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DDT - (2009/03/16 (月) 18:35:48) のソース

*DDT<技名>
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ジェイク “ザ・スネーク” ロバーツが開発したプロレス技。
前屈みの相手の首に正面から腕を回し、そこから垂直に脳天をキャンバスに落とす。

名称の由来は殺虫剤の「DDT」から。
天龍源一郎は日本マットに持ち込んだ際に、「デンジャラス・ドライバー・テンリュー」の略であると称した。
本家に比べ天龍のDDTは顔面から落とすようにアレンジされており「天龍稲妻落とし」とも呼ばれた。
([[藍]]のDDTが「天狐稲妻落とし」とも呼ばれるのは、おそらくこれが元ネタ)
もっとも天龍はこのDDTをさほど売り物にはせず、
日本で(ロバーツ流の)DDTを本格的に広めたのは昭和63年に来日したダニー・スパイビーだと言われている。
(技名は「スパイビー・スパイク」)

その後、平成元年に海外修行から帰国した橋本真也(故人)が使用。
橋本の場合は左手でしっかりとヘッドロックを決め、右手で相手の左腕を抱え、
受け身を取らせないように決めるもので、必殺技として認知された。

以下、おもな派生技のバリエーションと、東プロでの代表的な使い手を挙げる。
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***DDT
いわゆる原型のDDT。
DDT特化型である[[藍]]をはじめ、基本技として多くの選手が使用。
[[メディ]]が使うと名称が「ジクロロジフェニルトリクロロエタン」と変化する。
[[リグル]]がこの技を出すと「バルサン」などという実況が飛ぶ。

***雪崩式DDT(サスケスペシャルX)
コーナーに座ってる相手に仕掛けるDDT。東プロでは[[藍]]、[[アリス]]らが使用。

***串刺しDDT
通常のDDTは受け手が前方に身体を転がすことで衝撃を受け流すのだが、
このタイプは前頭部から「突き刺すように」垂直に落とすので、ダイレクトに首へ衝撃がかかる。
[[ミスティア]]がこの技を出すと「串焼きDDT」などという実況が飛ぶ。
これが誰の実況なのかはもう、言うまでもなくお判りだろう。

***ダブルアームDDT
正面から相手の脇の下を通して両腕を背中でクラッチし、DDTで落とす。
[[幽香]]が繰り出した場合は「双子葉式DDT」とも呼ばれる。

***リバースDDT(裏DDT、スコーピオン・デスドロップ)
背後から相手の顎に腕を巻きつけるタイプのDDT。相手の体勢が通常と前後逆になっている。
ドラゴンスリーパー(骨法の首落とし)の体勢から仕掛ける、と言えば分かり易いか。
開発者はエル・サムライ(新日→フリー)。
東プロでは[[メディ]]が使用(リバースジクロロジフェニルトリクロロエタン)。
雪崩式のリバースDDTは[[鈴仙]]が「雪崩式アイドリングウェーブ」として使用。

***垂直落下式リバースDDT
相手を逆さまに担ぎ上げてから落とす、リバースDDTの発展型。開発者はエル・サムライ。
形としては垂直落下というよりも、リバースのインプラントDDTといった感じ。
東プロでは[[霊夢]]、[[早苗]]らが使用。
また、持ち上げてから開脚ドライバーで落とすと「みちのくドライバーβ(ベロ)」となり、
これは[[てゐ]]が「もちつきドライバー」の名称で使用している。

***ブリティッシュフォール
ボディスラムの体勢から相手の足を着地させ、すぐさまリバースDDTを決める。
開発者はかつて全日マットで活躍したジョニー・スミス(イギリス出身)。
東プロでは[[鈴仙]]が「アイドリングウェーブ」の名称で使用。

***不知火
相手の顎を自分の肩に乗せ、コーナーを駆け上がってリバースDDTを決める。
丸藤正道(NOAH)の代名詞的な技で、東プロでは[[鈴仙]]が使用。

***アサイDDT(ドラゴンカッター、ドラゴンDDT)
その場跳びで仕掛けるミスティフリップ(不知火)。開発者はウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)。
東プロでは[[橙]]が「ドラゴンカッター」の名称で使用。
ちなみに(元々の)ドラゴンカッターとは旧名で、現在はアサイDDT(ドラゴンDDT)と呼ばれる。
(ウルティモ・ドラゴンが雪崩式チンクラッシャーをドラゴンカッターと称しているため)

***スイングDDT(トルネードDDT、ライジング・サン)
自分がコーナーに座った状態で、相手の首を抱えてコーナー(中段)を蹴り、
旋回しながらDDTで落とす。開発者はスペル・デルフィン(沖縄プロレス)。
東プロでも使い手が多い技で、特に[[早苗]]は通常の飛びつきDDTに加えて
コーナーからジャンプして仕掛ける「飛びつきスイングDDT」も使用する。
また、相手の雪崩式攻撃を切り替えすなどの流れから、コーナー最上段に立ち上がって
そのまま仕掛けるタイプ(雪崩式スイングDDT)を[[紫]]、[[幽香]]が繰り出している。

***スイング・リバースDDT
リバースDDTの体勢から仕掛けるスイングDDT。エル・サムライの得意技。
東プロでは[[橙]]、[[雛]]らが使用。

***ジャンピングDDT
フロントヘッドロックの状態からジャンプし、全体重をかけるDDT。
東プロでは[[霊夢]]、[[輝夜]]らが使用。

***飛びつきDDT(飛びつきジャンピングDDT)
ロープに走り、相手に飛びついてDDTを決める。開発者は橋本真也。
東プロでは[[リリカ]]が使用。

***回り込みDDT(スピンターンDDT)
ロープに走り、相手の腕に自分の腕を引っかけつつ背中に回り込み、
引っかけた腕で相手を反転させつつ自分も反転。相対したところでDDTに持っていく。
小川良成(NOAH)の得意技で、東プロでは[[雛]]、[[妖夢]]らが使用。

***インプラントDDT(ジョニー・スパイク、エッジキューション、インペイラー)
相手のタイツなどを掴み、相手をマットと平行~斜めに持ち上げてからDDTで落とす。
東プロでは[[椛]]が「椛スパイク」の名称で使用。

***フィッシャーマンDDT
橋本真也の必殺技。形としてはほぼフィッシャーマン・バスターであるが、
そのステップは紛れもなくDDTのものである。
垂直落下式DDT(後述)を開発してからはほとんど使用されなかった、幻の技。
東プロでこの技を使用しているのは当然のように[[藍]]。

***垂直落下式DDT(デンジャラスDDT)
橋本真也のフェイバリットホールド。
まず左腕で相手をフロントヘッドロックで捕らえ、右手は相手のタイツ等をしっかりと掴む。
そこからブレーンバスターの要領で抱え上げ、右足を大きく振り上げる。
さらに残った左足で力強く踏み切り、相手を垂直に急降下させる「DDT」である。
東プロではもちろん[[藍]]が必殺技として使用している(デンジャラス・ドライバー・テンコー)。
海外では「Jumping brainbuster」もしくは「Brainbuster DDT」という認識だが、
これは頭から落とす技を「Brainbuster」と定義しているためで(おそらく)他意はない。
(ちなみに、日本でブレーンバスターとされている技は「Vertical suplex」になる)
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上記の他にも「魔神風車式DDT」「ディープインパクト」「スパイラル・シガ・シューター」
「メサイヤ」「シューティングスターDDT」「フェニックスDDT(720°DDT)」など
様々な派生技が存在するが、東プロでは未公開の技なので解説は割愛する。