「§10 1次元運動」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「§10 1次元運動」(2008/09/09 (火) 23:25:32) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
自由度が1のいわゆる1次元運動について議論する。ラグランジアンの一般的な形は
<math>L=\frac{1}{2}a(q)\dot{q}^{2}-U(q)</math>
であり、デカルト座標系では、
<math>L=\frac{1}{2}m\dot{x}^{2}-U(x)</math>
である。エネルギー保存則
<math>\frac{m}{2}\dot{x}^{2}+U(x)=E</math>
から
<math>\frac{dx}{dt}=\sqrt{\frac{2}{m}(E-U(x))}</math>
となり、これを変数分離で積分して
<math>t=\sqrt{\frac{m}{2}}\int \frac{dx}{\sqrt{E-U(x)}}+C</math>
となる。運動エネルギーは正の量であるため、運動は<math>U(x)<E</math>の領域内だけで行われる。
ポテンシャル・エネルギーと全エネルギーが等しくなる点を転回点といい、運動がその2点で境界づけられているなら、有界であるという。
一次元の有界な運動は振動であり、振動の周期は
<math>T(E)=\sqrt(2m)\int_{x_{1}}^{x_{2}}\frac{dx}{\sqrt{E-U(x)}}</math>
で与えられる。
自由度が1のいわゆる1次元運動について議論する。ラグランジアンの一般的な形は
<math>L=\frac{1}{2}a(q)\dot{q}^{2}-U(q)</math>
であり、デカルト座標系では、
<math>L=\frac{1}{2}m\dot{x}^{2}-U(x)</math>
である。エネルギー保存則
<math>\frac{m}{2}\dot{x}^{2}+U(x)=E</math>
から
<math>\frac{dx}{dt}=\sqrt{\frac{2}{m}(E-U(x))}</math>
となり、これを変数分離で積分して
<math>t=\sqrt{\frac{m}{2}}\int \frac{dx}{\sqrt{E-U(x)}}+C</math>
となる。運動エネルギーは正の量であるため、運動は<math>U(x)<E</math>の領域内だけで行われる。
ポテンシャル・エネルギーと全エネルギーが等しくなる点を転回点といい、運動がその2点で境界づけられているなら、有界であるという。
一次元の有界な運動は振動であり、振動の周期は
<math>T(E)=\sqrt{2m}\int_{x_{1}}^{x_{2}}\frac{dx}{\sqrt{E-U(x)}}</math>
で与えられる。