【3-Aプロット バッドエンド】
私はそう思い立つと、すぐさま貴意に向けて走り出した。
タッタッタッタッ。
もえ程うまくは走れないけど、それでもできるだけの速さで。
ダンッ!
最後の音を聞いた。
私は気が付くと地面に倒れていて、胸から絶え間なく赤が流れ続
けている。
「え?え?……」
「私が一人でもえさんを迎えに来ると思いましたか?私の護衛く
らいいるのは予想できるでしょうに」
そうか、私は撃たれたんだ……。
「玲子ォー!」
駆け寄ってくる、もえ。
「もえ……にげ―――」
言葉が出なくなり、体が凍りだす。
やがて全身が凍り。全てが動けなくなる。
最後、意識が凍る一瞬前。
もえの泣き顔が見えた。
END
最終更新:2007年09月13日 00:13