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このSSは律「…」 こまけぇことは良い人の続きです。


273 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 10:46:15.22 ID:A235VSwYO
エピローグ

そしてそれからも私はつまらない毎日を送っていた

学校に行っては唯の話題で持ち切り

家に帰ったら一人でまずいご飯をほうばる

しかし何やら唯には重度の知的障害があったらしく今は施設でくらしているらしい
276 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:06:03.76 ID:A235VSwYO
律「はぁ…人間とは実に退屈な生き物だ…」

何故かはわからない

私の足は自然と音楽室へ向かっていた

勝手に足が動いたといったほうがいいのかもしれない

この先に起こる悪夢などはまだ予測出来てはいなかった
278 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:11:08.10 ID:A235VSwYO
律「…」

律「…けっ」

妙な胸騒ぎがした

何か私の身近な、かつ恐ろしい何かが息を潜めている

そう、平沢唯だ

律「おーい唯。いるんだろ」

律「いるならでてk…」

―――――――――――――――――――

律「…んぁ…?」

律「私は何をして」

「りっちゃん」

律「?おい唯どこだ!」

「私は今から貴女を殺しにいきます」

律「何馬鹿なことを」
281 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:15:40.34 ID:A235VSwYO

律「おいふざけるな!どこにいる…」

「もし朝まで逃げ切れたら貴女の勝ち」

「捕まったらもちろん…」

律「チッ…くそ…ふざけるなよ」

「じゃあ5分待ってあげる」

「早く好きな場所へ逃げて」

今の時間は…1時34分か

恐らく教師達が学校にくる頃

6時前後になれば私の勝ちだ

律「絶対負けねー」
283 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:23:34.66 ID:A235VSwYO
まずは武器が必要だろう

律「この部屋にはたいしたものはないな…」

私はこの部屋を後にした



律「理科室か…何かあるかもしれない」

ガラッ

解剖用のメス

見たこともない薬物

律「よし、とりあえず何か…」

唯「あははははーりっちゃん見つけたーー」

何?もうばれたようだ
284 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:28:01.85 ID:A235VSwYO
唯「私がね、貴女をきれーに解剖してあげるよー」

そんなのはいやだ

唯の手には…ナイフか

唯も得物はまだナイフしかないようだ

歩みよってくる唯

死と隣り合わせの恐怖

律(まずいなこのままじゃ…)

唯「えへへ、りっちゃん追い詰めたー!」

私は何なのかよくわからない薬物を手にとり、それを唯にぶちまけた

唯「ぎぃいやあぁぁぁぁぁーーーーーーー」

その薬物は何だったのだろうか、唯は悶え始めた

律(でも今の隙に)タッタッ

唯「てめぇぇぇーーーー」
285 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:33:48.35 ID:A235VSwYO
唯が何か言っていたようだが、気にしない

律(ふむ…しかし何故あんなにも早く場所がばれてしまったのだろう)

まあ偶然だったのだろう

私は深く考えぬまままたどこかへ向かう

律(今の時間は…まだ1時42分か…)

とりあえずなにか私も武器になるようなものを…そうだ、調理室になら

私は急いで調理室へ向かった

ガラッ

律(よかった、まだ唯はいないみたい…)

私は鋭い出刃包丁を手に取る
286 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 11:38:15.73 ID:A235VSwYO
それと同時、唯がこの部屋へ入ってきた

私は棚の中に人一人が何とか入れるスペースを見つけ、慌てて隠れた

唯「りっちゃーんいるんでしょーう?」

唯「早く出てきてよー!」

唯「つまらないでしょー」

殺されるかもわからないのに出ていくはずがないだろう

唯「…なぁーんだ…いないや」ガラッ

律(…よかった)

律(とりあえずここから出よう)ガタッ

唯「りっちゃん見ーつけたぁぁあぁぁーーー」ガラッ
291 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 12:39:31.14 ID:A235VSwYO
まずいな、どうしたら…

逃げ道もないし隠れる場所ももうないぞ

唯「さぁこっちにおいでよりっちゃん」

唯の頬から顎にかけて赤く焼けただれていた

さっき唯にかけた薬物は酸性の何かだったのか

まあ今はそんなことはどうでもいい

この状況をどうにかしなくては
292 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 12:43:48.31 ID:A235VSwYO
律「なぁ…唯…お前はなんでこんなこと…」

澪や紬がなぜそう聞いてきたのか、その気持ちがわかった気がする

少しでも長く、時間をかせがなくては

唯「なんでって言われてもねぇ~」

唯「今は秘密だよ」

唯「でも楽しいね!」

唯「りっちゃんはなんでたのしそうじゃないのぉぉおぉぉーーーー?」

やばいこいつ狂ってる

唯「うけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ!!!!!!」
293 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 12:48:19.58 ID:A235VSwYO
しかし今がチャンスか

私は唯の右の手の甲に包丁を突き刺した

唯「うぐっ、ぎぃゃやぁぁぁあぁぁあぁーーーーーー」

どうやらきいているみたいだ

私は急いでその場を逃げ出した

―――――――――――――――――――

律(しかし何故すぐに場所がばれるんだ)

律(何か裏がある…あの唯がそこまで頭が回るはずがない…)

律(私が目覚めたとき、音楽室にいたよな)

律(…ひょっとして私が気を失っている間に唯のやつは)

私は自分の教室へ向かう
294 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 12:54:17.51 ID:A235VSwYO
私はこの制服に発信器が仕掛けられていると睨んだ

教室ならジャージがある。そう思い教室へ向かった

律(とりあえず私のジャージ…あった)

律(うぅ…下着にも仕掛けられてるかもしれないんだよな…)

律(…脱がなきゃダメか…)

―――――――――――――――――――

律(ふぅ…とりあえず一安心)

ガタッガタ

律(おっ、唯のやつまんまと…)

律(とりあえずベランダに出よう)
295 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 12:56:48.56 ID:A235VSwYO
唯「りっちゃーーーんいるのーーーー?」

唯「いるんでしょーーーーう?」

唯「もう許さないからねーーーーーー」

唯「むっ!これはりっちゃんの…」

唯「ちっ、もうばれてやがったのか…」

唯「とりあえず早く探さなきゃ」タッタッ

律「…」

律(ふぅ…行ったかな…)

律「さてと…」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/09(火) 13:01:52.98 ID:PYovQXl4O
支援
裸ジャージだとジャージしか見えないような
298 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:10:12.70 ID:A235VSwYO
 >>296
裸ということに意味がある
あとチャック式だしね
胸元まで開けてるって想定で
297 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:02:14.78 ID:A235VSwYO
律(しかしあの様子じゃ唯のやつ、本当に発信器しかけてやがったな…)

とりあえずどこへ行こうか

一度玄関へ行ってみよう

律「ふぃー、やっぱし寒いな…ぶるぶる」

カツカツ

おっと階段の下から誰かきたようだ

私はすぐに近くの教室へ身を隠す

やはりジャージだと動きやすい

下から来たのは案の定唯だった

手にはチェーンソーが握られていた
300 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:17:51.88 ID:A235VSwYO
律(おいおいあんなのどこで入手したんだよ…)

唯は私に気付いていないようで、すぐに去っていた

律(今の時間は…2時26分か)

―――――――――――――――――――

律(玄関に着いたぞ)

ガチャガチャ

鍵が壊されているようだ

これでは外に出ることはできない

律(うーんやっぱり、逃げ切るしかないのか…)

ガタガタッ

律「?!」ビクッ

唯「あぁぁーーーーここにいたのりっちゃぁぁぁーーん!」

唯「りっちゃんは勘が鋭いねー」

唯「気絶させてる間に制服に発信器しかけておいたってすぐばれちゃうんだもん」
302 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:42:41.83 ID:A235VSwYO
そりゃあ知能が低い唯が私の居場所を当てられる方法なんてそれくらいしかないからな

唯「さっきのようにはいかないよ!りっちゃん!」ドルンドルン

律(ちっ…どこでチェーンソーなんて…)

唯「うふふははははははは!!!!!!」

唯「どうしたの?りっちゃん!びびっておしっこ漏らしたの?」

落ち着けよ自分…何か探すんだ

ん…唯のそばに…

あれを取れればどうにか…
303 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:48:37.98 ID:A235VSwYO
律「…」

確かにチェーンソーは恐ろしい武器だ

だがよく考えるんだ

あいつは馬鹿なのは不幸中の幸だろう

あのチェーンソーが充電式であることに気付いていない

ドルルル…ルルルルン

しめた!やっと充電が切れたみたいだ

唯「あははははははははははははは!!!!!!!!!はは、あれ…?」

とっさに唯の横を走り抜け唯のそばに落ちていた鉄パイプに手を伸ばす

そいつで後頭部を強打したら唯は見事に倒れ込み動かなくなった

しかしまだ死んだわけではないだろう
304 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 13:54:07.70 ID:A235VSwYO
しかし私には次に唯が来るであろう場所が予測できた

恐らく唯は電池の切れたチェーンソーの充電をしにくる

そして充電出来るような場所…それは職員室しかない

そして私は恐らく唯が次に来るであろう職員室へと向かった

律(今の時間は…もう3時28分か)
305 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:09:52.47 ID:A235VSwYO
ガラッ

律「」キョロキョロ

律「よし、誰もいない…」

律「とりあえずあのロッカーの中へ」

ガタッ

律(よし…あとは唯を待つだけだ)

―――――――――――――――――――

ガラッ

唯「ふぅ…まったく困っちゃうよ…」

しめしめ、入ってきたな

唯「りっちゃん…どこに行ったんだろ…」

よし…ガチャ


唯「早く殺したいなぁ…私の手で」

唯「あははははははははははははははは!!!!!!!!!」

律「死ぬのはお前だ!!唯!!!!」バキッ
306 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:15:48.46 ID:A235VSwYO
唯「あがっ…」バタッ

律「ハァハァ…」

律「…」

律「これで…終わったかな…」

律「玄関壊して外に…」

唯「そうはさせないよ~りっちゃん!」

唯「私がそう簡単に死ぬはずないじゃない!」

唯「りっちゃんが死ぬまで私はどこまでも追いかけるよおぉぉぉぉぉーーーー!!!!」

律「くっ…」

今回は後頭部に綺麗に入ったはずなのに…

こいつ本当に人間なのか?!
307 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:23:20.44 ID:A235VSwYO
唯「待ってよぉぉぉおおぉぉぉぉりっちゃやぁぁあぁぁぁあん!!!!!」

律「ひ、ひぃ…」

やばい…逃げないと…

でもどこへ?逃げ場なんてもう…

いやどこだっていい

この場から離れなくては…

私はひたすら階段をのぼっていった

律「確かここなら、鍵が」

私は生徒会室に駆け込んだ

律「や、やっぱり!はやく鍵を…」ガチャガチャ

手が震えて上手くいかない
308 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:25:51.38 ID:A235VSwYO
唯「りーっーちゃん!」

律「ひぃ…」ガチャガチャ

鍵を閉める手を少し早める

唯「だめだよー。この部屋は鍵がついててずるいよー」

律「や、やばい…早くしないと…」ガチャガチャ

ガチャン

やった!

唯「あぁーー鍵が閉まっちゃったかぁー」

唯「じゃあまた5分だけ待ってあげる…」

唯「それでまだここにいたらその時は…」

唯「あはははははははははははは!!!!!まったねーりっちゃーん!!!!」
310 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:32:33.40 ID:A235VSwYO
律「ハァハァ…」

律「ハァ…ハァ…」

律「…死ぬかと思った…」

律「とりあえずもうやられる前にやるってのは無理そうだな…」

律「ん…図書室か…」

律「ここに隠れていよう…」

律(…4時2分…)

―――――――――――――――――――

唯「ふぃー図書室かぁー」

唯「本が嫌いなりっちゃんは来ないだろうなぁ~」

唯「ん、でももしかしたら…」

唯「おっじゃましまーす!!」ガラッ

律「」ビクッ
311 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:38:52.31 ID:A235VSwYO
ん、待てよ。

この大きな本棚を利用すれば、あるいは…

唯「ふぃーいないかなぁー」

唯「りっちゃんはいねーがーなんてねー」

律「…」

もう少しだ…

唯「…」フンフーン

唯「おっ、この本は?!」

律(今だっ!)

律「うぅおりゃー」

唯「ん?!何?」

バターンッ

律「ハァハァ…」

律「早く逃げよう…」
312 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 14:43:36.78 ID:A235VSwYO
律「…」タッタッ

律「…どうやら唯のやつ追ってこないみたいだ」

律「今のはちゃんとくらってたのかな…」



唯「いてててー」

唯「あぁ!血が出てるよ…」

唯「もう痛いことするなぁ~りっちゃんは…」

唯「もう絶対許してあげないよ」
416 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 21:34:30.45 ID:A235VSwYO

律「ここまでくりゃ大丈夫かな…」

律「今は…4時36分か」

律(とりあえず隠れなきゃ)

ブッザーザーザーザー

律(ん、放送が…)

「りっちゃーん私だよー」

「さっきはあんなことしてりっちゃんひどいよぉー」

「次に会ったら容赦しないからねー」

「今どこにいるかわからないけど」

「絶対に殺すよ!」

「あははははははははははははは!!!!!!!」

律「今唯のやつは放送室にいるのか…」

律「放送室は3階」

律「私が今いるのは…2階」
435 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:11:53.80 ID:A235VSwYO
律「…」

律「じゃあ下に行ったほうがいいか」

律「今更だけど夜の学校て不気味だなぁ」カツカツ

律「…」カツカツ

律「とりあえずどっかに逃げこm」

唯「見つけたよーりっちゃーーん」

律「うぇ!?もう下にいるなんて…」

唯「もうそろそろ飽きてきたし…」

唯「もう終わりにしてあげるからねぇーーーー!!」
439 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:20:44.15 ID:A235VSwYO
律「っやばい…に、逃げないと…!!」

律「とりあえず上に…」ダッダッダッ

でももう逃げる場所なんて…

律「!?」

律「すっかり忘れてた…」

律「鍵なら…音楽室にもついてるじゃないか」

唯「あは!待ってよ~」

やばい…唯のやつ速くなってる

もう間に合わないかも

澪「待ちなよ律。お前だけ生き残させるわけないじゃないか」

律「うっ…澪?」

澪「…」パクパク

律「何を言っているんだ…澪」
441 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:28:01.21 ID:A235VSwYO
なぜ今ここに澪が…

それに澪は私がこの手で…

澪「待ちなさい律。」ガシッ

律「うっ…」バタン

律「こ、こんなときに…」

唯「あはははは!!!やっと捕まえたよりっちゃん!!!!」

だ、ダメだ…もう…

唯は私の上に乗っかり(いわゆるマウントポジションというやつだろうか)ナイフを突き立てた

怖い…

顔の半分は薬物で焼け不気味に笑う

もうこの世のものではないような顔をしている

唯「あはははは!!!」

唯「ただ殺すのはつまらないかな!!」

唯「もう一度…痛いけど我慢してね」
444 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:30:05.06 ID:A235VSwYO
―――――――――――――――――――

律「…っ」

どうやら眠っていたようだ

いや気絶していたというほうが正しいか

それよりこの部屋、どこかで見たことがある気が

律「?!」

ま、まさかこの部屋は!?

私は気付いた

鳥肌が頭からつま先まで駆け巡る

そうこの部屋は

まさしく夢で見たあの部屋ではないか…
447 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:35:55.33 ID:A235VSwYO
不気味に赤く光る床

何一つない部屋の真ん中ぽつりとある…

ベッドだが…ベッドの上に何か…

律「なんだろあれ…」

律「ん?」

色白で細長い腕

まさに理想の体型と言えるであろう美しいスタイル

そして眼鏡が似合う綺麗な顔立ち

律「ま、まさかこれって…」

そこに倒れていた人物

学校一の人気教師であり軽音学部の顧問でもある彼女

律「さ、さわちゃんじゃ…」
449 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:40:07.54 ID:A235VSwYO
唯「あはははは!!!やっと起きたのー?りっちゃん」

唯「ずっと起きないかとヒヤヒヤしたよ!!」

律「おい唯!いい加減にしろ」

律「ここはどこで、なぜさわちゃんを?」

唯「ここはどこ?」

唯「見覚えはないの?」

見覚えが…まったくないわけではない

ドアの形、窓の位置

恐らくここは音楽室なのだろう

律「音楽室…なのか?」

唯「へへっ、あったりー!」
455 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 22:56:40.92 ID:A235VSwYO
しかしなんだこの変わりようは…

数時間前まではまだ普通だったのに…

唯「正確にはりっちゃんが音楽室だと思っていた場所かなぁ…」

律「え…それはどういう…」

唯「あのね、りっちゃん」

唯「もともと軽音学部なんてなかったの」

唯「すべては貴方が作りだした妄想」

唯「でもね、澪ちゃんやムギちゃんを殺したのは現実だよ」

律「唯…お前がなにが言いたいのかさっぱり」

唯「ムギちゃんも澪ちゃんもりっちゃんの友達だよ」

唯「私はまったく面識なんてなかったけどね」

律「でも私にはみんなと過ごした記憶が」

唯「だからね。それもりっちゃんが罪悪感から作りだした妄想」
458 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:00:14.64 ID:A235VSwYO
唯「友達を殺した罪悪感からりっちゃんはおかしくなっちゃったんだよ」

律「っく…そんなはずは…」

唯「あのねーりっちゃん…」

唯「貴方はムギちゃん澪ちゃんの二人を殺してこの施設へやってきた」

唯「私も少しは手助けをしたんだけどね」

唯「あ、でもりっちゃんの家族を殺したのは私だよ」

唯「でもね…貴方の大切な人を殺していく度にね」

唯「更にりっちゃんは妄想を繰り返たの」

唯「果てには学校に行く妄想まで見出したの」

唯「おかしいよね。私たちは中学の頃にはこの施設に入れられてたのに」
459 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:01:26.05 ID:A235VSwYO
唯「私はね、ずっと孤独だったの」

唯「お母さんや憂はすぐ死んじゃったんだもん」

唯「でも憂を殺すのは楽しかったな」

唯「指を一本切り落とす度に涙を流しながら『やめて、お姉ちゃん』って言ってくるんだよ」

唯「あれはとっても可愛いかったなぁー」

唯「でもね、私には家族なんていらないの」

唯「愛する人さえいてくれれば」

唯「そう…だからりっちゃんの周りの人も皆殺しにしてやろうって」

唯「りっちゃんは私の愛する人」

唯「だからこそ私だけを見ていて欲しかった」
462 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:07:36.15 ID:A235VSwYO
くっ…なんなんだこいつは…

なにが本当でどこまでが嘘なんだ…

律「じゃ、じゃあさわちゃんは…?」

唯「え?あぁ彼女はこの施設の一番偉い人だよ」

唯「よくわからないけど…施設長って言うのかな?」

唯「りっちゃんがいきなり発狂してやっちゃったんじゃない」

唯「あれは怖かったな…」

唯「でも幸い気を失っているだけみたい」

律「そ、そんな…みんなは…」

律「それに…ここは…」
464 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:11:24.48 ID:A235VSwYO
唯「私もなんの施設なのかはよくわからない」

唯「でも頭の弱い子が来るんだって」

唯「それにしても…りっちゃんが元通りになってよかった…」

律「やっ、やだ!近寄るな!」

唯「えぇっ…」

唯「…酷いなぁりっちゃんは」

唯「りっちゃん…もう私たちも楽になろうよ!」

そういうと唯はどこからかナイフを取り出す

夢(なのかはわからないが)で見たものと全く一緒だ

律「ひっ…や、やめろ!それ以上近寄るな…」
465 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:14:07.84 ID:A235VSwYO


唯「りっちゃん…この期に及んで何を」

いやだ!私は死にたくない!

唯「なーにりっちゃん逃げないんじゃない」

律「ひぃっ」バタン

律「やばい…尻餅ついてしまった…」

唯「あははははははははははは!!!!りっちぃぃやゃゃああぁぁぁぁん!!!」

律「いっ、いやだ!やめろ!くるな」
466 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:17:13.78 ID:A235VSwYO
唯にまんまとマウントポジションをとられた

夢と全く一緒の光景

頬を暖かい何かが伝う

涙…なのだろうか

私まだ涙が出せたのか

唯「いひゃあはははははははははは!!!!!」

唯「りっちゃーーーんこれから死ぬ感想はぁーーーーーー」

そう言うと唯はただひたすら高笑いしていた

私ももう死んでしまうのだろうか…
468 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:20:09.29 ID:A235VSwYO
律「………?!」

律(あれ?唯の手にナイフは…ない?!)

律(ならどこに…)

律(あった!あそこか!)

律(なんとか手を伸ばせば…んしょ)バシッ

律(よしっ!)

律「うぉりゃ」ブシュ

私の振ったナイフが唯の首もとをかっ捌く

唯「ん…あがっ…」
470 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:26:17.72 ID:A235VSwYO
唯「…ふしゅう」ブシャー

綺麗な赤い飛沫が飛び散る

まるで生温いシャワーを浴びているような感覚を覚えた

律(今度ばかりは唯も…)

唯「私が死ぬはずないじゃない…りっちゃん…」

私は震えた

しばらくは体中の鳥肌がおさまらなかった

首を半分程切られてなぜこいつは…

律(っと、とりあえずどこかへ)

背後におぞましい程の殺気を感じた

殺気というよりは威圧感と言ったほうが近いかもしれない

私は近くの薄気味悪い部屋へと駆け込む

律「っはぁはぁ…」

律(なんだろう…この感じは…)
474 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:31:59.83 ID:A235VSwYO
棚の上にあった写真立てを手にとる

私と唯がそっぽを向いて映っていた

そして今度は近くに置いてあったアルバムに手を伸ばす

おかしい…どれを見ても唯と私しか…

澪やムギは…

やはり唯が言っていたあの話は本当なのだろうか

ガタッガタ

律(むっ…来たか…)

部屋の隅にあった棚へ慌てて身を隠す

唯「りーっちゃん!」

唯が呼吸をするたびヒューヒューといった音が耳につく
475 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:35:52.50 ID:A235VSwYO
唯「りーっちゃぁーん」

唯「いないのかな…」

律(…)

律(いったのかな…)

しかし気配は感じる

どうしたものか…

律(しかしもういないとは思うんだが…)

律(ここにいても仕方ない…一度出てみなきゃ)ガチャ

唯「見ィーつけた」











おわり


479 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:51:17.25 ID:A235VSwYO
さわ「はいカーット!」

さわ「いやーよかったわ二人とも!」

紬「とても上手でしたよ!」

さわ「もう演劇部になったほうがいいんじゃないかしら…」

澪「いや先生!ここは一度軽音部です!」

唯「楽しそー!」

澪「おい!それでいいのか唯!!」

律「それよりこんなの撮ってどうするんだよー」

さわ「いやねぇりっちゃん」

さわ「学祭でこれを放送するんじゃない」

律「いやここ軽音部でしょ!!」
482 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:57:00.60 ID:A235VSwYO
さわ「ふふふ、甘いわりっちゃん」

さわ「軽音部だから音楽しかやっちゃいけないなんて誰が決めたの!」

律「いやーだって一応音楽部ですしー」

さわ「もう…りっちゃんは固い!固すぎるわ!」

さわ「今時そんな頑固オヤジ滅多にいないわよ」

律「うぉい!私はいつオヤジになった!」

紬「でもこの映画効果で新入部員も入ってくるかもしれませんよ」

澪「こんなホラー映画で入ってくるか!」

澪「もしやるならもっと音楽に関連性のある話にして欲しいよ」

唯「なんだかんだ言って澪ちゃんもやりたいんだね」

澪「な、ちがーう!!やりたくなんてないよ!!!」
483 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/09(火) 23:59:00.87 ID:A235VSwYO
紬「でもまあ何やら釣られてきた一年生が…」

律「はい確保ー!!」

梓「ひゃう!!」







本当におわりです

ごめんなさい