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「92年度セリーグ寸評」(2008/04/15 (火) 07:38:01) の最新版変更点
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*巨人
選手的にも、中の人的にも個性的な面々が揃う球団。
ここ最近ですっかり名門として定着し、Aクラスの常連となった感がある。
現在はチーム全体で機動力野球を試み、ある程度の成果を修めているようだ。
しかし、弱点がない訳でもない。今年度初日に限ればドミンゴ選手の活躍により、
得点率も3.7と12球団で2番目に高いが、実質的にはもっと落ちる。
現実で、機動力があり、しかも強かったチームと言うと、スーパーカートリオよりも、
松竹ロビンス水爆打線が思い起こされる。
鈍足の大岡以外は全員14盗塁以上、先頭打者の金山は71盗塁という脅威のチームだ。
この打線が機能していたのは、もちろん3人合わせて120HR400打点のクリンナップがあったからだ。
そろそろ、少なくともチームカラーとなるだけの快速は身についた感があるので、
打撃を鍛えることにシフトしてもよいかもしれない。
投手に関しては、ほとんど言うことがない。
新人から中堅、ベテランまで一定以上の水準を誇る投手陣は、もはや伝統か。
注目株:ドミンゴ
圧倒的な爆発力で初日の話題を席巻した男。
流石にこの成績を維持することはありえないだろうが、最高打率の更新に期待がかかる。
なお、能力だけを見ても、現在球界を代表する万能選手である、
ホライZUN選手やパン選手をしのぐ可能性を秘めている。
*広島
バランスの良さが伝統的なチームカラー。
このチームには一つ特徴と呼べることがあり、それは、
スラッガーの絶対数がそれほど多くないにも関わらず、攻撃力が、
それなりのレベルを維持し続けていることにある。
もちろんその理由は、非常に優秀なセンターラインにある。
守備的な選手になりがちなこのポジションの選手が、伏兵どころか、
上位や繋ぎ役といった重要な打順に配置され、しかも機能している。
本来打てなくても然るべき存在が全員存在感を発揮している、
そのため、全体的な攻撃力があまり落ちない、という訳だ。
そのメンバーが生え抜きベテランに集中しているため、移籍や流出にも強い。
投手陣も、200勝目前の黒田博樹を軸に、ジャニ太郎、Gorilaxと、
形を変えつつも優秀な先発投手を揃え、中継ぎにもツボを抑えた投手が多い。
その陣容は、巨人に比べると、少しばかり面白みに欠けると言う見方もあるが、
オーソドックスなチーム作りを高いレベルで実現させていることは評価に値する。
巨人と同じく、セリーグの名門と呼べることは間違いないだろう。
注目株:金曜19時
今季で惜しくも引退となるだろう、広島を代表した名二塁手。
キャリア初期は守備の人という評価が強かったが、晩年は、
こんにゃく打法から繰り出される打撃でも貢献し、通算打率は実に.275。
これだけの高性能ながら、しっかりと人気も上げていたのが好ましい。
リアル広島で言えば、野村に匹敵する存在感の持ち主でした。
今までお疲れ様でした。
*中日
少し前までは投手力のチームと言う感じがあったが、
現在はどちらかというと、野手優位、竜打線という方向にチームが傾きつつある。
その原動力となっているのは、移籍組の3番打者ジオンビと、生え抜きの4番レオ・ゴメス。
それぞれ、見逃し三振が多い、チャンスに弱いと言う弱点はあるものの、頼れる大砲だ。
見逃せないのはセンターラインのレベルの高さ。特に二塁手・ソケットの能力は高く、
かなりの高レベルの万能型になる可能性を秘めている。
センターの燕雀も、体力は残り少ないが、バランスの取れた好選手だ。
逆に投手は問題が多い、ほんの少し前まで王国を築いていたとは思えないほどだ。
名無しの数が多すぎるのも問題だが、現有戦力も、
軸になれる投手、短期間で飛躍できそうな選手が、残念ながら見当たらない。
来期は投手コーチを雇うことが予測されるが、ここが考えどころになるだろう。
選択を間違えれば、かなり長期の低迷も予想される。
注目株:メガネ
やや地味な印象を受けているきらいがあるが、先頭打者として水準以上。
足も打率も出塁率も悪くなく、安定性もある。チャンスメーカーとして有用だ。
彼が現役の内の投手陣再建が、当面の目標になるか。
*ヤクルト
長期間優勝から遠ざかっているが、戦力として悪くはない。
悪くはないが、突出した部分もないというのが現状か。
現状、野手は長打型を目指している選手が多く見られる。
しかし、数年後を見据えた場合、恐らくはだが、
戦力はあったのに勝ちきれなかった、70年後半~80年前半状態に
戻る危険性がある。鯖ペナのシステム上、出塁率とHRは両立しにくいため、
効果的ではない一発が多くなってしまう可能性が高いのだ。
あと一人、ないしは二人巧打者タイプが存在するとバランスがよくなるだろう。
投手陣に関しては特に問題というものが見受けられない。
野手が育ちきった頃には、こちらもそれなり以上の戦力になっているだろう。
その頃に、どういった順位にいるかが楽しみなところだ。
注目株:A・G
何を作ろうとしているのかって、魔将なんでしょう。
その試みはとても面白いのだが、流石に巧打Fでは打率以前にHRも苦しい。
選球眼でカバーするにしても、鯖ペナの.235~250ラインというのは
走力が絡まない場合、巧打E前半くらいだと考えたほうがいいだろう。
それ以外は、守備力も肩もあるので評価できる。
*阪神
昨年は名無しと新人を抱えた状態で優勝してしまった。
その原動力となったのは言うまでもなく、史上最強の二遊間、それと捕手だろう。
今季も3人は好調で、チームの順位の引き上げに多大な貢献をしている。
が、チームとしての見通しはかなり危険。
パン選手とミシュラン選手に引退が迫り、後続もいない状況。
中軸と守備の要を一気に失うことになるので、チームは一気に傾く。
まずは打力……といきたいところだが、満遍なく改善しなければならないか。
横浜の項で書いたのとは逆に、長打と選球眼に優れた選手を作り、
巧打を一気に上げると言う方法も有効だろう。
守備型なら、守備力に優れた選手を作り、ということだ。
逆に投手が安泰なのがせめてもの救いだろう、体力も万全であるし、
もともと平均して高い能力を持つ投手陣である。
ここからは、伸びこそすれ下がることはほとんどありえない。
しばらくは野手コーチだけを雇うのも手だと思われる。
注目株:りりぃ2号
軟投派の好投手。1シーズンで1点台の先発は数多いが、
この投手の場合は、通算防御率も2.12というのが素晴らしい。
低迷期から阪神を支えてきた証明である。
異常なほど四球が少ないため、自爆が少ないのが最大の特徴。
*横浜
チーム状況的には一番辛い、見通しもよくないからだ。
現時点で頼れる選手は、マクロス、ロキノン、寿司、おると、みーくらい。
しかも、寿司は来期引退と言う状態。これでは流石に苦しい。
ただし、アウグスや藤ノ宮千歳といった面々は、育成力の高いユーザーの選手のため、
今後主軸になりうる可能性は大いにある。
コーチが荒川ということを考えれば、打撃型の選手を作ろうとしている人は、
まず選球眼と巧打に長けた選手を初期作成で作り直し、荒川を3回練習、
長打力を一気に上げ、中距離打者を作っておき、地道にスラッガーを目指すと言うのはどうだろう。
面白みには欠けるかもしれないが、最も有効な手段の一つだろう。
投手はまず制球力を整えることが大事だろう。
左右の制球力に偏りがある投手は、まず被打率に現れる。
ただし、しばらくは優勝は無理だと思うしかない。流石にこれでは戦力差が大きすぎる。
あくまでも、先を見据えた戦い方をすべきだろう。名無しの数が減ってからが勝負だ。
注目株:みー
今季は少し不調ですが、基本的に好投手です。
抑えはこの人の体力が尽きるまでは安泰だと思っていいでしょう。
ツボを押さえた作り方をしているため、どこまで伸びるかが楽しみ。
分析:卵(おそらく管理人)
※注意:各球団の采配の批評は対象外です。戦力比較ですよ。
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