<<2-B>>
- 図書室には生徒がまばらにいて、読書や課題などそれぞれが
さまざまなことをしている。
- 推理小説の続きを読むため小説の本棚へ。
- そこで誰かとぶつかってしまい本が何冊か落ちる。
- 玲子「あっすいません」とあやまる。
- ぶつかった相手は恵美で「すいませんすいません」向こうも
気づいてないようでなんどもあやまっている。
- 玲子、美恵同時に相手に気づく。
- 二人、軽く雑談。(ここで恵美のスペックが軽く分かる)
- 雑談が終わり玲子、推理小説の続きを借りる。
- 帰る途中グランドを見るともえが部活をしているのを見かける。
- ちょうど走り終わったところのようで息をきらしてる。
- 玲子もえのところに話しかけにいく。
- 玲子「へぇー結構早かったじゃない、流石副キャプテンだけ
あるわね」もえ「へへぇ~、でしょでしょ?けどまだ本調子じゃないん
だよねー、もうすぐ大会近いからがんばらないと」玲子「そうなんだ、
副キャプテンなんだからがんばりなよ、じゃあ私はもう帰るから」
- 玲子、もえと別れて帰る。
- 帰宅すると家の鍵が開いている、不安に思った玲子は警戒しながら
部屋にゆっくりと入る。
- 部屋は物音ひとつせず緊迫した雰囲気が漂ってる
- リビングに入ったとたんいきなりうしろから抱きつかれる、すかさず
わき腹に肘をいれひるんだところを締めにかかる
- 「ぐほぉっ!、タンマタンマ!!俺だよ俺!健三だよ!!堀健三!!!」
健三はマジで痛がっているようだが玲子はまだやめず「証拠として
名刺を見せなさい、もし偽者なら――」「いだだだだ、わかった!
冗談はもうやめるからから放してくれ!!」玲子、ため息をつきながら放す。
「ハァ……あんた、それでも空手3段なの!?」「いやいや、女相手に本気
だせねぇって、しかも空手に締め技なんてねぇし」玲子、やれやれといった
感じで
「で?なんであんたが家にいるのよ」「いやーちょっと家用事があるから
来たんだけど、なんども呼び鈴押したけどいないようだったかったから――
隠してある合鍵使ってなか入りました(笑」
玲子、再び締めにかかる「い゛だい゛い゛だい゛!!」「だ れ が
か っ て に は い っ て い い と い っ た !」
「ずびばぜん!もうしません!!だから放してください」
玲子またため息をつきながら放す。
- 「で、用事ってなによ?」「あぁ、それなんだけど、例の失踪事件のこと
なんだけど…」「何かわかったの!?」食いつく玲子
「あぁ、次の失踪者がわかったかもしれない」「わかったかも?それって
どういうこと?」「ん、実はな、俺の独自のルートによると警察に失踪予
告みたいなのが届いたらしいんだ」「どんな内容だったの?」
- いきなり複雑そうな顔をする健三、なんだろう、何かいやな予感がする。
「それが……玲子、落ち着いて話を聞いてくれるか?」「何よ?……
急に……」「実は……玲子次の失踪者は玲子のクラスメイトの……本多恵美なんだ」
「本多…恵美」頭をなにかで殴られたような感覚に陥った、恵美が?どうして?
「まさか!なんで恵美が!!!」取り乱す玲子「まて、落ち着くんだ玲子、
ただのいたずらかもしれないし、そうと決まったわけじゃない」
「けどっ……!」「わかってる、警察もほとんどいたずらだと思ってるから期待はできない
だからこうして玲子に話をしにきてるんだ」どうしよう、どうすればいい……
「私、恵美を助ける」「あぁ、それが一番いいだろう、ただし二つのことを守ってくれ、
一つ、このことは誰にも言うな、もちろん恵美ちゃん本人にもだ」
「それともう一つ、無茶は絶対にするな」「うん、わかった」
「じゃあ俺はこれで帰るから、気をつけるんだぞ」そういって帰る健三
玲子、絶対に恵美は私が守ってみせると誓う
3日目7月27日
- 朝、いつものように登校する玲子、しかし昨日のことがどうしても気になって元気が
ない、が途中でもえに会う
「やっほー玲子、今日もいい天気だねぇ~」「えっ?、あぁ……もえ、おはよう」
「どうしたの~?なんか顔色悪いみたいだけど」「いや、全然大丈夫だよ、ぜんぜん……」
「ん~まぁなんか悩んでるみたいだけど、私にできることがあったら言ってね」
「うん、ありがとう」
- 昇降口で恵美に会う、相変わらず普通の恵美、玲子は失踪事件のことについて
軽く話を恵美に振ってみる
- すると恵美は一瞬びっくりした表情を見せるがすぐに知らないという
- 不審に思った玲子はさらに聞くが何もない、知らないの一点張り
- その日の学校ではずっと恵美のことを気にかけててろくに授業中も先生の話が
耳に入ってこない
- 放課後、帰ろうとする恵美に玲子は話しかける
- ここで恵美と連絡を取り合うために携帯の番号を聞こうとするが恵美は親が厳しくて
携帯を持っていないことを知る
- なら、自宅の番号をということで家の電話番号を教えてもらう
- その夜、早速恵美に電話をかける
4日目7月28日
- 朝、もえと登校し昇降口のところで恵美に会うが少し様子がおかしい
- 何かあったのかと聞いてみるが何もないとおびえたように言う、そのときすいませんと
頭を下げたときにメガネがズレあわてて直そうとするときに服の袖から腕が見えあざが
チラッと見えた?気がした
- 声を掛けてみるがあまり話さない
- 疑問に思った玲子はすぐに健三のことを思い出す
- 授業中、もえが恵美がおかしいことについて聞いてくるが玲子は知らないフリをする
- 放課後、恵美になにか異変がないか聞いてみるも少しおびえた感じで否定する
- 何かあったらすぐに電話をしてきてと玲子はいい、恵美はすこし迷ってはいと言う
- 恵美が帰宅するときこっそり玲子はうしろからついていって帰り道になにか不審な人物はいないか
探るがそのような人物はみあたらない
- その夜健三に電話し恵美の様子がおかしいことを伝える
- 寝るときベッドで恵美と失踪事件の関係を考えるが特になにも思い浮かばず
5日目7月29日
- 恵美が学校を休む
- 玲子は失踪事件となにかかかわりがあるのかと思う
- が、早とちりしてはいけないと思い今日は様子見
- その日の夜、恵美に電話してみるが電話に出る様子はない
6日目7月30日
- 学校に行くがまたもえが欠席
- これはなにかおかしいのではと思い恵美にもえの家の場所を聞き行く
- もえの家に行ってみるがそこはいかにも古い家といった感じ
- 家の呼び鈴を鳴らしてみるが人がいる気配がない
- 玲子が帰ろうとしたとき、家の中から大きい物音がし叫び声までする
- 玲子はとっさに入ろうとするがその前に健三に電話し、恵美の家の場所を伝える
- そして玲子は家の中へ入る
- 玄関に恵美のかけているメガネが落ちて割れているのに玲子は気づく
- 急いで玲子は物音のする部屋へ行く
- その部屋では恵美をしばろうとする男が
- 玲子はとっさに男に飛び掛る、男は一瞬ひるむがガタイがいいため女の玲子が相手になるわけでもなく
すぐに反撃され殴られ蹴られる
- 男はナイフを持ち出し玲子に飛び掛る、「もうだめだ!」玲子がそう思ったとき玲子の前に「うおおおお
おおお」という叫び声とともに別の男の影が
- 間一髪で健三が男のナイフを止めそのまま柔道3段の技をみせ背負い投げをして男を取り押さえる
- その間に玲子は恵美を縛っている縄をほどく
- 「玲子さん、ありがとう」と恵美はいう
- 恵美に事情を聞いたところこの男は恵美の父親だということが判明する
- 恵美の父親は抵抗するが健三に固められ降参すると言う
- 事情を聞いたところ恵美の父親はこの町で起こっている人身売買に関わっている人物で
人をさらうという役目をしているらしい
- 玲子と健三の二人はびっくりするが恵美は少し落ち込んだ様子
- 恵美に聞いたところ恵美は自分の父親が人をさらう役目をしていたことをうすうす気づいていた
らしい
- その後恵美の父親は健三が通報した警察に連行される
- 恵美の家は警察が家宅捜索しているので恵美はその夜玲子の家に泊まることに
<<ここでHシーン>>
- その後失踪事件はおきなくなり街も平和をとりもどした、変わったことといえば恵美が玲子の
家に住むようになったこと、そして再び玲子、もえ、恵美の3人組みは今日も仲良く登校する。
最終更新:2007年09月20日 20:13