グレイズ<東プロ用語>
東方Projectなども含まれる、STGゲーム用語。
GRAZE,つまり自機の当たり判定ギリギリに敵弾をかすらせることによる点稼ぎ方法。
初出はライデンファイターズ。後のSTG業界にも大きな影響を与えた。
元来プロレスでは『避ける』という行為は禁則中の禁則で
『受けの美学』を真っ向から否定するその行為はファンからしてみれば
『退屈』であり『引っ込めプロレスの出来ない下手糞野郎』となり非常に厳しい立場になる。
東プロでもその『受けの美学』を体得した
肉弾幕戦が行われる事から積極的な『避け』は全くない。
試合の魅せ方のためや、ここ一番の決め技のためのムーブは一連の流れとして判断される。
その中でも『超大技』のギリギリでの避けは『グレイズ』と呼ばれ、
そこからの大逆転は唯一許された『避ける行為』と言える。
ファンの間で今も語り継がれる『グレイズ』は、「
axila contra」で
早苗が
霊夢の『夢想封印』を
『グレイズ』して、そこから奇跡の大逆転と呼ばれた『八坂の神風』でのフィニッシュに至る一連の流れであり、
この試合で東プロでは『グレイズ』が評価されるようになったとも、価値観の転回が起こったとも言われている。
ただし、前述したプロレス的価値観も厳然と生きており、また『グレイズ』は基本的に攻守が変わる転換点となるところから、
現在でも『グレイズ』によって逆転勝ちとなった試合については、ファンの間でその試合について論争が起きることがある。
なお最近では「グレイズに定評のある
ミスティア」と言われている。
ミスティアがグレイズを多用するようになったのは
白玉楼入りして
無差別級選手との試合が多く組まれるようになってからのことであり、
相手の大技を鮮やかに避けることが多いことから
「パワー、タフさともに劣る
ミスティアが、
無差別級選手との戦いで生き残り、かつ『魅せる』プレー」
として、ファンの間では比較的好意的に受け止められている。
最終更新:2009年10月07日 19:00