GURPS ウィル・フォルティッスィムス > 種族

はじめに


 このページではPCとして使用できる種族のデータをまとめています。これらは種族パック全てをまとめて一つの特徴として扱われ、PC一人につき一つしか習得できません。




男女


 男女の性差は、望むと望まないとに関わらずどうしても出てしまうものです。これらは肉体的・社会的なものに波及しますが、どの地域、種族においても共通される項目があるため、これも一つの特徴として扱われます。
 どちらであっても必要なCPは0ですが、性別を定めた時点で下記の特徴の影響を受けます。

男基本セット(0CP)
鼠径部がある(0CP)

 男性は鼠径部という弱点を持っています。この弱点の効果は、ベーシック完訳判259ページを参照してください。
 また、多くの場合社会的中心にいることが多いのも男性ですが、これは地域によります。


女基本セット(0CP)
ST-1(-10CP)
鼠径部がない(10CP)

 女性には鼠径部という弱点が存在せず、その代わり平均的な男性と比べると筋力に劣ります。厳密な話をすると、女性には女性で妊娠期間とか月に一度の不調などの生物学上冒険におけるペナルティが存在するのですが、ゲームとしては冒険中にそのような事態が発生することを想定しておりません。寄って、その点は無視してください。
 社会的に扱いが悪いことがありますが、これも地域によります。女性中心の国家もあるでしょう。


人間


 この世界でもっとも繁栄している種族です。生物学的に言えば、我々ホモ・サピエンスと比べて、大きな差はありません。ホモ・サピエンスと比べると、無駄毛などがほとんどない程度です(おもにヴィジュアルの都合上)。肌や髪の色などは千差万別ですが、ホモ・サピエンスにはありえない色合いは存在しません。無論、染めれば別ですが。
 かつて、エルフが大陸を支配していた時代はエルフの奴隷種族でしたが、五千と数百年前に反乱を起こしその支配から脱しました。以降、人間が多くの国家の中心となり、事実上現在大陸を支配している種族と言えます。
 他の種族と比べると、際立った特殊な能力は所有していませんが、逆に言えば何をするにも一定の適性が見込める、ということでもあります。

人間種族基本セット(0CP)
 特徴無し(0CP)

エルフ


 エルフとは、広義においてはエルフ、ドワーフ、ダークエルフ、オークといった種族の総称であり、受肉した妖精という意味を持つ言葉です。彼らは伝説においては、神話の時代に天界より神々と共に地上へと現れ、肉体を得たとされています。現在では天界と地上との繋がりが絶たれているため、それが事実であったかの確認はできませんが。
 しかし、一般的にエルフといった場合、広義におけるエルフの中の一種である種族を指します。彼らは樹木を思わせる細く高い体格と、笹の葉のように尖った耳を持つのが特徴です。多くのエルフが金の髪と青い瞳を保有しており、人間たちの間ではエルフといえば美しい容貌の持ち主であるとささやかれていますが、実は別段そのようなことはなく、人間と大して変わりません。
 エルフは無事に過ごせれば1000年生きると言われていますが、病気や事故などの原因で死ぬため、多くのエルフは人間と大差ない平均寿命となっています。
 エルフは高い魔法の才能を生まれつき保有しており、かつてはその力で世界を支配していました。そのためいささか高慢なところがあります。今は人間に敗れ、大陸の西部にエルフ中心の国を作り、そこに多くのエルフが集まっています。

エルフ種族基本セット(50CP)
 ST-2、IQ+2(20CP)
 不老、魔法の素質1レベル(30CP)
 STより求めた身長+10cm、身長より求めた体重-15kg
 ※エルフには高慢や喝采願望、誇大妄想、自信過剰を持つものが多くいますが、それらは種族特徴というわけではありません。

独自の特徴

不老  (15CP)
 エルフは人間の10倍の寿命を生きることができます。厳密に言えば寿命10倍、となるのですが、不老の方がCPが低くて済むため、こちらで計算しております。肉体的な成熟は人間同様二十歳前後までで、それ以降は死ぬまで老化はしません。実年齢の2倍まで技能にCPを費やせます。


ドワーフ


 ドワーフは、広義的にはエルフの一種となりますが、種族としては似ても似つきません。
 彼らは大地の妖精とも言われ、150cmに届かない小柄な体でありながら、身長に見合わない太い筋肉をまとった腕を持ち、その力は人間をも上回ります。男は髭に、女は腹の皮下脂肪を美しさの基準と見ており、格好いいドワーフは見事な髭を持ち、ドワーフの理想の美女は、ボンキュボンならぬボンボンボンの団子鼻であるというのが一般的です。
 彼らは戦士としてより職人として知られています。ドワーフは古代、神に匹敵すると言われた超古代魔法科学文明を築き上げましたが、謎の暴走で壊滅しました。以来、彼らは徐々に数を減らし、現在では細々と、彼ら曰く「先祖に顔向けできないほど稚拙な技術」を受け継いでいます。しかし、その技術は、現在においては唯一の魔化技術であり、多くのものが彼らの力を必要としているでしょう。
 現在のドワーフは、自分たちだけの国を持たず、多くの国にドワーフの小さな集落を作り、そこに集まって暮らしています。エルフの一種にしては寿命は短く、300年程度しか生きられませんが、やはり事故や病気での死亡は人間と変わりません。

ドワーフ種族基本セット(35CP)
 ST+1(10CP)
 暗視、寿命3倍、魔法の素質0レベル、特殊な背景:魔化呪文が習得できる(35CP)
 くいしんぼ、お祭り好き(-10CP)
 STより求めた身長-30cm、身長より求めた体重+20kg


独自の特徴

寿命3倍  (10CP)
 ドワーフは人間の3倍の寿命を生きることができます。肉体的な成熟は人間同様二十歳前後までで、それからゆっくりと老化していきます。実年齢の2倍まで技能にCPを費やせます。

特殊な背景:魔化呪文が習得できる  (5CP)
 ドワーフは魔化呪文を習得する権利を保有しています。技術を伝えているのがドワーフ秘伝であり、仮に異種族が学ばせてもらえたとしても、それを再現する才能を保有しないため、習得できません。
 この特徴は、あくまで習得の権利、であり、実際に修得するためには別途CPを払う必要があります。

ダークエルフ


 ダークエルフは、神話の時代、神々を裏切り魔神の手先となり、その加護を得たエルフの末裔です。
 ダークエルフはエルフのようにスレンダーな長身ですが、女性の場合、エルフとは違い豊満な体格である者が多くいるようです。また、その名の通り褐色の肌を持っています。これは魔神からの加護であると言われ、実際にその力を利用し、ダークエルフは暗殺者や密偵として活躍しています。
 ダークエルフは、エルフほどの魔法の素質を失ってしまいましたが、一方でエルフとが違い、森での生活を捨てていないため、加護と相まって高い隠密や弓、短剣などの能力を保有しています。
 ダークエルフは大陸の東部にダークエルフの国を作り上げていますが、そのほぼすべてが恐怖政治による支配体制となっています。ダークエルフは、やはりエルフ同様千年ほど生きることが可能ですが、平均寿命は人間と大差がありません。

ダークエルフ種族基本セット(59CP)
 ST-1、DX+1、IQ+1(30CP)
 不老、魔法の素質0レベル、魔神の加護:黒い肌(44CP)
 義務感:自然(-15CP)
 STより求めた身長+8cm、身長より求めた体重-13kg

独自の特徴

不老  (15CP)
 エルフのものと同じです。

魔神の加護:黒い肌  (24CP)
 ダークエルフは魔神により変質した種族であり、生まれながらにしてその加護を保有しています。この事実を示すのが、ダークエルフ特有の黒い肌です。
 ダークエルフは例外なく、生まれつき《透明》の魔法と同様の力を保有しています。これは自分自身にしか効果がなく、発動に判定は不要です。動作も不要ですが、準備時間とエネルギーは通常通り支払います。この時、技能レベルの上昇による減少はありません。
 他者に《透明》の魔法をかけようと思うのであれば、通常通りの呪文を学んでください。この効果は魔法の一種として扱います。そのため、マナがないなど、魔法の講師が不可能な状況では使用できません。


オーク



獣人