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MBA社長の「ロジカル・マネジメント」―私の方法

読書時期
2008年2月

概要
MBAを取得し、数々の外資系企業の日本法人社長を務め、業績を大きく改善させてきた筆者の、マネジメントにおける鉄則について記述されている。各鉄則は詳細な体験談に基づいて記述されている。

感想
  • 体験談を基に記述しているため、非常に分かり易く説得力を感じた。
  • 色々と印象に残る内容があったが、その中でも特に印象深かった点は以下の通り。
    • 日本の再建王よりも外資系企業の経営者の方が、その分野での経験や人脈がなく大変である。言われて見ればその通りな気もするが、高杉良の小説 会社再建―太陽を、つかむ男を読んでいたので、あれはあれで大変な気もして、一概には言えない気がした。どっちにしても大変なのは間違いない。
    • ある会社や同じ業界で経験豊富は意味がない。そもそも、経験豊富な人間では解決できないから、外部から経営の専門家が呼ばれるわけである。というのは、非常に考えさせられるテーマだった。管理(経営)する人間が現場のことを分からなければ、管理できないというのが個人的な考えであるが、経験豊富では解決できないから経営のプロという考え方は理解できるので、どの程度まで理解する必要があるのかが検討する必要を感じた。
    • カルロス・ゴーンの日産の改革はコストカットだけであり、売上増が伴っていない。売上増があって経営の建て直しといえる。今更のことかもしれないが、日産の改革については特に検証していないので非常に参考になる視点だった。
    • マーケティングには色々種類があるが、販売対象として分けるとコンシューマー・マーケティング(BtoC)と、インダストリアル・マーケティング(BtoB)があり、BtoCは一般的に研究されているが、BtoBは業界や製品毎に状況が異なるため確立されておらず、その分差が出易い分野である。
    • 組織戦略においては、今ある組織ではなく人と仕事とポジションの配置についてよりよいものを考えて組み立てるようにする。辞めた社員がいる場合は、単純に補充するのではなく、組織を見直すチャンスだと考える。
    • 外資系企業では「貢献度/年収」によって算出されたポイントの下位10%を入れ替えることがあるため、出世するほどポイントが下がるリスクが増え、降格した場合は逆にポイントが上がる。また、降格はこの年収であれば辞めないで仕事をして欲しいという会社側からのメッセージであり、いらないと判断されれば即解雇通知が来るだけである。
    • どれ程仕事のやり方を合理化しようが、最終的に人件費を減らさなければ意味がない。逆に言えば、合理化によって売上が増えるならば、それはそれでよいということだろう。
    • 経営者1人ががんばってもどうにもならず、現場レベルで改革を進めるためのチャンピオンの発掘と育成が重要である。また、社員の教育のためのコストは青天井にすべきである。
    • リーダーの評価はチーム力をどれだけ高めたかで判断する。
    • ポテンシャルの高い社員は誉め殺す。
    • 1,2%の改善は難しいが、20%の改善は意外に出来ることがある。
    • リーダーの決定は民主主義で行ってはいけない。下の立場からすると、頼りない上司に対しては事前に相談して欲しく感じるため、部下としてどう振舞うかについて非常に悩ましい。。
    • 他にも色々と考えさせられる点が多い内容であった。手元においておいて、定期的に読んでも良いかもしれないと思える内容であった。

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