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伝説への道は始まらない ◆qktWt/ap1Q


メリーゴーランドに観覧車、ジェットコースターにバイキング船。
一昔前のアトラクションが立ち並ぶ遊園地。それより少し離れたところに一匹の蛇が立ち尽くしていた。
黄色い眼に爬虫類特有のウロコ。さらに蛇といえど上半身だけは人型をしている。

この蛇こと、ナーガはその面構えの通りに凶悪な心を備えていた。
ムー率いるワルモン四天王に属する彼は、ガイア石を狙い過去にホリィとスエゾーの村を攻め、全てを焼き尽くしその二人を除く村人全員を皆殺しにしたという過去がある。

だが、彼がガリのように生まれ変わってなお歪んだ心を絶やさないような存在といえば、必ずしもそうではない。
モッチ砲で崖から落ちかけ、スエゾーの決死の噛みつきで怪我を負った肩腕で崖を掴むのがやっとであった時、自分を仇とみなしているはずのホリィが彼を助けんと手を伸ばしたのだ。
このまま見捨てたのであれば、ムーと一緒になってしまうと。
そして続けさまにゲンキ、モッチー、そしてスエゾーまでもが手(舌)を伸ばし救いの手を差し伸べたがナーガはそれを拒み、死を選んだ。
自分は汚れた道を歩きすぎたのだと。


「ふん……」
如何ともしない表情で遊園地を見据える。
彼は遊園地という施設のことに全くの知識がなかったが、そのネオンで彩られた大袈裟なまでの佇まいに大方の見当をつけたようであった。
つまり、あそこは……

「人が集まりやすい場所……そして目立つ場所……
成る程。あそこを目指せば、目印にのこのこやってくる者がいるやもしれぬ」
そう言うと、ナーガの口元から嘲るような笑みが零れた。

そう、ヨイモンとしての心に目覚めた彼がいるのは遥か未来の話である。
そしてこのナーガはゲンキ達の強さを理解するどころか、彼らと戦ってすらいない。
つまりここにいるナーガは未だに『ワルモン四天王の一人』のままの存在であるのだ。

他の三人が裏切ったりロストするなどしてナーガが最後の四天王となっている今、ガイア石を狙う指揮官としては大事な時期である。
だというのにあの人間の男と人型のモンスターらしい少女に有無を言わさず連れてこられ、一方的に殺し合いを要求された。
邪魔な存在を駆逐することにはやぶさかではないが、上に立つ存在でもない者に命令される筋合いなど彼には無いと感じていた。

「おまけにこの首輪、か。どうやら俺を闘技場の狗か何かと勘違いしているようだな?
他の連中を皆殺しにした後で連中にはしっかり俺という存在をその身体に叩きこまねばならぬらしい」
しかしこのゲーム、必ずしも彼にとってのマイナスばかりというわけでもなかった。
名簿に書かれていた名前――ホリィ。確かガイア石を持っているはずの少女だ。
それにゲンキ、モッチー、スエゾー、ハムというのはその仲間の名前だ。

「気に食わぬことしでかしてくれたが、奴らも混ぜたことには多少例を言う必要がありそうだな。
丁度いい。他の仲間と合流する前に、俺が直々に消し潰してガイア石を奪ってやるとしよう」
紫色のウロコで覆われた顔が凶悪に歪む。
その手に宿る鋭い爪を鈍く光らせ、蛇の魔物は遊園地を目指し進み始めた。

レジェント杯を目指すゲンキ達に力を貸したナーガではなく、
ムーに従うワルモン四天王・最後の一角として。




【D-3 遊園地付近/一日目・未明】

【ナーガ@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】健康
【持ち物】
 不明支給品1~3、デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1.遊園地に寄って適当に参加者を殺す
2.参加者は皆殺し(ホリィやゲンキ、その仲間を優先)
3.主催も気に食わないので殺す
※ホリィがガイア石を持ったまま参戦していると考えています


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GAME START ナーガ 強殖装甲リリカルシスター




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