【名称】 :ナイト
【カテゴリー】:デミヒューマン
【ランク】 :中級B-4(中級S-0?)
【初出作品】 :【騎士の宿業4 血戦と帰還 AD2016】
【他登場作品】:【海の底からの呼び声】(合間の話題として)
【備考】 :2016年に行われたEU軍の強攻作戦中に確認された、非合法地下組織『聖痕』が本来呼ぶべきものと誤って
召喚してしまったと思われる、新種(当時)のラルヴァ。
深い蒼に染め上げられた騎士甲冑のような容姿と、その容姿に違わぬ強硬な表皮を持ち、さらにその身は
あたかも「空間が歪んでいる」かのような錯覚を与える陽炎に包まれている。
何よりも特徴的なのは、兜のようで兜でない、狼の如き魔獣の面構えと、爛々と輝く真紅の両眼であろう。
撤退中にその姿を辛うじて目撃することが叶ったEU軍所属能力者は、「そのおぞましき姿、凍てつく陽炎、
甲殻ラルヴァすら両腕で真正面から断じる膂力、地獄侯爵《マルコシアス》の顕現か」と評している。
外見のコンセプトが似ているとされる<メタル>とは、単純な話では体表面の色、その他体躯や行動原理など
様々な側面からの分析により、<メタル>とは完全に別種の個体であるとの結論が下されている。
(なお、検証結果の提出にあたり、当固体は<ワンオフ>No.189に認定されている)
【補記】 :上記作戦に参加した『金剛石の皇女』クラウディウス女史は、当固体から従来のラルヴァとは違う感触を
得た、とミッションレポートの端に残している。それが何であるかは、当人にも分からないとのことだ。
これについて、見識者の間では「未知不可解の多いワンオフだからであろう」との見解で一致している。
最終更新:2009年09月15日 02:15