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「kskロワ書き手バトルロワイアルその1」(2008/10/24 (金) 20:34:15) の最新版変更点
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*kskロワ書き手バトルロワイアルその1
暗闇の向こうは不思議の部屋でした。
そんな言葉が頭によぎるくらいに唐突に自分はその空間にいた。
周囲には見知らぬ男女が10人以上いる。
誰もが事情を飲み込めず
『ここはどこだ』『何が起きたんだ』『それよりロリはどこだ』
とざわめき始めたときだった。
「ようこそ、みんな」
朗々とした声があたりに響く。
誰の声か、その場にいた全員がすぐに理解した。
よく知った銀髪の青年の声だったからだ。
「君は…カヲル君!」
「おお、カヲル君だ!!」
「それよりもふもふはどこだ!!!」
一部を除き不安そうだった面々が表情を明るくし更に騒ぎ始めた。
そんな中、俺はどうも嫌な予感がしてならなかった。
「さて、kskアニメバトルロワイアルの書き手の皆さん、こんばんは。
今日は僕から君たちにそのお礼をしようと思うんだ」
突然のカヲル君の言葉に一同は一層ざわめきだす。
『お礼…なんだろう?』
『まさか俺たちをくそみそテクニックの餌食に…?』
『よろしい、ならばロリを出せ』
などとコソコソというその場の人間を意に介さないかのように彼はあっさりと告げた。
「今から、君たちに殺し合いをしてもらう」
水を打ったように場が静まり返った。
「………うん、それ無理」
何秒経っただろうか。1人の人間が口を開いた。
「君はmk2氏か。それはどういうことかな」
カヲル君が声をしたほうを向いたが、違う方から新たな声が介入する。
「当たり前だ!!私たちはkskロワ住民として精一杯やってきた!
理不尽なイデにも耐えてきた!
なのにいきなり殺し合いに放り込まれてはいそうですかと言えるか!!
私は対主催を貫いてやるぞ!」
「さすが勇者・変態閣下2XE氏、勇ましい。だが格好いい冬月さんを書いた君は静かにしてて欲しい。
いくら君達が嫌だと言っても僕にはこれを主催するだけの理由があるんだ」
遠い空を眺めるような、悲しげな口調でカヲル君はその理由を言い放った。
「僕の活躍の場を奪った君たちを苦しめたい…そんな理由はダメかな?」
全員がその理由に唖然とした。
やっぱり、参加できないの気にしてたんだ…という声もちらほら聞こえる。
「待て!確かに、君はロワに参加できなかった!だからと言ってここにいる全員を苦しめてどうなる!?
そもそも私達は君に恨みを買うようなことをした覚えはないぞ!!」
「君はS8氏だね。いつも地図更新をありがとう。だが君にも恨みはある。
………でも、なんで地図マスコットが中トトロとまっくろくろすけなんだい…?」
「それは言いがかりだよカヲル君!
S8氏の言う通りだ!それに君はみんなに愛されている、それで十分じゃないか。
だからたまにはロリコンもいいよね!!!」
「ロリブームに火をつけた君に僕が怒ってないとでも思っているのかい?
前歯へし折ってる?」
笑顔でどす黒いオーラを放つ、それはそれはゼロス並の威圧感でカヲル君は言い放った。
それ、君が参加できないことと関係ないじゃんと思いながらも
U85氏はたらりと冷や汗を流している。
みんながその威圧感に押される中、1人が空気を読まずに声を上げた。
「俺はみんなと違いボイン信者だ!ロリもトトロも書いてない!
あまりわがままを言うとMADのサムネをカヲル君から変更するよ!」
「321go氏か。確かにサムネイルを僕にしてくれたのは嬉しいけど…
君は支給品として小トトロを出したね。………それを僕が笑って見逃すと思う?」
そんなのすらダメなのかよ…全員の心の声が一致した気がした。
「さて、キリがない。そろそろ進めよう…ロワにつきものみせしめの時間だよ」
場の空気が凍りついた。
なにせ、カヲル君がこの調子ではどんな理由で殺されるか分かったものではない。
「まずは…そう、NIKU氏」
カヲル君の視線の先にいた参加者がドキリとしたのが手に取るようにわかった。
「一度トトロとサツキちゃんを書いてるのが気になるけど…今後も期待してるよ」
どうやら、NIKU氏をみせしめにする気はないようだ。
「次に、h6氏。君はサツキちゃんにトトロを書きヴィヴィオちゃんを2回も書いてるね。
………ロリの出番が増えると僕の印象がなお薄くなり残念な話だ」
「…俺、死に給うこと勿れ。倦怠ライフリターンズ!!」
「だけど、錯乱したシンジ君をトトロに会わせてくれた、その功績を認めて見逃すよ。
0O氏も同様だ、シンジ君を万太郎君と合流させてくれてありがとう」
「ああ、死亡フラグがへし折れた…!」
見つめられた二人がほっとしたように胸をなでおろした。
「次にYs氏だけど…ヴィヴィオちゃん一回か。問題ないよ」
「この分だとよそ見してると死んじゃうな、誰か…」
「さて、それではqY氏だ。初の前後編がロリ話と中々愉快なことをしてくれたね」
「…こ、心に愛が無ければ、真のロリコンじゃないのさ!」
「だけどスグル君とヴィヴィオちゃんとのやりとりに不覚にも感動してしまったから見逃すとしよう。
ではMU氏だ。君はどれもいい話を書く。特に疾風のガイバーで小トトロがレストランを
片付ける様を妄想し悶えた人は多いだろう。ああまたもふもふ信者が生まれた」
「そ…そんなことを言うと10秒以内に用語集に追加するぞ!?」
「そう、それだ。それにより僕は存在感を増すことができている。
ありがとう、だから君はみせしめにはしないよ」
このようにカヲル君の視線があたりを行き交い問答を繰り返し、
ついに呼ばれていないのが俺を含め3人だけになった。
「もう残り少ないね…さて、hj氏。
君はオープニングコンペで唯1人僕を出さなかったね?」
「わ…私は特設リングを出したかっただけなんだ!」
「そうだね、その心意気は現住所したらばの僕はよく分かってる。
だから酒場のほうにも顔を出してね」
死者スレでリングバトルでもなんでもいいから活躍したいのかカヲル君。
「さぁ、残るは2人か。名無しさんとVs氏。
Vs氏…君には感謝してるんだよ?初期の頃から取り纏め、このような場を作ったんだからね」
「だったら…」
「39 : ◆VsIl7eA2DE :2008/08/30(土) 23:10:10 ID:K3xAe03J
すいませんorz
俺が出せるなら……えーと、ではエヴァからアスカ出してよろしいでしょうか?
…か。1000ゲットしてしまいみんな大爆笑だったようだけど…なぜ僕じゃないんだい?」
そんな過去スレのネタまで!!?
全員が驚愕する。カヲル君の恨みは相当だ!!
しかし、そんな過去スレのネタが出るとなると…名無しである俺にはものすごく思い当たる節があった。
「さて、最後に名無しの君」
「えーっと、わたくしはkskをするだけのしがない読み手なので関係ないかと…
そもそもなぜここに呼ばれているのか」
「とぼけても無駄だよ」
ドキリ。
「な、なんのことで―――」
「500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/30(土) 23:50:19 ID:+D3dp2UI
冬月コウゾウ 」
カヲル君のそのセリフに俺の心臓は跳ね上がった。
「これに、何か見覚えはないかい?」
俺は、何も返せない。
…………それ俺の書き込みだ。
「トリ付きの人がみせしめよりは名無しの人のほうがいいかもしれないね。
よし、君にしよう」
朝食をパンにするかご飯にするか、それくらいのノリでカヲル君は言った。
服にべっとりと汗が染み込み不快に貼り付く。
だけど汗が止まる気配は一向にない。
「僕が念じると君はLCLとなる、僕と同じようにね。
しかもそれだけじゃない。
LCLになる際に君に降臨するのはファーストチルドレンでも、
ましてやヴィヴィオでもトトロでもない。
『フユフユフユフユ』と共鳴する大量の冬月氏だ。嬉しいだろう?
怖い、怖いよカヲル君。いやマジでそれ怖いって。
「さぁ、それじゃあ行くよ……」
ここまでか、ああもっとロリと出会いたかった!
一度でいいからトトロをもふもふしたかった!と俺が生を諦めたときだった。
「…これは!?」
突如淡い光を放つリングがカヲル君の周りに生じ、輪が縮まりカヲル君の自由を奪った。
「そこまでだよ、もう大丈夫!!」
その魔法を放ったのは…!
輝く金髪!
オッドアイの美しい瞳!
ぶかぶかの北高の制服に身を包むロリな身体!
口の端についているヨーグルト!!!
「ロリだ…ロリが来たぞーっ!!」
「あれは…ヴィヴィオ!?」
「違う…ドジっ子ぶっかけ管理人4e氏だ!!!」
「き…君は…!しまった、召喚し損ねたのか…!?」
「OPコンペで君が主催の話を押してのけて、みせしめ案が通った私を見逃すとは迂闊だったねカヲル君。
もう、これ以上kskロワ住民とロリとケモノは困らせないよ!!
いくよ!!レイジングキン消し!!!」
『All Right』
「ロリ力全開!!ぶっかけ~~~バスタァーーーッ!!!」
4e氏がかざしたキン消しが白く輝きその先端から
大量のヨーグルトが白き奔流となって吹き出しカヲル君目掛けて殺到する。
「僕にとって生と死は等価値なんだ…
だけど僕がヨーグルトまみれになったところで―――」
カヲル君はヨーグルトに飲み込まれた。
俺もみんなも救われたのだ!!
「んっ…ベトベト……」
ロリ力全開で魔法を放った反動だろう、4e氏の顔はヨーグルトまみれになっていた。
だがみんな喜んでいた。
生き延びたことだけでなく、いいものも見れた、と。
あとはトトロがいれば完璧だ、そう思いみんなは
ヨーグルトに埋まったカヲル君そっちのけで支給品や辺りを捜索し始めた。
【kskロワ書き手バトルロワイアルその1 Fin】
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