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のこされるもの ◆h6KpN01cDg




「……サツキ君、大丈夫かね」
「ええ……平気、です」
我輩達は公民館に付き、腰をおろす。
やっぱり無茶だった……でありましょうか。
サツキ殿はどう見ても気分が悪かったようでありますし……冬月殿はサツキ殿を背負うのには厳しかったのであります。
タママ二等にはちょっと上司の見栄もあってあんなこと言っちゃったけど……今更失敗したんではないかと思うであります。
「……ケロロ君、一つ伺いたいのだが」
ふうと一息吐いて、冬月殿が、吾輩に訪ねてくる。
……大丈夫でありましょうか。ただでさえ疲れているように見える上に、サツキ殿を支えておられるのですが……
「何でありますか?」
「君は何故あの二人にサツキ君を任せろと言ったんだね?」
冬月殿に聞かれる。……いやあ、本当に大した理由じゃないんだけどネ。
サツキ殿は……眠ってしまっている。その方がいいでありますよ。さっきまで眠れなかっただろうし。
「……タママが加持殿につっかかっているようでありましたから……二人で話し合えば解決すると思ったでありますよ。……タママは吾輩の部下でありますし、加持殿はいわば吾輩の命の恩人、うまくいってほしいでありますよ」
少々、……いや、かなり、タママが不安だったりはするでありますが……
サッキーにちゃんと謝ったことだし、きっと加持殿を攻撃したりはしないであり……ますよね?
……うわ、なんか突然不安になってきたよどうしよ。
「……合流できるだろうか」
「大丈夫でありますよ。どおんと安心するであります。それに!もしもの時は吾輩が様子を見に戻るでありますよ。小砂殿とやらは強いのでありましょう?ならその小砂殿にサツキ殿と冬月殿はお任せして……」
……あれ。
冬月殿の顔が、いまいち晴れないでありますなあ。
……はっ、吾輩もしかして何かまずいこと言った!?
「冬月殿?」
「……疑いたくは、ないのだが、ね……」
冬月殿……?
何のことだかさっぱり分からない吾輩に、冬月殿は穏やかに微笑んだのであります。
「……いや、こちらの話だ。気にしないでくれたまえ」
「はあ、であります。とにかく、お二人が無事ならそれでいいのであります」
安らかに眠るサツキ殿を見て、吾輩は安心する。

冬樹殿。
吾輩は、冬樹殿を殺した奴だけは許せないでありますよ。
どうして冬樹殿が死ななければいけなかったのか―――分からないであります。
でも、そいつ以外とは、うまくやっていきたい。
素晴らしい人格者の加持殿とも、部下たるタママ二等とも、冬月殿とも、サツキ殿とも。
であるからして、……吾輩は、もう知り合いに死んで欲しくないのでありますよ。

ああ、もうすぐ―――放送の時間でありますなあ。


眠るサツキ君を見て、私はほっと肩を撫でおろす。
いくら少女であっても、その体を支えながら歩くのは老体には酷く厳しいものだ。
ケロロ君が助けてくれたお陰で、わずかに楽になった。
「……」
ケロロ君への質問、その回答を思い起こす。
『……タママが加持殿につっかかっているようでありましたから……二人で話し合えば解決すると思ったでありますよ。……タママは吾輩の部下でありますし、加持殿はいわば吾輩の命の恩人、うまくいってほしいでありますよ』
それは、違う。
私は感覚的にそう感じていたが、うまく言葉にすることができなかった。
あの二人の衝突は、個人的な相性の悪さ、の一言では片付かないものだ。ケロロ君がどこまで理解しているかは気になるが―――
『フッキ―、あいつは、ダメですう。……カジオーですう』
『当たり前じゃないですか。俺は副司令の味方ですよ』
タママ君の言葉。加持君の言葉。
どちらも疑いたくはない。しかし、どちらもを信じれば矛盾が生じる。
疑おうと思えば、可能だ。
加持君は頭の回転が速くそれなりに場数を踏んだ、同じ世界からの知り合い。……しかし、ややシビアな考え方を持つ彼が、我々と脱出を目指すより楽な手段を見つけた場合、思いもしないような方法を取らない、とは言い切れない。
タママ君は、ケロロ君の部下であり、基本的には心優しい面も持ち合わせた軍人。……だが、彼はどこまでも短直だ。いつまた、私に会った時のような敵意を向けてくるかしれない。
「……疑いたくは、ないのだが、ね……」
今はそれよりも、―――二人、いや、ネルフのパイロットの子供たちや、ケロロ君やタママ君の知り合い、小砂君やメイ君の無事も祈ることが先決だろう。
数字の12を差そうとする秒針を見つめ、私はただ幸福を信じるしかなかった

【B-6 公民館/1日目・昼(放送直前)】

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】軽い脳震盪(回復中)、全身に擦り傷
【持ち物】北高女子の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、ジェロニモのナイフ×4@キン肉マン、自転車@現実、
      デイパック、基本セット、サツキのディパック
【思考】
0.ゲームを止める
1.加持とタママを待つ。放送が終わっても帰ってこなかったら小砂に二人を任せて探しに行く。
2.加持に対し強い信頼と感謝。何かあったら絶対に助けたい。
3.冬樹の仇は、必ず見つけ出し償わせる。
4.メイを探す。協力者も捜す。
5.ゲームに乗った者、企画した者は容赦しない。
6.で、結局トトロって誰よ?
※漫画等の知識に制限がかかっています。自分が見たことのある作品の知識はあいまいになっているようです。
※タママについて、やや不安を感じています。
※サツキのディパックの中身は、拡声器@現実、首輪探知機@現実?、基本セット です。

【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】疲労(中)
【持ち物】 ソンナ・バナナ一房(残1本)@モンスターファーム~円盤石の秘密~、 スタンガン&催涙スプレー@現実
      不明支給品0~1、ディパック、基本セット(名簿破棄)
【思考】
0.ゲームを止め、草壁達を打ち倒す
1.公民館で加持・タママ・小砂を待つ。
2.シンジ、夏子、ガルル、ドロロを探し、導く。
3.タママとケロロを信頼 。
4.首輪を解除する方法を模索する。
5.アスカの事情はわからないが、もう一度あったら保護したい。
※現状況を補完後の世界だと考えていましたが、小砂やタママのこともあり矛盾を感じています。
※加持については、わずかに疑念は抱いているようですが、基本的には信頼したいと思っています。

【草壁サツキ@となりのトトロ 】
【状態】全身にダメージ(中・手当て済み)、精神消耗気味、疲労(中)
【持ち物】なし
【思考】
0.メイを守りたい。
1.よくわからないけど、ここには怖い人がたくさんいるので怖い。
  知らない人を信頼していいのかわからない。……もう怖い思いはしたくない。
2.タママと加持を待つ。でも―――
3.冬月さんや軍曹たちと行動する。
4.トトロ……?
※トトロに会う前からの参戦
※ケロロを名前と外見(人外)からトトロとかかわりがあるのかもしれないと考えています。
※B-7・喫茶店内の壁に冬月とタママの暗号が残っています。



とある住宅地の、一つの民家。
先ほどまで三人の人間と2匹のケロン人がいた、場所。
ここには既に、何もない。
ただ、開かれた黒塗りの部屋がぱっくりと口を開けているだけで。
何も、誰も、いない。

『……これは、困りましたね……』
―――たった一つ、ものを言うデバイスを除いては。


【I-07 砂丘そば/1日目・昼(放送直前)】

【タママ二等兵@ケロロ軍曹】
【状態】 全身裂傷(処置済み)、肩に引っ掻き傷、加持への強い疑い、困惑
【持ち物】ディパック、基本セット、加持のディパック
【思考】
0.……どうなってるんですかあ?
1.軍曹さんを守り、ゲームを止める。妨害者は排除。
2.加持に強い警戒、敵対心。何か行動を起こしたら自分が他のみんなを守らなくては。
3.加持が盗んだものを確かめ、危険物なら排除。何としても加持の盗みの証拠を見つけ出す。
4.次にアスカに会ったら絶対に逃がさない。
5.サツキ、ケロロ、冬月が心配
※とりあえずサツキやケロロ、冬月のために証拠が出るまで加持を傷つけない方針を取っています。しかし、どうなるか分かりません。
※マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStS がB-06の民家に残されています。

【加持リョウジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】左腕負傷(動かすと激痛、何もしなくても痛い)、疲労(大)、苛立ち
【持ち物】なし
【思考】
0.……おい、何だよ、これは……。
1.何としても生き残る
2.冬月、もしくはサツキを機を見て殺したいが……
3.アスカを隠れ蓑にしつつ、ケロロ達に築いた信頼をうまく利用したい。
4.とにかく使える仲間を得たい、その際邪魔者は殺す。
5.なのはとは出来れば合流し、守ってもらいたいが……
※主催の二人はゼーレの上位にいる人間ではないかとも思っています 。
※カップ焼きそばのうちの一つの中身が捨てられ、代わりにグロッグ26と予備マガジンが隠されています。ふたつともすぐにでも取り出せる状態です。
※加持のディパックの中身は、毒入りカプセル@現実、グロッグ26(残弾11/11)と予備マガジン2つ@現実  です。


※B-6の民家の隠し部屋の中にキョンが描いた地上絵と同じデザインの模様があります。
原作とは違い、ワープのような機能を持ち合わせています。
仕組みや主催者が設置した目的、他にも同じものがあるのかは他の書き手さんにお任せします。




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っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(後編) ケロロ軍曹 晴れてハレルヤ
冬月コウゾウ
草壁サツキ
タママ二等兵 黒は一人でたくさんだ!(前編)
加持リョウジ







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