八雲 紫

(やくも ゆかり)
能力:『境界を操る程度の能力』
所属:八雲一家(旗揚げ戦~)

ファイトスタイル

最強にして遊惰なスキマ妖怪

一見パワーファイターと思われがちだが実は投打極バランスの取れたトータルファイターであり、
元来の能力をフル活用すると相手を圧倒してしまうに過ぎない。
それ故パワープレイ、一方的虐殺に見られてしまう試合展開も少なからず存在するが、
総合的に抜きん出たバランス型のレスラーである。
東プロにおいて、新人の育成や飛躍への壁として快く胸を貸しだすことのできる数少ない選手。
基本的には興行そのものを楽しむスタンスで、勝敗に拘る事もほとんどない。
が、個人的な怒りに触れてしまうと殺人技で叩きのめされてしまうという、恐ろしくも
気まぐれな面も併せ持っている。
ただし、一方で粘りには弱いような、そんな一面もある。本人の性格だろうか。

光と闇の網目

相手の頭を両腿で挟み、腕を逆にロックして持ち上げ、相手の前面全てをマットに叩き付ける。
ダブルアームスープレックスとは違い前に落とす非常に危険な技。
事実、この技を受けた美鈴小町の三選手を失神KOしているのを始め、
この技で葬られた者は多いという、紫の代表的なフィニッシュ技である。
オリジナルは山川竜司(大日本プロレス)、葛西純(フリー)のリバース・タイガードライバー。
技名は、東方妖々夢で使用したスペルカード、『結界「光と闇の網目」』より。

53歳

サイドに抱える垂直落下式のブレーンバスター。
オリジナルは天龍源一郎。毎年加算されるはずだが、現在は53歳で打ち止めになっている。
東プロでの命名は初披露試合での実況早苗であったが、技名に他意はないはず。
早苗は「妖怪で53歳は相当若い方では」、とうそぶいている。

八雲回転蹴り

八雲一家の住人ならば使えなければならない技。
きりもみ回転しての跳躍による全体重を乗せた浴びせ蹴り。
八雲一家内では最も恵まれた体格を利用した、重い一撃となっている。
ロープワークからの攻撃や、ミドルキックとのコンビネーションとしても使われ、命中率も群を抜く。
最近はもこちらのタイプを使用することがある。

ファイヤースタースプラッシュ

シューティングスターの要領で正面を向いたまま跳ぶ450度回転捻りムーンサルトプレス。
バク宙しながら前へ跳び、さらに一回転以上、おまけに横にも捻って相手の体をプレスする。
原型となったシューティングスターとフェニックスの時点で相当の難技である以上、
双方の要素を抽出したこの技の難易度は推して知るべし。
幻想郷広しといえども紫にしか出来ないであろう。
ちなみに、元はレミリアの不夜城レッドのオリジナル、エッフェルドパラシュートと同じく、
ファイプロオリジナル技である。

パラダイスデス。ロック

相手の両手両足を一箇所に折りたたんで丸め、うつ伏せにして背中にまたがり足首を絞め上げるジャベ。
重鎮の必殺極め技。八坂神奈子など重量級の選手もタップさせた
説得力のとても高い技となっている。
原型はミラノコレクションA.T.のパラダイスロック。
天国、パラダイスです。(罪袋:談)
※ちなみに元ネタは、東方緋想天での紫のセリフより。

四重結界

霊夢とのタッグ以降、極稀に使う事がある特殊な技。
ムーブは夢想封印と一見同じだが、重心移動で相手を決める霊夢とは異なり、
純粋なパワーでフォールへ持ち込む形となっており、当然ながら威力は抜群。
しかし他人と同じ技で試合を決めるのをよしとしていないのか、ビッグマッチになるほど
使用されない傾向が強く、特に霊夢がヒールターンし、対立関係になった後は、まったく使われなくなっている。
技名は東方萃夢想東方永夜抄で使用したスペルカード『境符「四重結界」』より。

○○殺しNo.3

第23回大会第3試合にて披露された、八雲家秘伝の合体技の1つ。
タッグパートナーが相手をジャーマンスープレックスの体勢に捕らえ、そのパートナーを
紫が相手ごと反り投げる二段階式の投げ捨てジャーマン。
当然ながらパートナーも相手の体を支えつつ投げられるので結構な負担がかかる。
オリジナルは新崎人生&アレクサンダー大塚の『眉山』。
名称の元ネタは親子ギミックを持つ佐々木健介&中嶋勝彦による同型技『鬼嫁殺しNo3』。
『鬼嫁』は健介の妻で2人のマネージャーである北斗晶の事と思われる。
こちらで鬼嫁の部分が伏字になっているのは、文が実況でとんでもない言葉を口走ったため。

ドラゴンズ・レイ

コーナーを背にした相手に向かって走りこみ、カウンターで投げられた反動でポスト最上段に飛び乗り、
後ろ向きのまま相手に飛び移ってウラカン・ラナを決める。
レイ(Lei)は首飾りのこと。つまり「龍の首飾り」だが、この技をあの姫様はどう思うか…。
オリジナルはドラゴン・キッド(DRAGON GATE)。

その他使用技

殺人フランケンシュタイナー,雪崩式タイガードライバー,スペル・ラナ(プリンセステンコーの原型)
高角度タイガースープレックス,Yエッジ(早苗ボトムに捻りを加えた技)など
896(読みは「ヤクモ」。7回にて披露。ミステリオの619)
技の数々が的確に相手を追い詰めていく、重鎮ならではのじっくり攻略していく様が見所である。


戦績

+ 全戦績 -ネタバレを含むので注意-
以下は、第39回大会時点。
大会 試合 形式 対戦相手 試合動画 試合結果 備考
第03回大会 第1試合 SINGLE『美鈴五番勝負』二番勝負 美鈴 sm2553244 ○(6:37光と闇の網目)
第04回大会 第1試合 LTWタイトルトーナメント(霊夢) アリス,魔理沙 sm2583887 ○(22:58 腋固め(霊夢)・アリス)
第06回大会 第1試合 LTWタイトルトーナメント(霊夢) レミリア,フラン sm2671212 ●(19:14 フラン・スターボウブレイク)
第07回興行 第3試合 8wayBR 小町,萃香,永琳,,
妖夢,慧音,アリス
sm2714952 ○(11:16光と闇の網目小町)
●(11:52 ・OtTRルール)
残り5人で脱落
第10回大会 第2試合 3vs3『守矢神社初参戦試合』(幽々子,妖夢) 諏訪子,神奈子,早苗 sm2828774 ○(25:04パラダイスデス。ロック神奈子)
第11回大会 第3試合 3VS3(,) 霊夢,アリス,萃香 sm2873345 ○(17:48 飛びつき後方回転エビ固め()・萃香)
第13回大会 第2試合 TAG『実況組査定試合』(幽々子) ,小町 sm2932459 ○(16:13 亡霊クラッチ(幽々子)・)
第14回大会 第4試合(メイン) LTWタイトルマッチ(幽々子) 妹紅,慧音 sm2979188 ●(21:27 慧音・寺子屋ピラミッドドライバー) ピンを取られたのは幽々子
第15回大会 第5試合(メイン) LTUタイトルマッチ(,) 神奈子,諏訪子,早苗 sm3050835 ●(25:41 神奈子・蛇神万力
第17回大会 第3試合 3vs3『幻想郷商工会提供試合』(幽々子,妖夢) レミリア,咲夜,美鈴 sm3179277 ●(14:39 レミリア・不夜城レッド) ピンを取られたのは妖夢
第18回大会 第1試合 3vs3(幽々子,にとり) リリカ,メルラン,ルナサ sm3252612 ○(20:11 フラッドジャーマンスープレックス(にとり)・リリカ)
第21回大会 第1試合 オールスターロイヤルランブル sm3486388 ○(10:25 OtTRルール・神奈子)
○(12:18 OtTRルール・永琳)
○(13:18 OtTRルール・幽々子)
●(17:45 チルノ・OtTRルール)
5番手として登場
残り3人で脱落
第22回大会 第1試合 3vs3『犬走椛デビュー記念戦』(,) ,小町, sm3578539 ○(15:52光と闇の網目)
第23回大会 第3試合 3vs3(,) てゐ,鈴仙,輝夜 sm3651810 ●(19:17 反則裁定) 反則を取られたのは
第24回大会 第3試合 4vs4(リリカ,メルラン,ルナサ) ルーミア,チルノ,レティ,レミリア sm3719046 ●(23:55 ルーミア・ムーンライトレイ) ピンを取られたのはルナサ
第25回大会 第5試合 SINGLE『Charisma vs Charisma レティ sm3798647 ○(12:59光と闇の網目) ベストバウト選出試合
第28回大会 第4試合 4vs4(,,幽々子) レミリア,フラン,咲夜,美鈴 sm4027707 ○(19:46 亡霊クラッチ(幽々子)・美鈴)
第29回大会 第5試合 LSW次期挑戦者決定戦『東プロ怪獣大決戦 幽々子 sm4150097 ●(14:07 ラストライド) ベストバウト選出試合
第30回大会 第2試合 3vs3(,) 幽香,魔理沙, sm4222018 ○(19:28パラダイスデス。ロック)
第32回大会 第2試合 8wayRR休養前フルパワーRR sm4402640 ●(5:17 魔理沙・OtTRルール) 最初の脱落者
第34回大会 第5試合 TAG() 霊夢,妹紅 sm5401890 - 無効試合
緊急試合 TAG『Phantazm Down』(ミスティア) 霊夢,妹紅 ●(18:51 妹紅・フジヤマヴォルケイノイラプション)
第36回大会 第2試合 200回放送記念BR 幽々子,萃香,魔理沙
永琳,霊夢,フラン,小町
sm5611750 ○(8:25クロスアームスープレックス小町)
○(9:15光と闇の網目魔理沙)
○(11:11 エビ固め・フラン)
●(13:30 永琳・チョークスリーパー)
最後の2人まで残る
第37回大会 第9試合 4vs4(,,にとり) 霊夢,慧音,てゐ,リリカ sm5872953 ●(17:19 霊夢・夢想封印) ピンを取られたのは
第38回大会 第5試合 3vs3(ミスティア,妖夢) てゐ,輝夜,霊夢 sm6178979 ○(17:22 未来永劫斬(妖夢)・輝夜)
第39回大会 第3試合 3vs3(,) 神奈子,諏訪子,早苗 sm6466882 ○(14:37光と闇の網目早苗)
  • シングル 3戦2勝1敗
  • タッグ 6戦2勝3敗1無効試合 (紫のフォールによる勝ちはなし・紫がフォールされた負けは2回)
    • 結界少女霊夢とのタッグ) 2戦1勝1敗 (紫のフォールによる勝ちはなし・紫がフォールされた負けは1回)
    • ゆかゆゆ幽々子とのタッグ) 2戦1勝1敗 (紫のフォールによる勝ち・負けはなし)
  • 6人タッグ 10戦7勝3敗(反則負け1を含む)(紫のフォールによる勝ちは4回・紫がフォールされた負けは2回)
    • 八雲一家,とのユニット) 6戦4勝2敗(反則負け1を含む)(紫のフォールによる勝ちは3回・紫がフォールされた負けは1回)
  • 8人タッグ 3戦1勝2敗 (紫のフォールによる勝ち・負けはなし)

  • 多いフィニッシュ技
    • 光と闇の網目(6回 うち3回は失神KO)(BRの小町失神を含む)
    • パラダイスデス。ロック(2回)

参戦回数が少ないとはいえ、現在のところ、フォールされた回数が僅かに4回(フラン,神奈子,幽々子,妹紅)と、
抜群の安定感を魅せているのは、流石と言わざるを得ない。

タイトル歴

なし。


人間関係

(旧来からの親交あり。東プロの現場監督同士。直接対決では会場が割れんばかりのコンテンダーマッチとなった。)
(八雲一家組。タッグ・ユニットを組む事が多い。の式神)
(初代LTWトーナメントにおけるパートナー。かつての盟友だがGM軍に堕ちた今では、自らの手で制裁を
加えんと、八雲家が動き出すも、返り討ちに遭った形となる)
(数々の暴挙についに宣戦布告。スキマ送りを宣言するも、逆にケ○に敷かれてしまう)


入場曲

ネクロファンタジア


- 現場監督『八雲紫』 旗揚げ大会~

現場監督『八雲紫』 旗揚げ大会~

東プロ旗揚げ時からの参戦組にしてスキマ妖怪。
外界のエンターテインメントプロレスをも熟知しており、東プロの興行自体を楽しんでいる。
当人の言動からは真剣さは見えないが、結果としては現場監督としての新人育成にも取り組んでいる重鎮である。

東プロリングへの登場は、第3回興行の第1試合。
美鈴五番勝負の第2戦目となるこの試合、対戦相手はXとされており、初戦の相手がExボスである妹紅だったため、
それ以上の相手はそうそういるまいと余裕を見せていた美鈴だったが、そこで場内に鳴り響いたのは『ネクロファンタジア』。
そして試合は予想通りというか予想以上というか、終始試合をコントロールした紫が、とどめに「光と闇の網目」を炸裂させ、
美鈴は失神KOという結果に終わり、スキマ妖怪の実力を集まった東プロファンの目に焼き付けた。

その後、霊夢とタッグチーム「結界少女」を組んでLTW初代王者トーナメントに出場するものの、
2回戦で、後の初代王者となる「スカーレット家」と当たり、フランの「スターボウブレイク」を受けて敗れてしまった。
敗北後、正規軍~博麗神社のトップとして軍団抗争に忙しくなった霊夢とは組むことも無くなった。
これ以降、レスラーとしての紫は八雲一家のトップとして、状況に応じて若手に胸を貸す、いわゆる「超えるべき壁」としての役割が多くなる。
一方では現場監督として、魂魄妖夢の斬撃五番勝負!を取り仕切るなど、どちらかといえば裏で暗躍することが多かった。
また、この五番勝負のときにレフェリーの資格を取っており、以後はレフェリーとして試合を裁く姿も見られるようになった。

このようにリングの内外で多忙だったこともあり、タイトルマッチには自ら積極的に参加する意思を見せることはなかったものの、
親交の深い幽々子LSW挑戦表明した際にはこれに応じて挑戦を表明。
ここに伝説の頂上決戦東プロ怪獣大決戦が決定し、旧来のファンが大喝采を揚げた。
頂上決戦には敗れたもののその存在感の強さは揺るがず、熱狂的ファンが非常に多い選手の一人である。

リングに上がる選手としてだけではなく、実況解説席にゲストとして招かれることも多い。
また、前述の通り、数少ない東プロのレフェリー資格を保持している選手でもある。
同時にマッチメイク、特にイベントマッチではアングルに対する強い決定権も発揮しており、
一部決定が東プロ全体の流れを変更してしまう事もある程度のその待遇は、まさにカリスマである。

団体旗揚げ時から幹部待遇ではあったものの、GM軍の介入による経営争いへの参加態度は未定。
ファンからは、打倒外敵の筆頭はしかいないとの声も強い。
+ 起動した最後の幻想。だが… 第33回大会~第35回大会

起動した最後の幻想。だが… 第33回大会~第35回大会

それまでは本部軍やその連合との全面戦を横目に静観の構えでいた紫だったが、
休養明けの第33回大会でGM軍の悪態が激化。特に私利私欲に堕ちた、
かつてのタッグパートナー霊夢の言動に対して、ついに紫の怒りが爆発。
自らの手でGM軍霊夢を葬る事を宣言、その試合に臨むために自身の東プロでの全権
即ち現場監督としての信頼と発言権を賭けてまでの一戦が展開されることとなった。
こうして迎えた決戦だが、GM軍の軍師てゐの策略により、タッグパートナーを
信頼できる式神から新進気鋭とはいえU3級ミスティアに変えざるを得なくなり、
それでも孤軍奮闘するも破れ、GM天子ケ○に敷かれてしまう。
これにより、紫は現場監督の地位を解かれ発言権を失い、GM軍の傘下に入ることを余儀なくされた。

しかしSEVENSシリーズ (第35回大会)で四軍連合の勝利により救出。監督権こそ失ったが無事選手として復帰する事となった。
なお、本人は監督権の喪失について「ま、大したことじゃないか」とあまり気にしていない模様。さすが遊惰なスキマ妖怪といった所か。
ちなみに復帰の際にGM天子を「光と闇の網目」のクリティカルで失神させた。
その代償としては、出場停止というリスクを背負ったが…。
………クリティカルで仕返しとか、やっぱり地味に怒ってt(この先の文章はスキマ送りになりました)
+ スキマ再起動 第36回大会~

スキマ再起動 第36回大会~

出場停止の措置が解け、選手として出場した第36回大会200回記念BRでは、
数々の屈辱の鬱憤を晴らすかのような紫無双であった。最後に永琳に敗れるも、
ファンに強いゆかりんを十分にアピールした。
監督権限を失ったとはいえ、今後は純粋なレスラーとしての存在感を増すことであろう。

…あくまでやる気なら。

第37回大会では、一家を率いて因縁の霊夢率いるGM軍との直接対決となるが、
ここではうまく立ち回ったGM軍によって一敗地に立たされる。しかし、ここぞとばかりに
悪態をつく霊夢に対し、妙な余裕を見せた。その真意が明らかになるのはしばらく
後のことになる。

第39回大会の第4試合では、守矢神社を相手に、再び一家揃っての試合。ここはまだ若い
早苗が深追いしてきたところを見事に仕留め、老獪なところを見せると、この試合では
ぱっとしなかった神奈子を挑発し、LSWへの挑戦を宣言。そこに黙っていられずに
介入してきた霊夢に対し、遺恨の決着もかねてコンテンダーマッチを提案する。・・・と、そこまでは
スキマ妖怪の思惑通りの展開だったのだが、そこに思わぬハプニング。諏訪子
挑戦者に名乗りをあげたため、1対1で霊夢と決着を付けるという紫の当初の思惑とは大きく外れ、
3WayBRを行なうことになってしまう。


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最終更新:2011年08月16日 13:10