マライア・エッジワース
(Maria Edgeworth)
(1767~1849)

略歴

 オックスフォードシャーのブラックボートン出身。5歳で母を亡くした。14歳からはアイルランドに住み、父の仕事を手伝った。英国最初の児童文学作家と呼ばれるが、その生涯に小説や児童文学だけでなく教育関係の本を多数出版し、欧州中でベストセラーとなった。その作品はスコットやツルゲーネフらに強い影響を与えたという。

作品

 『ラックレント城(Castle Rackrent,1800)はアイルランドを舞台とした年代記小説。ラックレント城の歴代城主たちを、彼らに長年仕えた使用人の目を通して描いた。系図小説(saga novel)、地方小説(regional novel)の元祖ともされる。



最終更新:2010年12月25日 23:52