冷酷と熱血の間で ◆NIKUcB1AGw
森の中、一人の青年と一人の女性がにらみ合っている。
青年は◆NIKUcB1AGw。人呼んで「29NIKUマニア」。
女性は◆0O6axtEvXI。人呼んで「悪魔のフラグ建築士」。
青年は◆NIKUcB1AGw。人呼んで「29NIKUマニア」。
女性は◆0O6axtEvXI。人呼んで「悪魔のフラグ建築士」。
「僕としては争いは避けたいのですが……。退いてはいただけませんか?」
「何言ってるの? バトルロワイアルなんだから、殺し合わなきゃ意味ないじゃない。
私の言ってること、間違ってる?」
「何言ってるの? バトルロワイアルなんだから、殺し合わなきゃ意味ないじゃない。
私の言ってること、間違ってる?」
戦闘を避けようとするNIKUだが、0Oは聞く耳を持たない。支給品のベアークローを手にはめ、じりじりと間合いを詰める。
「やむを得ませんね……」
NIKUも覚悟を決め、デイパックを投げ捨ててファイティングポーズを取った。
「はっ!!」
大地を蹴り、0Oが一気に間合いを詰める。そして、敵の顔面めがけベアークローで突きを放つ。
「まっがーれ↑」
しかし、その突きは、大きく外れる。台詞だけ見ると勘違いしそうだが、別に超能力ではない。
NIKUが横合いから腕を殴り、軌道をずらしたのだ。
NIKUが横合いから腕を殴り、軌道をずらしたのだ。
「では今度は、こちらの番ですね」
NIKUが、ブレザーを脱ぐ。するとどういう理屈か、ブレザーはねじれて一本の縄のような状態になった。
「叛乱の制服!」
縄となったブレザーが、0Oの体にからみつく。そして、その動きを封じてしまった。
「ちょっと! kskロワにブロッケンJr.は出てないよ!」
「細かいことを気にしてはいけません! 大切なのはノリと勢いとkskです!」
「細かいことを気にしてはいけません! 大切なのはノリと勢いとkskです!」
0Oの抗議を軽くいなし、NIKUはその体勢から「シュトゥットガルトの憂鬱」に移行しようとする。
だが、0Oも黙ってやられるほど甘くはない。
だが、0Oも黙ってやられるほど甘くはない。
「させない! 暴爆呪(ブラスト・ボム)!」
強引に右手を伸ばし、魔法でNIKUを攻撃する0O。思わぬ反撃にNIKUは対処しきれず、直撃を受けてしまう。
その隙に乗じ、0Oはいましめから脱出。ベアークローでNIKUの胸を切り裂く。
さらに腕をホールドし、スピンダブルアームで上空へ放り投げた。
そして、自らも空中に飛ぶ。
その隙に乗じ、0Oはいましめから脱出。ベアークローでNIKUの胸を切り裂く。
さらに腕をホールドし、スピンダブルアームで上空へ放り投げた。
そして、自らも空中に飛ぶ。
「地獄の……断頭台!」
まさに一撃必殺という言葉がふさわしい、0Oの奥義がNIKUに炸裂……
「火事場の……白刃取り!!」
……しなかった。
「ええ!?」
0Oは、驚愕に顔を歪める。地獄の断頭台を炸裂させるべく繰り出した脚が、NIKUによって肉のカーテンで挟み込まれるようにして受け止められたのだ。
「甘いですね! 肉を知り尽くしたこの僕に、肉の技で止めを刺そうなど!」
NIKUはつかんだ足を強引に引っ張り、0Oのバランスを崩す。そしてその頭を自分の肩に乗せ、両足をつかむ。
「キン肉バスター!」
48の殺人技の一つ、キン肉バスター。キン肉マンファンにとって永遠のあこがれである必殺技をかけながら、NIKUは地上へ落下していく。
しかし絶体絶命のはずの0Oの口元には、笑みが浮かんでいた。
しかし絶体絶命のはずの0Oの口元には、笑みが浮かんでいた。
「甘いのはそっちだよ。肉を極めたのが自分だけとでも思った?」
「え?」
「6はひっくり返せば……9になる!」
「え?」
「6はひっくり返せば……9になる!」
0Oが、くるりと姿勢を入れ替える。その瞬間、技をかける側はかけられる側に、かけられる側はかける側となった。
「しまった!」
着地寸前に返されたために、NIKUは何の対処も出来ない。0Oのキン肉バスター返しが決まり、NIKUは血を吐いて地面に倒れる。
「一見やられたように見せかけて、最後の最後で勝負をちゃぶ台ごとひっくり返すのが私の戦略なの」
残酷な笑みを浮かべながら、0Oはダメージで動けないNIKUに歩み寄る。そして、その頸動脈をベアークローで切り裂いた。
【◆NIKUcB1AGw(29NIKUマニア) 死亡】
【名前】◆0O6axtEvXI氏 (悪魔のフラグ建築士)
【状態】疲労(中)
【装備】ベアークロー(右)@キン肉マン
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~5
【思考】
1.全ての参加者と主催者に不幸を与える。
【状態】疲労(中)
【装備】ベアークロー(右)@キン肉マン
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~5
【思考】
1.全ての参加者と主催者に不幸を与える。