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情報を制する者はゲームを制す?(後編) ◆321goTfE72







「おい、晶!なんかまた新しいヤツが来おったで!」

再び戻り、博物館。
ドロロ達とチャットをしたばかりだというのにまた続けて他の参加者とチャットできるのは幸か不幸か。
(マシンガン三兄弟の妹さんが入室しました)との突然の表示を見て少し驚いたが
晶はとりあえず挨拶をしてみることにした。




  ゴーレムの友>こんにちは。
  マシンガン三兄弟の妹>こんにちは。貴方達はこの殺し合いの参加者ですか?




「やっぱり、他の参加者みたいだな」

「そやな。話を続けてみてくれ」




  ゴーレムの友>そうです。でも私達は殺し合いにはのっていません。
  マシンガン三兄弟の妹>私達もです。しかし、殺し合いにのっている参加者は多数います。
  ゴーレムの友>ということはそういう参加者と遭遇したのですか?
  マシンガン三兄弟の妹>はい。
  ゴーレムの友>良ければ教えていただけませんか?
  マシンガン三兄弟の妹>申し訳ありませんが、私達は命からがらの思いをして慎重になっています。
  マシンガン三兄弟の妹>ゴーレムの友さんが殺し合いにのっていない保証はありません。
  マシンガン三兄弟の妹>教えると彼らと徒党を組む恐れもあります。よって教えることはできません。




「随分慎重なヤツやなぁ」

マシンガン三兄弟の妹とやらの書き込みを見て、素直な感想をスエゾーが口にした。

「気持ちは分からないでもないよ。それにしても、どうやって信用してもらおう?」

「そやな…掲示板に書いてあるギュオーについて細かく教えたるっていうのはどうや?
 それなら『ギュオーは危険だ』って言ってるのはオレら以外にもおるっていうことやから
 信じてもらえるかもしれへんで?」

「そうだな、そうしてみよう」




  ゴーレムの友>なら、信用してもらえるか分かりませんが一つ私達の持ってる情報を教えます。
  ゴーレムの友>掲示板にも書かれていましたがギュオーという参加者は本当に危険です。




そして、晶は掲示板よりも詳しくギュオーの能力の詳細を書き
さらにクロノスという世界征服を目論む秘密結社の幹部ということまで書いた。
それを見てスエゾーが少しだけ顔をゆがめる。

「おいおい、晶。そこまで教えてやらんでも」

「マシンガン三兄弟の妹さんが信用してくれるまでは仕方ないよ」

「ふと思ったんやけど…さっきギュオーについて教えるよう提案したのに
 急にこんなん言うんもなんやけど、こいつらが自分で言ってたようにこいつら自身が
 "殺し合いにのっている連中と徒党を組む"のを考えてるのかもしれへんで?」

「それは…あるかもしれない。でも俺は、信じたいんだ。
 さっきドロロさんとチャットしたときも上手くいったじゃないか、大丈夫だスエゾー」

「…まぁ晶がそういうなら…」

スエゾーはしぶしぶそうとだけ言い、再び画面に大きな目をやった。




  マシンガン三兄弟の妹>情報ありがとうございます。
  マシンガン三兄弟の妹>しかしそれだけ詳しいと、逆に貴方がそのギュオーなのではないかと疑ってしまいます。
  マシンガン三兄弟の妹>違うと証明することは出来ますか?




「違うと証明しろ…って」

「チャットで証明せぇってそらムチャやで…小トトロもそう思うやろ?」

(こくこく)




  ゴーレムの友>文字だけで証明する方法は思い浮かびません。
  マシンガン三兄弟の妹>それもそうですね。申し訳ありません。
  ゴーレムの友>では『ゴーレムに投げられるヤツ』に該当する人物に心当たりはありませんか?
  ゴーレムの友>私の仲間に彼がいるのですが。
  マシンガン三兄弟の妹>残念ながら知りません。
  マシンガン三兄弟の妹>そちらも、私のこの名前を見て思い当たる人物はいませんか?




「………スエゾー、誰かいるか?」

「おるわけあらへんやろ。小トトロは?」

(ふるふる)




  ゴーレムの友>すいません分かりません。
  マシンガン三兄弟の妹>そうですか。では残念ですが貴方達を信用することはできません。




「……なんちゅーか…ここまで相手を疑うっちゅうのもすごいことやな…」

「本当に怖い目に遭ったんだろう。仕方がないよ。念のため、危険人物について教えておいてあげよう」

「おいおい晶。それはいくらなんでもお人好し過ぎるんとちゃーうんか?」

「俺達やドロロさん達のことを教えるわけじゃないからたぶん損にはならないよ」

「さっき言うたようにこいつが殺し合いにのってるヤツと徒党を組む可能性もあるんやぞ?」

「大丈夫。この人達からは"騙してやろう"とかそういう気が感じられない気がするんだ。
 現に向こうから"危険人物を教えてくれ"とは一度も言われてないし。大丈夫と思うよな、小トトロ?」

(こくこく)




  ゴーレムの友>信用してもらえず残念です。
  ゴーレムの友>では、せめて知っている危険人物について教えます。
  ゴーレムの友>これから身を守るのに役立ててください。





『この人達からは"騙してやろう"とかそういう気が感じられない気がする』

晶のこの言葉は間違っているとはいえないが合ってはいない中途半端なものだった。
"マシンガン三兄弟の妹"は特に嘘はついていない。
しかし嘘なんてつかなくても偽ることは可能なのである。

再び、ここはゴルフ場の事務室。
夏子とハムが見ているパソコンのディスプレイには
現在進行形で危険人物についての情報が追加されていた。

「ゼロス、ナーガ、0号ガイバー、オメガマン…全く出し惜しみをしていないようね」

「いや~景気がよろしいようで。大盤振る舞いですな。
 この情報からして、モールでマンタさんが引き受けてくれた怪人はオメガマンのようですな」

「ええ。オメガマンに関して私達が知っていることは少ないけど、
 その少ない知識と比較すれば"ゴーレムの友"の情報に矛盾はないわ。
 "ゴーレムの友"はある程度信用してもいいかもしれないわね」

「ただ駆け引き上手とは言い難いですなぁ。
 こちらが引いたらずっと押しの一手。詐欺に遭いやすいタイプです」

"ゴーレムの友"に対する感想を述べながら、危険人物についての情報を次々とメモしていく二人。
そして、"ゴーレムの友"があらかた書き切ったところでハムの手が再び動き出す。




  マシンガン三兄弟の妹>どうもありがとうございます。
  マシンガン三兄弟の妹>疑っていましたが、貴方達はとてもいい人のようですね。
  マシンガン三兄弟の妹>お詫びとっては何ですが、私達を襲った危険人物をお教えします。
  マシンガン三兄弟の妹>とは言っても、名前は知らなかったのですが…
  マシンガン三兄弟の妹>貴方達の情報にあったオメガマンに間違いないと思います。
  マシンガン三兄弟の妹>時間は10時過ぎぐらいでしょうか。モールで奇襲を受けて仲間とも離れ離れになってしまいました。




ここまで書いたところで、夏子はハムに尋ねた。

「ここでオメガマンについて教える意図は?
 はっきり言って、"ゴーレムの友"にとってさして有用な情報であるとは思えないけど」

「もちろんそうでしょうな。
 しかし、やり取りしてはじめて分かることですがこの"ゴーレムの友"さんは
 他人を無条件で心配する、早い話がマンタさんと同じ系列の性格のようです」

「そのようね」

「先程まで何を言っても信用せず怯えていた相手が、精一杯の誠意を込めて自身の情報を明かしたのです。
 その場合、こういう性格の人物はたとえそれがどんなに少ない、無価値なものであっても―――」




  ゴーレムの友>危険な目に遭った上に仲間と離れ離れになってしまうなんて…
  ゴーレムの友>心細いでしょう。もし近くにいるのなら合流しませんか?
  ゴーレムの友>私達は博物館にいます。




「―――結構簡単に気を許してくれるものなのです。
 こちらも嘘の情報は教えてませんし、そう簡単にボロは出ません。
 少しコツを掴めば誰にでもできる簡単な会話術ですよ。
 とは言うものの、ここまで素直にパターンにはまってくれる相手はそう多くはないのですが」

「ここまで簡単に自分の所在地を明かすというのは…嘘や罠という可能性も疑ったほうがいいかもしれないわね。
 でも、どちらにせよ博物館ではここからは遠すぎるわ」

「ですな。彼らが市街地にいるのなら仲間に入って頂こうと思っていたのですが…仕方のないことです」




  マシンガン三兄弟の妹>お心遣いありがとうございます。
  マシンガン三兄弟の妹>しかし、今私達はゴルフ場にいます。
  マシンガン三兄弟の妹>モールで別れた仲間と18時に公民館で落ち合う約束をしているためそちらには行けません。
  ゴーレムの友>そうですか。残念です。
  ゴーレムの友>私も仲間と約束しているため18時過ぎまでは博物館を離れずいつでもチャットできるようにしておきます。
  ゴーレムの友>もし私が役に立てることがあれば連絡してください。
  ゴーレムの友>私の名前は深町晶。先程説明した0号ガイバーと同じくガイバーです。
  ゴーレムの友>戦う力はあります。きっと役に立てることもあるでしょう。




画面に流れた新たな情報。
これはさすがに予想外だったのか、ハムも夏子も口を半開きにして呆然としている。

「………聞いてもないのに自分から名前を明かしてくるなんて」

「ここまでお人好しとは…マンタさんといい彼といい、生き残るつもりはあるのでしょうか?」

ひきつった笑いを浮かべながらハムは呟いた。
夏子はといえば特に笑うでもなく思考を巡らせながら口を開く。

「それはともかく、向こうは名前を明かしてきたとなると…
 先程も言ったように彼はある程度は信用するに足る人物と私は思う。
 私達からも向こうを信用している証として、せめて私かハムか、どちらか一人は名前を明かすべきね」

夏子の提案にハムはしばし黙考する。

「………ふむ。しかし"マシンガン三兄弟の妹"の心細さを演出するため
 こちらに仲間がいるとは言っていません。おそらくあちら様は一人だと思っているでしょう」

「ここで2人分の名前を告げる、つまり仲間がいるということを告げると、どこかで矛盾が生じる可能性があると?」

「残念ながらそこまで気を回してはいませんでしたな。あるかもしれません」

ぽりぽりと頬をかく仕草をしながらハムは夏子を見る。
夏子は頭の中で素早く損得勘定をし、決定を下した。

「私か貴方かどちらか一方の名前を告げるだけも効果は十分だと思うわ」

「しかし、我輩の名前を明かすにしても知り合いがいませんので利点は少ないのです。
 同じ明かすなら夏子さんの名前でよろしいですか?」

「私の名前を使うと灌ちゃん…私の知り合いである水野灌太あたりと遭遇すれば
 この深町さんはうまく利用されそうな気もするけど…
 "マシンガン三兄弟の妹"という名前で灌ちゃんなら気づくわね…いいわ、使って結構。
 しかしその前にこのやり取りが他の参加者から見れるような形で残る、ということでは困るわね。
 それだけは確認して」

「もちろんですとも」




  マシンガン三兄弟の妹>そこまで気を遣っていただきありがとうございます。
  マシンガン三兄弟の妹>こちらも深町さんを信用している証として名乗ろうかと思うのですが、
  マシンガン三兄弟の妹>このやり取りが他のパソコンから確認できる、ということはないのですか?
  ゴーレムの友>チャットルームから出るとそれまでのやり取りのデータは消えるようです。
  ゴーレムの友>試しに一度、退室してみますか?
  マシンガン三兄弟の妹>そうですね、少し待って下さい。




打ち終わると同時にハムは『退室』をカチリとクリックした。
チャットを始める前の、名前を入力する画面に戻る。
すぐに入室するために、簡略化した名前を打ち込み入室し直す。
深町晶が教えてくれたようにハムが操作しているパソコンからは全てのやり取りが消えていた。
ハムはチラリと夏子の顔を見た。
夏子は黙って頷く。ハムは名前を明かしても良いということだと解釈した。




  マシンガン妹>入室し直しました。確かに他から見ることはできないようですね。
  ゴーレムの友>そうですね。ただ、全く見る方法がないとは限りません。
  マシンガン妹>そうなのですか?
  ゴーレムの友>はい。それに管理者である主催者は全ての記録を持っている可能性も高いと思います。
  マシンガン妹>なるほど。色々と教えて下さりありがとうございます。




  マシンガン妹>私の名前は川口夏子。
  マシンガン妹>名前を明かすぐらいしか信用の証を立てることができませんが御容赦下さい。




「ほら、スエゾー。『そんな簡単に自分の名前をバラしたらアカン』なんて言ってたけど、
 名前を明かしたら向こうも信用してくれて名前を教えてくれたじゃないか」

「結果的にはそうやけど…」

場所は再度戻り博物館。
自分の名前をあっさりと教えた晶を叱責していたスエゾーであったが
結果論としては文句をやめるよりほかなかった。
しかし、晶の次の言葉には文句を言わざるを得ない。

「それじゃあ、せっかくだしドロロさん達と決めた合言葉も一つくらい教えておこうか?」

「ちょ待て晶!お人好しにも程があるで!
 下手したらドロロ達まで危険になるんやから、そんなに軽率にしたらアカンやろ」

「う~ん…確かにそうだな。
 合言葉は直接会って信用できると思った人にだけ教えたほうがいいか」

そう言いながら、晶はガイバーの指でキーボードを叩き文字の入力を再度行う。




  ゴーレムの友>名前を教えて下さりありがとうございます。
  マシンガン妹>こちらこそ、気を遣っていただきありがとうございます。
  マシンガン妹>もう少し話をしたいのですがあまり時間に余裕がありません。
  マシンガン妹>18時に公民館に間に合うようにそろそろゴルフ場を出ようと思います。
  ゴーレムの友>分かりました。こちらも聞きたいことはあるのですが仕方ないですね。気をつけて向かってください。
  マシンガン妹>ありがとうございます。深町さんもお気を付け下さい。
  マシンガン妹>公民館にパソコンがあり、ゆっくりとチャットができそうならまた連絡します。
  ゴーレムの友>はい。川口さんの無事を願っています。
  マシンガン妹>ありがとうございます。それでは失礼します。
  (マシンガン妹さんが退室しました)




最後の退室表示とともに、チャットルームは一切の動きが止まった。
ふぅ、と一息つき、晶はガイバー姿のままひとつ伸びをした。
彼は瀬川哲郎とは違いパソコンには慣れていないのだ。
ガイバーといえど慣れないチャットを長時間していたとなると精神的な疲労を感じるのは仕方ないだろう。
だが、長々とチャットをしていた間に身体の傷はほぼ癒されたようだ。

「これからどうするんや、晶?」

「ドロロさん達との約束もあるし、何もなければしばらくは博物館にいよう。
 本当はファイアーデスマッチの録画を見るべきなのかもしれないけど…少し休憩したいな。
 そうだ。スエゾーも小トトロもお腹が減っただろう。
 何か食べ物があるかもしれない。少し博物館を調べてみよう」

「そうやな、それがええわ」

(コクコク)

自身の提案に二人(?)とも賛同したのを確認し、晶は一度チャットルームから退室した。
そして名前を変え再び入室する。

「あっ!おい晶!またひねりのない名前を!!
 今度は時間あるんやからなんかひねらんかい!!」

「下手にいじるとドロロさん達や川口さんに伝わらなくなるだろう?」

晶はそう言って小トトロを肩に乗せたまま立ち上がりパソコンから離れていく。
スエゾーも文句を言いつつも晶の後に続いた。


気になる点は3つ。

ひとつは、ハムの狙った通り晶達はチャットの相手は夏子一人だと思っていること。
ふたつは、幸か不幸か、スエゾーも晶もドロロやリナも未だにハムは"スエゾーの知っているハムだ"とに思っていること。
みっつは、チャットのログこそ初期化したが、ファイアーデスマッチの様子が見れるウインドゥは
そのまま放置してパソコンの前を離れたこと。

それが何かに影響するかは分からない。
パソコンのディスプレイはただ『ゴーレムの友(離席中)』という文字を写すだけである。



【H-8 博物館/一日目・夕方】





【深町晶@強殖装甲ガイバー】
【状態】:精神疲労(小)、苦悩
【持ち物】 小トトロ@となりのトトロ、首輪(アシュラマン)、博物館のメモ用紙とボールペン、
      手書きの地図(禁止エリアと特設リングの場所が書いてある)
【思考】
0:ゲームを破壊する。
1:しばらくは博物館で待機。
2:巻島のような非情さがほしい……?
3:スエゾーの仲間(ゲンキ、ハム)を探す。
4:クロノスメンバーが他者に危害を加える前に倒す。
5:もう一人のガイバー(キョン)を止めたい。
6:サツキの正体を確認し、必要なら守る。
7:巻き込まれた人たちを守る。





※ゲームの黒幕をクロノスだと考えていましたが揺らいでいます。
※トトロ、スエゾーを異世界の住人であると信じつつあります。
※小トトロはトトロの関係者だと結論しました。スパイだとは思っていません。
※参戦時期は第25話「胎動の蛹」終了時。
※【巨人殖装(ギガンティック)】が現時点では使用できません。
  以後何らかの要因で使用できるかどうかは後の書き手さんにお任せします。
※ガイバーに課せられた制限に気づきました。
※ナーガ、オメガマンは危険人物だと認識しました。
※放送直後までの掲示板の内容をすべて見ました。
※参加者が10の異世界から集められたという推理を聞きました。おそらく的外れではないと思っています。
※ドロロとリナをほぼ味方であると認識しました。
※ケロロ、タママを味方になりうる人物と認識しました。
※ドロロたちとの間に4個の合言葉を作り、記憶しています。
※川口夏子を信用できる人物と認識しました。




【スエゾー@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】:全身に傷(手当済み)、火傷(水で冷やしただけ)、貧血気味、空腹
【持ち物】 なし
【思考】
0:晶、小トトロと行動を共にする。
1:ゲンキ、ハムを探す。
2:オメガマンにあったら……もう、逃げへん。




※スエゾーの舐める、キッス、唾にはガッツダウンの効果があるようです。
※ガッツダウン技はくらえばくらうほど、相手は疲れます。スエゾーも疲れます。
※スエゾーが見える範囲は周囲一エリアが限界です。日が昇ったので人影がはっきり見えるかも知れません。
※ギュオー、ゼクトール、アプトムを危険人物と認識しました。
※放送直後までの掲示板の内容をすべて見ました。
※参加者が10の異世界から集められたという推理を聞きました。おそらく的外れではないと思っています。
※ドロロとリナをほぼ味方であると認識しました。
※ケロロ、タママを味方になりうる人物と認識しました。
※ドロロたちとの間に4個の合言葉を作り、記憶しています。
※川口夏子をたぶん信用できる人物と認識しました。


※現在、16時半前後。チャットルームには『ゴーレムの友(離席中)』がいます。
 すぐに返答できる状況にはありません。





「ムハ~、上手くいったはよいですが疲れました。
 初めて使う道具で長々とやることではないですな」

「御苦労さま。初めて使う割にはパソコンを使うのは様になっていたわよ」

「ムハハ、お褒めの言葉光栄です」

最後に、再びゴルフ場。
以上のようにして最小限の"テイク"で最大限…とまではいかなくても
多大な"ギブ"を受けることに成功したハムは上機嫌だった。
あわよくば仲間に引き込みたかったが、地理的な問題が理由では仕方ない。
チャットをやり抜きそのまま夏子との会話もそこそこにメモ書きを進めている。
夏子も同様に、雑談しながらもしっかりとペンを持つ手を動かしていた。
手を止めないままハムと夏子はそのまま雑談を続ける。

「入力方法さえ分かれば、手先の器用さには自信があるのでどうにでもなります。
 もっとも、知らない文字のはずなんですがなぜか読めるという謎の現象に支えられてのことですが」

「なぜか文字が読める、か。
 異世界やら人の液状化現象を見た今となっては多少の不思議にはもう驚かないわ」

「同感ですな。それよりも深町さんから得た情報のほうが重要です。
 ゼロス、オメガマン、クロノスの幹部・ギュオー、0号ガイバー、ナーガ。
 実はここだけの話、ナーガという名前は我輩がこのゲームに呼ばれる前から風の噂に悪評を聞いたことがあったのです。
 深町さんの情報と併せて考えるとどうやら名簿にある"ナーガ"はその悪名轟くナーガのようです」

「それを、深町さんに教えなかったのはなぜかしら?」

「『その悪者は私と同じ出身世界です』と主張したところで利点はないでしょう。
 時間に余裕がなかったのも事実ですから、無理して伝えることもないと思ったのです」

筋は通っている。
ただ、夏子はハムの意図には何か裏があるような気がしてならなかった。
砂ぼうずという切れ者に対して苦い記憶が数多くあるせいで、
この切れ者に対しても余計な勘繰りをしてしまっているのかもしれない。

(悪魔将軍から逃げる時、私を置いていけば囮にぐらいなったはずなのに
 リスクを承知で私も一緒に連れて逃げた。
 警戒するに越したことはないけど、現時点では仲間であることに間違いない)

夏子はメモなどを片付け、荷物を整理しながら思考も整理した。
ハムは徒党を組むには、出し抜かれさえしなければ申し分ない相手だ。

(私がしっかりすればいいだけの話。問題は、私自身)

"私がしっかりすればいいだけの話"。それがどれだけ困難かは知っていたはずだ。
そして、この一日足らずで改めて痛感した。

(私がしっかりしていればシンジ君もみくるさんも万太郎君も…展開は変わったかもしれない)

戦場で『たら』『れば』を考えるなんて馬鹿らしい。
そんなことは分かっているのに、夏子は自身の思考を止めることはできなかった。

(…情けない)

「夏子さん。ところで、このパソコンはどうするのですか?」

ここでもまた良いタイミングでハムが声をかけてきた。
狙っているのかどうかはやはり分からない。
だが、せっかくの助け舟だ。思考を切り替えよう。

「どうするって…持ち運ぶのは不可能よね?
 電源を切ってここに置いておくしか」

「電源を切って、ですか。その電源とやらはどう切ればいいのでしょう?」

「それは電源ボタンがあったでしょ?もう一度押せばいいでしょう」

「押しても何も起こりませんよ」

「え………」


数分後。夏子達はゴルフ場の事務室を出た。
事務室の中にはコンセントが引っこ抜かれたパソコンがあったとかなかったとか。



【B-08 ゴルフ場/一日目・夕方】



【川口夏子@砂ぼうず】
【状態】疲労(小)、落ち込み
【持ち物】デイパック、基本セット(水、食料を2食分消費) 、ビニール紐@現実(少し消費)、
     コルトSAA(5/6)@現実、.45ACL弾(18/18)、夏子とみくるのメモ、チャットに関する夏子のメモ
【思考】
0.何をしてでも生き残る。終盤までは徒党を組みたい。
1.シンジとみくるに対して申し訳ない気持ち。みくるのことが心配。
2.18時に公民館で万太郎と合流したい。
3.ハムを少し警戒。
4.シンジの知り合い(特にアスカ)に会ったらシンジのことを頼みたい。
5.力が欲しい。
6.水野灌太と会ったら――――
7.シンジに会ったら、ケジメをつける



【備考】
※主催者が監視をしている事に気がつきました。
※みくるの持っている情報を教えられましたが、全て理解できてはいません。
※万太郎に渡したメモには「18時にB-06の公民館」と合流場所が書かれています。
※ゼロス、オメガマン、ギュオー、0号ガイバー、ナーガを危険人物と認識しました。
※悪魔将軍・古泉を警戒しています。
※深町晶を味方になりうる人物と認識しました。



【ハム@モンスターファーム~円盤石の秘密~】
【状態】疲労(小)、少しの擦り傷
【持ち物】基本セット(ペットボトル1本、食料半分消費)、
     ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、チャットに関するハムのメモ
【思考】
0.頼りになる仲間をスカウトしたい。
1.夏子達に同行し、市街地に向かう。でも危なくなったら逃げる。
2.18時に公民館で万太郎と合流したい。
3.シンジの知り合い(特にアスカ)を探し彼の説得と保護を依頼する。
4.殺し合いについては……。



【備考】
※ゲンキたちと会う前の時代から来たようです。
※アシュラマンをキン肉万太郎と同じ時代から来ていたと勘違いしています。
※ゼロス、オメガマン、ギュオー、0号ガイバー、ナーガを危険人物と認識しました。
※悪魔将軍・古泉を警戒しています。
※深町晶を味方になりうる人物と認識しました。
※スタンスは次のかたにお任せします。仲間集めはあくまで生存率アップのためです。


※ゴルフ場のパソコン内から見れるkskコンテンツはハズレです。
 クリックすると自動かつ操作不能になりタツオさんの動画を見ることになるようです。
 今回は【第一放送までの死者のタツオさん's Best Shot】でした。
 他にも種類があるのかもしれません。



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炎の記録(前編) 深町晶 Spider that entered museum
スエゾー
ドロロ兵長 Nord Stream Pipeline -on stream-
リナ=インバース
彼の心乱せ魔将 川口夏子
ハム




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