魔族は嘘をつきません ◆MADuPlCzP6
「さて、多少は立ち直ってますかねぇ」
そうつぶやきながら砂ぼうずを見送ったゼロスは、先刻少年の処刑場となった場所へ歩を進める。
そうつぶやきながら砂ぼうずを見送ったゼロスは、先刻少年の処刑場となった場所へ歩を進める。
キン肉スグルに近づくほど感じるのは強い後悔、自責の念と繰り返される謝罪。
少年を殺した、私が……
ヒトゴロシの、私が……
ヒトゴロシの、私が……
……スマナイ。
……スマナイ。
……スマナイ。
――どうか、許してくれ
(おや、まだ立ち直られてませんか。困りましたねぇ)
どうやらスグルは精神のどん底を行軍中らしい。
たしかに首輪の採取を考えると多少は落ち込んでいてくれたほうがありがたいのだが、いかんせん落ち込み過ぎだ。
あまり気力が弱まりすぎたら今度はセイギノミカタとしての行動が期待できなくなってしまう。
動かない筋肉の塊はただのお荷物でしかない。
たしかに首輪の採取を考えると多少は落ち込んでいてくれたほうがありがたいのだが、いかんせん落ち込み過ぎだ。
あまり気力が弱まりすぎたら今度はセイギノミカタとしての行動が期待できなくなってしまう。
動かない筋肉の塊はただのお荷物でしかない。
(いけませんねぇ。変わった力をお持ちのようなのでもうちょっと使えるかと思ったんですが……ここで動けなくなるようならそこまでですかねぇ)
無言で穴を掘るキン肉マンの背後、数メートルのところで立ち止まる。
キン肉マンは振り向かない。
ゼロスは黒い錐をひとつ生み出すと、そのまま何気ない動作で打ち出した。
ごうと音をたててキン肉マンに迫る黒い闇。
しかしそこは腐っても落ち込んでも正義超人。シンジの遺骸を抱えたまま横に跳び、射線から逃れた。
キン肉マンは振り向かない。
ゼロスは黒い錐をひとつ生み出すと、そのまま何気ない動作で打ち出した。
ごうと音をたててキン肉マンに迫る黒い闇。
しかしそこは腐っても落ち込んでも正義超人。シンジの遺骸を抱えたまま横に跳び、射線から逃れた。
「何をするんじゃゼロス君!」
体をゼロスのほうに反転し、噛み付くようにそう叫ぶ。
「反応は鈍っていないみたいですねぇ。いやぁ、再起不能になってしまってたらどうしようかと思いましたよ」
これくらいも避けられないような役立たずになっていたらそれはそれで仕方なかったですけどね。
などとはおくびにも出さずにこやかに笑う。
などとはおくびにも出さずにこやかに笑う。
「今の攻撃を私が避けられなかったらどうするつもりだったんじゃ!」
「避けられたんだからいいじゃありませんか」
「そういう問題じゃなかろう!」
「おやそうですか。」
「避けられたんだからいいじゃありませんか」
「そういう問題じゃなかろう!」
「おやそうですか。」
嘘くさく驚いてみせながらニコ目の視線を巡らせると、スグルのいた場所に人ひとり入れるくらいの穴を見つけた。
「あぁ、またお墓を掘られてたんですね。だいぶ疲れたんじゃありませんか?」
「私は超人だからな、これくらいどってことないわい」
「私は超人だからな、これくらいどってことないわい」
そう言いながらキン肉マンはシンジの亡骸をさきほど掘った墓穴に横たえようとする。
ふとシンジの開ききった目が視界に入った。
その瞳を閉じさせてやろうとして自分の土で汚れた手に気づく。死者の顔を汚すわけにはいかない。
少し考えて手の甲で閉じてやった。
ふとシンジの開ききった目が視界に入った。
その瞳を閉じさせてやろうとして自分の土で汚れた手に気づく。死者の顔を汚すわけにはいかない。
少し考えて手の甲で閉じてやった。
「あ、ちょっと待ってください。」
「なんじゃ、ゼロスくん。」
「すみませんねぇ、あいにくですけどまだその子を埋めてもらったら困っちゃうんですよ」
「なんでじゃ?私は少しでもはやく静かに眠らせてやりたいんじゃが」
「なんじゃ、ゼロスくん。」
「すみませんねぇ、あいにくですけどまだその子を埋めてもらったら困っちゃうんですよ」
「なんでじゃ?私は少しでもはやく静かに眠らせてやりたいんじゃが」
一刻も早く、一人の気高い魂を救うことが今の私には大切なのに。
そう思いながら顔をゼロスの方へ向かせる。
そう思いながら顔をゼロスの方へ向かせる。
「その子は首輪をつけたままじゃないですか」
シンジを指差し、にこにこと笑いながら黒衣の神官はそう言った。
「そりゃあ、この子は我々とおなじようにこの島に放り込まれたんじゃからなぁ。
首輪がついとるのはあたりまえじゃろう?普通の子に見えるのに…かわいそうに……」
「いえ、そういう意味ではなくて」
首輪がついとるのはあたりまえじゃろう?普通の子に見えるのに…かわいそうに……」
「いえ、そういう意味ではなくて」
再び思考の海に陥りかけるキン肉マンの前に人差し指をたてながら、ゼロスはことばをつなげる。
「首輪を採ってからじゃないと首輪が調べられないでしょう?」
「取ってからってこの首輪を外してやれるのか?」
「今のところ首輪に何かするのは難しいですねー。けど首輪は無理でも本体の方はなんとでもなりますよ。スグルさんは刃物をお持ちだったでしょう?」
「取ってからってこの首輪を外してやれるのか?」
「今のところ首輪に何かするのは難しいですねー。けど首輪は無理でも本体の方はなんとでもなりますよ。スグルさんは刃物をお持ちだったでしょう?」
本体。それが意味するところはシンジの遺体。
にわかにキン肉マンの脳裏に浮かぶのは先ほど埋葬した金の髪の女性、そしてその首だった。
にわかにキン肉マンの脳裏に浮かぶのは先ほど埋葬した金の髪の女性、そしてその首だった。
「ゼロスくん、君は……こ、この子を……さっきの女性のように……首を……」
最後まで言いきることのできないキン肉マンのことばをゼロスはあっさりと肯定した。
「まぁそういうことになりますね」
にこりと笑顔をすこしも崩さずに。
そのことばも態度も、正義超人の怒りの沸点を超えさせるには充分だった。
「こんな不憫な目にあった子どもに……さらにむち打つようなまねをしろというのか!?」
「……」
「死んだ子どもまで利用するというのか、なんて卑劣な!」
「……」
「……」
「死んだ子どもまで利用するというのか、なんて卑劣な!」
「……」
箍が外れたように怒り続ける正義超人と表情を保ったままの獣神官、2人を取り巻く風がざわりと、木々の葉を揺らす。
「だいたいゼロス君もなんじゃ!あの目つきの悪い少年と一緒になってあれは渡せるこれを払えこれは譲らない!」
キン肉マンは吠える。ゼロスは答えない。
「少しもこの少年の死を悼む気持ちはないのか!」
ゼロスは答えない。
「あんなに残酷に、かわいそうに!死んでいった子を!」
ゼロスはこたえない。
「まだこの子は子どもだったんだ!生きていれば輝かしい未来があっただろう子に、かわいそうだとかそういう気持ちはおこらんのか!」
ぜろすは……こたえない。
「なぜだ、なぜなんだ!?なぜ君は笑っていられるんじゃーーーーーー!!!!!!」
怒りを吐き出しきって荒く息をつく正義超人を前にして、獣神官の口がようやく開く。
「スグルさん、あなたはご存知ですか?」
キン肉マンは叫びすぎてやや酸欠になった頭をあげてゼロスをひたと見る。
視線をそらさずにゼロスは口を動かし続ける。
視線をそらさずにゼロスは口を動かし続ける。
「極限状態の人間はね、心の支えをほしがるんですよ。」
「こころの、支え……」
「僕も諸事情でいままで結構修羅場をくぐってきてましてね、そういうことはよく知ってるんです。
ギリギリまで追いつめられた人間の集団ってたいていはヤケになったり仲間割れだとかで自滅するんですよねー。
だけどそうじゃない集団っていうのもたまにあるんです。」
「こころの、支え……」
「僕も諸事情でいままで結構修羅場をくぐってきてましてね、そういうことはよく知ってるんです。
ギリギリまで追いつめられた人間の集団ってたいていはヤケになったり仲間割れだとかで自滅するんですよねー。
だけどそうじゃない集団っていうのもたまにあるんです。」
スグルは突然始まった違う話に動揺しながらも、何かを伝えようとしているのをかんじて
耳を傾ける。
耳を傾ける。
「それはね、芯となる人間の存在です。希望と言い換えてもいいですかね。
そういう存在がいる集団はその時の戦力に関係なく粘ることが多いんです」
そういう存在がいる集団はその時の戦力に関係なく粘ることが多いんです」
そんな一筋の希望を信じてすがる集団をあっけなくひねり潰す時の負の感情が何よりも快感だ、などとはまちがってもここでは言わない。
「崖っぷちでも不適に笑う人間ってなぜか惹かれたりしませんか?」
「む、むぅ。そんな人がいれば、強い人なんじゃなあと思うじゃろうなぁ」
「僕は熱く正義を説いたりするのはあまり得意じゃないですからね。僕のスタイルはこうなんです」
「な、なるほどのう」
「む、むぅ。そんな人がいれば、強い人なんじゃなあと思うじゃろうなぁ」
「僕は熱く正義を説いたりするのはあまり得意じゃないですからね。僕のスタイルはこうなんです」
「な、なるほどのう」
スグルは今までの戦いで正義超人が人間たちの希望であった場面を思い出してうなずいた。
「それに笑顔のほうが、怒ったり難しい顔したりしてるよりずっとスムーズにお話できることが多いですからね。
まぁ、たまにそのせいでうさんくさいなんて言われちゃうんですけど」
まぁ、たまにそのせいでうさんくさいなんて言われちゃうんですけど」
ほんと、人間は表面の事柄にだまされやすいんです。そう心の中で付け加えながら口に
新たな話をのせる。
新たな話をのせる。
「それにね、ここには僕を動かしているものがあるんですよ」
「動かしているもの……じゃと?」
「それは悲鳴です。実は僕は人の感情に人一倍敏感でしてね。
今この島からは負の感情をすごく感じるんです。叫び、悲しみ、絶望、嘆き、怒り、憎しみ……そんな負の感情が私の背中を押すんですよ」
「そうか、そういうことも…あるかもしれんのう」
「動かしているもの……じゃと?」
「それは悲鳴です。実は僕は人の感情に人一倍敏感でしてね。
今この島からは負の感情をすごく感じるんです。叫び、悲しみ、絶望、嘆き、怒り、憎しみ……そんな負の感情が私の背中を押すんですよ」
「そうか、そういうことも…あるかもしれんのう」
キン肉マンはそんなにもこの島で悲劇が起こっていることを実感するとともに、今までの自分の背中を押していたものを思い出す。
彼を後押ししていたのは守るべき者たちの声援、そして仲間たちの友情と信頼、その足音。
目には見えない何かに背中を押されるということを彼はよく知ってしまっている。
本当の意味で負の感情がゼロスに力を発揮させているとはついぞ思わない。
彼を後押ししていたのは守るべき者たちの声援、そして仲間たちの友情と信頼、その足音。
目には見えない何かに背中を押されるということを彼はよく知ってしまっている。
本当の意味で負の感情がゼロスに力を発揮させているとはついぞ思わない。
「ゼロス君、さっきは怒鳴ってしまってすまなかったのう」
「いいんですよ。なんと言われても僕は痛くも痒くもないですから」
「いいんですよ。なんと言われても僕は痛くも痒くもないですから」
キン肉スグルは怒りで体に力が入っていたことに気づき背筋を伸ばす。
ふと空を見上げると夕闇が空の端を染めていた。
ふと空を見上げると夕闇が空の端を染めていた。
「スグルさん、僕たちにできることをしましょう。あなたは人類の平和を守る正義超人の筆頭、キン肉スグルさんでしょう?」
「うむ、いかにも! 私は正義超人、キン肉スグルだ!」
「ならばあなたはいつものように悪を倒してください。
急に慣れないことをしてもうまくいかないことが多いですからね。
闘って、悪を断罪するのがあなたの役割ですよ。スグルさん」
「うむ、いかにも! 私は正義超人、キン肉スグルだ!」
「ならばあなたはいつものように悪を倒してください。
急に慣れないことをしてもうまくいかないことが多いですからね。
闘って、悪を断罪するのがあなたの役割ですよ。スグルさん」
ゼロスは紫の瞳をすこし開いて断罪を口にした。
正義ということばに少しだけ、聖王都の姫君を思い出す。
目をニコ目に戻すとすっと自分の首輪に指を当てた。
正義ということばに少しだけ、聖王都の姫君を思い出す。
目をニコ目に戻すとすっと自分の首輪に指を当てた。
「この首輪のことを訊ねたときに『機械』と言った人がいました。
僕はこの中に歯車やらが入っているようには見えないんですが、そういうことに詳しい人もいるかもしれません。
その人たちをあなたが守ることでもっと救われる人が増えるでしょうね」
僕はこの中に歯車やらが入っているようには見えないんですが、そういうことに詳しい人もいるかもしれません。
その人たちをあなたが守ることでもっと救われる人が増えるでしょうね」
ゼロスはキン肉マンに近づき、腕の中にいるシンジの首輪に手を触れた。
「だから、この首輪をそのまま埋めてしまうわけにはいかないんですよ」
「む、むぅ。だったら……だったら仕方ないのう……。たくさんの人の命が懸かっとるかもしれんのじゃから。
……なら、はやくしてやってくれ。」
……なら、はやくしてやってくれ。」
1秒だってこの酷い地上にいさせてやりたくない。そう思いながらシンジの遺体を地面に横たえ、その前をゼロスに譲ろうとする。
「いえ、これはスグルさん、あなたにしてもらいましょう」
「何ィーーーッ!?」
「何ィーーーッ!?」
背を向けようとしていた体を思いっきり反転させる。
「わ、私はその子に本当に謝っても謝りきれんようなことをしてしまったんじゃ!これ以上、これ以上その子に酷いことをするなんて……」
「だから、あなたがするんです。この子はあなたが近づいていっただけで心が耐えきれなくなるほどひどい目にあってきたんですよ。
さっきの人の話からもたぶんひどい目に遭わされたのはひとりやふたりじゃないでしょうねぇ。怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。
今はもう死体とはいえこの子にひどいことをする人間が増えるのは申し訳ないと思いませんか?」
「グ、グムー……っ!!し、しかし!」
「だから、あなたがするんです。この子はあなたが近づいていっただけで心が耐えきれなくなるほどひどい目にあってきたんですよ。
さっきの人の話からもたぶんひどい目に遭わされたのはひとりやふたりじゃないでしょうねぇ。怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。
今はもう死体とはいえこの子にひどいことをする人間が増えるのは申し訳ないと思いませんか?」
「グ、グムー……っ!!し、しかし!」
苦渋の表情でうなるキン肉マンに畳み掛けるようにことばを続ける。
「それにね、あなたはこの子のことをしっかりと覚えててやるべきじゃないかなーなんて思うんです」
「覚えてて、やる?」
「言ってませんでしたが、僕はこの子の前に一人、すでに目の前で死ぬのを見てるんです。
一緒にいる間ずいぶんとツライ思いをさせましたし、最後は熱い火に焼かれて死んでしました」
「なんと……ゼロス君」
「けど僕は、あの人が負った背中の傷も苦悶の表情も感情も全部覚えています。忘れられるものじゃありませんね」
「覚えてて、やる?」
「言ってませんでしたが、僕はこの子の前に一人、すでに目の前で死ぬのを見てるんです。
一緒にいる間ずいぶんとツライ思いをさせましたし、最後は熱い火に焼かれて死んでしました」
「なんと……ゼロス君」
「けど僕は、あの人が負った背中の傷も苦悶の表情も感情も全部覚えています。忘れられるものじゃありませんね」
そう、あんな甘美な感情は。
キン肉マンは立ち尽くしたまま悲痛な表情をゼロスに向ける。
ゼロスは一転、口調をもとの軽い調子に戻す。
ゼロスは一転、口調をもとの軽い調子に戻す。
「個人的意見からいうと、本当はどちらでもいいんですよ」
(首輪が手に入れば多分誰かが解析できますしねぇ。誰のものでもかまいませんし)
「あなたの意思を尊重します」
(首輪が手に入れば多分誰かが解析できますしねぇ。誰のものでもかまいませんし)
「あなたの意思を尊重します」
スグルはゆっくりと噛み締めるように目をとじた。
西からの風がかさかさと葉をくすぐって逃げていく。
闇が空の中程まで支配を進めた頃、キン肉スグルは首輪を持って即席の墓の前に立っていた。
闇が空の中程まで支配を進めた頃、キン肉スグルは首輪を持って即席の墓の前に立っていた。
血と土にまみれた手で持つ首輪の裏側に刻んであるのは少年の名前。
その名をゆっくりとなぞりながら、こんなものからではなく本人からその声で名前を聞きたかったと、強くそう思った。
その名をゆっくりとなぞりながら、こんなものからではなく本人からその声で名前を聞きたかったと、強くそう思った。
「Shinji Ikari……シンジ君、君がその命をなげ出したことで、私はこのバトルロワイアルの戦いでやるべきことを教えられたよ」
先ほど己が手でかぶせた土の山に目線をうつしてさらに独白は続く。
「私の目の前で起こる悲劇は君を最後にしたい。そして愛と平和、笑顔の溢れる世界を守りたい」
スグルは首輪を握りしめたまま墓の前にひざまずいた。
「だからこの悪趣味な戦いを終わらせられたらもういちど……もういちど君にあやまらせてほしい」
そう言った後、スグルは頭を垂れて少しだけ、すこしだけ泣いた。
墓の前で死者に語りかけるスグルを見ながらゼロスは思考を巡らせていた。
いやー、今回の説得はすこし骨が折れましたね。
あの手のひとを立ち直らせるのには怒らせるのが手っ取り早いとはいえ、そのあと首輪を手に入れるまでにだいぶ無駄話をしてしまいました。
ちょっとしゃべりすぎましたかね。
でもまぁ僕は嘘をついてませんよ。言ってないことがたくさんあるだけです。
ちょっとしゃべりすぎましたかね。
でもまぁ僕は嘘をついてませんよ。言ってないことがたくさんあるだけです。
けどスグルさんに首輪の回収をさせたのは正解でしたね。
この罪悪感があるかぎり、いろいろとうまく仕向けられるでしょう。
スグルさんが、ここでは敵を倒すことが殺すことに直結してるのを理解してるのかは疑問なんですけど、まぁそれはいいでしょう。
この罪悪感があるかぎり、いろいろとうまく仕向けられるでしょう。
スグルさんが、ここでは敵を倒すことが殺すことに直結してるのを理解してるのかは疑問なんですけど、まぁそれはいいでしょう。
そういえばそろそろ放送の時間ですね。
スグルさんは森の中にいるせいで気づいてないようですけど北の方で大乱闘があったみたいですし、だいぶ人が減ったかもしれませんね。
知識ある者とセイギノミカタが生き残っていてくれればいいんですが、どうでしょうかねぇ。
スグルさんは森の中にいるせいで気づいてないようですけど北の方で大乱闘があったみたいですし、だいぶ人が減ったかもしれませんね。
知識ある者とセイギノミカタが生き残っていてくれればいいんですが、どうでしょうかねぇ。
この後の方針も考えたいところですし、とりあえずは放送を待ちましょうか。
しかしゲンキさんといい、スグルさんといい、僕はいったい何人のセイギノミカタを励まさなくちゃいけないんでしょうか。
そんなことを思いながらゼロスは空を見上げた。
向きの変わった風が死のにおいを運んでくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもうすぐ闇がやってくる。
向きの変わった風が死のにおいを運んでくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもうすぐ闇がやってくる。
【E-4 森林地帯/一日目・夕方放送直前】
【ゼロス@スレイヤーズREVOLUTION】
【状態】絶好調
【持ち物】デイパック(支給品一式(地図一枚紛失))×2、草壁タツオの原稿@となりのトトロ
【思考】
0:首輪を手に入れ解析するとともに、解除に役立つ人材を探す
1:放送を聞く
2:A.T.フィールドやLCLなどの言葉に詳しい人を見つけたい。
3:悪魔将軍の元へ行くか朝倉と合流するかをスグルと話し合う。
4:ゲンキとヴィヴィオとスグルの力に興味。
5:ヴィヴィオの力の詳細を知りたい。
6:セイギノミカタを増やす。
【ゼロス@スレイヤーズREVOLUTION】
【状態】絶好調
【持ち物】デイパック(支給品一式(地図一枚紛失))×2、草壁タツオの原稿@となりのトトロ
【思考】
0:首輪を手に入れ解析するとともに、解除に役立つ人材を探す
1:放送を聞く
2:A.T.フィールドやLCLなどの言葉に詳しい人を見つけたい。
3:悪魔将軍の元へ行くか朝倉と合流するかをスグルと話し合う。
4:ゲンキとヴィヴィオとスグルの力に興味。
5:ヴィヴィオの力の詳細を知りたい。
6:セイギノミカタを増やす。
【キン肉スグル@キン肉マン】
【状態】脇腹に小程度の傷(処置済み) 、強い罪悪感と精神的ショック
【持ち物】ディパック(支給品一式)×4、タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、 首輪(碇シンジ)
ホリィの短剣@モンスターファーム~円盤石の秘密~、金属バット@現実、100円玉@現実、不明支給品0~1
【思考】
0:悪を倒して一般人を守る
1:ゼロスと協力する。
2:学校へ行って朝倉とヴィヴィオと合流する。
3:ウォーズマンと再会したい
4:キン肉万太郎を探し出してとっちめる
5:一般人を守り、悪魔将軍を倒す。
6:シンジのことは忘れない
【状態】脇腹に小程度の傷(処置済み) 、強い罪悪感と精神的ショック
【持ち物】ディパック(支給品一式)×4、タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、 首輪(碇シンジ)
ホリィの短剣@モンスターファーム~円盤石の秘密~、金属バット@現実、100円玉@現実、不明支給品0~1
【思考】
0:悪を倒して一般人を守る
1:ゼロスと協力する。
2:学校へ行って朝倉とヴィヴィオと合流する。
3:ウォーズマンと再会したい
4:キン肉万太郎を探し出してとっちめる
5:一般人を守り、悪魔将軍を倒す。
6:シンジのことは忘れない
※砂ぼうずの名前をまだ知りません。
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