アフラ・ベイン
(Aphra Behn)
(1640年?~1689年?)

略歴

 英国で初めての女性職業作家とされる。スパイを生業としていたために、その生涯には不明な点が多い。若い頃には南米スリナムにいたとも言うが、確証はない。オランダ人と結婚し、ベインの姓を名乗るようになるが、その後離婚。おそらくは結婚した、という事実だけが欲しかったのではないか、と推測される。英蘭戦争の頃にオランダにスパイとして潜伏した。1670年には帰国し、作家として活躍した。

作品

 代表作は『オルノーコ(Oroonoko,1688)。黒人の王子を主人公とする点が特筆される点である。ちなみに夏目漱石の『三四郎』の中で紹介されている。








最終更新:2009年11月07日 01:55