LTU "Lunatic Tag Units"タイトル
概要
3人タッグのユニットによる
無差別級王座。なお、ごく初期は「ルナティック・トリオ・ユニット」と
呼ばれたが、これは後述する制定時の混乱によるもので、正式名称は上記の通り。
第12回大会に暫定設定され、後に正規タイトルへと昇格。
『ユニットの連携力』と『巧みな試合展開』の最大評価として存在するタイトル。
登録上
無差別級となっているが
このタイトルのみ
U3級選手が混ざったユニット、
U3級のみで構成されたユニットでも参戦可能であり、
便宜上
無差別級になっているだけのオープンタイトルである。
王者への挑戦には以下の条件が必要
- 実績・知名度・ファン推薦が十分である
- 本部長・GMによる認定カード編成される
そして他タイトルと異なり主に
王者・挑戦表明者との双方合意でマッチング成立する事が多いタイトルである。
実際に、設立から現在に至るまで、LTUの正式なコンテンダーマッチは一度も行われていない。
特に各組織・軍団抗争の決着の場として使われる事が多く
LTWよりもブック影響力の強いタイトルとなっている。
変遷
暫定王者…霊夢&萃香&アリス(博麗神社)
- ことの起こりは、プリズムリバー三姉妹が東プロマットデビューとなった試合を、勝手にこのタイトルのタイトルマッチとして放送用原稿に忍び込ませたことから始まった。元々音響スタッフだった3人ならではのちょっとした悪戯だったが、これが大会本番までなぜか誰にも気付かれず、リングアナをしていた小町もこれをそのまま読んでしまったため、後で撤回することも出来ず、四季映姫本部長の現場での判断で新タイトルとして事後承認する、という異例の運びとなった。
- こうして、第12回大会にて行われた暫定王者決定戦は、これが東プロマットデビューとなったルナサ&メルラン&リリカのプリズムリバー三姉妹と、正規軍改め博麗神社の霊夢、アリス、萃香の3人。最も、東プロのエース、霊夢を擁する博麗神社に初マットの虹川姉妹が敵うべくもなく、これを難なく下して博麗神社が暫定王者となる。しかし、本部長四季映姫・ヤマザナドゥは、やはり格下相手ではベルトの価値がないと裁定。また、そもそもベルトがまだ未完成なことも明かし、後日、ベルトが完成してから、もっと強力なユニットと戦い、勝利することで正式な王者と認めると宣言し、博麗神社もそれを認めた。
- しかし、ベルトが完成して迎えた第13回大会の王者決定戦の相手として現れたのは、早苗&神奈子&諏訪子の守矢神社。他の大物ユニットが、日程の都合上マッチメイクできなかったための苦肉の策であったのだが、早苗が萃香をまさかのピンフォール。観客の「萃香乙」の叫びの中、博麗神社はベルトを巻く前に王座から陥落してしまった。
初代…早苗&神奈子&諏訪子(守矢の神社)防衛5回
- 前述の通り、博麗神社を破って初代LTU王者となった守矢神社だったが、その時点ではベルトの価値がかなり低かったために、王者の査定も兼ねたタイトル戦がしばらく続くことになった。
- しかし、続く第14回大会でルナサ&メルラン&リリカのプリズムリバー三姉妹を退けて防衛に成功すると、続く第15回大会では、下馬評での圧倒的不利を覆し、紫&藍&橙の八雲一家を破って完全に波に乗る。
- 以降、第16回大会でチルノ&レティ&ルーミア組、第18回大会で輝夜&鈴仙&てゐの永遠亭、さらには第19回大会で雛&魔理沙&永琳の紅魔館(ここでは第二期紅魔館。後のO.D.S)すらも退け、防衛ロードをばく進。守矢神社の信仰も鰻登り、ついでに早苗も慢心して浮かれることとなった。
- が、好事魔多し。第20回大会のノンタイトル戦にて守矢神社は、新規加入してきた幽香を加えたO.D.Sにいたぶられて敗北、さらに王者側がリングに土下座して挑戦を「してください」と懇願するという屈辱を受ける。中でも特に早苗は幽香に、心身ともに徹底的にいたぶられ、しばらく引き籠もりになるほどのトラウマを受けてしまう。それを伏線として決定した第24回大会のLTU防衛戦にて、守矢神社はO.D.Sに対し善戦するも、再度敗北し、王座陥落。こうして、守矢神社のLTUロードは一旦途切れることとなった。
- それでも、防衛回数5回は、現在のところ全ベルトを通して最多防衛記録であり、現在でもLTUは「守矢神社のお家芸」とまで呼ばれている。
二代目…永琳&幽香&雛(O.D.S) 防衛2回
- 前述の通り、第24回大会にて、圧倒的な力を見せつけて守矢神社を文字通り粉砕して王者となったO.D.S。その力の前に、ファンも半ば諦めつつ、長期政権を予想していた。
- しかし、その直後に事態が一変する。GM天子率いるGM軍の出現である。いち早く、本隊からは距離を置きつつもGM軍に対しては敵対することを天子の体に刻み込んだO.D.Sに対し、第29回大会にてGM軍の送り込んだ刺客は、妹紅&慧音&輝夜という新ユニットだった。しかも、その試合を裁くのはGM軍所属のパチュリーという圧倒的な不利の中、どうにか勝利して王座を守ることに一度は成功したが、今後も敵対関係が続く限り、予断を許さない状況は続くと思われる。
- そんなO.D.Sに次に挑戦したのは、ついに動いた四季映姫本部長と文、小町の本部軍。経営権を巡ってのGM軍との争いの一環として、既にLTWというタイトルを持つGM軍に対抗するためのタイトルを欲しての動きだったが、O.D.Sはそのような動きなど知った事かと一蹴し、防衛記録を伸ばしている。
- 長期政権が続くかと思われたO.D.Sをついに止めたのは、因縁浅からぬ相手であり、ここにきてようやくその実力を発揮したARMS。第38回大会の全面戦を伏線として行われた、第39回大会にて、ついにO.D.Sは最強の座を奪われることになった。しかし、それでもGM軍の暴虐を最前線で食い止め続けたその実力は、誰しもが認めるところであった。防衛2回。
三代目…萃香&鈴仙&メディ(ARMS) 現王者 防衛なし
- 博麗神社の崩壊の中で、それでもそれに巻き込まれることを良しとしなかったメンバーが集い、産声を上げたARMS。しかし、当初はなかなか勝ちが着いてこず、長い雌伏の日を強いられ続けた末に、ようやく強敵を倒して、ベルトという栄光を掴むに至った。
- しかし、奇しくも鈴仙が述べたとおり、これで終わりではなく、むしろ始まりに過ぎない。ベルトを巻くということがどういうことかを知るのはこれからである。
- なお、萃香は博麗神社時代に暫定王者としてベルトを巻いていた(というか巻く前に陥落したのだが)ため、再戴冠、しかも東プロ初の「違うタッグメンバーでの再戴冠」となる。
最終更新:2010年04月21日 08:36