ラゴウイルス
ラゴウイルス | |
学名 |
Lagovirus ラゴウイルス属 |
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科 |
Caliciviridae カリシウイルス科 |
プラス一本鎖RNAウイルス。
急性の兎ウイルス性出血病を引き起こすウイルスの一種。
ノロウイルスと同じ、カリシウイルス科の一属。
でも粒子の形態的特徴やゲノムの構造は、サポウイルスの方が似ています。
アナウサギ(Oryctolagus cuniculus)に属するウサギに感染するウイルスで、その他ノウサギなど他の属のウサギや、ヒトへの感染は確認されていません。
ちなみに、ペットとして人気のネザーランドドワーフやホーランドロップなど、ほとんどのカイウサギはアナウサギ属です。
潜伏期間は1〜3日で、食欲減退、元気消失、呼吸器症状、鼻出血、神経症状などを引き起こし、大抵の場合は発熱して12~36時間後に死亡します。
致死率は40~90%に及ぶ、高病原性の疾病です。
接触感染だけでなく、感染したウサギの排泄物からも、経口・経鼻感染します。
日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されています。
中国で初めて発見され、その種は兎出血病ウイルス(Rabbit haemorrhagic disease virus, RHDV)と名付けられ、基準種になっています。
Charactor History
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初登場 - 第71話 Travaillez par tous. (6巻)
ノロウイルスの仲間として、欄外で紹介されました。