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ラルフ・エリスン
(Ralph Ellison)
(1914年~1994年)

略歴

 オクラホマ州オクラホマ・シティー出身。州から奨学金を得て由緒ある黒人大学として知られていたタスキーギィ・インスティチュートで音楽を学ぶ。作曲や彫刻に興味を抱いて勉強していたが、リチャード・ライトに強い影響を受け文学を志し、また後には共産党に入党する。ライトが参加していた雑誌『ニュー・チャンレンジ』、後に左翼系雑誌『ニュー・マッシズ』に、短編や評論を投稿するようになる。1952年には処女長編小説で全米図書賞を受賞する。しかし、その後評論集が2冊出版されたものの、作家自身が予告していた第2作目はとうとう発表されないまま没する。

作品

 その作風もまたライトの影響を強く受けている。唯一の長編小説『 見えない人間(Invisible Man,1952)は全米図書賞を受賞した。アメリカ社会で疎外され無視されてきた“見えない人間”としての黒人を、黒人特有の言葉遣いとジャズ的要素を盛り込んで描いた。
 評論集に『 影と行動(Shadow and Act,1964)、『 準州への旅立ち(Going to the Territory,1986)がある。