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*ロバート・グリーン&br()&size(12){&italic(){(Robert Greene)}}&br()&size(12){(1558～1592)}
**略歴
　大学才人の一人。代表作は『&bold(){パンドスト王}』&italic(){(Pandsto,or Drastus and Fawnia,1588)}、『&bold(){ベイコン修道士とバンゲイ修道士}』&italic(){(Friar Bacon and Friar Bungay,1594)}など。他に『&bold(){兎取り読本}』シリーズのような裏社会を暴露するようなパンフレット、そして晩年の『&bold(){多大な後悔で購われたわずかな知恵}』&italic(){A Groatsworth of Wit Brought with a Million of Repentance,1592)}という告白を書いた。『パンドスト王』は[[シェイクスピア]]の『冬物語』の基になったと考えられる。大学才人の中には[[シェイクスピア]]を快く思っていない者が多く、グリーンは前記の告白の中で、
「とある新参者は、役者の皮の下に虎の心を持つ男で、他人の羽毛で飾り立てた成り上がりのカラスだ。ヤツは君らの最も優秀な者と同じように、自由詩を次から次へと生み出せる、と自惚れている。その上、本当に何でも屋であるから、自分が我が国で唯一の舞台を震撼させられる者&italic(){Shake scene}だと自負しているのだ。」
と書いている。嫉妬もいいところだが、実はこれが[[シェイクスピア]]に関する最初の資料となってしまったのだから、皮肉なものである。

**翻訳
|&size(10){タイトル}|&size(10){原題}|&size(10){発表年}|&size(10){出版社}|
|&size(10){パンドスト王}&br()&size(10){いかさま案内 他}|&size(10){&italic(){Pandsto, or Drastus and Fawnia}}|&size(10){1588}|&size(10){北星堂書店}|
|&size(10){ジェームズ四世のロマンス}&br()&size(9){エリザベス朝喜劇10選 第２期}|&size(10){&italic(){―}}|&size(10){―}|&size(10){早稲田大学出版部}|



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*ロバート・グリーン&br()&size(12){&italic(){(Robert Greene)}}&br()&size(12){(1558～1592)}
**略歴
　大学才人の一人。在学中に書いた小説『&bold(){マミリア}』&italic(){(Mamillia,1583)}で文名を得る。後に劇作に転向し『&bold(){パンドスト王}』&italic(){(Pandsto,or Drastus and Fawnia,1588)}、『&bold(){ベイコン修道士とバンゲイ修道士}』&italic(){(Friar Bacon and Friar Bungay,1594)}などを書いた。他に『&bold(){兎取り読本}』シリーズのような裏社会を暴露するようなパンフレット、そして晩年の『&bold(){多大な後悔で購われたわずかな知恵}』&italic(){A Groatsworth of Wit Brought with a Million of Repentance,1592)}という告白を書いた。『パンドスト王』は[[シェイクスピア]]の『冬物語』の基になったと考えられる。大学才人の中には[[シェイクスピア]]を快く思っていない者が多く、グリーンは前記の告白の中で、
「とある新参者は、役者の皮の下に虎の心を持つ男で、他人の羽毛で飾り立てた成り上がりのカラスだ。ヤツは君らの最も優秀な者と同じように、自由詩を次から次へと生み出せる、と自惚れている。その上、本当に何でも屋であるから、自分が我が国で唯一の舞台を震撼させられる者&italic(){Shake scene}だと自負しているのだ。」
と書いている。嫉妬もいいところだが、実はこれが[[シェイクスピア]]に関する最初の資料となってしまったのだから、皮肉なものである。




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