32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:07:39.84 ID:Chx5IQDO
唯「♪~」
ジャンジャンジャン
律「お、なーんかやけに機嫌がいいな」
唯「えへへーー。昨日ギー太の弦張り替えてもらったんだー」
ジャカジャカジャンジャン
律「なるほど。てかいまだに自分で張り替えてないんかい」
唯「だってー面倒だしー、どこに張るかわからないしー」
ベンベベベン
律「これがギターを始めて三年目の言うことか」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:13:03.32 ID:Chx5IQDO
唯「弾ければいいんだもーん」
ジャジャジャジャ
梓「こんにちはー」
唯「あずにゃんだー!」
ジャッジャッピーーンッ!
律「うは!?ギターの弦が切れた!!」
唯「ああー!ぎっギー太!!」
梓「あぁ…バッチリ切れちゃってますね…」
唯「うぅ…ごめんねギー太…私が腑甲斐ないばかりに……こんなことになるならもっと弾いてあげれば…」
律「いや別に弦切れただけだから」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:19:25.71 ID:Chx5IQDO
梓「先輩弾き方が乱暴だから…」
唯「うっ…否定できない…でっでもでも昨日張り替えたばかりなんだよー」
律「ハズレだったんじゃねーの?弦か張ってくれた人が」
梓「張るのが下手な方もいますからね」
唯「あう~またお店行かなくちゃあ…」
梓「もう…しょうがないですね」
がさごそ
唯「あ!新しい弦!!」
梓「予備でいつも持ち歩いてるんです。使ってください」
唯「わーい!ありがとうあずにゃん!!」
梓「わかったんでくっつかないでください!」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:24:39.65 ID:Chx5IQDO
律「よかったな唯!これで練習もできるな」
唯「うん!」
梓「さ、それじゃあ早く張ってください」
唯「……え?」
梓「だから、弦を張り替えてください」
唯「……あずにゃんやって」
梓「……」
律「梓、まあ…唯だからさ…」
梓「はい、わかってます」
唯「なんか二人が冷たい…」
梓「まあいいです!今に始まったことじゃないですし。それじゃあ私が張ってあげますから」
唯「ありがとうあずにゃん~!」
梓「だったからいちいち抱きつかないでください!」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:29:07.86 ID:Chx5IQDO
梓「じゃあニッパー貸してください」
唯「…」ニコニコ
梓「なっなんですかその笑顔」
律「唯ー。にぱぁって笑っても全然面白くないギャグだぜー」
唯「うぐう…」
梓「わかりました。持ってないんですね」
唯「はい!ギー太しかありません!」
梓「はぁ…もういいです。自分の使いますから」
唯「あずにゃ
梓「抱きつかないでください」
唯「うぅ…まだ抱きついてないのに…」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:40:37.21 ID:Chx5IQDO
梓「まったくもう…」
がさがさ
唯「?ねえねえあずにゃん、これなーに?」
梓「ペグを回すワインダーですけど?」
唯「ペグ?」
律「ギターの弦を止めてるこの部分のことだよ」
唯「そーなんだー」
梓「唯先輩はもう少しギターの仕組みを覚えた方がいいと思います」
唯「えー、弾ければいいよ~」
梓「じゃあわからないことがあったときどうするんですか?」
唯「あずにゃんに聞く!」
梓「……はあ…」
唯「うわ!あずにゃんにすっごいため息されたー!」
律「まあ梓、唯を頼むわ」
梓「いや、頼まれても……」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 02:48:28.39 ID:Chx5IQDO
ジャラーン
梓「出来ました。チューニングもついでにしておきました」
唯「わーあずにゃん早いね~!」
律「良い仕事してますね~」
梓「えへ…小さい頃から自分でやっていたので…」
唯「おお!りっちゃん!弦がピカピカだよ!」
律「だな!じゃあ早速弾いてみろよ!」
唯「うん!」
ぎっべろーん。。。
梓「……あれ?」
唯「……」
べんべんべろーん
唯「……あずにゃん」
梓「なっなんですか……?」
唯「弦が違って上手く弾けない……」
梓「……」
唯「えへ☆彡」
梓「もうしりません!」
唯「うわーん!あずにゃん見捨てないでおくれええ!おうぉぅ」
律「ダメだこりゃ」
終わり
最終更新:2010年07月09日 16:45