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銃弾と、足音 ◆S828SR0enc



 海風の中に立つ、一軒の小さなレストラン。
 ログハウスのような建物には、「果実とスープのキッチン」というかわいらしい看板が添えられている。
 その前には東西に延びる舗装された道路があり、小さな街灯も灯っている。
 恋人や家族とやってきて窓から眺めながら食事をするにはうってつけの、穏やかで優しげな風景。
 しかし今はまだ真夜中。人のほとんどいないこの場所で聞こえるは、ただ海風と木々の音のみ。
 ゆえに、

――ぐわ~んっ!!

 その間抜けとしか言いようのない金属音は、近くの林の中でへたれていたスバルとガルルにもはっきりと届いたのであった。


 ◆ ◆ ◆


「いいか、油断するなよ」

 渋い声でスバルに支持を出すは、ケロン軍が誇る名スナイパーガルル中尉。
 愛らしい姿をしていてもまぎれもない歴戦の勇者である彼は、無駄のない動作でレストランの扉に忍び寄っていた。
 その後ろをついていくスバルも機動六課で経験を積んではいるが、彼の迅速な動きには感心するしかない。
 人は見た目によらない、とはこのことだ。

「そっちに回れ、私が扉を開ける」
「はい」

 自然と、スバルの声も引き締まる。
 先ほど聞こえた謎の金属音は、あきらかにこのレストランの中からだった。
 誰か、あるいは何かがいるのは間違いない。
 無力な一般人なのか、それとも凶悪な殺人者なのか。
 それを確かめるにはレストランの中に入るしかなく、その一番の突入の役をスバルは請け負っていた。
 会場にいたものの大半が人間(ガルル曰くペコポン人)である以上、ガルルの姿が相手に不必要な動揺を与える可能性があるからだ。

――扉が開くと同時に突入。何らかの攻撃があったら即座に建物から出て反撃、あるいは撤退。
   反応がなければすぐにでも外に出られるようにしながら中を確認し、民間人がいたら保護する。

 ガルルに出された指示を今一度心の中で確認し、前を見据える。
 音を立てずにガルルが扉に忍び寄り、ちらりとスバルに目線を送った。それに頷き返す。
 いち、に、と数を数えながら、ガルルが扉を開けるのを待つ。そのときだった。

「だーっ、くそ!なんで俺がこんな目に!」
「いや、どう考えても自業自得だって。自分の罠に引っかかるとかさー」

 扉が内側から開き、ぶつくさと文句を言いながら二人の人間が顔を出した。

「むっ!?」
「うおっ!なんだこりゃ!?」

 先頭の布を頭に巻いた男が目の前にいたガルルに驚いて飛びのいた。まぁあたりまえの反応だろう。
 ガルルの方もいきなり扉が開くとは思わなかったのか、思わず面喰って反応が遅れている。
 だが、スバルの目はその男よりもそれに続く女にひきつけられた。

 体全体にフィットする、紺や紫を基調としたスーツ。
 その腕や腰回りについた金属の装甲。首元のプレートに打ちつけられたナンバー。
 見覚えのある、水色の髪。

 それは彼女の大切な姉を傷つけ、さらった者たちの一味に違いなかった。

「…………っ!」
「――――おいっ!」

 何か聞こえた気がするが、スバルにはわからない。
 気がつけばスバルは、そのスーツの女にとびかかり、レストランの中にもつれこんでいた。

「うわっ!」

 二人はそのまま転げるようにテーブルに激突する。女の悲鳴が上がった。
 だがスバルにそんなことは関係ない。こいつだ、こいつがギン姉を、と沸騰した脳が怒りに叫ぶ。
 左手で女をテーブルに抑えつけたまま、右手を大きく振りかぶった。

「おおっとぉ!」
「!?」

 ズルン、と女の体が溶けた。いや、テーブルに沈んだ。
 そのままテーブルを透過して下に落ちた女――セインは、無防備にさらされたスバルの脚にかかと蹴りを叩き込んだ。
 がくんとスバルの体が傾く。
 その隙を逃さず、セインは両足でスバルのふくらはぎを蹴り、テーブルの下から離脱した。

「っつ!」

 前のめりに倒れてテーブルに激突しそうになったのを手をつくことで耐え、スバルはそのまま力を込めた。
 テーブルがひっくり返り、白いテーブルクロスが宙を舞う。
 それに視界をふさがれたセインが動くと同時に、目の前にスバルの拳が飛んできた。

「――うらぁぁっ!」
「っひゃ!」

 寸前で横にあったイスを盾代りにすることで何とか攻撃を防ぎ、セインはさらに後ろに飛びのいた。
 スバルの拳を食らったイスが、組み合わさった部分からバラバラになる。
 四肢の末端部から目標の物体に振動波を送り、共振現象を発生させる事によって対象を粉砕するスバルの能力、「振動破砕」。
 怒りに我を忘れたスバルが無意識に発動させた、彼女のISによるものだ。

「あっぶない、あぶない。これがクア姉の言ってた振動破砕かぁ。
 ひさしぶりっていうべきなのかな?えーっと、あんたがタイプゼロ・セカンドってことでいいんだよね?」
「うるさいっ!」

 テーブルをすり抜けながら逃げるセインの後を追うようにスバルの拳が、蹴りが飛ぶ。
 スバルのISと戦闘機人であるセインとの相性は最悪だ。一発でもまともに食らえば基礎フレームから何まで破壊されてしまう。
 それを理解しているから、セインはスバルに近づかない。
 まっすぐに突っ込んでくるスバルに対し、フェイントも兼ねて付近のイスや花瓶を投げつけていく。 
 そのうちのいくつかを食らいながらも、スバルの動きはまったく止まらなかった。

「うああああっ!」


 そして、ガルルはそれをレストランの入り口から見ていた。
 何の事情かは知らないが、今のスバルは完全に怒りで頭がいっぱいになり、周りが見えていない。
 下手に手を出せば自分がけがを負うだけではなく、さらにスバルを興奮させることになる。
 タイミングを見計らわなければ、と思いながらも、軍人の性として彼は二人の戦力を冷静に分析していた。

 スバルの拳や脚が当たったものが砕けていく。これはどうやら彼女の能力のようだ。
 力強い体術と合わさって繰り出されるその攻撃は凄まじい脅威だ。当たったらただでは済まないだろう。
 対する女の方は、瞬間移動か物質透過の力でもってそれを巧みによけている。
 物を投げつける程度にしか攻撃をしないのは、攻撃が得意ではないか、それとも得意とする距離にないか。
 あるいは武器を取り上げられている、ということも考えられる。
 いずれにせよ、状況は若干スバルが押している。
 とはいえ、それは彼女の体力次第であり、力が切れたところで女が攻撃に転じたらどうしようもないだろう。

 そこまで分析して、ガルルは隣の男に目を向けた。
 この男も、ガルル同様二人が戦い始めたときから入口に佇んだまま動いていない。
 その鋭い眼光は、ただ二人をじっと見つめている。それでいて、何かのタイミングを計っているようにも見える。
 ただものではあるまい、と心の中でひとり呟く。
 こういう目をした男は色々な意味で抜け目ないことが多い。警戒するに越したことはないな。
 そう認識し、ガルルは再度前に目をやった。


 ◆ ◆ ◆


 レストラン内で女二人が戦い初めて数分、灌太は二人から目を離すことはなかった。
 となりの謎の紫の生き物に少しだけ気を向けながらも、灌太は乱入者の女を、スバルを見続ける。

 強烈な蹴り繰り出す、すらりとした脚。
 少女らしさを残しながらも力強い一撃をはなつ白い腕。
 しなやかに動き回る肢体。

 これだけを見ると冷静に戦力分析をしているように見えるし、実際そうでないわけではないのだが、



―――ぷるんっ

 灌太は実際のところ、スバルの胸をガン見していた。

 純子には劣るが、なかなかのボリュームである。年若いからか張りもある。
 体を鍛え上げていることとその凛々しい面立ちによるボーイッシュな雰囲気がまた、盛り上がった胸とアンバランスでエロい。
 戦闘中に投げられた花瓶でスーツの前部分が破れてシャツのみになっているため、胸の膨らみがよく見える。
 服もあまり余裕を持たせていないのか、柔らかそうな胸の形がよくわかった。
 そして、

―――ばいんっ

 蹴りや殴りの動作に合わせて、それが揺れる。惜しみなく揺れる。
 純子のどこかあざとさが感じられる胸の揺れと違い、自然であるがゆえに何ともそそられる揺れだ。
 手が思わずニギニギと動く。
 体を鍛えている女の胸というのは、さぞ弾力があって揉み心地がいいだろう。
 先ほどのセインは張りは申し分ないが少々サイズが足りなかった。こっちの女はどうだろう?
 揉みたい。ぜひとも揉んで、比べてみたい。
 女二人に半殺しにされそうなことを考えつつ、それでも表面上は顔を引き締め、灌太は荒れゆく室内を見ていたのであった。


 ◆ ◆ ◆



 戦闘開始から十分。
 さすがにスバルも体力が切れたのか、ぜいぜいと息荒く立ち止まる。
 それに対するセインも、息を切らしてはいないものの表情に疲れが見えた。

「―――っは、はぁっ、はぁ」
「ふぅ、もう終わり?」

 茶化すような言葉に顔を上げ、目の前の戦闘機人をにらみつける。
 暴れまわって少し落ち着いた今は、その女が自分の姉をさらった連中の最後の一人を助けに来た奴だとわかった。
 だが、わかったからと言って許すつもりはない。

「よくもギン姉を……!」
「それを言うなら、こっちもチンク姉の仇、とらせてもらおっかなぁ?」

 お互いに構える。
 いつの間にかセインの右手には、ごついメリケンサックがつけられていた。
 体力が切れた今のスバルに、振動破砕は使えないだろう。それを見越してデイパックから取り出したのだ。

「はぁああ!」
「せぇええい!」

 お互いに拳を振りかぶり、お互いの距離をゼロにしてまさに相手に拳を叩きつけようとした瞬間、


―――がっいぃぃん!

「「!?」」

 先ほどと同じ間抜けな音をたてて、金ダライが二人のちょうど間に落下した。
 ケロン軍最高のスナイパーの名に恥じぬタイミングと精密さで、ガルル中尉がぶん投げたのである。
 そして、二人がその音に気を取られた刹那、

「がふっ?」
「いたっ!?」

 がっしと音が出そうな勢いで、二人はそれぞれ首と脚を各々の同行者に拘束されていたのであった。

「ったくよぉ、世話のやける依頼人だぜ」
「いい加減にしろ、スバル陸士。周りをよく見ろ」

 それぞれの拘束者からの叱責。見渡せば、まるで台風が通ったかのようにぐちゃぐちゃになった室内。
 かくして戦闘機人同士の戦いは、レストランのホールを荒らしまくった挙句に終了したのである。


 ◆ ◆ ◆


「あー、さてぇ」

 ぱんっと手を打ち鳴らし、灌太が音頭を取る。
 場所は変わってレストランの外。スバルはセインと微妙な距離を取りつつもおとなしくしていた。
 本来は先ほどのような喧嘩っ早い性格ではないのだが、どうも状況への緊張などがあいまって周りが見えなかったらしい。
 状況確認もせずにいきなり彼女にとびかかったことについて、スバルは少しではあるが申し訳なく思っていた。

「俺は生き延びたい、セインは妹のノーヴェを探したい、と」
「そして私は争うつもりはなく、スバル陸士は仲間を探している。状況は以上だな?」
『そのようです、二尉殿』

 黒布を巻いた男と紫のカエル、そして宙に浮かぶ謎の赤い玉。見るからに不思議な光景である。
 スバルとセインが荒れ狂った室内からデイパックなどを探し出している間に、三者間の紹介は済んだらしい。
 ちなみにスバルがレイジングハートに気づいたのはついさっき。
 こうなると大暴れした自分をレイジングハートの主であり、憧れのひとでもあるなのはに見られたようで恥ずかしかった。

「にしてもまぁなんだ、変な技術だな」
『触るのはかまいませんが、あまりつつかないでくださるとありがたいです』
「私にも意図がよくわからない技術だが、今はそれは置いておこう。
 水野灌太、そしてセインとやら、私は君達に協力を願いたい」

 あっさりというべきかきっぱりというべきか、何でもないことのようにガルルは言う。
 それが当然のことと頭で理解していても、スバルは驚きの声を上げざるを得なかった。

「え、え、でもっ!」
「お互いに人探しをしていて、不必要に争うつもりはない。協力しないでどうする、という状況だ。
 二人より四人の方が効率がいいに決まっているだろう」
「う、それはそうですけど……」

 それはわかるが、どうも納得いかない。
 となりのセインも似た気分なのかと伺ってみると、こちらは対照的にあっけらかんと頷いていた。

「うん、ぜひぜひお願いしまーす。あの子すぐ突っ込んでいく子だから、早く見つけてやらないと」
「決まりだな。私たちは自分の探し人に加え彼女の妹を、そしてそちらは――」
「ノーヴェに加えてそこの嬢ちゃんの上司二人を探す、と。交換条件了解了解」
「よろしくー」

 気楽な様子で手を振るセインに、スバルは思わず脱力する。
 一応敵対しているはずなのだが、なんなのだろうかこの能天気さは。

「だってさ、管理局とか機動六課とか、今それどころじゃないじゃん。本気で生きるか死ぬかって話だし。
 お互いの決着とか、姉さんの復讐とか、それは無事に帰ってからってことでさ。
 よろしくお願いします、ね、このとおり!」

 顔の前で手を合わせて、セインはスバルに懇願する。
 気持ちはわからなくもない、むしろよく理解できる。だからこの納得できなさは感情のせいだろう。
 息を一度大きく吸い、吐く。
 今は復讐よりも、なのはたちとの合流、そして人助けが優先だ。
 殺し合いに乗るつもりがない上に人探しに協力してくれるというなら、これほどありがたい同盟はないだろう。

「……まぁ、よろしく」
「はいよー」

 ぺちりとお互いの手を合わせる。握手はしない。

「……あ、ところで頼みがあるんだけど」
「ん?」
「さっきの拳に装備する武器を貸してくれない?リボルバーナックルとかがないから、どうも不安で」
「いいよー、あたし元々戦闘向けじゃないしね」

 セインがデイパックから先ほどのメリケンサックを出す。持ってみるとそれなりの重さがあった。
 こういったものは使い慣れないが、当面は拳で戦うつもりである以上装備は必要である。
 これはどうやら使い方によっては刃物も受け止められるようだ。活用しない手はない。

 そうしてセインとスバルが交流を図る横で、同行者たちは道筋について地図を覗き込んで話し合っていた。

「さて、どう動く?」
「地図を見るに島はそんなに広くない。ここから北の街に行けば誰かしらに会えるだろ。
 市街地だから人が集まりそうだし、行く途中にもいくつか施設がある。
 二手にわかれて西と東から回り込むように北に向かう。これでどうだ?」
「いいだろう」
『森に入るのですか?それとも街道沿いに進むべきでしょうか?』
「……モリってなんだ?
 いや、それはともかく、その辺はお互いの自由にしようぜ。いちいち決めんのはめんどくせぇ」
「了解した。ではお互い人を探しながら北に向かい、昼の十二時に落ち合おう」
『場所は市街地中央のホテルがいいでしょうね。
 何かあったらホテルの外壁にメッセージを残すということにしては?』
「へいへいっと。んじゃ、お互いがどっちの道で行くかだが――」

 灌太の声が止まる。理由は単純、そう遠くない場所で何かが爆発する音がしたからだ。
 スバルが目を向けると、森の一部分から細くではあるが煙が上がっているのが見えた気がした。

「あれは!?」
「ちっ、もう争いが始まっているのか」

 動揺する一同を尻目に、灌太はデイパックを肩に担ぐ。


「決まりだ。おいてめえら、そっち東コースな」
「ええ!?」

 東、というとモールなどのある方向だ。施設は西に比べ少ない。
 なんでそんなことを、と思って見ていると、面倒くさいというように頭をかきながら灌太は言った。

「ありゃどう考えてもでかい弾の爆発音だ。
 ノーヴェって奴は打撃系、そんでそっちの探し人の『なのはさん』とやらは砲撃系。
 状況的にどっちが銃弾使うか、わかるだろ?」

 音はここから北東の方から聞こえてきたようにも思える。なのはを探すならば東の方がいい、ということなのだろう。
 もちろん銃弾はなのはに関係ないモノが撃った可能性も高いが、今は時間が惜しい。
 スバルは素早くデイパックを背負いなおす。

「ガルル中尉、行きましょう!」
「いいのか?」
「可能性がある方にかけます!」
「ちょーっと待った」

 今にも走り出そうとしたスバルを、灌太の声が押しとどめる。

「あんたは今俺の同行者からその武器を貰った。だったらこっちにもひとつ支給品を渡してもらおうか」
「え?今はそんな場合じゃ――」
「俺たちの関係はあくまでフェアだぜ?そこんとこ勘違いされちゃあ困るな」

 う、とうめきが口から出る。ガルルを窺うと、こちらは仕方ないといった顔をしていた。
 スバルがデイパックの口を開けて差し出すと、さっそく灌太が中に手を突っ込む。
 彼は最初に出てきたトウモロコシには目もくれなかったが、次の支給品を見るとそれを取り上げた。

「よし、こいつをもらおうか」

 彼が取りだしたのは手榴弾。スバルにとっては使い慣れない兵器である。
 火力という意味ではメリケンサックとでは割に合わない交換だったが、スバルはかまわなかった。

「じゃ、それでいいですね!あたしはもう行きます!」
「よし、急ぐぞ!警戒を怠るな」
『お二人とも、どうかご無事で』

 スバルに続いてガルルも駆け出し、その横をレイジングハートがついていく。
 またなーというセインの声を置き去りに、二人とひとつは足音高く森の中へと駆け込んでいった。


【I-5 森/一日目・未明(H-6でRPGが使われた直後)】

【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(中)、ところどころに擦り傷
【持ち物】デイパック、基本セット、メリケンサック@キン肉マン、トウモロコシ@となりのトトロ
【思考】
0.人殺しはしない。なのは、フェイトと合流したい
1.爆音がしたあたりへ行き、状況を確かめる。
2.ガルル中尉とともに東の街道か森を通って、人を探しつつ北の市街地に向かう
3.セインにわだかまり
※まだ名簿を見ていないため、ヴィヴィオの存在に気づいていません
※参戦時期は第19話「ゆりかご」の聖王の揺り籠が起動する前です


【ガルル中尉@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【持ち物】デイパック、基本セット、レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS、不明支給品0~2(本人確認済み)
【思考】
0.ケロンソルジャーとして秩序ある行動を取る
1.スバルとともに行動する
2.人を探しつつ東のルートで北の市街地に向かう。昼の十二時にホテルで灌太たちと落ち合う
3.灌太に若干の警戒心



 ◆ ◆ ◆


 ころりと転がる手榴弾。その数三つ。使い道は無限大だ。
 体よくせしめた武器を灌太はデイパックに入れていく。森の方には興味を無くしたかのように視線を向けない。
 傍らではセインが出発の準備をしていた。

 灌太は先ほどなのはが砲撃を行ったかもしれないというようなことを言ったが、本当はそんなことは微塵も思っていない。
 スバルの話を聞くに、高町なのははお人よしだという。
 しかも先ほどの爆発音はただの銃弾ではない。RPGなどといったミサイル系だ。
 そんな危険な代物を、緊急事態であれ平和主義者がいきなりぶっ放すものか。
 そんなものをこんな時間から撃つ意図など限られている。
 馬鹿が何も考えずに撃ったか、集団をまとめて殺すために撃ったか、その爆発で人をおびき寄せるために撃ったか。
 どう考えても装備の充実しない自分がいくのは割に合わなかった。だからあちらに行かせた。
 運が良ければ危険人物の一人でも倒してくれるかもしれない。それなら御の字だ。

「さて、と」

 ここから西の街道を通って北に向かう。
 謎の緑が茂るモリとやらに入る気はあまりないため時間がかかりそうだが、安全第一だ。
 そんなことを考えながら立ち上がると、待ちきれないようにセインが足踏みして待っていた。

「ほらほら、こっちも負けないように急がないと」
「へいへーい」

 やる気十分といった様子で駆けていくセインにかつての弟子を思い出しながら、灌太はふと森を振り返る。

「乳揉み損ねた……」

 そこだけが名残惜しい。
 ぼりぼりと頭をかきつつ、灌太もセインの足音を追って歩き始める。
 がさがさとなる木の葉の音が耳ざわりだった。


【J-5 レストラン付近/一日目・明け方】

【水野灌太(砂ぼうず)@砂ぼうず】
【状態】健康
【持ち物】ワイヤーウィンチ@砂ぼうず、オカリナ@となりのトトロ、 手榴弾×3@現実
      ディパック、基本セット、レストランの飲食物いろいろ、手書きの契約書
【思考】
0.何が何でも生き残る。脱出・優勝と方法は問わない。
1.西のルートを通って北の市街地に向かい、昼の十二時にホテルでガルルたちと落ち合う
2.セインと共にセインの妹(ノーヴェ)を探す。その後は…いひひひひひ。
3.関東大砂漠に帰る場合は、小泉太湖と川口夏子の口封じ。あと雨蜘蛛も?
※セインがIS"ディープダイバー"を使えることに気付いてません。

【セイン@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(小)、ところどころに擦り傷
【持ち物】ディパック、基本セット、不明支給品0~2
【思考】
0.ノーヴェを探す。 殺し合うつもりはあまりない
1.灌太と共に西のルートを通って北に向かいながら人探しをする
※参戦時期は第18話「翼、ふたたび」終了時です

※J-5のレストランの内部がひどく荒らされています


【メリケンサック@キン肉マン】
 ブロッケンマンが凶器攻撃の際に使用していたメリケンサック。

【トウモロコシ@となりのトトロ】
 メイがお母さんに届けるために手ずからもいだトウモロコシ。太陽の恵みたっぷりのおいしさ。
 ひっくりかえすと、皮に「おかあさんへ」と書いてあるのが見える。



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新しい上司はケロン人、ボディランゲージは歯が立たない スバル・ナカジマ リリカルスバルたん第3話「ツバメモードとケロン人」
ガルル中尉
Bonno meets Sein 水野灌太(砂ぼうず) ぼうず戦線異状なし
セイン






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