シェアードワールドライトノベル『双葉学園』wiki
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ja
2013-03-25T21:54:04+09:00
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【Temporary Peace】
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Temporary Peace
うららかな春の陽射しの中、双葉学園初等部第七棟の屋上で、石動茉莉《いするぎまつり》は伸びをした。
「……平和ね」
「そうだな。先日までの騒ぎが嘘のようだ」
まさか応じる声があるとは思っていなかった茉莉だが、そこまで驚きはしなかった。いや、ある意味では驚いたのだが。
聞き覚えのある声の主の方へ振り向く。
「由慧《ゆえ》じゃない。そっちの仕事は忙しいんじゃないの」
「おかげさまでようやくひと息つけたよ。ついでだから、茉莉の顔でも見て帰ろうかと思って、初等部の職員室を回ってみたら見つからなくってさ。どこに居そうか訊いてきたんだ」
「あ、ごめんごめん。でもサボりじゃないからね。これでも仕事中なんだから」
といって、茉莉は眼下の校庭で走り回る初等部の児童たちへ目を戻した。由慧もフェンス際までやってきて茉莉の隣に並ぶ。
石動茉莉と阿良規《あらき》由慧は高校時代からの同級生だった。大学も同じだったが、茉莉は教師になる道を選び、由慧は国家公務員I種試験を突破して官僚になった。
平凡な人生を望んで教師になった茉莉だったが、めぐりめぐって、今年の春からここ双葉学園で教鞭を執ることになり、半歩ばかり志望の人生からははみ出した。由慧のほうは、文科省の特異技研課参事官としてときおり双葉島までやってくるのが仕事になっていたので、もう交差することはないだろうと思っていた二人の道が、大学卒業から十年ほどの時を経て再び重なるタイミングの生じるようになったのだった。
「ほんと、平和が一番」
緊急通報装置のスイッチにも、対ラルヴァ用ライアット・ガンにも触れずにすむ日々が送れることに、心底からの安堵を覚えて茉莉は繰り返した。子供たちのために身を呈することにためらいはないが、しかし茉莉の志望はキンダーマン・コップではなかったのだ。
こうして見る限りは完全にごくごく普通の児童たちの姿を横目に、由慧は半ば独り言のように口を開いた。
「全世界的にラルヴァ活動の退潮が認められている。異能犯罪組織も、大きなところが二つばかり事実上壊滅したというのが公安の見解だ。このま
2013-03-25T21:54:04+09:00
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【双葉学園グルメレース】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1583.html
【双葉学園グルメレース】
双葉学園の体育祭競技は分類が二分される。
異能を使うか使わないか。
異常かまともか
危険か安全か。
この内、どちらの割合が大きいかを直接述べることはしない。
しかし強いて言えば、運営に回っている各種委員会の中で体育委員会よりも保健委員会や放送委員会の方が忙しそう、というくらいだろうか。
そんな体育祭だが、昼食休憩という憩いの時間は存在する。
この体育祭は参加人数が多いため、「全校生徒が校庭のブルーシートの上でお弁当広げてワイワイ食べる」という小学校などではよく見られた光景はちょっと難しい。付け加えると、学校が学校なので「保護者同伴でお弁当」というのもやはり難しいことが多い。例外はあるが。
そういう事情なのでお昼を食べるときも場所は自由である。校庭、教室、屋上、学食、あるいは外の飲食店まで食べ手にいく生徒もいる。
基本的には仲の良い友人同士で集まってワイワイと食べるのである。しかしやはりこちらにも例外はある。
中二病っぽく「俺は一匹狼なのさ。群れて食事なんてしねーよ」と他の人に見られないように弁当を食べる生徒もいれば、アルバイトでお弁当を売る側に回っている生徒もいる。
そんな風にみんなでお食事という訳にもいかない生徒もいくらかはいて、白東院潤香もその一人だった。
「どうしましょう……」
転校してきたばかりの彼女は友人がまだ少なく、その数少ない友人も運営側で忙しかったりで食事を共に出来なかった。また、姉の白東院迦楼羅は午前中に二種目に出場し、二つ目の種目、チーム戦『鋼鉄大玉ころがし』に参加した結果、名誉の負傷で気絶し保健室送りとなった。
その経緯を手短に言うと、観客席の遠野君がコースに迷い込んだ猫追いかけて飛び出し、それを避けようと急激な進路変更をして両チーム共に吹っ飛んだのである。そのため『鋼鉄大玉ころがし』はノーコンテストになった。あえて言うなら勝者は遠野君である。
そんなこんなで友人と姉の両方が傍におらず、護衛役のダルキー・アヴォガドロも朝から別件で留守にしていたため潤香は一人である。
「一人で食事するのは慣れてますけど、お昼ご飯が……」
普段ならダルキーがお弁当なり何なりもたせるのだが今日に限ってそれがない。また、潤香が「お弁当を作りましょうか」と言うと迦楼羅に止め
2012-11-22T23:56:07+09:00
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【魔剣領域BladeZoneⅣ-Ⅲ】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1582.html
【魔剣領域BladeZoneⅣ】 赤い帽子の少女 Ⅲ
・白東院迦楼羅
妹が生まれたのは、私が双葉学園に入学してからのことです。と言いましても、その頃の私はまだ四歳。小等部以前、幼稚園保育園に当たる学園施設に入りましたから、入園と言うのが正しいかもしれませんね。
その日、私が学園都市内の別邸に帰ると、当時の使用人が妹――潤香さんが生まれたことを伝えてくれました。
最初にそのことを聞いたときは、お母様がお産みになったと思っていました。
けれど、潤香さんを産んだのはお母様ではなく、他の女性だと実家に帰ってから知りました。当時の私は正妻や愛人、いわゆる二号さんのことがよくわかっていなかったので、よくわからないままに妹の潤香さんを可愛がることにしました。
普段は学園で暮らしているので会えませんが、お盆や年末年始に家に帰ったときはよく話したり、カルタで遊んだりしていました。潤香さんは物静かで大人しい子でしたが、私はそのことを深く考えませんでした。
潤香さんも早く学園に入学すればよろしいのに、なんて思いながら十年と少しが経ちました。ようやく念願叶ったのか、潤香さんが双葉学園に入学することになりました。
私はとても喜びましたが、直前になって不安にもなりました。
十年以上学園都市で暮らした人間として、この街がいかに危険やトラブルと隣り合わせ……どころか背中合わせの街だとは知っていました。異能という自衛能力を持つ生徒は多いですが、それでもトラブルに対して万全ではありません。ましてやこれから入学する潤香さんは異能に目覚めそうなだけで異能に目覚めてはいません。
このままでは少し危険かもしれない。
そう思い、私は少し荒療治な方法で潤香さんの異能を目覚めさせることにしました。
私が潤香さんを守ってあげなければ、そう思って。
まぁそれはダルキーさんに阻まれて失敗して、その後に私自身もダルキーさんに敗れました。
最初は何て邪魔な奴だろうと思いました。
ですが、後になって潤香さんを守っていたのは私ではなく、ダルキーさんだと知りました。
私は、潤香さんを助けていなかった。それに気づきもしなかった。
私はようやく潤香さんの置かれていた環境を知りました。
私は怒り、お父様と電話越しに口論しました。
そのときの私は、きっ
2012-11-22T23:53:27+09:00
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【ミドパニ!/『バトルランナー』】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1581.html
[[ラノで読む>>http://rano.jp/4630]]
※忘れられてると思うので大まかなキャラ紹介↓
#region(close,主な登場人物)
#ref(魅土羽に.png,,right,width=500)
#endregion
人気のない道を中年の男性が走っていた。
彼は明朝にジョギングをするのが日課になっていた。とはいえ男もいい年である。運動不足を解消するためとはいえ過度の運動は心臓に負担がかかるため、いつもゆっくりとしたペースで走っていた。
――もっと。もっと走りたい。
そんな彼の耳元で声が聞こえた。
周囲を見ても人はいない。まだほとんどの住民が寝ている時間である。
空耳だろうか、とジョギングを再開する。だが彼の身体は言うことを聞かなくなっていた。意思とは反対に足が動くスピードは速まり、どんどんジョギング速度が上がっていく。
もはやジョギングではなく、全速力で男は疾走していた。
今では五十メートル走だっまともに走れないのに、男は何百メートルも全速力で走り続けたせいで心臓がバクバクと高鳴り、やがて破裂した。
「……うっ」
断末魔も上げることなく男は地面に倒れ、こと切れた。
――まだだ。まだ走りたりない。もっと、もっと。
男を操っていた声の主は、遠くへと飛んで行った。
☆ ☆ ☆
「タバコはうめーなー」
瀬賀が保健室でタバコをくゆらせていると、グラウンドの方からかけ声が聞こえてくる。
「そうか、もうすぐ体育祭か。もうそんな季節か」
やれやれ、また今年も大騒動になるんだろうな。
体育祭になれば校医である瀬賀は間違いなく駆り出される。体育体会は異能による物騒な競技も多々存在するせいで、無茶して怪我する生徒が何人も運ばれてくるのだ。
瀬賀の他にも多くの校医や治療系異能者がいるが、それでも人手が足りないぐらいに忙しくなる。
「まったく、ガキどもははりきってるな」
瀬賀は窓に立ち、放課後のグランドを眺めた。多くの生徒たちがそれぞれ思い思いに練習に励み、汗を流している。
「ん?」
ふと、窓に向かって丸い物が飛んでくるのが見えた。
球体はすぐさま視界を覆い、
ガシャーン!
と、窓を突き破って瀬賀の顔面に直撃したのだった。
「うぎゃああああ
2012-10-27T23:14:50+09:00
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【双葉学園体育祭の開会と1000m走】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1580.html
双葉学園体育祭の開会と1000m走
秋のある日、学園都市はいつになく活気に沸き、早朝から街の空気は既に起きていた。
それは今日から開かれるイベントとそれに参加する学生達によるものだろう。
双葉学園全学対抗体育祭。双葉学園だけでなく、学園都市全体を使った大規模なイベント。
『外』から見られないように結界の範囲内ではあるが、校庭を、体育館を、公道を、地下を、海を、空を使って生徒達が競い合う。
大きな祭りが始まろうとしていた。
『今日は天気にも恵まれ、絶好の体育祭日和だ!』
学園都市各所に設置されたスピーカーから双葉学園醒徒会会長藤御門御鈴の開会宣言が聞こえてくる。
『外』の体育祭では全校生徒がグラウンドに集まって、校長の挨拶など諸々の開会式辞を聞くものだがこの全学対抗体育祭ではそうはいかない。
小等部から大学までの全生徒が参加すると、単純に数が莫大なものになるからだ。とてもではないがグラウンドに集まりきれない。学年単位でさえ日本中の異能力者や関係者の子供を集めた双葉学園の生徒数は普通の学校より遥かに多いのだ。
そのような事情で、開会の挨拶を聞く場所は自由である。先ほど述べたように街の各所にスピーカーがあるし、商店街などに設置された大会中継用の大型のスクリーンからも式を見ることは出来る。
と言っても生徒の多くはグラウンドや体育館、教室などに自分達で集まって聞いている。主な理由は「その方が体育祭らしい」からだろう。
『本日、私たち醒徒会は体育委員会と共に運営に回るが、それでも今日という日を楽しみに待っていたぞ!』
グラウンドに設えられた壇上で御鈴は、直接聞いている生徒達と、スピーカー越しに聞いている学生達に呼びかける。
『なぜなら! 今日はみんなの本気が見れる日だからだ!』
胸と声を張りながら、彼女は言う。
『この体育祭は体の強さだけでなく自分の全てで競うものなのだ! 異能の力も、知恵も、運だってそうだ! みんなの強さを、みんなの一生懸命を私たちにも見せて欲しい!』
彼女は息を整え
『それでは、スポーツマンシップと双葉学園精神に則り……』
『これより! 双葉学園全学対抗体育祭を開催する!』
体育祭の開会を宣言した。
・・・・・・
この体育祭が『外』の学校の体育祭と大きく違う点は
2012-10-22T21:09:19+09:00
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双葉学園全学対抗体育祭
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1579.html
&bold(){&color(red)&sizex(6){全学対抗体育祭イベント}}
全学対抗体育祭概要
・クラスごとではなくキャラごとに赤白に分かれて競技する
・赤白どちらに入るかはキャラの親が告知期間に自己申告
・申告のないキャラは出さないのが無難
・競技内容は赤白の区分けに沿って書き手全員で好きに書いてOK(1作品1競技、複数投稿可)
・最終的に投下された作品内での競技内容で勝った回数が多い組の勝ち
・集計後はエピローグ等を自由執筆
[[体育祭 キャラクター参加申告ページ]]
1.期間
告知&申告期間:10月一杯
投下期間:11月一杯
感想会:12月最初の日曜日
作中での期間はざっくりと秋で、細かいところは書き手裁量
2.NPCの取り扱い
・運営に回す
3.競技
・書き手の自由
競技の年齢・男女別や混合の采配は現在の段階では書き手の自由です
4.PC間での競技の勝敗
・自由(パラレル)+敗北OK宣言含む
***参加作品
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[[【双葉学園体育祭の開会と1000m走】]]
[[【双葉学園グルメレース】]]
2012-11-22T23:53:51+09:00
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【魔剣領域BladeZoneⅣ-Ⅱ】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1578.html
【魔剣領域BladeZoneⅣ】 赤い帽子の少女 Ⅱ
アイアンボルト:
師匠の教えにはすぐに分かる事柄と何を言っているか分からない難問がある。
前者は技術的な教え。同じ鉄使いだけあってわかりやすく、聞いて実践すれば確実に強くなれる。
後者は観念的な教え。哲学のようで何を言っているかいまいちわからない。特に分からない言葉がこれだ。
「弱さを認め、強さを望み、下限を信じ、上限を創造する」
弱さを認めて強さを望むのくだりはわかる。きっと自分の弱さを認めて強くなりたいと望むのが強くなるための第一歩って意味だろう。俺はもうクリアしてる。
でも下限を信じて上限を創造する、の意味がさっぱり分からない。師匠も言うだけ言って意味は教えてくれない。
まるで宿題のように言い渡されたこの言葉を俺は暇さえあれば考えていた。
秋の日曜日。俺は電車に乗って車窓の景色を眺めている。
ほんの少し前までは当たり前のように居たあの街の外が、今では少し懐かしい。
学園都市に張られた結界の影響外に出たからか、開いた窓から吹き込む風の感触も少し違う気がする。気のせいかもしれねえけど。
今回、俺は師匠に頼まれて元ターゲットと元依頼人と憎きガイジン護衛に同行している。今さら言っても仕方ないが、元殺し屋からすると「おいお前ら何で和気藹々と並んで電車乗ってんだ」と言いたくなる。
と言うか俺も加えると元殺し屋+元ターゲット+元依頼人+護衛でいよいよ訳がわからない。なんだこれ。
聞いていた話では今日は元ターゲットの母親の墓参りらしく、学園の外は危ないから一人でも多いほうが良いという話らしい。しかし集合場所で俺を見たときのガイジン野郎の「こいつ役に立つのか?」と口以上に物を言っていた目が本気でむかつく。
同じ目を元依頼人もしていたのがまた腹立つ。どころか「この方、役に立ちます?」とか声に出してるんじゃねーよ。あんた俺に殺しの依頼してきたじゃねーか。俺失敗したけど。
唯一真っ当に「よろしくお願いしますね」と言ってきたのが元ターゲットなんだからもうどうしたものかと。
「しかし、外は危険ねぇ……」
そんなこと言われたって俺は異能に目覚めてからの三年間、ずっと外で暮らしていた。そりゃ殺しの仕事抜きにしても色々ぶっ飛ばされたりはしてきたが、今より
2012-10-17T21:07:13+09:00
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【魔剣領域BladeZoneⅣ-Ⅰ】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1577.html
【魔剣領域BladeZoneⅣ】 赤い帽子の少女 Ⅰ
ダルキー・アヴォガドロ
夕食を終えて食器も洗い終えてから……つい物思いに耽っていた。
日本に着てから何日経っただろうか。
季節は夏から秋にシフトした。この国に来た当初の蒸し暑さはどこかに失せ、今は木々の色も緑を無くしている。日本人はこういう風景に哀愁を感じるらしい。俺も少しだけ気持ちは分かる。哀愁の感情がもやもやとしている。
しかし俺の場合は純粋に秋の雰囲気によるものではなく、いくらかのホームシックも混じっている。
ホームタウンの馴染みの味や風土を思い出して、結構切ない。そしてシリウスの弩阿呆は俺がこんな思いをしてる時にも、馴染みの店でパスタやピッツァをそこらでナンパした娘と一緒に貪っているかと思うと本気でイラつく。
あの野郎……。
「ダルキー様」
そんなことを考えていたらいつの間にかウルカさんが隣にいた。
「おや、何ですかウルカさん」
自賛する訳ではないものの、この短い期間によくもここまで日本語が上達したよな。
早く覚えないと生活に支障があって困るのだから当然とも言えるけど。
「実は、お願いがあります」
「お願い?」
珍しい。
彼女はあまり自分の欲求を口にしない。
食事のメニューをリクエストしたこともない。ちなみにカルラは「万漢全席作ってくださいね」と阿呆なことを言ったことがある。俺はイタリア料理専門だ。
閑話休題。
「ウルカさん、お願いとは?」
「今度の日曜日、この学園の外に出たいのです」
「外に……?」
この学園都市――異能力者養成学校双葉学園を中心とした双葉区は海上の人工島に作られた街だ。本土との間には双葉大橋と呼ばれる一本の橋だけが架かっており、行き来するには基本そこを通る。入る時もそうだった。
しかしこの橋、検問がある。
理由は二つ。入れないためと出さないため。
異能という世間に秘匿された力を扱う場所として、それを知らない外界の人間を入れないため。
そして、中の生徒を許可なく出さないため。
それだけだと「おいおいどこの刑務所だ」みたいな感想に至る。実は俺も最初はそう思った。
しかしこれはどちらかと言えば生徒のための制度だ。
生徒の大半は異能の力に目覚めている。すると、色々な奴が子供達を襲う
2012-10-11T21:08:49+09:00
1349957329
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体育祭 キャラクター参加申告ページ
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1576.html
p&bold(){&color(black)&sizex(6){体育祭 キャラクター参加申告ページ}}
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&bold(){&color(red)&sizex(6){赤組}}
【作品名】
・キャラクター名
【魔剣領域BladeZone】
・白東院迦楼羅(敗北OK)
・白東院潤香(敗北OK)
【眠り姫の見る夢】
・[[田中 雛希>田中、鈴木]](敗北OK)
・[[鈴木 彩七>田中、鈴木]](敗北OK)
【ある中華料理店店員の悲劇】
・[[拍手 敬>拍手 敬]](何でもOK)
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&bold(){&color(black)&sizex(6){白組}}
【作品名】
・キャラクター名
【魔剣領域BladeZone】
・アイアンボルト(敗北OK)
【怪物記】
・[[久留間 走子]](敗北OK)
・[[草壁 藤乃]](敗北OK)
・[[ラニ]](敗北OK)
・[[小槌 伊緒]](敗北OK)
・[[霞 修羅]](敗北OK)
【眠り姫の見る夢】
・[[姫音 離夢]](敗北OK)
・[[相羽 呼都]](敗北OK)
【遠野彼方は普通である】
・[[遠野 彼方]](勝利側で)
【ある中華料理店店員の悲劇】
・[[神楽 二礼>神楽 二礼]](何でもOK)
2012-10-28T01:09:39+09:00
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【まけんりょーいきぶれーどぞーん まくあいのいち】
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1575.html
【まけんりょーいきぶれーどぞーん まくあいのいち】
榊芳春:
「ぬがーーー!! 何であのガイジンに勝てねえんだ!!」
某月某日。三度目を数えて恒例行事となった襲撃でまたもダルキーちゃんに撃退された佐藤君、もといアイアンちゃんが地面に大の字に倒れたまま唸っている。
一応見守っていたけれど、今回はダルキーちゃんの方が「そろそろ来る」ってわかっていたみたいで準備万端だったわね。とってもワンサイドゲームだったわ。
「年齢か! 年齢の差か! 年食えば俺もレベル上がって師匠みたいなエキスパートになれるのか!」
「私はあなたより二十年近く長生きはしてるけれどねぇ」
それはあまり大した問題じゃない。
「重要なのは年齢より修練を積んだ期間よ?」
「何か違うのかそれ?」
「土台に鉄を積み上げるかスポンジを積み上げるかって話よ。ただ年齢だけ上がって、力だけ増えても、中身が伴わなければ脆いもの」
だから日々の修練は重要なの。護り屋を辞めて教師になった私でも、衰えない程度には今も修練を欠かさない。
「なるほど師匠が鉄か。俺も鉄積み上げてエキスパートになりてえ」
「この双葉学園のカリキュラムは悪くないわよ? 心身を壊さず、きちんと強くなれる、今も将来もちゃんと考えられたコースだもの」
1999年、何らかの事情で異能を持つ人間の数は増大した。もちろん今もまだ世間に秘匿できるレベル。でも異能の子供達は確実に増えた。
子供達をきちんと育ててあげるために考えられたメニューは私から見ても上等。
「昔はひどかったものよ。苦行や効果のない特訓も多くて、無駄に亡くなったり、後遺症を負った上に成果がでなかったなんてこともよくあったわ」
「……俺はそんなの簡便だぜ師匠」
「大丈夫よ。今の特訓メニューは双葉学園のメニューに私が鉄使い用のプログラムを足したものだから、やっていれば確実に強くなれるわ」
彼が私のところに来る前にこなしていたメニューは短期的な強化は見込めるけれど、その分寿命を縮めるタイプのメニューだったから、今は改めさせた。
けれども逆に、伸びがいいからもう少しスパルタなプランも試したくなる。ま、それはもっと基礎が固まってからね。
「じゃああのガイジン野郎はいつごろ倒せるんだ?」
「あなたがここの高等部を卒業する頃には勝てるんじゃない
2012-09-29T23:22:35+09:00
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