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チャールズ・オルスン
(Charles Olson)
(1910年~1970年)

略歴

 マサチューセッツ州ウスター出身の詩人。ウェスレアン大学、ハーヴァード大学でメルヴィルを研究すた。郵便配達人、漁船の乗組員、教師などの様々な職を経験し、第二次大戦中にはワシントンにある戦時情報局に勤務した。その後、ノース・カロライナ州の山中にあったブラック・マウンテン・カレッジで自らの試作の傍ら創作を教え、多くの詩人たちを世に送り出し、ブラック・マウンテン派と呼ばれる詩人群の理論的指導者となった。また同校の最後の学長をも務めた。その詩風はT・S・エリオットらに代表される西欧文学の伝統に根ざした詩を“閉ざされた詩”として否定し、詩人の全存在、無意識をも含めた、から息として投射されるエネルギーとしての詩を“開かれた詩”として提唱した。これはユングの心理学や原始社会の世界観からの影響があるとされる。彼の思想は彼が指導した詩人たちだけでなく、後世の革新的な詩を目指す詩人たち、例えばビート派などに多大な影響を与えた。

作品

 代表作は『 マクシマス詩篇(Maximus Poems,1983)で、彼のライフワークともなった長大な詩集である。これは彼は自らの第二の故郷とも言うべきマサチューセッツ州グロスターの、歴史や地誌、彼自らの体験、神話的要素などを、独創的な詩形で書き綴ったものである。
 他には彼の詩の理論を述べた「投射詩論」(Projective Verse)を収めた『 選集(Selected Writings,1967)や『マクシマス詩篇』以外の詩を収録した『 全詩集(Collected Poems,1987)がある。またメルヴィルの研究書として『 我が名はイシュメル(Call Me Ishmael,1947)がある。