第12回大会詳報



急遽会場規模を変更して行われる事になった特別興行は追加チケットも即時に完売。
東プロの中核組織であった紅魔館の内部分裂の結果は如何に。
多くのファンが注目した試合が静かに始まった。

対戦カードの発表で第2試合に初出の単語LTUが発表される。
同カードでは博麗神社組対X組の3vs3とはなっており、
暫定王者という発表まであったが、アナウンスを行った小町すら
知らない内容に観客が理解できるはずもなくただ、耳を傾けるしかできなかった。
間1試合を挟み、第4試合LSW次期王者挑戦権試合
そして第5試合には前試合で内部崩壊した紅魔館の6名が
血で血を洗う直接対決に挑む試合が発表された。

第1試合はLU3Wタイトル戦。
後半試合が遺恨試合傾向が強い中のタイトル戦でオープニングカード。
初代LU3W王者が最初の防衛に挑み、
まだ露出の少ない中でも大きな可能性を秘めたが挑戦者となった。
試合は2D対3Dの回転が交錯するU3級ならではのリングをフルに使った試合になり
U3級の未来が大きく広がっている事をファンに知らしめた素晴らしい一戦に。
試合は僅かな差と経験、八雲家の全てを示したが防衛に成功。
オープニングカードから捨て試合無しの東プロ健在をアピールした。

第2試合は新規発表されたLTUタイトル暫定王者決定戦。
入場してきたXはプリズムリバー三姉妹(以降虹川楽団表記)であった。
3人組ユニットとすればあまり選択肢は無いので特にサプライズではなかったが
その後博麗神社組も入場し、淡々と試合が展開され、
アリスの不調がありながらも博麗神社組が経験の差を見せ付けて勝利。
LTU暫定王者となった。
試合後四季映姫本部長からLTUタイトルについて説明がなされ
虹川楽団によって勝手に設立されたタイトルだった事が判明。
一応今後次第で正規承認する姿勢はみせたが、全ては暫定王者次第となった。

第3試合は実況組守矢神社早苗諏訪子タッグマッチ。
実況はある意味名物と化した
そして試合展開もある意味名物と化した展開だったが
唯一例外だったのは諏訪子からタップアウト勝利を得てしまった事。
調子にのった実況組LTW挑戦権を主張。
本部長はこれを保留とし、次回査定試合を行うと発表。
意気揚々とする二人だったが、対戦相手がゆかゆゆと決定。
即座に萎縮してしまうという幕切れにオチがつき、笑いと拍手の中で休憩となった。

休憩明けての第4試合はLSW次期挑戦者決定戦。
守矢神社から神奈子が、もこけーねから慧音が正面衝突。
無差別級の中でも上位の体格を誇る二人の直接対決は
投打極全てにおいて『パワー』の一言が必ず含まれる程の高密度な試合で
中でもその体格からは想像もつかない空中技を披露した神奈子
受けながらも要所で安定した切り替えしをみせた慧音の両者は
共に最初から全力試合のため双方磨耗、最近の中では比較的早い13分で決着。
この高密度戦勝利したのは慧音,LTWに続いて二冠目を
混乱する紅魔館から奪い取る決意を改めて表明した。

そして最終第5試合。紅魔館イリミネーショマッチ
当主・従者からなるレミリア組と
新当主として名乗りを上げ、スカウトしたメンバーで構成されるフラン組との
3対3完全決着試合が行われた。
前大会で試合直後に大技を三発も叩き込まれてしまっているレミリア
どこまで庇いながら戦えるかが咲夜,美鈴にかかっていたが
その咲夜が以前にも対戦し敗北を喫していた永琳によってタップアウト。
敗れたもののリング下から積極的にレフェリー誘導を行う咲夜の行為を受け
美鈴が、そして動きの鈍いレミリアが必死の反抗。
永琳を何とか締め落とし反撃をしたい所だったが、魔理沙のパワーと
フランの常軌を逸したスターボウ4連発で
二人まとめて沈められレミリア組全滅。

レミリア,咲夜,美鈴の3人の紅魔館追放が決定した。


試合後もレミリアへの攻撃を続けようとするフラン
しかし博麗神社霊夢,永遠亭輝夜が相次いでリングイン。

東プロを破壊しようとせん絶対的な悪に対峙する

『反紅魔館』の動きがついに始まった。

一方追放されたレミリアら3人は、そのどちらにも合流せず
別のユニットでの再起を宣言。

新当主フランを迎えての新生紅魔館(後に第二期紅魔館と称される)
その絶対的な破壊力は客席の緊張感を破壊し
絶望感だけを残して、事態は次大会へと進行することとなった。

2008年4月3日

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最終更新:2008年08月20日 12:13