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ウィリアム・カレン・ブライアント
(William Cullen Bryant)
(1794~1878)

略歴

 アメリカのロマン主義を代表する詩人。マサチューセッツ州カミングストンに生まれる。父は医者であったが、文学好きで、息子の才能を認めると詩作を勧めた。しかしながら家計が苦しかったために、彼は初め法律を学び、そちらの方に進んだ。その後、ジャーナリストに転向するが、詩人としても成功を収める。

作品

 その詩のテーマは英国の同時代のロマン派の詩人を範としたようで、もっぱら自然、無常感、孤独、死、自分自身のことなどを扱った。フレノーと異なり、政治や社会問題を扱うことはほとんどなかった。英国の詩人とも交流があったようで、ワーズワースからは激励も受けた。代表的な詩は年代順に、「森の入口に掲げる碑文」(Inscripton for the Entrance to the Wood,1815)、「死の考察」(Thanatopsis,1817)、「死への賛歌」(Hymn to Death,1820)、「森の讃歌」(A Forest Hymn)などがある。発表年代からも明らかなように、秀作とされるものは若い頃に集中しており、名声を得ると共に、その霊感は衰えていった。これは奇しくも英国のロマン派詩人の辿った道でもあった。