ハンムラビ法典<東プロ用語>


第13回大会第5試合 LSWタイトルマッチ 対フラン戦で
が発した挑戦者慧音のファイトスタイルに対する最大限の比ゆと賛辞。

第二期紅魔館始動直後のフランは完全な暴君として東プロに降臨していた。
対する慧音LSW挑戦者決定戦で神奈子との激戦からからくも権利を獲得。
その権利行使して破壊王者の陥落を期待されたが、東プロの、そして破壊王者が造る現実は甘くはなかった。

当試合でエメリヤーエンコ・フランドールなる畏怖の二つ名を後につけられる程となった大暴虐戦に
東プロファンを愛する慧音としては屈する訳にはいかなかったが
試合序盤からフランが容赦なくスターボウ・レーヴァテインを早々に発動。
場外乱闘、マウント攻撃、予想外のスリーパー、凶器解禁などを奮われたため、これに全力で応じる他なかった。
それ故に『目には目を、歯に歯を』の『ハンムラビ法典』の一説をは引用したと思われる。

『ハンムラビ法典』は紀元前に存在したバビロニア王朝ハンムラビ王が発布した法典で
今日の法令と照らし合わせてもかなり評価できる、現実的な慣習法典である事としても知られている。
なお『やられたらやりかえす』の本意は『過剰報復ではなく同等懲罰で調整せよ』であり
原文(もっとも楔形文字の訳の問題もあるが)の文章では
196条:If a man put out the eye of another man, his eye shall be put out. [ An eye for an eye ]
197条:If he break another man's bone, his bone shall be broken
(誰かの目を奪ったのならば、その者の目も奪われる。誰かの骨を折ったのなら、その者の骨も然り)
であり、理想法が強い条文となってもいる。

日本のプロレスで、特にハードな試合内容が展開される場合に安易に使うのは避けましょう。
もう何か法とか律とか関係なくなって意地とかそういう方の勝負になってるし。

あとちゃんは元来の意味を噛み締めて制裁試合にはきちんと身を清めて臨みましょう。

<参考記事>
ハンムラビ法典(JA.wikipedia)
Code of Hammurabi(EN.wikipedia)
The Code of Hammurabi(Washington State University / Edit:Richard Hooker / Trancelate:L.W. King(1910))
↑当時までに発見されていた法典の原文翻訳あり。結構面白い文章なのでお暇な方は翻訳サイトなりを通してどうぞ。
後半ハンムラビ自身が言いたい放題言っててかなり笑えます。認められる王様を目指すのも本当大変です。


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最終更新:2022年10月28日 03:04