規格外品と規格外生命体達 ◆321goTfE72
ガイバーⅠこと深町晶は殖装し走り出してからまずは西の砂丘に向かった。
地図で確認した限り、砂丘はそれなりの広さがある。
加えて今は深夜だ。砂漠ほどではないにせよ夜はそれなりに冷えるだろう。
もし子供がここに一人で放り出されたら、と考えると向かわずにはいられなくなった。
地図で確認した限り、砂丘はそれなりの広さがある。
加えて今は深夜だ。砂漠ほどではないにせよ夜はそれなりに冷えるだろう。
もし子供がここに一人で放り出されたら、と考えると向かわずにはいられなくなった。
程なくして砂丘に到着し、時間をかけてくまなく人影を捜したが
幸運にも…といっていいのだろう、ともかく誰もいなかった。
幸運にも…といっていいのだろう、ともかく誰もいなかった。
とりあえず砂の上に腰を下ろしデイパックから再び地図を取り出す。
地図とにらめっこしながら博物館方向に行くかレストラン方向に行くか、
はたまた森を駆けガイバーの聴力をもってして人を捜すか思案しつつ周囲を見渡したときだった。
地図とにらめっこしながら博物館方向に行くかレストラン方向に行くか、
はたまた森を駆けガイバーの聴力をもってして人を捜すか思案しつつ周囲を見渡したときだった。
砂丘の南には大きい、とても大きい海が広がっていた。
島国である日本育ちの晶にとっては海の彼方に見える水平線も別段珍しいわけもなく、
月明かりのみが照らす闇の群体のようなそれを見るのも初めてではなかった。
島国である日本育ちの晶にとっては海の彼方に見える水平線も別段珍しいわけもなく、
月明かりのみが照らす闇の群体のようなそれを見るのも初めてではなかった。
晶の脳裏に浮かんだのはそんな感傷的なことではなく、とある疑問であった。
地図には砂丘のほんの少し南下したところまでしか示されてないが
彼の目の前には雄大な海が横たわっている。
空の黒と海の黒の境界線がはっきり見えるほどに見通しはいい。
おそらく数十キロに渡って見える限りでは何もない。
だが、何もないこと自体は問題ではない。
地図の外の領域が目の前に広がっていることが重要なのだ。
地図には砂丘のほんの少し南下したところまでしか示されてないが
彼の目の前には雄大な海が横たわっている。
空の黒と海の黒の境界線がはっきり見えるほどに見通しはいい。
おそらく数十キロに渡って見える限りでは何もない。
だが、何もないこと自体は問題ではない。
地図の外の領域が目の前に広がっていることが重要なのだ。
「……行ってみるか?」
自問してみたが答えは決まっている。
やらずに後悔するぐらいならやって後悔しよう。
砂を巻き上げ空中に飛び出し、ガイバーⅠは南へ、地図の外へと飛行していった。
やらずに後悔するぐらいならやって後悔しよう。
砂を巻き上げ空中に飛び出し、ガイバーⅠは南へ、地図の外へと飛行していった。
◆
夜の海風を切り、空を突き進む晶。
ガイバーとして空を飛んだ経験が一度や二度ではない彼が
ふとした違和感に気付くのにはそう時間はかからなかった。
ガイバーとして空を飛んだ経験が一度や二度ではない彼が
ふとした違和感に気付くのにはそう時間はかからなかった。
(いつもより、飛行速度が遅いな…重力制御球の調子がおかしいのか?
これもクロノスの仕業なのか?)
これもクロノスの仕業なのか?)
ガイバーは腰部についている重力制御球を使用することにより飛行するのだが
いつもと比べて速度も安定感も欠けていた。
自身のスペックが発揮できないことに対し一抹の不安を覚えながら
砂丘のほんの少し南下したところまで来たときだった。
いつもと比べて速度も安定感も欠けていた。
自身のスペックが発揮できないことに対し一抹の不安を覚えながら
砂丘のほんの少し南下したところまで来たときだった。
『警告。深町晶の指定範囲外地域への侵入を確認。
一分以内に指定地域への退避が確認されない場合、規則違反の罰則が下る。
繰り返す。警告。深町晶の―――』
一分以内に指定地域への退避が確認されない場合、規則違反の罰則が下る。
繰り返す。警告。深町晶の―――』
突如、事務的な少女の声が晶の耳に入ってきた。
「なっ…!?」
慌てて前後上下左右に目を遣るが誰もいない。
この声は、そう。最初に草壁タツオという男性の傍らにいた
中学生か高校生あたりの年齢の…確か長門有希という少女のものだ。
進行役の声、そう思い至った瞬間に声の出所に見当がついた。
この声は、そう。最初に草壁タツオという男性の傍らにいた
中学生か高校生あたりの年齢の…確か長門有希という少女のものだ。
進行役の声、そう思い至った瞬間に声の出所に見当がついた。
「首輪かっ…!?」
殖装しているので首輪を触ることは出来ないが耳の真下から声が聞こえてくる。
首輪から声が発せられている、これで十中八九間違いないだろう。
首輪から声が発せられている、これで十中八九間違いないだろう。
『―――侵入を確認。
四十六秒以内に指定地域への退避が確認されない場合、規則違反の罰則が下る。
繰り返す。警告―――』
四十六秒以内に指定地域への退避が確認されない場合、規則違反の罰則が下る。
繰り返す。警告―――』
警告音が途切れた。晶が少し後退したのだ。
『退避確認』
無機質な声が一言だけ告げ、辺りは静まった。
同時に全身の力が抜けるような感覚が晶を襲い、ため息が漏れる。
同時に全身の力が抜けるような感覚が晶を襲い、ため息が漏れる。
(一瞬焦ったけど、試してみてよかった。
禁止エリアへの侵入が首輪発動の条件だと言っていたから予想はしていたけど…)
禁止エリアへの侵入が首輪発動の条件だと言っていたから予想はしていたけど…)
やはり、島の外への逃亡は不可能のようだ。
空を飛べる自分が何の対処もなくこの殺し合いに呼ばれている時点で当然の措置だろう。
空を飛べる自分が何の対処もなくこの殺し合いに呼ばれている時点で当然の措置だろう。
(でも、"罰則"か…なぜ"溶ける"と明言しないんだ?
もしかしたらあのカヲルという男性のように"溶ける"以外の可能性も…)
もしかしたらあのカヲルという男性のように"溶ける"以外の可能性も…)
もし、原理不明の"溶ける"という現象以外ならばガイバーの力をもってして
打ち破ることができる可能性も―――
打ち破ることができる可能性も―――
(それは考えすぎ、いや楽観視しすぎか。
どちらにせよ、一分の猶予があると分かっただけでも収穫だ)
どちらにせよ、一分の猶予があると分かっただけでも収穫だ)
外周エリアでの戦闘になった場合、一分間だけならば地図の外の領域に侵入できる、
水中での移動もおそらく問題ないであろうガイバーにとって戦術の幅が広がる情報だ。
水中での移動もおそらく問題ないであろうガイバーにとって戦術の幅が広がる情報だ。
「…これ以上は調べられることはないな。
こうしている間にも誰かが危機に晒されているかもしれない、急いで戻ろう」
こうしている間にも誰かが危機に晒されているかもしれない、急いで戻ろう」
空を蹴るように、ガイバーⅠは陸へと戻って行った。
◆
満身創痍、瀕死、ボロボロ、死に損ない…などなど。
そのうちのどれを言われても見りゃ分かるわ、というぐらいにフラフラな参加者がいた。
スエゾーである。
オメガマンとの死闘に辛くも勝利したはいいものの、
オメガ血煙り牙で負ったダメージは深刻だった。
東に見えた人影に合流しようかとも思ったが彼には追いつくだけの体力は残されておらず
とにかく先程の場所から逃げることだけを考え方角すら考えず必死に移動していた。
そのうちのどれを言われても見りゃ分かるわ、というぐらいにフラフラな参加者がいた。
スエゾーである。
オメガマンとの死闘に辛くも勝利したはいいものの、
オメガ血煙り牙で負ったダメージは深刻だった。
東に見えた人影に合流しようかとも思ったが彼には追いつくだけの体力は残されておらず
とにかく先程の場所から逃げることだけを考え方角すら考えず必死に移動していた。
(どうにか結構離れることはできたけど…アカン、もう歩けへん…)
残り少ない体力とガッツを振り絞って歩いていたが
さすがの彼でももう限界だ。意識を繋ぎとめておくのがやっと。
そのやっとすらもそろそろ困難になってきた。
近くにあった茂みの中で倒れるように横になる。倒れたと言ったほうが正しいか。
さすがの彼でももう限界だ。意識を繋ぎとめておくのがやっと。
そのやっとすらもそろそろ困難になってきた。
近くにあった茂みの中で倒れるように横になる。倒れたと言ったほうが正しいか。
(ちょっと寝ないともたんわ…茂みの中ならそう簡単に他のヤツにも見つからんやろうし
体力とガッツの回復するほんのちょっとの間だけ…)
体力とガッツの回復するほんのちょっとの間だけ…)
ガサガサ。
茂みが掻き分けられ、ぬっと顔が出てきた。
隠れて十秒で発見とか空気読め、とツッコミを入れたいところだったがそんな余力はない。
一瞬デュラハンかとも思ったが違う。言えることは、正直怖い顔だったということだ。
隠れて十秒で発見とか空気読め、とツッコミを入れたいところだったがそんな余力はない。
一瞬デュラハンかとも思ったが違う。言えることは、正直怖い顔だったということだ。
こりゃアカン、どう見てもワルモンや。
そう思ってしまい気が抜けたのか、視界が暗くなっていく。
そう思ってしまい気が抜けたのか、視界が暗くなっていく。
「ホリィ、ゲンキ…悪いけど俺はここまでかもしれへんな…」
それだけ言い残し、スエゾーは意識を手放した。
◆
ワルモン扱いされたなどとは露知らず、晶は倒れたスケゾーを観察していた。
ガイバーの聴力は常人のそれをはるかに凌ぐ。
普段より鈍っているように感じたが、茂みの中で何かが動く音をキャッチし、
近寄った結果発見したのは見たこともない生物。
普段より鈍っているように感じたが、茂みの中で何かが動く音をキャッチし、
近寄った結果発見したのは見たこともない生物。
「これは…獣化兵…なのか?」
今まで晶が戦った獣化兵は成人の大きさを上回るような相手ばかりだったが
この生物はそれほどの大きさではない。
この生物はそれほどの大きさではない。
(こいつは…もしかして俺の知らない新たな獣化兵…か?)
そうだとすれば、倒すことに躊躇はない。
人語を発していたということは晶の父のように操られているということではないのだろう。
ならば―――
人語を発していたということは晶の父のように操られているということではないのだろう。
ならば―――
ガイバーの腕の突起が光る剣へと変化した。
高周波で振動することにより対象の分子結合を弱めどんなものでも斬るガイバーの武装である。
高周波で振動することにより対象の分子結合を弱めどんなものでも斬るガイバーの武装である。
高周波ソードを振り下ろす、それだけでこの獣化兵を倒すことは出来るだろう。
だが、何かが引っかかってそれができなかった。
だが、何かが引っかかってそれができなかった。
『ホリィ、ゲンキ…悪いけど俺はここまでかもしれへんな…』
「…お前にも、仲間がいるのか…」
ホリィ、ゲンキという名前は見覚えがある。このゲームの参加者だ。
ゲンキという参加者は佐倉という苗字からしてもおそらく日本人だろう。
ゲンキという参加者は佐倉という苗字からしてもおそらく日本人だろう。
(もしかしたら…こいつは、村上さんのようにクロノスによって調製されながらも
クロノスに反抗しゲンキとホリィという人を守っていたのかもしれない)
クロノスに反抗しゲンキとホリィという人を守っていたのかもしれない)
推測でしかない。
実はゲンキという人もクロノスでの仲間である可能性もある。
実はゲンキという人もクロノスでの仲間である可能性もある。
しかしそんな可能性に思い至ってしまった晶が取れる行動はただ一つ。
「……確認してからでも倒すのは遅くはないよな」
自分自身に言い聞かせるようにしてその生物の傍らにしゃがみデイパックを開く。
まだ晶も自身の支給品を確認してなかったため治療に使えそうなものがないか探しているのだ。
倒れている生物が持っていたデイパックを漁るのは後回しだ、
そもそも治療道具があるならとっくに使っているだろう。
デイパックの中身を一つずつ取り出しては地面に並べていく。
地図にランタン、あれやこれや…基本支給品がどしどし置かれていく。
それを繰り返しデイパックの中身を確認していると、とあるものが出てきた。
まだ晶も自身の支給品を確認してなかったため治療に使えそうなものがないか探しているのだ。
倒れている生物が持っていたデイパックを漁るのは後回しだ、
そもそも治療道具があるならとっくに使っているだろう。
デイパックの中身を一つずつ取り出しては地面に並べていく。
地図にランタン、あれやこれや…基本支給品がどしどし置かれていく。
それを繰り返しデイパックの中身を確認していると、とあるものが出てきた。
「これは……金属バット?」
まず見つかったのはえらくボッコボコな金属バット。
『SOS団が草野球で使ったホーミングバット』と紙が一緒に入っていた。
とりあえず怪我の治療には間違っても使い道はなさそうだ。
次を探す。
続いて見つかったものは。
『SOS団が草野球で使ったホーミングバット』と紙が一緒に入っていた。
とりあえず怪我の治療には間違っても使い道はなさそうだ。
次を探す。
続いて見つかったものは。
「これは…SDカード?」
続いて見つかったのは携帯電話やパソコン等で使用する記憶媒体、SDカード。
どう見てもこれ自体は戦闘などで役に立つとは思えない。
何か重要なデータが入っているのだろうか?
だが、このSDカードもクロノスが用意したアイテムということを考えると
何かしらのロクでもない仕掛けが施されていると覚悟しておいたほうがいい。
ていうか今探しているのは治療に使えるアイテムだ、これに関しての考察は今は捨て置く。
どう見てもこれ自体は戦闘などで役に立つとは思えない。
何か重要なデータが入っているのだろうか?
だが、このSDカードもクロノスが用意したアイテムということを考えると
何かしらのロクでもない仕掛けが施されていると覚悟しておいたほうがいい。
ていうか今探しているのは治療に使えるアイテムだ、これに関しての考察は今は捨て置く。
「今度こそ……なんだこれは…?」
最後に取り出した支給品と思われる物体は…白いもふもふしたモノだった。
うさぎの頭に足と小さい尻尾を取り付けたような感じだ。
時と場所を選べば、頬ずりしたくなるような可愛さである、が。
うさぎの頭に足と小さい尻尾を取り付けたような感じだ。
時と場所を選べば、頬ずりしたくなるような可愛さである、が。
「まさか…ぬいぐるみ…?」
確かに可愛らしくて癒されるが心のキズを癒して欲しいわけではない。
そもそも気絶していてはそっちすら癒すことが出来ないではないか。
手のひらで横になったままのそのぬいぐるみを観察していると
UFOキャッチャーの景品のように尻尾付近にタグがついているのに気付き
そちらに目を遣る。
そもそも気絶していてはそっちすら癒すことが出来ないではないか。
手のひらで横になったままのそのぬいぐるみを観察していると
UFOキャッチャーの景品のように尻尾付近にタグがついているのに気付き
そちらに目を遣る。
「『小トトロ。所有者の半径20m以内なら自立行動可能』…だって?
自立行動って…こいつ、まさか生き物なのか!?」
自立行動って…こいつ、まさか生き物なのか!?」
たぶん必死にぬいぐるみのフリをしているのだろう。
同様にぬいぐるみのフリをしていたどこかの魔女の黒猫が犬を前にしたときのように
滝のように汗を流していた。できるだけ息もしていない。
多分、晶が舐めれば全身を引きつらせて硬直してくれる。
同様にぬいぐるみのフリをしていたどこかの魔女の黒猫が犬を前にしたときのように
滝のように汗を流していた。できるだけ息もしていない。
多分、晶が舐めれば全身を引きつらせて硬直してくれる。
それは置いておいて、この小動物の"小トトロ"という名前。
トトロというフレーズにも晶は聞き覚えがあった。
参加者名簿にあった"トトロ"。つまり、こいつはその参加者の関係者なのだろう。
そういえば、最初に喚ばれたところにいた猫の獣化兵っぽい奴に姿形は似ている。
あいつがトトロなのだろうか?
トトロというフレーズにも晶は聞き覚えがあった。
参加者名簿にあった"トトロ"。つまり、こいつはその参加者の関係者なのだろう。
そういえば、最初に喚ばれたところにいた猫の獣化兵っぽい奴に姿形は似ている。
あいつがトトロなのだろうか?
「お前、トトロっていうのを知っているか?」
水を噴出すぬいぐるみと化していた手の上の物体の目が動き、こちらを見た。
そして小さく頷いた…ように感じた。
そして小さく頷いた…ように感じた。
「お前やそのトトロという奴ははクロノスの獣化兵なのか?」
その質問に対しては横たわったままぱちぱちと瞬きをするだけ。
頭上に『?』が浮かんでいる…ように見える。
頭上に『?』が浮かんでいる…ように見える。
「お前はトトロの試作体か何かか?」
その質問に対しては引き続き瞬きのみ。
頭上に『?』が浮かんでいる…っぽい。
頭上に『?』が浮かんでいる…っぽい。
「じゃあ、家族か仲間…とかか?」
その質問に対しては小さく頷いた…のかもしれない。
「クロノスめ……兄弟姉妹を殺し合いに放り込むだけでは飽き足らず、
こんな可愛い生き物を物扱いして支給した上に、この子の身内をも殺し合いに…!」
こんな可愛い生き物を物扱いして支給した上に、この子の身内をも殺し合いに…!」
クロノスの魔の手が伸び、傷ついているのは人間だけではない。
そう理解した晶はクロノスへの憎悪を更に燃え滾らせた。
そう理解した晶はクロノスへの憎悪を更に燃え滾らせた。
「こうしちゃいられない、早くこのゲームを破壊しクロノスの野望を阻止しないと!」
心意気を新たにし支給品を素早くデイパックの中へと片付け、
最後に小トトロとやらもデイパックの中に入れようとする。
が、クロノスのように物扱いするようで癪なので彼(?)には肩に乗っかってもらうことにした。
最後に小トトロとやらもデイパックの中に入れようとする。
が、クロノスのように物扱いするようで癪なので彼(?)には肩に乗っかってもらうことにした。
荷物を片付け終え、デイパックを肩にかけ立ち上がる。
そして走る出そうとしたところでようやく忘れていることに気付いた。
目の前で気絶している生物のことを。
そして走る出そうとしたところでようやく忘れていることに気付いた。
目の前で気絶している生物のことを。
「…危うく置いていくところだった…
とりあえずこいつも安全なところまで運ぶか…気がついてから事情を聞いてみよう」
とりあえずこいつも安全なところまで運ぶか…気がついてから事情を聞いてみよう」
左肩にはデイパック、右肩に小トトロを乗せスエゾーをお姫様だっこ。
不気味な生物を正体不明な生物が抱え、その肩に愛らしい生物が乗っている光景は
シュールであるとしか言いようがなかった。
不気味な生物を正体不明な生物が抱え、その肩に愛らしい生物が乗っている光景は
シュールであるとしか言いようがなかった。
「小トトロ、少し走るぞ。しっかりつかまってろ!」
その声に反応し肩にひしっとしがみつく姿はもふもふしたくなる衝動を人々に与える。
対して、腕の中の生物は不気味で息が臭く、放り投げたくなる衝動を人々に与える。
しかし晶にそんなことは関係ない。
ガイバーは再び走り出す。クロノスを打ち破り守れる全てを守るために。
対して、腕の中の生物は不気味で息が臭く、放り投げたくなる衝動を人々に与える。
しかし晶にそんなことは関係ない。
ガイバーは再び走り出す。クロノスを打ち破り守れる全てを守るために。
【I-06 森/一日目・明け方】
【深町晶@強殖装甲ガイバー】
【状態】:健康
【持ち物】
ホーミングモードの鉄バット@涼宮ハルヒの憂鬱、デイパック(支給品一式入り)
SDカード@現実
小トトロ@となりのトトロ
【思考】
1:ゲームを破壊する。
2:クロノスメンバーが他者に危害を加える前に倒す。
3:メイ、サツキの正体を確認し、必要なら守る。
4:巻き込まれた人たちを守る。
【備考】
※ゲームの黒幕をクロノスだと考えています。
※トトロ、スエゾーを獣化兵かもしれないと考えています。
※小トトロはトトロの関係者だと結論しました。
※参戦時期は第25話「胎動の蛹」終了時。
※【巨人殖装(ギガンティック)】が現時点では使用できません。
以後何らかの要因で使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
【状態】:健康
【持ち物】
ホーミングモードの鉄バット@涼宮ハルヒの憂鬱、デイパック(支給品一式入り)
SDカード@現実
小トトロ@となりのトトロ
【思考】
1:ゲームを破壊する。
2:クロノスメンバーが他者に危害を加える前に倒す。
3:メイ、サツキの正体を確認し、必要なら守る。
4:巻き込まれた人たちを守る。
【備考】
※ゲームの黒幕をクロノスだと考えています。
※トトロ、スエゾーを獣化兵かもしれないと考えています。
※小トトロはトトロの関係者だと結論しました。
※参戦時期は第25話「胎動の蛹」終了時。
※【巨人殖装(ギガンティック)】が現時点では使用できません。
以後何らかの要因で使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
【ホーミングモードの鉄バット@涼宮ハルヒの憂鬱】
草野球大会でSOS団が使用した金属バット。見た目はただのボコボコの金属バットだが
長門有希が環境情報改竄を施しており、大学生が投げた全ての球を
キョンの妹を含む全ての打者がこのバットでバックスクリーンへホームランした。
対戦闘においてどのような効果を発揮するかは後の書き手さんにお任せします。
草野球大会でSOS団が使用した金属バット。見た目はただのボコボコの金属バットだが
長門有希が環境情報改竄を施しており、大学生が投げた全ての球を
キョンの妹を含む全ての打者がこのバットでバックスクリーンへホームランした。
対戦闘においてどのような効果を発揮するかは後の書き手さんにお任せします。
【小トトロ@となりのトトロ】
ちっさい純白のトトロ。
所有者から20m以上離れると自立行動不可。20m離れるとどのようになるかや
半透明化などの能力が使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
ちっさい純白のトトロ。
所有者から20m以上離れると自立行動不可。20m離れるとどのようになるかや
半透明化などの能力が使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
【スエゾー@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】:気絶、疲労(大)全身に傷、ガッツ消費、出血多量でふらふら
【持ち物】
RPG-7@現実(残弾三発)/大キナ物カラ小サナ物マデ銃(残り9回)@ケロロ軍曹/タムタムの木の種@キン肉マン
デイパック(支給品一式入り)
【状態】:気絶、疲労(大)全身に傷、ガッツ消費、出血多量でふらふら
【持ち物】
RPG-7@現実(残弾三発)/大キナ物カラ小サナ物マデ銃(残り9回)@ケロロ軍曹/タムタムの木の種@キン肉マン
デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1:気絶中。
2:ゲンキ、ホリィたちを探す。
1:気絶中。
2:ゲンキ、ホリィたちを探す。
【備考】
※スエゾーの舐める、キッス、唾にはガッツダウンの効果があるようです。
※ガッツダウン技はくらえばくらうほど、相手は疲れます。スエゾーも疲れます。
※ガッツがダウンしましたが、しばらくすればまた元気になります。
※スエゾーが見える範囲は周囲一エリアが限界です。日が昇れば人影がはっきり見えるかも知れません。
※スエゾーの舐める、キッス、唾にはガッツダウンの効果があるようです。
※ガッツダウン技はくらえばくらうほど、相手は疲れます。スエゾーも疲れます。
※ガッツがダウンしましたが、しばらくすればまた元気になります。
※スエゾーが見える範囲は周囲一エリアが限界です。日が昇れば人影がはっきり見えるかも知れません。
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さらば! オメガマンの巻 | スエゾー |