楽天118季総括
祝! 日本一!! 32年ぶり3度目
118期のパ・リーグは最後まで優勝を争ったオリックス、常勝軍団・西武などの強豪球団の間隙を突いて、楽天が11年ぶり10回目の優勝をもぎ取った。
日本シリーズの対戦相手はセ界を制覇したヤクルト。上位打線がことごとく20本塁打をマークしている爆裂打線でとにかく不用意なランナーを出さないことが課題となった。
シリーズ1戦目は行き詰る投手戦、1回裏の攻撃TOPバッター新見の二塁打、続くマルちゃんことマルチネスのヒットで二三塁とし5番の憲史の右前打で先取点。そのまま楽天リーフとヤ軍恵比寿の投げあいで両チームとも無得点が続き、いわゆるスミイチで1-0の勝利。リーフは三塁を踏ませぬ完璧な投球で幸先のよい先勝を果たす。
第2戦目は楽天おまめビーム、ヤ軍ハッカミーが先発。ヤ軍2点のリードで迎えた5回裏、制球を突如乱したハッカミーの四球を利用しどんでん、DREAMの下位打線が連続安打で同点とする。6回表にヤ軍に勝ち越し点を許すも、その裏の攻撃で6安打を集中しフィルリズトー、DREAM、新見などの適時打で4点を奪い逆転に成功。杉本、伸☆戦国大名の両投手が無失点継投でピシャリと抑え2連勝。
3戦目は楽天HHHが先発。2・3・4回と2点ずつ許し2-6とヤ軍が猛烈な打撃を見せる。楽天打線はヤ軍チャンピオンから、どんでんのソロ、前田慶次投手から憲史が3ランで計6点をあげるも、一歩とどかず6-8で敗戦。
通算2勝1敗で迎えた第4戦、ヤ軍はエースアナリスク9を起用、楽天は厳しい戦いを強いられた。3回表にエラーなどで3点を奪取し3-1となんとか勝ち越したがよかったのはここまで。その裏に先発パスワードがつかまり、燕返し打線の集中4安打で4点を許し3-5と逆転される。その後ヤ軍はめりーん選手のHRなどで3点を追加し通算成績は2-2の五分となった。
そして第5戦目から事件は起こった・・・。摩訶不思議な試合が行われたのである。
5戦目は楽天・藤林椋投手が9安打を許すも要所を押さえる投球で燕打線を0点に抑え、打ってはカル4選手の先制適時打などで着実に加点し、4-0で完封勝利。
そして迎えた6戦目。1回表にカル4、フィルリズトーの2点HR2本で先制した1回の裏、楽天のマウンドにはなんと前の試合9回完封を果たした藤林椋投手が上がっていたのである。そして6回1失点の好投でヤクルト打線を封印。打線もその後4点を加え8-1で4勝2敗でとうとう日本一を果たしたのである。
---優勝覚めやらない楽天ファンの一夜が明けた。
・・・!?
なんと納得がいかなっかったのか、ヤクルトの本拠地・神宮球場では第7戦が行われていた。チケットを買ったファンは大喜び。番外の第7戦はカル4選手の先取点、マルちゃんの2点HRなどで4点を上げ、投げてはリーフ投手が古巣に対して第1戦に続いて散発6安打、これまた3塁を踏ませぬ投球で完封勝利を挙げた。
このシリーズ戦前にはチーム内で、時代は先発投手がカギを握るかもしれないという会話がなされていた。しかし彼の登板は夢と化し、確かにカギを握っていた事実だけが残った。次回こそは必ず登板の機会があるはず。泣くな、君の時代がすぐに来るはずだ(合掌
118季選手紹介
118季成績情報
年度 |
順位/(前回) |
勝ち |
負け |
引分 |
連勝 |
勝率 |
人気 |
バントタイプ |
盗塁タイプ |
監督/カリスマ |
コーチ |
118年 |
優勝/(3位) |
75 |
55 |
5 |
8 |
.576 |
134 |
1 |
10 |
三原/90 |
門田 |
打率 |
防御率 |
安打 |
本塁打 |
盗塁 |
失策 |
得点 |
得点率 |
失点 |
失点率 |
得失点差 |
自責点 |
非自責 |
失策率 |
.275 |
2.51 |
1353 |
124 |
7 |
54 |
425 |
3.1 |
390 |
2.8 |
35 |
344 |
46 |
0.39 |
祝!個人タイトル受賞者
選手名 |
製作者 |
タイトル |
コメント |
カル4 |
まあく |
本塁打王① 打点王② AS① B9③ |
2冠王獲得も惜しくもMVPとならず。 |
憲史 |
ネギ |
B9② |
出だしに苦しんだが、後半復調で選出 |
リーフ |
ミュー |
AS④ |
総合力はリーグTOP3は間違いない |
伸☆戦国大名 |
戦国大名 |
AS② B9① |
チームの快進撃にうまく乗れた |
118季を終えて
5年後には優勝を、と書いた前期の総括。楽天メンバーは今期本当に長い長いトンネルを抜けて日本一を勝ち取った。
打線は前期とほぼ同程度の成績を残せた。一名が名無し化してしまった為に本塁打や得点率が多少減少してしまったものの十分な結果を残したといえるだろう。失策も順調に少なくなっており、不安な要素は多くない。来期も万全な体制で2連覇に向けた滑り出しをしたいところである。
投手陣も2.51という防御率は久々のよい結果。タイトルこそ取れなかったものの、名投手の残り体力を考えれば来期以降は狙えるのではなかろうか。順調に成長しているので、投手コーチを有効に活用して更なる飛躍を目指す時期だろう。
今期はある意味勝ち星を拾った試合も多かった。来年以降は追いかけられる立場、苦しい試合もあるとは思うが黄金期を目指して意見交換をしていきたい。
TOPICS
打率.295、本塁打14本とトップバッターらしい成績を残し始めた。在籍9年目の中堅手だが今期も打に守備に見せ場を多く作った。打撃能力もほぼ成長しきって打率を残せるようになった、あとは四死球で出塁できるようになると不動の一番打者としてさらに他球団からマークされる存在になると思われる。そのためにはやはり選球眼とチャンスの育成が課題となるだろう。
42試合に登板して防御率1.39、RP18.1で6勝2Sという結果は一流の中継ぎといってよい結果。今期の優勝はこの杉本投手をはじめとした中継ぎ陣の踏ん張りにおうところが多であった。プロ生活15年目を過ぎいよいよ円熟期、残された残り少ない現役生活で一花もふた花も咲かせてほしい精密機械に期待したい。
編集後記
久々の日本一に沸いたイーグルス。今後は黄金期を築けるかどうかの正念場ですね。
とにかく今期は、はしゃぎすぎ、かもしれませんが長い冬の生活から桜の開花を迎えたドンちゃん騒ぎとご理解いただいて、ご容赦ください(礼
来場者数
- 今日の観客数 -
- 昨日の観客数 -
- 合計観客数 -
最終更新:2008年08月03日 22:41