504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 04:58:44.06 ID:qJrwdkDO
はじめてきてそのまま投下大作戦
あなたのことをずっと見てました。大好きです。
律「はあ、どうしよう…まさかまた澪の詞…なわけないよなぁ」
律「どう見てもどう読んでも…」
かさっ
律「ラブ…レター…だよな…」
今日の放課後、部活が終わった後待ってます。
律「しかも…どう考えても呼び出された私は…」
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:01:43.18 ID:qJrwdkDO
律「告白…されるよな…」
「君のことが好きなんだっ!」
律「えっ!?でっでもわたっ、私なんて全然女らしくないし可愛くないし…どこがいいの?」
「ぜっ全部」
律「ぜぜぜ!?」
「それに…律は可愛いよ」
ぎゅっ
律「ちょちょちょタンマタンマ!」
唯「何がタンマなの?」
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:04:19.25 ID:qJrwdkDO
律「つわっ!唯!脅かすなよ!」
唯「別に脅かしてないよー?」
紬「おはようりっちゃん」
律「あっああおはよー(しまった…変な妄想してたら頭がくらくらして…)」
紬「りっちゃんどうしたの!顔真っ赤よ!?」
律「へ?いやーなんでもないよー!ほらーー…ヒゲっくす!!」
唯「ひげっくす?」
律「あははー…イヤだからホント真面目に何でもないから!」
紬「それならいいけどぉ」
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:06:55.52 ID:qJrwdkDO
唯「あうっ?そういえば今日3時間目の音楽教科書だっけ?予習しなきゃー」
紬「そうね☆」
唯「音楽の授業でどうして教科書やるかなーぶーぶー」
紬「そうね♪」
律(……放課後かぁ……どうしようかなぁ)
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:08:36.54 ID:qJrwdkDO
授業中
さわ子「つまりーこのバッハが一つの完成系としてあるわけ」
さわ子「あのマーラーもバッハとは縁があるわよねー。さて問題!かの有名な涼宮ハルヒの憂鬱で流れたマーラーの交響曲は第何番でしょう?」
唯「先生!まーらーもはるひもわかりません!」
さわ子「唯ちゃん、マーラーはともかくハルヒ知らないってそれはマズいわよ!」
唯「そうなんですか?」
紬「えっとお…音楽の授業で作曲家がともかくな知識にされちゃうのは問題が…」
さわ子「ハルヒと言えば同じ会社が…まあいいわ。それじゃありっちゃんわかるかしら?」
律「はへ?ええとー…ドグラマグラの話?」
唯「え?」
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:10:10.39 ID:qJrwdkDO
さわ子「……りっちゃん、話聞いてなかったわね?まったく…さっきからら集中力散漫よ」
律「ごっごめんさわちゃん…」
紬「まさかりっちゃんがドグラマグラを知ってるなんて…それよりりっちゃん、やっぱり体調悪いの?」
唯「そーだよー!朝からぼーっとしてさ」
律「いや、マジで平気!元気元気!」
そんなこんなでお昼休み
律「はあ」
紬「りっちゃん…本当にどうしたの?」
律「いわマジマジでチョベリグだからー」
唯「りっちゃんが壊れかけてるよー」
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 05:11:32.93 ID:qJrwdkDO
部活
ぺちんぺちん
澪「ちょっ、カットカット!おい律!そんなドラムじゃ演奏にならないぞ?」
梓「律先輩どうしちゃったんですか?今日のドラム、音もバラバラだしパワーもないし…」
唯「まるで初心者じゃん!まあ初心者の私が言うのもだけどさー」
律「うう…わりい…」
澪「聞けば朝から不調らしいし…仕方ない、今日はこれで終わりにしよう。解散」
律「いや待って!部活が終わっちゃったら私…まだ心の準備ができてねーっつーかそのあのえーっと」
紬「りっちゃん、無理しないで。今日はゆっくり休んで明日からまた頑張りましょ!」
梓「そうですね」
唯「早く帰って昨日の残りのケーキ食べようーっと」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:23:20.16 ID:qJrwdkDO
律「あうあう…どうしよう…澪も先帰っちゃったし…つーか教室まで来ちゃった…もっもうこの中に…いっいるとか…それとも」
「律…」
律「ひゃあ!?あのまだ私は
和「なにしてんの?こんなところで」
律「なっなんだよ…和かよ…」
和「なんだとはご挨拶ね。で、部活は?」
律「あっああ、今日はもう終わった!」
和「早いのね今日は。まあいいわ、用がないなら早く帰った方がいいわよ」
律「わかってるよーじゃなー!」
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:32:57.78 ID:qJrwdkDO
律「ふう…あせったぁ…ビビらせるなよまったくー」
ガラッ
律「ひゃはっ!って」
女生徒「…」
律「あ…まだ教室にいる子がいたのか。うるさくてごめんよー。ちょっと私ワケありでここにー」
女「律…先輩ですよね?」
律「ん?そうだけど?」
女「待ってました!あの…手紙…読んでくれましたよね?」
律「え?手紙って?」
女「あれ?あの手紙を読んでくださったからここに…」
律「…?まさかこの…ラブレター?」
女「ララララブレターなんてそんないやんっ!」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:44:26.25 ID:qJrwdkDO
律「えへ?あれ?あのーあなたは手紙の主の代理人とか…?」
女「ちっ違いますよ!私が本人です!じっ自分の想いは自分で伝えますから!先輩!先輩が好きです!付き合ってください!」
律「……」
律「つーわけでさーあっはっはっは……」
唯「りっちゃん、笑いが渇いてるよ」
律「そりゃヤケクソにもなるわっ!」
梓「先輩、そもそもウチ女子高ですよ?」
律「そうだよなー…ちょっと考えたら下駄箱に手紙忍ばせられるのは桜高の生徒だけだし…」
唯「先生だって入れられるよー?」
律「うへーそれこそ勘弁!ウチの男先生ロクなのいないし!」
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:49:12.69 ID:qJrwdkDO
澪「ったく。しかしそんなことで1日ぼーっとしてるとはな」
律「うるせー」
唯「りっちゃん、ちなみに返事はどうしたの?」
律「どうしたって、そりゃ女に告られても断るに決まってるだろ」
紬「えーっ!もったいないー!」
梓「え?」
紬「私は素敵だと思うな~恋文に想いを連ねて…」
律「いや…まあそれが異性からだったらそうだけどさ」
紬「…あっ、でもそうね、やっぱりりっちゃんは澪ちゃんとのシチュ以外あり得ないわよね。うんうん」
律「おーい、帰ってこーい」
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:54:50.50 ID:qJrwdkDO
梓「それじゃあ律先輩も元気になったことですし練習しましょう!」
唯「そだねーってあれ?」
澪「なるほど…律はラブレターに弱いっと…メモメモ」
紬「律×澪か澪×律か…それが問題だ…はあはあ」
律「……ダメだこりゃ」
結局この日は澪と紬がグダグダのまま無碍に過ごすこととなった。
おしまい
最終更新:2009年12月17日 01:47