ヒール<基本用語>
『ヒール(heel)』
ルチャでは『ルード』等と呼ばれる。
所謂『悪玉』『悪役』で『悪』的役割を司る。
勧善懲悪がエンターテインメントの基本構造であるからこそ意味があり
討伐する存在として
ベビーがいなければ成立しない存在である。
ヒールと言っても様々種類がある。
東プロでは『ベビーの境界』が曖昧だが、『ヒールの境界』は強烈に印象付けられており,
様々な区分で明確化されている。
ベビーと異なり、ヒールが絶対的に存在しなければならない理由は
やはり勧善懲悪論の一言に尽きるだろう。
宗教的理由もあるし、社会的理由もあるし。
プロレスの世界でのヒールはベビー以上に過酷な世界である。
常に全てから敵役にされなければならない。
絶対的なレスラーとしての能力がなければならない。
マイクパフォーマンスやアピールができる演技派でなければならない。
強固な精神力を持たなければならない。
ベビーとして生きる選手よりもはるかに多くの苦悩と責任、重圧と覚悟を求められるため
これを完遂できる選手は、正に名レスラーということになる。
東プロでも強烈なヒールが多数存在する。
彼女たちの言動から目を離してはならない。
スキをみせたら殺られる。そういう世界をヒールレスラーは生きているのだ。
なお、
ベビーや中立の立場からヒールに転向することを『ヒールターン』と呼ぶ。
それまでの正義という立場を全てかなぐり捨てて悪に転じることによる衝撃は大きく、
時として団体の屋台骨を揺るがしかねない大事件に発展する。
特に、東プロ旗揚げからのエースだった
魔理沙と
霊夢が、結果的には
2人ともヒールターンしたことは、大きな衝撃をもって受け取られている。
最終更新:2008年09月08日 21:35