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ハリエット・ビーチャー・ストウ
(Harriet Elizabeth Beecher Stowe)
(1811~1896)

略歴

 コネティカット州リッチモンドに生まれる。父は説教師で奴隷制反対論者であった。兄弟からも聖職者を出し、結婚した相手も聖職者であったことから、彼女の作品にはキリスト教の強い影響が見られる。

作品

 ストウ夫人は10作以上の作品を発表しているが、よく知られているのは処女作の『 アンクル・トムの小屋(Uncle Tom's Cabin,1852)である。この作品は奴隷解放問題を正面から扱った小説であり、またアフロ・アメリカンを主人公にした最初の小説でもある。この作品によって、奴隷解放問題はさらに加速され、南北戦争に突入していくことになる。後にリンカーンがストウ夫人に会った際に、「あなたのような小さな方が、この大きな戦争を引き起こしたのですね」と述べたといわれている。また当時、これに反対する奴隷制支持者が書いた「寛容な主人の下で幸福な生涯を送る奴隷」の物語が多数発表された。また一方で作中のトムが従順な姿で描かれていることから、アフロ・アメリカンからの評価はけして高くない。結局のところ、この作品は「(白人の目から見た)可愛そうな黒人」という域を出るものではなかったからである。なお、「アンクル・トム」は「白人に媚を売る黒人」というような軽蔑を表す意味で使われることがある。