犬走 椛(登録名:犬走 もみじ)
(いぬばしり もみじ)
能力:『千里先まで見通す程度の能力』
所属:
実況組(実況としては第6回大会~、選手としては第22回大会~)
本部軍(第24回~)
ファイト・スタイル
風を追い走る二代目風神少女
同じ天狗の
文を敬愛しているだけあり、東プロでも稀少な純ルチャリブレタイプ。
テクニックを最大限駆使した技の数々とその愛嬌で人気が高いが
カルト的人気を持つ
文とは異なり、自身の技を駆使できるレスラーとしての評価が高いようである。
また、単に文の追っかけとか軽業師とかだけではなく、
打投極をバランス良く備えておりスタミナもそこそこある。
しかも近頃では、得意とされる腕関節技を封印しても試合を作れるという器用さをも見せる。
本人は謙遜するが
U3級の新フラッグシップになりうる器と言える。
疾風
フラついている相手の横から走りこんで、ヘッドシザーズの状態で一回転した後、
相手の腕を脇固めの要領で捕らえテイクダウンする。
尊敬する
射命丸文のムーブをトレースした技で、そこから首極めアームロックに移行するのが
椛のフィニッシュムーブとなっている。
元は吉野正人の得意技であるトルベジーノ(旋風)。
変型首極めアームロック(ATロック / 変形天狗ロック)
疾風で痛めつけた相手の利き腕を取りチキンウイングアームロックの形に極めるが、
この時自分の足を使って肩と首も極めていく。
文のトルベジーノ→サルタクロスの黄金パターンを意識した腕攻め連携技である。
オリジナルはミラノコレクションA.TのATロックで、
asasemio2氏編集『東プロ技GUIDE'08』ではAltered Tengu Lock(変型テングロック)と名づけられている。
側転エルボー(技名募集中?)
相手を対角線コーナーに振り、側転で勢いを付けてから、捻って相手に背を向けて着地する。
そしてそのままジャンプしながら、背面エルボーを当てる技。
他の対角線コーナー走り技よりかなりの助走距離が必要で失敗の危険性が高い技だが、今のところ失敗は1回のみ。
(なお、
文は椛が失敗したとき「未熟者めが!」と言いながら妙にテンションがあがっていた)
オリジナルは武藤敬司が以前よく使用していたスペースローリングエルボー。
水車落とし(滝落とし)
相手の体に潜り込んで背負い、自分の後ろに投げ落とす技。椛が使う時は背負ったまま相手の体を固定し、
数歩歩いた後で投げに行く。椛の基礎体力を感じさせるムーブになっている。
ファンの間では「滝落とし」とも呼ばれているが、これは
東方風神録で椛が登場する4面ステージが
「九天の滝」であるところから。
のの字スタナー
相手を背後からクラッチし、リバースブレーンバスターで自分の背後に投げておいてから仕掛ける変形スタナー。
相手はぐるりと一回転半することになり、その動きは「の」の字を描くことになる。
オリジナルはスペル・デルフィン(現・沖縄プロレス社長)の大阪御堂筋スタナー。
技名は、椛が
東方風神録で使用する大玉弾幕が「の」に見えるため、「のの字弾幕」と呼ばれているところから。
ダッドリードッグ(ダッドリーウルフ)
相手の顎を自分の肩に引っ掛けた状態で頭を押さえ、コーナーポストを駆け上がって宙返りしつつ自分の体ごと相手を反転させ、
顔からマットに叩き付ける、コーナーを利用したダイヤモンドカッター。
固有技名としては、「ダッドリーウルフ」を放送内で
小町が提案していた。
白狼天狗である椛のほかに、九尾狐の妖獣である
藍も使用するため「イヌ科特有の動きか」とも言われるが、
身内びいき同士で仲が良いので共同で会得したのかもしれない。
オリジナルは、かつてWWEに存在した一族ギミックのレスラー集団『ダッドリーボーイズ』の末弟、スパイク・ダッドリー。
ちなみに技名は一応WWEが商標登録しているので、現在はアシッドドロップの名で使用されている。
スタンド式逆十字固め
飛びつき式の三角絞め(またはシャイニング・トライアングル)で相手を前屈みの状態にして、
そこから片脚を外して下から腕十字を極める。相手が立っている状態で極めるのでこの技名。
この技を見た
文は(実況のマイクが入ったまま)自分も使いたがるような発言をした。
オリジナルは新日本プロレスの中邑真輔。
椛スパイク
相手の身体を水平に持ち上げて一気に落とす、いわゆるインプラント式DDT。
デビュー戦(第22回大会)にて
早苗が命名した。
オリジナルは
WWEのジョニー・エースが使うジョニー・スパイク。
類型技にエッジ(
WWE)のエッジキューション、スペル・デルフィン(沖縄)のデルフィンスタナーなどがある。
その他の技
サンセットフリップ(前方回転するその場跳びセントーン)、スワントーンボム、三角跳びボディアタック、
テキサススープレックス(斜めに反り投げる、いわゆるアメリカン・スタイルのダブルアーム・スープレックス)など
空中殺法に加えある程度は力技もこなす彼女には、ごく一部からパルい視線が注がれている。
戦績
+
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全戦績 -ネタバレを含むので注意- |
以下は、第40回大会時点。
大会 |
試合 |
形式 |
対戦相手 |
試合動画 |
試合結果 |
備考 |
第22回大会 |
第1試合 |
3VS3『犬走椛デビュー記念試合』(文,小町) |
紫,藍,橙 |
sm3578539 |
●(15:52 紫・光と闇の網目) |
失神KO |
第23回大会 |
第1試合 |
4VS4(静葉,穣子,にとり) |
ルーミアチルノレティリグル |
sm3647563 |
○(17:08首極めアームロック・ルーミア) |
初ピン、初勝利 |
第25回大会 |
第2試合 |
LU3Tトーナメント一回戦(にとり) |
シスターズ(てゐ,リリカ) |
sm3789145 |
○(22:52椛スパイク・リリカ) |
|
第26回大会 |
第6試合(メイン) |
4vs4『BLACK or WHITE』(文,小町,映姫) |
幽香,永琳,魔理沙,M.D |
sm3879860 |
○(17:34 OtTRルール・幽香) ●(17:42 M.D・OtTRルール) |
3人目に脱落 本部軍の勝利 |
第27回大会 |
第1試合 |
LU3Tトーナメント二回戦(にとり) |
ルナサ,メルラン |
sm3930607 |
○(19:47 エメラルド・ポロロッカ(にとり)・メルラン) |
|
第28回大会 |
第5試合 |
LU3Tトーナメント決勝・初代王者決定戦(にとり) |
チルノ軍(レティ,チルノ) |
sm4077650 |
○(18:34 エメラルド・ポロロッカ(にとり)・レティ) |
LU3T初代王座獲得 |
第31回大会 |
第5試合 |
LU3Tタイトルマッチ(にとり) |
秋姉妹(静葉,穣子) |
sm4335205 |
○(17:08 エメラルド・ポロロッカ(にとり)・穣子) |
LU3T防衛1回目 |
第34回大会 |
第2試合 |
4vs4(早苗,神奈子,諏訪子) |
雛,魔理沙,永琳,幽香 |
sm5344174 |
●(18:50 魔理沙・雪崩式ドラゴンメテオスープレックス) |
ピンを取られたのは諏訪子 |
第35回大会 |
第6試合 |
LU3Tタイトルマッチ(にとり) |
ルナサ,メルラン |
sm5552902 |
●(16:31 メルラン・ヒノファンタズム) |
ピンを取られたのはにとり LU3T防衛失敗 |
第36回大会 |
第3試合 |
4vs4(文,にとり,ルナサ) |
ミスティア,橙,藍,妖夢 |
sm5621154 |
●(17:51 橙・飛翔毘沙門天) |
ピンを取られたのはにとり |
第37回大会 |
第1試合 |
東プロNEXTトーナメントAブロック1回戦第1試合 |
X |
sm5796180 |
○(9:10椛スパイク) |
|
第38回大会 |
第3試合 |
東プロNEXTトーナメント準決勝第1試合 |
リグル |
sm6164571 |
●(10:51 リグル・スーパーリグルキック) |
|
第40回大会 |
第6試合 |
4vs4(映姫,文,小町) |
アリス,鈴仙,萃香,メディ |
sm9921097 |
●(22:55 鈴仙・インビジブルハーフムーン) |
ピンを取られたのは文 |
- シングル 2戦1勝1敗
- タッグ 5戦4勝1敗(椛がフォールを取った回数は1回・椛がフォールを取られた負けはなし)
- 6人タッグ 1戦1敗(レフェリーストップ1回)
- 8人タッグ 4戦1勝3敗(椛がフォールを取った回数は1回・椛がフォールを取られた負けはなし)
タッグマッチはいずれもLU3Tトーナメント~防衛戦で、 にとりとのタッグ。
デビュー戦での失神負け以降、第38回大会まで何気にピンを取られていなかった。
また、ある程度相手の大技を受けてパートナーに止めを譲る、という試合を作るケースが多い。
文シートというより 咲夜さん2世になりつつある。
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タイトル暦
初代王者(
にとりとのタッグ) 第28回大会~第35回大会 防衛1回
人間関係
(尊敬する先輩。敬愛する先輩。誇るべき先輩。しかし最近視線が気になる)
(偉大な団体本部長)
(先輩アナウンサー)
(
イヌ科実況コンビの相方。普段はよき先輩であるが、身内贔屓で張り合うライバルでもある)
入場曲
フォールオブフォール 〜 秋めく滝
評
-
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デビューの前から人気者 第6回~ |
デビューの前から人気者 第6回~
大会方針上 実況組の 文と 小町がリングに上がる事が増え始め、
第6回大会より 文の代役として実況を任される事になった。
文の出場する試合を主体に登場するが、異様なまでの 文贔屓と
後半になって追い詰められる様をみてテンションがダダ下がりしていく様が意外と人気を呼び
『 文の試合』即ち『椛の実況』となり、その度『文贔屓の実況に定評のある椛』がいる放送と言われる。
また椛の実況ではしばしばゲスト解説に藍が呼ばれ、『身内贔屓のイヌ科コンビ』として一部で人気を得る。
身内びいきの点以外は謙虚で素直なため、たまに「文を尊敬できる椛を尊敬する」と言われる事もある。
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+
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憧れのリングへ 第22回大会~ |
憧れのリングへ 第22回大会~
実況組が不定期ではあるもののリングに上がる機会が増えるに従って強い憧れを抱くようになり本部長に直訴。
トレーニング期間を経て第22回大会にその憧れの 文(+ 小町)とのユニットでデビューした。
デビュー試合では華々しい人気と万全の相手としてベテランの 八雲一家が迎え撃つ形になり
文との合体攻撃、素早い動きを見せるも一瞬のスキをつかれ、 紫の光と闇の網目が直撃、失神してしまう。
ただし、この結果についてはその前に 商売道具を敢行して 紫をマジキレさせた 小町の責任という声の方が多く、
ファンの方からはかつての にとりの時ほどの非難は起こらなかったが、本人は反省しきりで自ら再度調整期間に入った。
調整試合を挟んでの再出撃は第25回大会,新設された LU3Tトーナメントであった。
パートナーは前大会正式に 本部軍成立に際して強化指定選手だった にとり。
デビュー時期こそ異なれど親交のある二人のタッグはそのままトーナメントを駆け上り初代 LU3T王座にまで君臨。
人気と努力が花開いた結果にファンも祝福した。
その後、1度は防衛に成功するも、 虹川楽団によって LU3T王座から陥落。しかし、短くも充実した王者ロードを
体験したことは、椛にとって貴重な経験として、今後に生かされるであろう。
GM軍介入後の経営権争いには、生真面目な性格からか、真っ向から対立姿勢を見せている。
東プロの団体とファンを愛する椛は今後の U3級を牽引するという重役を一身に背負い、
今後のマッチメイク次第では苦しい立場になる事も予想されるが、ファンは必ずや打ち勝つと信じている。
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+
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U3のエリート、椛 |
余談だが、時折 文と現在の椛とどちらがレスラーとして上なのかという疑問が交わされる。
この答えが出る日は来るのだろうか。(先にタイトルホルダーになったのは椛だけど)
なお、一時、レスラーとしての椛の才能に 文が露骨に嫉妬し、ことさらに「エリート」と
付けて呼ぶという、誉め殺しに近い状況となったことがあった。
それを知ってか知らずか、その間も 文には忠実な椛であったが、薄々と感じてはいた様子で、
「最近、文様の視線がおかしい」とこぼすこともあった。
もっとも、この状況については、椛の LU3T王者陥落後に 文が LTW王者のタイトルを取った
ことで心理的に再び優位となったためか、今やすっかり元通りの関係に修復されたと言われている。
また元々は代理であった実況もだんだん板についてきたものの、それと同時に少しずつ発言内容が 文に近づきつつあり、
本部軍の良心が消えてしまいはしないかと心配する声も。
(第39回興行では イヌ科実況コンビとしての合わせ技ながら、とうとう 先輩を差し置いて、東プロ史上初めて実況を途中で切られてしまう羽目に)
ついでに、初期では文が捕まるたびに青ざめたり涙目になったり言葉を失ったりしていたが、第39回興行あたりから
「苦悶に歪む文様の顔がだんだん美しく見えてきた」と危ないことを口走り始めている。
文びいきが高じた結果で他意はないと思われるが、時折文の技と 人民のチャンピオンの技とを混同するため、
その彼を祀る 早苗との関係も気になるところである。
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最終更新:2010年05月07日 11:24