ込んできた。
澪が慌てて後ろに下がる。
そして、ピンク色の花びらのようなものが消えた後には、梓達三人と人形達の姿はなくなっていた

~続く~