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二人の男がにらみ合っていた。
片方の男は今にも手榴弾の安全ピンを引き抜かんとし、
もう片方の男はアサルトライフルを構えていた。

        ★          ★           ★ 

事の発端は数分前にさかのぼる。


油断していた――その一言に尽きる。
あのとき、管理人4e氏の放った白だk…
もとい砲撃によりカヲル君は戦闘不能になったものだと全員が思っていた。

しかし、さすが使徒というべきか、彼は健在だった。
みんなでもふもふを探している隙に会場に転送されてしまったようだ。

カヲル君主催による殺し合い、乗る気はないが致し方ない。
ディバックの確認もそこそこにして彼――qY氏は動き出した。

そこですぐさま出会ったのが321go氏だった。
彼は主催者であるカヲル君を蹴っ飛ばしに行くつもりらしい。
qY氏も対主催であると伝え、即座に共同戦線を張った。
そしてお互いの支給品を確認し目的地を話し合った。

そこまではよかったのである。
問題はここからだった。

「さて、それじゃあ…まずは市街地で他の参加者に接触を図るってことでOK?」

「ああ、情報も力も足りない。できる限り仲間は多いほうがいいからな」

『特に ロリ/ボイン ともふもふを優先して勧誘を――――』

二人の会話が中途半端にかぶり、口を開いたまま挙動が停止した。

「何を言ってるんだ、qY氏。ロリは足手纏いになる可能性が高いぞ。
 まず最初は戦力になりそうな大人のボインを捜そう」

「何を言ってるんだ、321go氏。非力なロリだからこそ早いうちから守らないと。
 それにロリにも戦力になるコがいるかもしれない。むしろ存在そのものが戦力だ」

「………」

「………」

そしてしばらくの問答という名の罵り合いの後、冒頭の状況に至る。

        ★          ★           ★

まさに一触即発。
どちらかが少しでも動けばすぐに攻撃に転じるであろう状況、
この戦闘を止めるには第三者の介入が不可欠だろう。

「戦いを止めてください!!」

そしてその第三者が狙い澄ましたかのように現れたのである。
声がしたほうを両氏が向く。
少し高めの岩の上からこちらを見下ろす人影があった。
その姿を視認した両氏の瞳が大きく開かれる。
そう、あれは―――

(ロリだ!!!)
(ボインだ!!!)

そう、そこにいたのは黒髪に赤いリボンが映える
あどけない顔立ちながらも発育の非常にいい少女だった!
泣きそうながらも勇気を振り絞ったようなこわばった表情がちょっとそそる。
岩の上から滑り降りてきて、着地の際のちょっとつまづきかけて胸が揺れるのもそそる。
コケるかと思われたがたたらを踏んだがギリギリ転ばずに二人の間に割って入った。

「今この状況で戦ってはいけません!カヲル君の思うつぼですよ!
 みんなで力を合わせて脱出を―――ってもしもし聞いてます?」

「聞いてる聞いてる」

首をせわしなく上下させ彼女の全身を観察する某氏。

「うんうん、だから続きどうぞ。
 できればもう少しオーバーアクションで演説して欲しいな。胸が揺れるくらいに」

彼女の膨らんだとある2点を凝視する某氏。

「………え~っと、とにかく戦い止めてください。私からのお願いです」

「HAHAHAHAHAHA!俺たち戦いなんかしてないよなqY氏!!」

「AHAHAHAHAHAHA!おうよ俺たちマブダチだもんな321go氏!!」

ロリボインの健気な願いを前にして、両氏は一瞬で肩を組み陽気に笑った。

        ★          ★           ★

「では、お二人とも殺し合いに乗るつもりはない、と」

「そうそう、二人で市街地に行って仲間を増やそうと言ってたところだったんだ!」

「ああ、さっきのは戦ってたわけじゃない、間合いを取る練習をしてたんだよ!」

謎のロリボインの少女の仲裁の後、彼女が市街地に向かう提案をし
元々その予定だった両氏が断るわけもなく3人は北へ向かうこととなった。
道すがら簡単な情報交換を交えつつ好感度を上げようと談笑をする約2名。
そんな彼らを冷ややかな目で見る存在がいた。

(バカな人たち。こんなあっさりひっかかるなんて)

謎のロリボイン少女その人である。

(私はカヲル君の指示で会場に潜り込んだジョーカーだというのに、
 見た目に騙されて…とりあえず私は命令通り市街地に参加者を集めることに専念するわ)

「ところで、君」

「はい、なんですか?」

冷たい表情を一瞬でしまいこみ、あどけない少女の顔に戻り顔を上げる。

「名前はなんて言うんだ?俺は321goTfE72だ」

「俺はqYuVhwC7l.、よろしくな」

「私はロイリンです。両氏ともしばらくよろしくお願いします」

(そう、しばらく―――全ての生存者を市街地に集め、カヲル君の命令を遂行する時まで…ね)

無垢の裏に隠れた悪意。
そんなものを彼らに感じ取れるはずもなかった。
というか既に別の方向へと思考がシフトしていた。

(qY氏、気付いたか?)

(ああ…ロリでボインでリリンだからロイリンか…)

「え?」

「いや、こっちの話。可愛い名前だ、なぁ321go氏!」

「おうよqY氏!」

(………私を抜きにして何か秘密の相談…?
 もしかして、私がジョーカーだと勘付きかけている!?
 この人たち………想像以上にデキるのかもしれない!!)

杞憂です。

(念のため、もう少し情報を探っておいたほうがいいかもしれないわ…)

「あのぅ…もしよければ支給品を見せてもらっていいですか?」

ロイリンはおどおどした少女のように両氏に聞いた。
もちろん断る両氏ではない。

「俺の武器は手榴弾が3つ、それにワイヤーウインチだ」

「俺の支給品で武器になりそうなのはこのアサルトライフルくらいかな」

「他の支給品はないんですか?」

その、彼女の素朴な質問に両氏は困ったような表情で虚空を見つめ―――
数瞬後、両氏の頭の上に電球が点灯したかのような表情をした。

「そうだ、この防具はロイリンにあげよう!321go氏もそれがいいと思うよな!?」

「当たり前じゃないか相棒!俺に支給された防具もロイリンにやるよ!!」

「え、防具!?いいんですか?ありがとうございます~!!」

両手を胸の前で合わせて、身体を少し傾けながら可愛らしい笑顔を浮かべるロイリン。

(やっぱりこの人たちはバカだ。簡単に任務遂行できそうね)

などと思っているなんて両氏が気付くはずもない。

そして、ここも安価神が見ているのだろうか。
カヲル君の配下である彼女に天罰が下ることとなる。

「じゃあ、今すぐこの防具付けてね。はい、ネコミミ」

「ほら、このもふもふスーツもね」

「………え?」


気が付くと彼女はその神器を装備させられていた。
3つ目の支給品だったのだろう、qY氏がデジカメで彼女を撮影している。

とりあえず彼女は思った。

(qY氏…321go氏…侮り難し…!!)

心の底から思った。

               【kskロワ書き手バトルロワイアルその1 たぶん続かない】

【備考】
もふもふスーツ
着ることでトトロのようにもふもふになる。
これを着ることによって着痩せすることはないのでボイン派でも安心。

ロイリン
カヲル君が遣わしたジョーカー。ロリでボインでリリンな少女。
実はwikiトップページで「ゆっくり殺し合ってね!!!」と言っているのは彼女である、
ということに勝手にしてみる。




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