第07回大会詳報
第07回興行も引き続き聖地、東プロ本会場で行われ
今回で決まる
LTW初代王者をその目に焼き付けようとするプロレスファンと
ついに牙を剥いた
紅魔館の紅い色を身につけた
熱狂的な
レミリア,
フランファンが集結し
会場前から異様な雰囲気の中、超満員御礼札止めと相成った。
そんな中開始された第1試合は、空気の統一を図るかの様に
魔理沙対
鈴仙によるシングルマッチが発表。
下馬評では
魔理沙圧倒的有利という中、
大技にこらえきれず木板を持ち出す鈴仙。
その直後放送席に現れた
永琳と目が遭ってしまい動揺。
一方の
魔理沙も
竹刀を取り出して振り回し
そのままスキを見て
鈴仙をマットに眠らせる。
今までに無い展開に確かに試合前の空気は変えられたが
その反面何とも妙な幕開けになってしまった。
第2試合は
美鈴&
咲夜VS
チルノ&
ルーミア
美鈴は、無事残留決定したため、念願かなって
紅魔館としてのタッグ。
一方、初参戦の元気な⑨タッグの試合は入場ポーズの段階で会場から大爆笑が起こる。
チルノの披露した『荒ぶる⑨のポーズ』が一気にファンの心を掴む。
試合内容も⑨相手に負けていられない
美鈴だったが、
デビュー戦にも関わらず補正がかかったかのような
チルノの猛攻に
思わず引いてしまい、コーナーの
咲夜が睨み付ける。
途中スピアー不発、タッチしない、逆に交代してリングインした
咲夜に
一方的にやられるなどある意味おいしいところを全てもっていったこの試合は
結局は順当に
美鈴が
ルーミアを倒して終了。
試合結果を不服とした
チルノが
3面以下の階級を要求。
これが後日U3級として正式に成立する一言だと記憶しているファンは少ない。
何せ⑨発言だったし。
第3試合は打って変わってイベント試合。
8人の東プロ選手を一同に介したバトルロイヤルが行われた。
リングを処狭しと駆け回る選手たちに、誰を追えばいいのかで迷うファンが多く出る。
試合そのものは非常に娯楽性の高い内容となり
『ブレインプロレス』の
アリスがロープを利用する技で自爆して最初の脱落者になり、
小町が
商売道具で
紫を怒らせ脳天から叩き落され気絶KOし、
文がスキをみてトップランカーを打ち下し最後まで生き残り、
最後は
永琳が貫禄の勝ちを奪うなど充実した試合となった。
余談ながら、
小町が
紫の技を受けて失神してしまった後、試合終了まで
リング上にそのまま放置されてしまったことについて、ファンの一部から東プロの
緊急時の医療体制について疑問の声が上がった。
もっとも、当のリングドクターである
永琳がリング上にいたため、誰も診察できない
状態だったこと(頭を打っていたため、素人が下手に動かすのは危険であった)と、
その
永琳から「(小町の様子から)試合を続行しても問題ないと判断した」というコメントが出されたことで、
「本当に危険な状態であれば、
永琳がその横でのんきに試合をしてるはずが無い」
ということになり、その声も沈静化した。
さて、第4試合はメインイベント。初代
LTW王者トーナメントを勝ちあがった2組
紅魔館組の
レミリア,
フラン姉妹による
スカーレット家と
八雲家組の
藍,
橙もふペアによる
やくもチェンとの決勝戦が開催された。
やくもチェンは
橙へ過剰なダメージが入ると試合が決まってしまう恐れがあり
如何にして姉妹を分断して危険な
フランを押さえるかが重点となった。
しかし
LSWにすらその手をあと少しまでに伸ばしかけた姉妹がそのような目論見を
早々許すわけも無く、
フランが大半の時間試合を制圧。
完全試合に等しい形で初代
LTW王者のベルトを奪い取った。
紅魔館の真の強さを見せ付けた初代王者組はそのままリングでマイクを取る。
大満足の
フランとは対照的に
思わず涙ぐみ、指摘されたことを恥ずかしがってか早々にリングを後にする
レミリア。
残った
フランが次期挑戦者を大々的に募集し、
メインイベントに相応しい試合を締めくくり、
ファンも納得の<<強力な
紅魔館>>の存在をその目に焼きつけ、第07回興行を終えた。
2008年3月21日
最終更新:2008年10月03日 15:00