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アマレス<基本用語>


アマチュアレスリングの略称。プロレスの対義語。
だが、この『アマチュア』という表現は興行を行える選手が
『プロ』だとする考え方に基づいており極めて失礼な表現である。
今日では『レスリング』という表記に改められている
当Wikiでは表現の便宜上『アマレス』表現を用いるが全く悪意がない事を書き留める。


格闘技としての原点は古代ギリシャ・ローマ時代からとも言われており
旧オリンピックから近代オリンピックまでの長いスポーツ競技の歴史の中でも
ズバ抜けた伝統と歴史がある。

スタイルは二つ。
伝統とされる腰から下を用いる事のできない『グレコローマンスタイル』と
制限のなくなった近代方式の『フリースタイル』。
そこに体重別階級が入り選手の分別が行われる。
試合は1秒間相手の両肩を地面に付けるピンフォール、またはポイント制による判定で勝敗を決定する。

プロレスの基本的なムーブ(組む・掴む・投げる・押さえる)やフォールの概念はアマレス、
特にフリースタイルと源流を同じくするもので、
英国で盛んに行われていた関節技を含む格闘技、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(キャッチレスリング)
がその元になっている。
そこから豪快でメリハリのある動きを「見せる」方向へと発展したのがプロレス的なレスリングであり、
危険な関節技を排除してスポーツとして確立させたのがフリースタイルである。
現在のプロレスはレスリング以外の様々な要素を取り込んでいるため全く違う姿になってはいるが、
それでもレスリングの要素を抜きにしてプロレスの技術を語ることはできない。

アマレスからプロレスへの転向選手もいる。
日本では最近だと秋山準・永田裕志・藤田和之などが、大御所だと長州力が挙げられ
海外だと元WWE現TNAのアトランタ五輪金メダリストカート・アングルが有名。

アマレスとプロレスは全く違う競技であり、求められる要素も異なり、
選手寿命どころか圧倒的に身体寿命を縮め、常に生死と隣り合わせの内容から
転向する選手の数はそこまで多くはないが、アマレスでの基礎がプロレスに役に立たないはずがない。
しかしながら求められる体力や、魅せ方への対応、キャラクターやギミックへの対応から
複雑な構造に悩みを抱える選手もまた多数おり、なかなか輝けないなどの難点もある。
またビジネス=仕事として考えた際のアマレスとプロレス『どちらが金になるか』という
純然たる問題もあり、選手の苦悩はファンからは計り知れぬほど大きいものだろう。

その中から光り輝くスーパースターとなった上記の選手たちのような存在は
苦悩と闘いながらも、そこから自らのプロレスを見つけ出した選手たちであり
その闘いぶりをみても分かるように、偉大な存在なのはもはや疑う余地も無い。

余談ではあるが、アマレス界は、特に日本においてはプロレス・総合格闘技との関係が良好であり、
かつてはアマレスのモスクワ五輪代表で現役プロレスラーの谷津嘉章が全日本選手権に出場し優勝している。
またプロレス興行においてアマレスの選手がエキシビジョンマッチを行うこともある。