※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

あたしが此処にいる理由 ◆Fe3NifTDyM



………
………
……暗いな。
どこだろ、ここ?
真っ暗で何も見えない。
確か…あの二人の攻撃から逃げて……それから痛みが酷くなって…気を失って……。
……そうか、洋館の地下室か…暗いわけだ。
どれくらい眠ったんだろう。今度は夢も見なかったし…。
そんなに時間は経ってない筈。
………
………
ティアがまた励ましてくれると思ったけど…そんなに都合よくはいかないよね。
でも、またティアに会いたかった。夢の中で…励まして欲しかった。
………
弱いな、あたし。諦めないって誓っておきながら諦めようとしてる。
ごめんねティア。何度も頼ろうとして。
諦めないよ。
あたしは、何度だって自分の足で立つよ。
まだ生きてるんだから、生きてる限り立ってみせるよ。

『……スバル』

いいよティア。これ以上頼ったら、あたしが自分を許せなくなる。
ちゃんと立つから……。

『……スバル』

大丈夫だよ、諦めないから。
あたしは、ちゃんと……、


 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | スバル、ぼくだよ。|
 |________|
    .∧ | ∧     
   ,i  |_,! i、    
   i .。 |_ 。, `i    
   i -ー、―-、 |    
   i ,/"^ヘ^i i   
   i i'       | |   
   i ヽ_,._,/ ,'   
    ゛ー---―'


「中トトロ!?」

なんで? どうして? 中トトロが…、


 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | スバル……後ろ。 |
 |________|
    .∧ | ∧     
   ,i  |_,! i、    
   i .。 |_ 。, `i    
   i -ー、―-、 |    
   i ,/"^ヘ^i i   
   i i'       | |   
   i ヽ_,._,/ ,'   
    ゛ー---―'   


「へ!?」

後ろ? 後ろに何が……、

「痛っ!」

なに? なんなの?

『今度は大丈夫みたいね』

「ティア!? 何で?」

『また落ち込んでるようなら怒鳴ろうと思ったんだけど…必要なさそうだから』

「じゃあ、なんでぶつの?」

『ガルル中尉の言ったことを忘れてるから』

「え?」

『一人で抱え込むな。自分の役割を果たし、その上で理想を叶えられるよう邁進しろ』

……あたし、また一人で抱え込んでた。
どうして、いつもこうなんだろう。すぐに周りが見えなくなる。
今だってそうだ。冷静に判断できないで騙されてこうなったんだ。
ガルル中尉があたしに残してくれた言葉なのに。
それも思い出せないくらいに…、

『まぁ叩いたのは、あたしが言ったのに忘れたからだけどね』

「………」

『それと思い出させるためよ』

「思い出させる?」

『みんなで考えたでしょ。自分より強い相手と戦う時はどうするの?』


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


………
……また夢か。
ひどい励まし方。ティアらしいけど……だけど…うれしいよ。
あたしを見捨てないでくれて、こんな弱いあたしを…。
いつだって支えててくれる。だから…あたしは応えなきゃ、ティアの期待に。
もちろん、あたしが勝手に見た夢だって分かってる。でも応えたい。応えて…ゲームを壊して帰るんだ。ティアのところに。
その為にも冷静になるんだ。
状況をしっかりと把握するんだ。

今の状況は……ほぼ生き埋め。
でも埋まってる割には、そんなに圧迫されてないような…。

『……ス…バル…意識が…もど…り……』

「レイジングハート? どこにいるの?」

『あなた…の頭…の近…く……』

「大丈夫なの?」

『自己……修復…可…能範…囲……す』

「ごめんなさい。あたしが油断したせいで…」

『いえ…謝…らなけ…れば…なら……いの…私…です』

「なんで? なんでレイジングハートが謝るの?」

『フィールドを……形成で……ず、バリア…ジャケ…トの維持しか……』

だからか、だから埋まってるのに圧迫感が少ないんだ。

「大丈夫だよ、レイジングハート。あたしは…あたしは特救を目指してるんだよ。
 これくらい一人で脱出してみせるよ」

幸い周リに木材の破片が多い。崩れないように支柱を作っていけばいい。
片足は痛むけど、匍匐全身で進むんだ問題ない。
時間だってある。次の放送までに何とかすればいいんだ。
脱出してみせる。

『…スバル……東…側に……部屋…』

「えっ?」

『隠し…部…屋で……す……』

隠し部屋…うっすら明かりが漏れてる。
迷ってる暇はない。行くしかない。
入り口が崩れている以上その部屋に賭ける。
少し休めて、ディバインバスターを打つ事が出来る広さがあればいい。
天井を打ち抜ければ、ウイングロードで一気に脱出できる。
決まり。可能性がある以上、そこに行く!

「その部屋に行くよ。レイジングハート」


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


あと…十メートル。
歩けばすぐの距離…数秒の距離。
でも…通路を作りながら這って進む以上、簡単には辿り着けない。
それでも六課での…なのはさんとの教導に比べればなんてことない。
ティア、大丈夫だよ。負けないから、あたし。
それに、

『みんなで考えたでしょ。自分より強い相手と戦う時はどうするの?』

ちゃんと覚えてるよ。あの時のこと。
みんなで試行錯誤したよね。
そういえば、ギン姉に母さんの戦い方を聞いたのもあの時だったな……。

―――自分より強い相手に勝つためには、自分のほうが相手より強くないといけない―――
この問題の矛盾と意味を、よく考えて答えなさい。

少し前に、なのはさんに出された問題。
考えに考えて、あたしたち四人は答えを出した。

『自分より総合力で強い相手に勝つためには、自分が持っている相手より強い部分で戦う。
 そのために自分の一番強い部分を磨きあげて、これなら誰にも負けないって自信と気概を持って戦いに当たる!』

でも今は、これだけじゃダメだ。勝てない。
電話を掛けてきた相手だけなら問題ない。
けど、あの蛇の様な相手が一緒に居る以上、あたし一人じゃ勝てない。
だから、これを強化した答え。機動六課で学んで四人で導き出したもう一つの答。

『チームがそれぞれの強い部分を持ち寄れば、より万全に近くなる』

必要なのは一緒に戦ってくれる仲間。
あたしは、フロントアタッカー。最前線で防衛ラインを守る…最前衛だ。
そして、あたしがサポートしサポートされる、センターガード、ガードウイング、フルバック。
ティアやエリオ、キャロのポジション。でも三人ともここにはいない。
だけど、あたしは一人じゃない。
機動六課がないなら……作ればいいんだ。
中尉が信頼できると言った、ケロン軍の3人。
あたしとなのはさんの六課・Stars。

今は、まだ会ったことのない。あたしと同じ志の人たち。
必ず居る筈だ。探して一緒に戦う。
だって、あたしはここに来て誰も救えてない。
まだ誰も救ってないんだ。
力は人を傷つけるために、あるんじゃない。
命を…明日をを守るためにあるんだ。
だけど…だけど今だけは、この部屋で……。
魔力と体力が戻ればディバインバスターが打てるから…。
この部屋で…休…ま…せ…て……。




【H-3 別荘地下室・隠し部屋/一日目・夕方】


【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】全身にダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大)。
【装備】メリケンサック@キン肉マン、レイジングハート・エクセリオン(中ダメージ・修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【持ち物】 支給品一式×2、 砂漠アイテムセットA(砂漠マント)@砂ぼうず、ガルルの遺文、スリングショットの弾×6
【思考】
0:機動六課を再編する。
1:隠し部屋で休憩。
2:何があっても、理想を貫く。
3:人殺しはしない。なのは、ヴィヴィオと合流する。
4:人を探しつつ北の市街地のホテルへ向かう (ケロン人優先)。
5:オメガマンやレストランにいたであろう危険人物(キョンとナーガと雨蜘蛛)を止めたい。
6:中トトロを長門有希から取り戻す。
7:ノーヴェのことも気がかり。

※キョン(名前は知らない)は超人か宇宙人であり、魔力を使えるのではと思っています。


時系列順で読む


投下順で読む


嗚呼、素晴らしき人生哉! スバル・ナカジマ Fate/Zero(前編)




| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー