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*マシュー・アーノルド&br()&size(12){&italic(){(Matthew Arnold)}}&br()&size(12){(1822~1888)} **略歴  イギリスの詩人。父はスポーツのラグビ-の名前の由来とされるラグビー校の校長であった。1833年、ニューマン&italic(){(John Henry Newman,1801-1890)}が&bold(){オックスフォード運動}&italic(){(the Oxford Movement)}を起こした。これは著しく衰退し始めていたキリスト教信仰を盛り返させようというもので、次第にローマ・カトリックに傾斜していった。この新しい波に対し強硬な論陣を張ったのがアーノルドの父であった。父は剛直な人で何にも惑わされず迷わないことを信条としていたが、それに対して息子はまさに迷うために産まれてきたような人物だった。時は産業革命後の未曾有の繁栄期であり、その暗部としての貧富の差は拡大し、都市部での貧困は深刻であった。アーノルドの懐疑はいっそう深くなっていった。その苦悩を表す『&bold(){エトナ山上のエンペドクレス}』&italic(){(Empedocles on Etna,1852)}、『&bold(){学者ジプシー}』&italic(){(The Scholar Gipsy,1853)}などを発表し、親友の死に際しては『&bold(){サーシス}』&italic(){(Thyrsis,1867)}を書き、英文学史上で三大牧歌哀歌と評価されているが[[コールリッジ>サミュエル・コールリッジ]]のように彼もまた詩を捨てる運命にあった。後年は文明評論家に転じ、思想・文化的無秩序を克服するために教養の精神を積極的に評価した『&bold(){教養と無秩序}』&italic(){(Culture and Anarchy,1869)}を著した。 ---- **翻訳 |&size(10){タイトル}|&size(10){原題}|&size(10){発表年}|&size(10){出版社}| |&size(10){エトナ山上のエンペドクレス}|&size(10){&italic(){Empedocles on Etna}}|&size(10){1852}|&size(10){国文社}| |&size(10){教養と無秩序}|&size(10){&italic(){Culture and Anarchy}}|&size(10){1869}|&size(10){岩波文庫}| ----
*マシュー・アーノルド&br()&size(12){&italic(){(Matthew Arnold)}}&br()&size(12){(1822~1888)} **略歴  イギリスの詩人。父はスポーツのラグビ-の名前の由来とされるラグビー校の校長であった。1833年、ニューマン&italic(){(John Henry Newman,1801-1890)}が&bold(){オックスフォード運動}&italic(){(the Oxford Movement)}を起こした。これは著しく衰退し始めていたキリスト教信仰を盛り返させようというもので、次第にローマ・カトリックに傾斜していった。この新しい波に対し強硬な論陣を張ったのがアーノルドの父であった。父は剛直な人で何にも惑わされず迷わないことを信条としていたが、それに対して息子はまさに迷うために産まれてきたような人物だった。時は産業革命後の未曾有の繁栄期であり、その暗部としての貧富の差は拡大し、都市部での貧困は深刻であった。アーノルドの懐疑はいっそう深くなっていった。その苦悩を表す『&bold(){エトナ山上のエンペドクレス}』&italic(){(Empedocles on Etna,1852)}、『&bold(){学者ジプシー}』&italic(){(The Scholar Gipsy,1853)}などを発表し、親友の死に際しては『&bold(){サーシス}』&italic(){(Thyrsis,1867)}を書き、英文学史上で三大牧歌哀歌と評価されているが[[コールリッジ>サミュエル・コールリッジ]]のように彼もまた詩を捨てる運命にあった。後年は文明評論家に転じ、思想・文化的無秩序を克服するために教養の精神を積極的に評価した『&bold(){教養と無秩序}』&italic(){(Culture and Anarchy,1869)}を著した。 ---- &bgcolor(lime){[[主な翻訳>>http://spreadsheets.google.com/pub?key=tnzdUrSDrnxO3H7T2WwBlSw&output=html]]} ----

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