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0対1~似て非なる少年たち~◆NIKUcB1AGw



深町晶は、ごく普通の日常を送る一般的な高校生だった。
キョンは、普通でない日常を送る一般的な高校生だった。
しかし彼らは、共に人間でない存在となってしまった。二人が一般的な高校生に戻る日は、二度と来ない。


H-7エリア。博物館に向かっていた晶とスエゾー、ついでに小トトロは、街道を逸れこの地域に足を踏み入れていた。
理由は簡単。晶が、森の中から小さな爆発音のようなものを聞いたからだ。
スエゾーは気にしなくてもいいのではないかと提案したが、晶は誰かが戦っているかも知れないと主張し譲らなかった。
結局スエゾーの方が折れ、彼らは当初のルートを外れこの森へやってきたのだ。

「晶、誰もおらんみたいやぞ。少なくとも戦闘はなかったみたいやし、早く道に戻らんか?」

テンションの低い声で、スエゾーが晶に言う。オメガマンに襲われた地点に近いため、早くここから離れたいのである。

「そうだな。音の正体は気になるが、博物館に急ぐか。あちらの方でも何かあったようだし。怪我人や死人が出ていなければいいんだが……」
「というか、あっちの方が明らかに大事やと思うんやけど……」
「確かに。だけど、何か気になってしまって……。付き合わせてしまってすまなかった、スエゾー。
 何も見つからないし、街道に戻ろう」

スエゾーの言葉に従い、その場から離れようとする晶。だがその時、彼の肩に乗っていた小トトロが突然そこから飛び降りた。
そして、どこかを目指すようにトトト……と歩いていく。

「急にどうした、小トトロ!? 何か見つけたのか?」

慌てて小トトロのあとを追う晶。小トトロは、少し移動したところで足を止めていた。
そしてそこには、何かを埋めたような跡があった。

「…………」

晶は、無言でその場所を掘り返す。そして程なく、その行動を後悔することになった。

(この穴の大きさなら、『墓』ということはないと思っていたが……。ここにはスエゾーのように人間じゃない存在もいたことを忘れていた……)

晶の視線の先にあったもの。それは、ボロボロになったカエルのような生物の死体だった。

「ひどい怪我やな……」

いつの間にか晶の傍らに来ていたスエゾーが、ストレートに感想を漏らす。

「スエゾーの仲間か……?」
「いや、違う。こんなモンスターは見たことないしな。ちょっとナーガに似とるけど、ヘビとカエルじゃ大違いやし……」
「そうか」

スエゾーの同類でないとなると、獣化兵だろうか。いや、こんな小さな獣化兵など見たことがない。わざわざ作る意味があるとも思えない。

「そうなると、完全に未知の生物か……」

重い声で呟きながら、晶は掘った土を死体の上に戻していく。首輪がはめられていることから、この生物が参加者の一人であったことは間違いないだろう。
彼が殺し合いに乗っていたか、晶たちのように抗っていたかはわからない。だがわざわざ埋葬されていたことを考えると、後者の可能性が高いだろう。
まあ、今となってはわかってもどうしようもないことだ。それにどちらにせよ、晶は死者を辱めることをよしとするような人間ではない。
やがて、死体は元通りに土に埋められた。

「予定外のことで時間を使ってしまったな。そろそろ戻ろ……」
「晶、危ない!」

突然、スエゾーが晶を突き飛ばす。その瞬間、赤い光線が彼らの近くを通過していった。


◇ ◇ ◇


俺がそいつらを見つけたのは、本当にただの偶然だった。
そいつらは、俺が目指していたのとは逆方向に向かっていた。しかし俺の目的は殺せる相手を捜すことであり、南西に向かうことではない。
方向転換しなくちゃいけないからって、あいつらを見逃すのは本末転倒だ。
あいつらを殺す。そう心に決め、俺は進行方向を変えて追跡した。しかし、いきなり襲いかかったりはしない。
妹の時みたいな事態は、もうごめんだからな……。まあ、目の前にいる二人……というか一人と一匹は、どう見ても朝比奈さんや朝倉には見えないわけだが。
片方は、体の約9割を眼球が占めるひとつ目の怪物。目玉親父の巨大バージョンだろうか。
ハルヒが見たら、気持ち悪がりながらも大はしゃぎしそうだな……って、いかん。今はハルヒのことは忘れろ。
もう一人は……おい、なんだあれ。今の俺そっくりじゃないか。つまり何か? あいつもガイバーか?
まあ、よく考えてみれば誰もガイバーが俺一人だなんて言っていない。思い出せ、俺に支給された代物の名前は何だ?
「0号ガイバーのユニット」だ。
0号と言うからには、1号や2号がいてもおかしくない。なんだかどこぞのヒーローみたいだが。
とりあえず当面の問題は、あいつと俺とでどっちの戦闘力が高いかだ。
0号と言うからには、俺のユニットは試作品なんだろう。普通に考えれば、試作型より技術の進歩した後継機種の方が性能がよくて当然だ。
しかし試作型はコストを無視して持てる限りの技術を注いだために、量産型より強いってのもアニメや漫画じゃよくある話。
まあ、そっち方面に特別詳しいわけじゃないから具体例は思い浮かばないが。
結論・俺より強くても弱くてもおかしくない。ただ、ガイバーである以上一般人よりはるかに強いのは確実だ。
どうする? 勝ち目が薄いからといって、このまま何も見なかったことにして立ち去るか?
馬鹿を言え。そんなチキンが優勝なんて狙えるものかよ。幸い、向こうはまだ俺に気づいてない。
実力を互角だとすれば……先手を取った方が有利!

(別に恨みは何もないが……俺とハルヒのために死んでくれ!)

狙いをもう一人のガイバーに会わせ、俺は額からビームを発射した。


◇ ◇ ◇


スエゾーがそれに気づいたのは、全くの偶然であった。たまたま視線を向けた先に、晶そっくりの男が立っていたのだ。
そして、その男の額が光った。反射的にそれが攻撃だと考えたスエゾーは、それを避けるために晶を押し倒したのだ。
結果として、キョンが撃ったヘッドビームは狙いを外し、スエゾーの皮膚をかすめるだけに終わった。

「スエゾー、大丈夫か!」
「問題あらへん! かすっただけや!」

スエゾーの無事を確認し、晶は体を起こす。

(くっ、とうとう殺し合いに乗った参加者に見つかったか!)

ビームが飛んできた方向に、視線を向ける晶。その瞬間、彼は驚愕に身を震わせる。
そこにいたのは、自分と同じガイバーだったのだから。

「晶、何をボーっとしてんねん! まだ来るぞ!」

スエゾーの怒声で、我に返る晶。そこに、ヘッドビームの連射が降り注ぐ。

「くうっ!」

小トトロを抱え、晶はバックステップで攻撃を回避。スエゾーも何とか直撃を避ける。


「晶! 敵さんお前にそっくりやけど……。お仲間か?」
「いや、あれはガイバーⅡともガイバーⅢとも違う……。まさか、0号ガイバー? クロノスが発見していたっていうのか!」

スエゾーの質問に対し、晶は率直に自分の思ったことを語る。その言葉は、キョンの耳にも届いていた。

(あと二人ガイバーがいるってことか……。この島にもいるかどうかはわからんが、出来ればいないでほしいね……。
 それより、そんなことを知ってるってことは……あいつはここに来る前からガイバーのことを知ってた?)

考えを巡らせながら、キョンはビームを連射する。だが、それはなかなか的を捉えない。

「やめろ! こっちに戦う意思はない!」

ビームをかわしながら、晶は懸命にキョンを説得しようとする。だが、今のキョンにそんな言葉が届くはずがない。

「そっちがなくとも、こっちはあるんだよ!」

叫びながら、キョンが突っ込む。当たらないビームを撃ち続けて体力を消耗するより、接近戦に持ち込んだ方が手っ取り早いと判断したのだ。
走るキョンの肘から、刃が飛び出す。当然、晶にはそれが何だかよくわかっていた。

(高周波ソード!)

あの刃の前では、いかなる防御も無意味。それをよく知っている晶は、大きくジャンプしてキョンの一撃をかわす。
そしてそのまま跳び蹴りを放ち、キョンの顔面に命中させた。

「ぐぅっ!」

衝撃でキョンは、地面に倒れ込む。それを見て、晶は確信した。

(こいつ……。戦いに関しては素人か!)

攻撃のあとの隙が大きすぎる。こちらの攻撃に対する反応が遅い。
自分も決して戦闘のエキスパートというわけではないが、目の前のガイバーは明らかに戦闘経験が自分以下だ。
おそらくは、かつての自分のように平凡な生活を送っていた人間が突然ガイバーの力を与えられてしまったのだろう。

(クロノスに拉致されて実験台にされた一般人か、あるいは本当に偶然ガイバーになってしまったのか……。
 どちらにしろ、クロノスに従っていないのであれば説得は可能なはずだ!)

倒れたキョンに馬乗りになり、晶はその動きを封じる。

「手荒なことをしてすまないが、俺の話すことを聞いてくれ。何も、こんな殺し合いに乗る必要はないんだ。
 お前はガイバーの力を使いこなせていない。だがその力に慣れ、俺と一緒に戦えばきっとこの殺し合いを破壊できる。
 俺たちだけじゃない。きっとこの殺し合いに抗っている人たちはたくさんいるはずだ。
 みんなで協力すれば、ここにいるクロノスの連中にも最初にいた男女にもきっと勝てる! だからお前の力を、俺に貸してくれ!」

真剣に、誠心誠意、晶はキョンを説得する。

「はははは、馬鹿か、お前」

しかしそれに対して返ってきたのは、侮蔑の声だった。

「そのクロノスってのが何か知らないが……。俺たちはいつの間にかここに連れてこられて、首輪をはめられたんだぞ?
 そんなことが出来るってことは、殺そうと思えばいくらでも殺せたってことだ。
 そんな相手に勝つ? はっきり言ってやろうか。あんたがいくら強くたって、俺がどんなに強くなったって……不可能だ」
「なっ……!」

晶に走る、わずかな動揺。その隙を逃さず、キョンはヘッドビームで晶の肩を射抜く。


「うあっ!」

キョンを押さえつけていた力が緩む。それに乗じて、キョンは拘束から脱出。
晶の顔面にパンチを見舞い、彼の体を自分の上からどかせる。

「所詮お前の言ってることなんて、偽善者の理想論じゃねえか! それに俺は、どうしても叶えてもらわなくちゃいけない願いがある!
 殺し合いを破壊なんてされたら困るんだよ!」

平時の彼からは想像も出来ないほどの激しい口調で吠えながら、キョンは晶を殴り続ける。
だが、まともに入ったのは最初の2,3発だけ。あとは全て、的確な防御に防がれる。

「お前の言うことにも一理ある。確かに、クロノスの力はあまりに強大だ。首輪という枷もある。
 だけど俺は、それでもクロノスに立ち向かう! 死んだ村上さんや、まだ生きているみんなのために!」

晶の反撃の拳が、キョンの顔面に炸裂する。だが今度はキョンも倒れることはなく、何とか踏みとどまる。

「それが偽善だって言ってんだよ!」

怯むことなく、キョンも殴り返す。二人の間で、ガイバーの身体能力をフルに使った高速の肉弾戦が展開される。

「あかん……。下手に助太刀したらかえって足引っ張りそうやわ……」

激しい戦闘の様子をどうにか目で追いながら、スエゾーが呟く。その頭上で、小トトロがコクコクとうなずいた。
一方、ガイバー同士の戦いは徐々に晶に形勢が傾いてきていた。戦闘経験の差が、如実に表れた結果である。

「がはっ!」

晶のパンチをまともに腹へ喰らい、キョンは地に膝をついた。そのキョンを見下ろしながら、晶は考える。

(この男は殺し合いに乗っている……。まだ使いこなせていないとはいえ、ガイバーの力を得ている以上一般人では手も足も出ないだろう。
 放っておけば、多くの犠牲者が出るかもしれない。ここで殺しておくのがベストだ。
 だが……俺に殺せるか? 獣化兵でも獣神将でもない彼を……。殺してしまっていいのか?)

迷いが、晶の動きを止める。そこに生まれる隙を、キョンは見逃さない。

「ここまで追いつめておいて仏心か? 甘いんだよ、偽善者!」

キョンは、ヘッドビームを放つ。狙いは晶本人ではなく、その足下。
立ち上がる土煙が、晶の視界を一瞬遮る。その間に、キョンはその場を離れる。向かう先にいるのは、戦いを見守っていたスエゾーと小トトロ。

「待て!」

あとを追おうとする晶だが、飛んできた黄色い球体が彼の足を止める。キョンに蹴り飛ばされたスエゾーだ。

「大丈夫か、スエゾー!」
「いたた……。何とかな……。すまん、晶。
 すっかり観客気分になっとって、気が抜けてたわ。そのせいで小トトロが……」
「小トトロが!? どうしたんだ!」
「こういうことだ」

土煙の向こうから聞こえてくる声に、晶は目をこらす。そこには、キョンが立っていた。
そしてその手の中には、苦しそうに顔を歪める小トトロがいた。

「小トトロ!」
「おっと、動くなよ。ガイバーの腕力はよく知ってるよな? こんな小動物、簡単に握りつぶせるぜ」



キョンは、小トトロを握る右手に力を込めてみせる。小トトロはますます顔を歪め、唯一自由になる耳を激しく動かした。

「ひ、卑怯やぞ! 人質……やなくて、トトロ質取るなんて!」
「罵りたければ罵れよ。俺には、手段を選んでる余裕なんてないんだ。特に、お前らみたいな強い相手に対してはな」

スエゾーが罵倒の言葉を飛ばすが、キョンはまったく気にするそぶりを見せない。

「……それで、何をすれば彼を解放してくれるんだ?」
「話がわかるな、助かるぜ。まずは、お前らの荷物を全部渡してもらおうか」
「ふざけんな! お前みたいな奴に渡せるわけ……」
「わかった」

キョンの要求に激しい拒絶を見せるスエゾーだが、晶はあっさりとその要求を呑んでしまった。

「しょ、晶! 何考えてんねん、お前! あんな悪党の言いなりになるやなんて……」
「落ち着け、スエゾー。荷物ぐらいで小トトロの命が助かるなら、悪くない取引だろう」

晶の行動を非難するスエゾー。しかし晶はそれを軽くいなし、自分とスエゾーのデイパックを手に取る。

「物わかりがよくて本当に助かるよ。さあ、それを早くこっちに渡してもらおうか」
「小トトロを解放するのが先だ」

あくまで毅然とした態度で、晶はキョンに対応する。

「まあ、そうだろうな。だが、先にこいつを解放したんじゃ今度はこっちが不利になる。
 そこでだ、だったらお互い妥協して、同時に相手に向かって投げようじゃないか」
「……いいだろう」
「それじゃあ、1,2の3でいくぜ? 1,2の……3!」

キョンの合図に従って、晶はデイパックを放り投げる。キョン自身も、小トトロを放り投げた。

ただし、上空に向かって。

「何!?」

反射的に、上へ視線を向ける晶とスエゾー。その間にキョンは左手でデイパックを確保し、右手で胸の装甲を開く。

「メガ・スマッシャー!!」


◇ ◇ ◇


戦いが終わった森の中。そこには、スエゾーと小トトロを抱え込んで倒れる晶の姿があった。

「スエゾー、無事か……?」
「お、俺は平気や。お前こそ大丈夫なんか! 俺らかばって、あの光線もろに浴びたやないか!」
「俺なら大丈夫だ……。ガイバーには自己再生能力があるからな……」

キョンのメガ・スマッシャーに気づいた晶の対応には、迷いはなかった。
まず傍らにいたスエゾーを抱え込み、小トトロの落下地点にダッシュ。小トトロをキャッチするとキョンに背を向け、自分の体を盾にして仲間を守ったのだ。
ガイバーの能力が制限下になければ、あるいは彼が一人で戦っていれば、もっと有効な対策が打てただろう。
だが今の彼に出来たことは、あえてメガ・スマッシャーを受けるという行動だけだった。

(片肺だけだったとはいえ……。さすがにメガ・スマッシャーは威力がすさまじいな……)

背中から発せられる激痛に耐えつつ、晶はよろよろとその身を起こす。

「あー、無理したらあかんって!」

その様子を見かね、スエゾーは慌てて彼の体を支えに入った。

「すまない……。ところで、あいつは?」
「わからん。俺が気づいた時にはもうおらへんかった。逃げたんとちゃうか?」
「そうか……。助かったかもな……。このダメージじゃ、まともに戦える自信がない……」
「それやったら、まずは休もう、な? その自己再生っちゅうのも、今すぐ出来るわけやなさそうやし。
 こっちが死にかけてたら、人助けどころやないで?」
「そうだな……。悔しいが、ここは休むべきか」

メガ・スマッシャーで破壊された地帯を離れ、晶は適当な木の根本に腰を下ろす。そこに、しょんぼりした顔で小トトロが寄ってきた。

「気にするな、お前のせいじゃない。俺が甘かったのが悪いんだ」

晶は手を伸ばし、小トトロの頭を撫でてやる。

(そう、こんな事になったのは、俺が甘かったからだ。あの時ためらわずに、あいつのコントロールメタルを破壊していれば……。
 やっぱりクロノスやあいつのような存在から力のない人々を守るには、巻島さんのような容赦のなさも必要なのか?
 巻島さん、村上さん、哲郎さん、瑞紀……。俺は、どうしたら……)

今は静かとなった森の中。かつてただの高校生だった男は、異形に囲まれながら苦悩する。


【H-7 森/一日目・朝】

【深町晶@強殖装甲ガイバー】
【状態】:背中を中心に大ダメージ、疲労(中)、苦悩
【持ち物】 小トトロ@となりのトトロ
【思考】
0:自分の回復を待ち、博物館へ向かう。襲われている人がいるなら保護する。
1:ゲームを破壊する。
2:巻島のような非情さがほしい……?
3:スエゾーの仲間(ゲンキ、ホリィ、ハム)を探す。
4:クロノスメンバーが他者に危害を加える前に倒す。
5:もう一人のガイバー(キョン)を止めたい。
6:メイ、サツキの正体を確認し、必要なら守る。
7:巻き込まれた人たちを守る。

【備考】
※ゲームの黒幕をクロノスだと考えています。
※トトロ、スエゾーを獣化兵かもしれないと考えています。
※小トトロはトトロの関係者だと結論しました。
※参戦時期は第25話「胎動の蛹」終了時。
※【巨人殖装(ギガンティック)】が現時点では使用できません。
  以後何らかの要因で使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
※ガイバーに課せられた制限に気づきました。


【スエゾー@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】:全身に傷(手当済み)、貧血気味
【持ち物】 なし
【思考】
0:晶のダメージが回復するのを待つ。
1:ゲンキ、ホリィたちを探す。
2:オメガマン(容姿のみ記憶)には二度と会いたくない。

【備考】
※スエゾーの舐める、キッス、唾にはガッツダウンの効果があるようです。
※ガッツダウン技はくらえばくらうほど、相手は疲れます。スエゾーも疲れます。
※スエゾーが見える範囲は周囲一エリアが限界です。日が昇ったので人影がはっきり見えるかも知れません。


◇ ◇ ◇


言い訳に聞こえるかも知れないが、俺は別に逃げたわけじゃない。
ただ、体の右側からだけ強力なビームを撃ったせいで、その……バランスを崩して吹っ飛んでしまったんだな、うん。
撃つ前にそれぐらい考えておけ、と言われれば、仰るとおりと返すしかない。
だが、俺はほんの数時間前までどこにでもいる高校生だったんだ、少なくとも肉体的には。
朝比奈さんならともかく自分の胸からビームが出るようになるなんて、考えたこともなかった。もちろん、撃てばどうなるかなんてことも。
とにかく、元いた場所からだいぶ離れてしまったみたいだ。あいつらは死んだんだろうか。
ぜひとも死んでいてほしいが、ガイバーってのはそうとうにタフな生き物らしいからな……。確認してみないことには何とも言えん。
確認しに戻るか? いや、やめておこう。さっきのメガ・スマッシャーとやらで、体力はほとんど使い果たしちまった。
仮にあいつが生きてたら、今度こそぶちのめされるのが目に見えてる。
ハハッ、なんだ。偉そうなこと言って、結局チキンじゃねえか、俺。
まあいいさ。とにかく、俺は生き残った。生きてさえいれば、まだ強くなれる。もっと簡単に殺せるようになる。
あのガイバー……たしか、仲間の目玉オバケから「ショウ」とか呼ばれていたか……あいつより強くだってなれるはずなんだ。

「生きてるか死んでるかわからないが……見てろよ、ガイバーショウ。俺は、お前を超えてみせる……!」

森の中。かつてただの高校生だった男は、どす黒い思いを胸に西を目指す。


【H-6 森/一日目・朝】

【名前】キョン@涼宮ハルヒの憂鬱
【状態】ダメージ(中)、疲労(極大)、0号ガイバー状態、返り血に塗れている、精神的に不安定、強い決意
【持ち物】デイパック(支給品一式入り)×2、ホーミングモードの鉄バット@涼宮ハルヒの憂鬱、 SDカード@現実、
     RPG-7@現実(残弾三発)、大キナ物カラ小サナ物マデ銃(残り9回)@ケロロ軍曹、タムタムの木の種@キン肉マン

【思考】
1:仲間も含めた参加者は全員殺す。そして、長門に仲間を蘇生してもらう。
2:出来ればレストラン辺りで休憩したい。
3:島の南西を周り、見つけた参加者を殺す。
4:強くなりたい
5:午後6時に、採掘場で古泉と合流。
6:妹やハルヒ達の記憶は長門に消してもらう
7:博物館方向にいる人物を警戒

※ハルヒを殺したことへのショックでやや精神不安定ですが、理性はあります。
※アシュラマンの名前、容姿を知りましたが大体の感覚でしかわかっていません。
※奪ったデイパックの中身は、まだ確認していません。

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キョン キョン 道化は踊り蜘蛛は笑う
疾風(かぜ)のガイバー 深町晶 俺達はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない
スエゾー




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