05/11月14日(月)

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mushi64

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だれでも歓迎! 編集

月曜の憂鬱さも和らいできた午後3時。
掛かってくる電話の本数も減り、次第に 落ち着きを取り戻しつつある職場。
しかし そこにただ一人、ヤクの切れかけた 哀れなジャンキーの姿が・・・・

「スロット行きたい、スロット行きたい、スロット行きたい、スロット行きたい・・・・」
頭の中で呪文のように繰り返しながら、ひたすら貧乏揺すり。
虚ろな目で ヨダレも垂らさんばかりの異常者。 そう、もちろん俺。

まさか一週間で限界が来るとは、自分の堪え性の無さには ビックリだ。
「スロに行きたい、でも金が無い」そんなジレンマに一週間苛まれながら、
俺の精神は、遂に臨界点を超えてしまった。

我慢できなくても仕方がないよ、だってキ○ガイだもの byみつを
っという訳で、夕方6時 全財産をポケットに詰め、スタに直行!

さすがに8Kでスロに挑むほど、俺は無謀な男じゃない。
本日俺が挑むのは、難攻不落の要塞、「レレレにおまかせ」。
ハネモノと馬鹿にする事なかれ、上からの1/4の別ルートやら
レレレのおじさんのほうきやら、非常に攻略要素も多く、凝った作りになっている。

正面にレレレのおじさんのオブジェを見据えながら、気分はカイジの「沼攻略」そのもの。
全財産8千円の俺に、もはや「敗北」の二文字は許されない。
負けると即 己の命に直結する、いわば危険な勝負。
でも ここで一発当てれば、明日からはハネモノどころか、スロットで勝負する事も可能。
今日は絶対に、この沼(レレレ)を攻略して見せるッ!!

本日大当たり30回の台に着席。 まずは目を閉じ、深く息を吸い込む。 

こんな時、焦ってはならない。
勝負に臨む際、コンセントレーションを高める事は、何より肝要なのだ。
明鏡止水・・・・くもりなき鏡、波立たぬ静かな水の如く・・・・うむ、心は水を打ったように静かだ。
ポケットのお守り(縁むすび)を握り締めながら、ハンドルに手を置く。
こうして俺の最終決戦は、静かに開始された。

 

 

電チュー(?)の入りは まずまず。 ステージ(?)への寄り釘(?)も なかなか。
適度にチューリップ(?)が開き、その都度 役物内(?)に玉が流れ込む。
2回チューリップが開くトコ(?)にも、そこそこ玉が入ってくれる。

※パチンコ詳しくないから、専門用語は 雰囲気で分かってくれw

うむ、悪くない。 ていうか、たぶん良い台だコレ。
俺の本能が告げる、「この台で勝負せよ」と・・・・。

ただ、悪い点を挙げるとするならば、やはり俺の運っ・・・・!
ダメだ、ちゃんと役物の中に玉は流れていくのに、ほんの僅かな差でVゾーンに入らない。
タイミングはドンピシャでも、レレレのおじさんのほうきがスカッたり、
上からの1/4のルートも、全部Vゾーンの隣の穴に転がり込んでしまう。
俺の命とも言うべき銀玉達が、空虚に闇の中へと飲まれてゆく。
1㎜がっ・・・・1㎜が遠いっ・・・・!!

2千円分使ったところで、迷いが生じてしまう。 この台、やっぱダメなんじゃなかろうか。
よく回るけれど、しょせん素人の感覚だし、2千円使って当たらないって事は、
やはり何かしら不具合があるのでは?
迷った挙げ句、隣の大当たり29回の台に移動。

・・・・と同時に、さっきまで俺の打ってた台に、オッサンが座る。
僅か500円(っていうか1回転)で、オッサンの台から「大当たり~~♪」の声が。

畜生っ・・・! インチキっ・・・・インチキっ・・・・!!(涙)
早くも負け犬モードに突入。

 

移動した この台、めっちゃ電チューに玉が入る!
僅か500円で、3回も「2回チューリップが開くトコ」に玉が入った。
液晶も慌ただしい。 ・・・・が、駄目っ・・・! まるでステージに玉が流れない。
1.5K使ったところで、この台に 見切りを付ける。

今度は大当たり回数25回ながら、履歴を見ると 殆ど50回転内に当たってる台に移動。

座って納得、チューリップが開くと、ことごとくステージに玉が流れてくれる。
・・・・が、とにかく電チューに玉が入らない! チューリップが開かない!
なるほど、この奇妙な履歴は このためか。
滅多にチューリップは開かないけど、開けば当たる、みたいな。
(むむぅ、ハネモノの釘は 奥が深い・・・。)とか考えながら、ふと我に返る。

ヤバい! ここまで5千円使って、未だに1回も当たり引いてねーーーー!!!
ちょ、おま、普通ハネモノで5千円使ったら、適当に打ってても 1回は当たり引けるだろ!
畜生、やっぱ最初の台が正解だったっぽい。 でも今更台変わるのもなぁ・・・・。
まさか このまま、大当たり1回も引けずに、全財産飲まれてしまうのか!?

滝のような汗を流しながら 絶望の淵に立たされた俺に、遂に「その瞬間」が訪れた。

それは ほんの一瞬の出来事だった。
電チューに玉が入り、コンマ2秒開いたチューリップ。
その僅かな間隙を縫って、計った様にステージに飛び込む銀玉。
そのままコロコロと力無く転がり、レレレのおじさんのほうきに はじき飛ばされたその先は・・・・

『 V ゾ ー ン ! ! 』

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
き、気持ち良いぃぃぃぃっっ!!
やったっ・・・・やったぞっ・・・俺は登り詰めた、この頂にっ・・・!
俺は遂に、沼を攻略したんだっ・・・・! ようやくっ・・・・この化け物を、倒したんだっ・・・・!

得も言われぬ満足感に包まれながら ふと液晶に目をやると、とんでもない文字が 俺の目に飛び込んできた。

『 2 ラ ウ ン ド 』 ○| ̄|_

 

ああああああっっ!! あう・・・アウアウアーーーーーー!!!

昇格することも 継続することもなく、あっさり2ラウンドで終了 orz
その3分後、銀玉があっけなく飲まれる orz

プス・・・プスプスプス・・・・・ 遂に俺の脳味噌が崩壊した。

あひゃ・・・あひゃひゃ! アーッヒャッヒャッヒャ!!

何だよコレ! 何だよこのハネモノって!www 何で俺、こんなの打ってんの!?
こんなモン俺の性に合わねーよ、やっぱ 夢はでっかく持とうぜ!! ヒャッハーー!!

そのまま南国の島に出撃。

(なぁ~に、1キュインで取り戻せるし、蝶が飛ぼうモンなら、一気に核爆発も可能!)

・・・はい、当然当たりませんでした ○| ̄|_
ここでも2K使い、トータル-7Kでフィニッシュ。

は、は、は。 ホントにケツの毛まで抜かれた。
さぁ~て、給料日まであと一週間。 明日からは健全にオ○ニーに励む所存であります! orz

 

 

 

 

 

 

 


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