08/10月25日(土)

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mushi64

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だれでも歓迎! 編集

朝8時半に電話で起こされ、パチりに行ってきますた。
10時頃家を出て、早苗さんの待つ藍プラに向かう。

あ゙ー面倒くせぇ。
実は俺、連れ打ち自体が あんまし好きではない。
学生時代から過去何百回と連れ打ちしてきたが、一人で打ってる方が遙かに楽しいのだ。
なので俺が早苗さんと連れ打ちするのを楽しみにしてると思ってる人も居るかもしれんが、
それはとんでもない誤解である。
毎回パチ屋を出る時には、
「もう金輪際俺を誘うな。」
「行きたきゃ勝手に一人で行け。」
「次に誘ったらブン殴るぞ。」
等と散々嫌らしい事を言って、二度と誘わぬ様に釘を刺している。

・・・が、早苗さんにそれは通じない。
彼女は知っているのだ。
俺は基本 冷たい人間だし、友人をも平気で裏切るが、
しかし本当に大切な人は、絶対に見捨てられない男だという事を。
事実昨日も電話に出た時、
「誘うなっつったろ! 誰が行くかバァーカ! つか起こすな!」
と悪態を垂れたが、・・・結局こうして藍プラまで来てしまった orz
何で俺ってこうなんだろ orz
(絶対行かねぇ!!)と頭で思っていながらも、
いざ家に居ると、何をしてても落ち着かないのだ。
早苗さんは今頃、見知らぬパチ屋で困ってるんじゃないだろうかとか、
ひとり寂しい思いをしてるんじゃなかろうかとか、
打ち方分からずにパンクさせてやしないか、
ボロ負けしてはいないか、etc・・・
悶々と悩んでいる内に、結局早苗さんの居るパチ屋に向かってしまうのだ。

あぁクソッ腹立たしい!
こんな自分を見透かされてる事も、
見透かした上で誘ってくる早苗さんにも、全てに腹が立つ!!

10時半、藍プラ到着。
ホントは休みの日ぐらいはパチ屋以外で過ごしたいんだが。
まぁ来ちまったモンはしょうがねぇ。
なるべく爆死しない様に気を付けながら、早苗さんの気が済むまで付き合ってやろう。


CR北斗のシマで早苗さん発見。既に2箱出している。
俺の姿を見つけると、早苗さんが叫ぶ。


「あっ、むっしぃ~♪ まさか来てくれるとは思わんかったぁ!!」


・・・クソッ、このメスゴリラ、よくも ぬけぬけとっ・・・!(怒)

早苗さんに缶コーヒーを渡して、俺も何か打つ事に。
店内掲示板を見ると・・・どれどれ、今日は「花の慶次」がイベント対象機種らしい。
おぉっ、徳ちゃんで名無しの人に熱烈に勧められてたヤツだ。
今更感もあったが、今日のイベントは慶次オンリーみたいだし、またとないチャンス。
よ~し、今日こそ慶次を堪能するか!!

 

 

CR花の慶次。
ニューギンの大ヒット作。
1/399で、確変継続率80%。
要するに北斗の拳と同じ、パチンコ界きっての「ギャンブル台」って事だ。
この台に座る以上、爆死も覚悟せねばならないっ・・・!
覚悟を決めて回し始める。
打ってみると、概ね20回転/1Kといった釘。 まぁ悪くない。
あとはどれだけ低投資で、確変まで辿り着けるかっ・・!


投資4.5K。
保留4で、いきなり「もののふチャンス」到来!
ボタンを押すと、選択されたのは直江兼続。 そしてトリプルリーチへ発展。
「きいた風な口を利くなぁーーーっ!!!」
おぉ~っ、名言キタコレw

ニンマリしつつリーチを眺めるも・・・残念、1コマ行きすぎてハズレ!
(ハハ、どうせハイワr・・)と思った瞬間、止まった絵柄は「大ふへん者」!?!?

え・・ちょ・・・き・・・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

まさかまさかの大ふへんボーナス!
イェス! イェスイェスイェェーーース!!!
左上のアタッカーが2回パッカパッカと開いて終わる。
・・しかし問題なし! 俺はブチ込んだのだ、確変に!
正直 初当たりまで30Kぐらいは覚悟してたが、まさか4.5Kで辿り着けるとはっ・・・!
こりゃ渋々藍住まで来た甲斐があったな!(嬉)
さぁ、あとは爆連させて、慶次の確変中を堪能させてもらいましょうか!!

「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ~♪ もひとつオマケにおりゃ~♪」
上機嫌で、角田に合わせて、鼻唄を歌いながら回す。

すると10Gほどで、「ブォォ~」とホラ貝が。
おぉっ、城門か!?
しかし捨丸が、「本陣が急襲されました!」とほざく。
むぅ・・・ま、まさかな・・・。
いきなりのピンチに冷や汗が出る。

「紅軍が勝てば、戦モード(確変)継続!」

固唾を飲んで見守る中、バッタバッタと紅軍が斬り倒され・・・「敗北」! orz

えっ・・ちょ・・・う・・嘘でしょ? そんな・・そんなバカなっ・・・!
こうやって不安を煽って、ホントは潜確なんでしょ? ねっ? そうだと言ってっ・・!


・・・しかし100G後、あっさり「通常」へ orz


く・・クソがぁああああ!! ビッチ! サノバビィーーッチ!!!
たった2回パカパカアタッカーが開いて、んで「ハイお終い」って?
き・・・き・・・きいた風な口を利くなぁーーーッ!!(怒)

その後ブチ切れて15K追加投資するも、小当たりすら引けず orz
諦めて席を立つ。

ぶぁ~~か! 二度と慶次なんて打たねェーよ!!(涙目)

 

早苗さんは相変わらず北斗で、出たり飲まれたりしながらも、順調に箱を増やしている。
う~む、こりゃ早苗さんのペースに合わせて打ってると、大火傷するな。
既に負債は15K。 こうなったら仕方ない・・・。

やって来たのは白海(甘デジ)コーナー。
普段は甘デジなんぞ触りたくもないんだが、今はそうも言ってられない。
今日は何時まで付き合わされるか分かったモンじゃないしな。
給料日直後の大敗だけは、何とか避けねばならない。
苦肉の策だが、これなら低投資で遊ばせてくれるだろう。
適当に着席して、まったりと回し始める。

これがなかなか良釘で、4Kで当たりを引いたところから、
出たり飲まれたり、また出たり飲まれたりと、ジワジワジワジワ増え続け、
気が付きゃ出玉は3箱へ。

おぉ・・・甘デジ馬鹿にしてたけど、海の甘デジに限っては、なかなか面白いじゃないかw
サクサク当たるし、展開も早い。
こりゃ時間つぶしには持ってこいだな。


どれだけ時間が経っただろう。
その後も出たり飲まれたりを繰り返し、出玉が2箱まで減ったところで、突然 早苗さんがやってきた。

早「ちょぉ むっし~。 今確変中なんやけど、続き打ってくれん?」

俺「はぁ??」

早「娘迎えに行かなアカンのよ。」

俺「おまっ・・・旦那さんに頼んでたんちゃうん!?」

早「ううん・・頼んでない。 今日は私が迎えに行かなアカン。」

俺「アホか! 時間の限られた状態で北斗なんて打つな! ってか、もっと早くに止めれただろうが!」

早「ゴメン・・・さっき確変引いたんやけど・・・こんなに続くと思わんかったんよ。」

俺「おまっ、最初から夕方で切り上げるつもりだったのに、俺を巻き込みやがっqあwせdrftgyふじこlp!!!」

思いっきりブチ切れたいトコだが、時刻は既に4時。(4時に迎えに行く予定)
ギャーギャー文句を言いつつも、こうなっては続きを打つしかあるまい。
・・・しかし釈然としない。
俺は昔からプライドだけは高いからな。
他人に確変中の台を譲ってもらうなど、本来なら屈辱でしかない。

「クッソが・・・!」

ブツブツ言いながら早苗さんの台に向かうと、1箱丸々残してあるではないか。
急いでジェットカウンターへ走る。
箱を流してる早苗さんを掴まえ、まくし立てる。

俺「オィィイ! どういうつもりぞ! あんなの要らんわ!!」

早「ええやん。 1箱あげるけん、あとは頑張ってね!」

俺「ふざけろ! 俺は他人から施しを受けたくないんよ!!」

早「もう玉流し終わったし。 ほなサイナラ!」

それだけ告げると、早苗さんはカウンターに向かって歩き始めた。
今までこうして何度も早苗さんから お情けを受けてきた。
ギギギ・・・本人は善意のつもりなんだろうが・・・何という恥辱。
こんなので俺が喜ぶとでも? ざけんな!!
ホンットいつもいつもいつも、どれだけ俺が本気で言っても、まるで聞く耳持ちゃしねぇ。
あんな強情な女は見た事がない。
そして結局はそれに従ってしまう自分が、情けなくてたまらない。
スゴスゴと北斗のシマに戻る orz

 

さて、散々ぶー垂れてきたけど、もうこうなっては後へは退けない。
かくなる上は、早苗さんから引き継ぎ、確変中の北斗を打つしかない。
液晶を見ると、ケンシロウとラオウが向かい合っている。
つか「10連中」って! あの人やっぱスゲーな!!(汗)

さて現在の出玉は、白海から持ってきた2箱と、早苗さんが残していった1箱で、計3箱。
3.3円だから、大体1箱「5K」ってところか?
つまりチャララインまで、ノルマはあと「1箱」。
慶次と同じく80%継続の北斗なら、楽勝の展開といえるハズ。

・・が、しかし・・・
こと「俺」に関しては、そう楽観できないのだ。
1発引いてチャラ、2~3連でも十分プラス、爆連させたらボロ勝ち・・・
普通に考えたら、限りなく低いハードルではある筈。
さすがに80%なら・・・いや、しかし・・・(汗)

覚悟を決めて、天に祈りながら回し始める。

すると僅か数回転で、早くもバトル勃発。

ガガガガガとボタン連打も虚しく、ラオウの攻撃。 あわわ・・・

ラ「北斗剛掌波!!!」 ひぃぃいぃっ!!

剛掌波を喰らい、ブッ倒れるケンシロウ。

ま、まさかねっ? そんなっ・・・そんな事あるハズないよね?

ほら、リンが出てくるんでしょ? あっ、ユリアかな?

ねっ? 復活するんでしょ!? ねっ? ねっ?

「ケーン!」って言ってよ! お願いだから、「ケーン!」って言ってよぉぉおおお!!!


「・・・無双モード突入ッ!!」


ぎゃぁぁああああ!!! orz

頼むっ・・・実は「潜確」であってくれっ・・・!

もう これで「バシューン」が来たら、俺は立ち直れねぇっ・・・!(涙)


・・・しかし そんな俺の祈りも虚しく、60G目で「バシューン!」→通常へ orz


( ゚Д゚)ポカーンとしてると、換金を終えた早苗さんが様子を見に来る。

早「むっしぃ、調子はどう!? って・・・えっ!?!?」

通常に戻った画面を見て、早苗さんも絶句。

俺「・・・・。」

早「じゃあ・・・帰るわ・・・バイバイ・・・。」


そそくさと去っていく早苗さんを見送り、途方に暮れる。

あぁ・・・何で俺ってこうなんだろう。

機種は違えど、80%継続の確変を、2連続で一発転落って・・・。

おかしいよ。 絶対こんなの間違ってるよ。

ぐぐっ・・・グギギギ・・・

・・・フヒッ。 フヒヒヒヒィィ!!!www


ついに頭のネジがブッ飛んだ俺。
あろう事か、3箱抱えて、尚も台移動。
そして やって来たのは、またしても花の慶次。

プハハハハ!! もうこうなったら、この3箱で全ツッパしてやんよ! ウヒヒィイ!!w

 

自棄になって、慶次にブッ込む俺。
しかし1/399が そう簡単に引ける訳もなく、あっという間に飲まれてゆく。
スッコーンとハマッて、3箱あった出玉も、今や上皿を残す程度。

ハハ・・終わった・・・マジで終わった・・・ orz


しかし。
パチンコとは正にドラマである。
最後の最後。
これまで散々な目に遭ってきた俺だが、
そんな俺に、ついにパチンコの女神が微笑みかけた。

ホント残り数発で、何やかんやと予告が絡んで、真田幸村リーチへ。

(はいはい終わった終わった・・・)

と眺めていると、一旦外れた後に、慶次登場。

(おっ、ここから更に発展するのか?)

と思いきや、慶次が絵柄ぶった切って、555が揃っとる!

え・・・えぇぇええぇえぇぇっ!?!?!?

き・・き・・・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

地獄の縁から、起死回生の「15R確変」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

神は! 俺を! 見捨ててはいなかったッ!!(涙)
誰がこんな展開を予想できたであろうか!?
夢じゃないっ・・・! 最後の最後に、ついに確変を引き当てたのだっ・・・!!

ラウンドを消化し、確変に突入。

いやぁ~・・・ホント居るね。 パチンコの神様は間違いなく居るよ。
ホント5分前まで、ゾンビみたいな顔して打ってたもんよ俺。
それが今やどうだ?
角田と一緒に熱唱してるじゃんYO!

「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ~♪ もひとつオマケにおりゃ~♪」

上機嫌で確変を回す。
ここまで本当に酷い展開だった。
思い出したくもないぐらい、散々な目に遭った。
だが しかぁ~し! 今度こそ! 三度目の正直!
ここで一気に爆連カマして、大勝ちしてやんよ!
何せ80%ループの確変!
ここから一発逆転も! 決して! 難しいものでは ぬぁいッ!!

20Gほど回したところで、「ブォォ~」っとホラ貝が。
ククッ・・・ここから俺の伝説は始まる!!!

しかし・・・空気を読まずに、捨丸が叫ぶ。

「本陣が急襲されました!!」

んなっ! いや、そんな まさか・・・(汗)

心臓バクバク言わせながら見守る中、バッサバッサと紅軍が斬り崩され・・・


「敗北」


えっ・・・えぇっ!? いやいや・・・えぇぇえ~~~~っっっ!?!?(汗)


「・・そだ・・・ウソだ・・・そんな・・・バカな・・・」

ブツブツつぶやきながら回すこと100G。

「バシューン」と通常へ。


もしこの世に完璧なる絶望というものがあるならば、
あの時の俺は、まさしく その絶望を味わった―――。

左隣の兄ちゃんは10連中。
右隣のオッサンは20連中。
そんな間に挟まれ、俺は静かに1箱飲まれて席を立つ。
そして そのまま・・・泣きながら家に帰った・・・。

昨日の収支:-19K orz

 

 

 

 

という訳で、いつも慶次を勧めてくれてる人よ。
慶次打ってきたわ。
まぁ・・・爆連させたら面白いんぢゃないかな。 アハ・・ハ・・。
ただ少なくとも、俺には向いてない・・・そう思ったね。
今後慶次を・・・ってかバトルスペックを・・二度と打つ事は無いだろう。
ハハハ・・・アハアハ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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